部長職のお仕事
管理職としての日々と趣味についてです
 



さて、3月もいよいよ終盤。
大阪に引っ越して早やもう一年。恐ろしい速度で月日が流れますね(汗)

さて、旧キットザクですが今回は塗装工程のご紹介。
一応塗装が完了した完成品はこのような感じです。


まず、今回の塗装ですがB&W法を取りました。量産機ザクなので、本体基本色は緑系統。
B&W法のベースは黒にせず、緑の補色となる紫(正しくは赤紫ですが)を採用しました。
クレオスの紫でひたすら塗りつぶし。

なかなか紫で塗りつぶしたザクは珍しいかなw

これに、白をクリアで1:3程度に割ったものでグラデショーン塗装。
光源は右上45°のイメージで塗っていきました。


全身を色でグラデ塗装したのがコチラ。



このままでもまぁ良いか―と思うのは常w
影になる部分は結構大胆に紫を残しています。とはいっても、一応は白をふんわりと乗せて、紫のきつさが表に出ないようにはしてますが。

本塗装はクレオスのガンダムカラーを使用。

ザク色を白で1:3程度に白側に振った上で、色の源のシアンを極々少量入れて、青みをついています。

とりあえず基本塗装はこんな感じ。




多少はそれらしくするためにラインマークを入れました。
エナメル使用の手書き(?)
エナメルで下地を塗って、上から所定の幅のマスキングテープを貼り付け。
上から余分なエナメルを溶剤で消して、マスキングをはがすとラインが出来るって寸法。


脚も裾回りを実施。


ハイライト部分は薄くクリアで割った白を吹き付け、やや暗い部分は原色のザクカラーをクリア薄く割って吹き付け。
この時点で全体はこんな感じ。



まだメリハリが足らないwww

ここで、MR.ウェザリングカラーの登場。
いったん全体をつや消しを吹いて、ウェザリングカラーが残りやすいようにして。。。。
とりあえず、白、緑、紫で、部分強調。


やや影の部分を緑で暗く。シャドー部分は紫で。ハイライト部分に白。
ちまちまとコントロールしながら塗り込んでいきます。
こんな感じで止めています。やりすぎ厳禁。


最後はトップコート。全体はつや消しで押さえておいて、ショルダーアーマーやハイライトの部分を中心に半ツヤを塗布し、ツヤをコントロール。
で、冒頭の完成画像になります。

次回完成編で完成画像の一挙公開です。


前回までの記事リンク
その1(決意表明と作製方針篇) → こちら
その2(頭部工作篇) → こちら
その3(胴体工作篇) → こちら





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さて、3月も中盤。
まん防も解除が決定され、表題のザクを元の上司の退任前に手渡しできる予定も立って、少しばかりホッとしました。
手元からこのザクが旅立つ前に、この関連のブログ記事は完結させてしまいたいとちょっと加速w

今回は胴体周りの工作のご紹介です。一応、下記画像の全体工作の完了状態まで話を進めます。


まずは基本工作である八の字切りから。
旧キットのザクの工作はこれがあって成り立つと思うほど超重要な基本工作ですが、これを始めたのは誰なのか?古のストリーム・ベースのメンバーですかね?
元のキットパーツ。


これを八の字切り。頭部の大きさに合わせながらカットラインを決めてます。
どの角度で切るかはいつもドキドキw


つづいて、工作を容易にするために各部分を分断して個別パーツ化します。
個人的主観ですが、ばらしてしまった方が結果作業がやりやすいように思います。

まずは腰を分断。


腰部分から前面スカートを切り離し。


フンドシとリアスカートの接続の軸を腰の基部にして、胸部(腹部)との接続土台をここに構築。

ここをしっかりと作っておくことがポーズを安定させるのに重要だと思っています。
体幹ってやつ?かな。
横から見るとこんな感じ。

このあと胸部位置と高さをあわせて、この上にプラ板を積んでいきました。

続いて上半身の話で、ポーズ上で大きな問題になる腕の加工。
元のキットパーツでは残念ながらマシンガンの両手持ちの姿勢が決まりません。
頑張ってもこうにしかならない ↓ 


これを解消するには、腕の長さ変更とマシンガンの加工が必須。
2重関節と肩の引き出しでマシンガンを構えるようにするのが今時ですが、どうも2重関節は旧キットにそぐわない気がするし、今回は可動モデルではないので、イメージ優先の固定処理で対応。左右のシンメトリーは無くなるけど、ザクらしいイメージつくりにはこれが一番だと思っています。

まず銃のグリップを握る右手の短縮から。
多分2mmほど二の腕を短縮しています。


さらに肩ブロックの下側で2mmほど短縮して、合計で4mmほど短縮してます。


逆に左腕は4mmほど延長。

この8mm差で両手持ち姿勢が決まるようになります。

が、実はこの8㎜差でも実際は両手持ち姿勢はできません(汗)
マシンガンの重心が正面を向いて、ちょうど良い角度になるのに左腕4mm延長ではまだ手が届かないのが実態です。
これ以上に腕を伸ばすと明らかにバランスがおかしく見えるので、マシンガン側で調整するようにしています。

そのため、、まずはマシンガンの横グリップを切り離して、全体が後ろに来るように移動しています。
さらにもう一つ、腕の長さが足りなくてマシンガンの後部の銃床が胸に干渉する問題が。
こちらは銃床を見えない程度に短縮加工してクリア。

元のマシンガンパーツ。


横グリップの移動加工と銃床短縮でこんな感じへ(微妙で分かりくいですが、この作業大事w)


結果、ようやくこのような感じでマシンガンをかめることが出来ました。


この後も微調を繰り返し、手首の位置決めをしています。


話はつづいて下半身へ。

脚を踏ん張る形にすると、キットでは力強いポーズにならないので、踏み出した前足と重心をかけた後ろ足で長さを変えています。
調整はふとももで実施しています。
右脚、左脚でそれぞれ3mm短縮と延長をして6㎜差に。

さらに上記画像では以下の工作内容を実施しています。
一つ目は、足の甲を切りはなして、ポーズにあわせて可動できるように加工。踏ん張りの時に裾に干渉しないようにしました。
また足の側面が裾にやや干渉するので、干渉する裾の部分をいったんバキバキにして、ポーズを取らせたあとで固定しながら再整合、整面しています。

続いてスカート周りとフンドシ。
脚を開いたポーズを取る場合、脚とスカートの干渉問題は避けて通れません。
ここは色々と説と対策があって、最新のリバイブHGUCのザクでは柔らか素材まで使用しているようですが、今回はスカート分割説を採用。
1stザクらしからぬ点があるとするとココですが、自身の中で上手い解決方法が見つかっていません。

で、作業はスカート分割説にしたがって実施。まずはスカートをラインに従って分割。
脚の開きに合わせて、分割したスカートを腰に作った土台に接着。やや短く見えるのでスカート端で1㎜延長しています。


フンドシの形状が少しイメージを異なる感じがしたので、股間の隙間埋めを含めてプラ板加工。


さらにシールドの増量をプラ板で行って、ざっと全体はこんな感じになりました。













ざっぱな説明になりましたが、基本工作そのものは手の込んだことをしてなくて、オーソドックスな切り離しと短縮・延長の作業のみです。
パテを盛り上げて強制的にラインを変える(ラインを作り出す)作業は無いので、再現性は高いと思っています。
コツがあるとすると、以前のモデグラのモナカキットの特集で岡プロがおっしゃっていたように、同時に2つの作業を進めない、必ず一つの作業が終わってから次の作業にかかるということでしょうか。十字で幅増しする作業でも、片側の切断と幅増し作業がきちんと終わってから、もう片側の作業を行うということですね。

次回は塗装のご紹介になります。

前回までの記事リンク
その1(決意表明と作製方針篇) → こちら
その2(頭部工作篇) → こちら









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