部長職のお仕事
管理職としての日々と趣味についてです
 



COSMIC PLASTICのガレージキット、ガラバの作製・完成記事です。
amonさん原型のディフォルメAB。
amonさんのお人柄、造形が大好きでした。急逝されたこと本当ショックで残念です。

本当にカッコいい造形。











11月に開催された静岡モデラーズ合同展示会in静岡ホビースクエアもおいて、amonさん追悼としてCOSMIC PLASTIC3作品を展示しました。









パッケージ


パーツ切り出しして、ゲート処理。


軸打ちして仮組。


サフ吹き。


赤白塗り分けがメインなので、意外にマスキング地獄。


赤は戦闘機色。白はニュートラルグレーⅡ。





完成。






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百年戦争記に参加予定だったダイビングビートルのビネット、展示会がコロナウィルスの関係で秋に延期されたため、いったん仕上げて秋まで寝かすことになりました。
開催決定時点で再度追加修正を行うことになると思いますが、これでとりあえずいったんの完成とします。

百年戦争記、とても楽しみにしていたので秋に開催されると良いなぁ。


ビネットのテーマは「掃討」
残存の敵を追いかけていく中での一シーンを切り出しました。
先行する分隊長が川の中に潜むビーラゲリラのATに気が付き、部隊の進行を制止するというイメージです。













ビネット全体がこんな感じ。
30cm×20cmのベースを使用しています。自身の作品としては結構大きめです。


ちなみにNaGoMoに参加した時のビネットがこれです。

ジャングルの情報密度を上げたこと、1/35フィギュアを投入したことでストーリーが見えるようにできたことで、ビネットのイメージが一段上がったと自画自賛www

やっぱりビネットはシナリオ大事だなと今回で再認識。

コロナウィルス問題が早期終息、秋にまた引っ張り出して作業再開できることを願っています。


以下、関連記事リンク
初期NaGoMo向けビネット
その1
その2

百年戦争記向けビネット改修
その1
その2
その3










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2019年大晦日です。

さて、一年の振り返り前に今年作製分の最後の記事をUP。
お題はSCMのオーラバトラー祭りに参加した作品、COSMIC PLASTICのamonさん原型ディフォルメ ズワウスです。

今年のC3で入手したamonさんのズワウス。
ずっと憧れのキットだったので作製には力が入る入る。

パッケージからして盛り上がります。


パーツ群のゲート処理をちまちまと実施。
早く組み立てたいけど、ここで手を抜くと後が大変なので出来るだけ丁寧に処理。


表面の整面を済ませてパーツ洗浄したら、速攻で軸打ち、ポーズ検討。

ズワウスって、劇中でもこれといった決めポーズが無いんですよねー
左腕の盾の関係もあって取れるポーズは比較的限定されます。


猛禽が襲い掛かるイメージを念頭に、少しキットに手を入れて首や胴体の捻りを追加。
隙間は無理やりエポパテでオーラマルス充填w


途中ポーズ(準決定稿)


大体のポーズを決めたところでさっそくサフを吹いて、表面処理修正。


その後下地のミッドナイトブルー吹き。


今回の塗装ポイントはB&W塗装の本格導入。
色合いの変化を見ながら仕上がりを想像して、ホワイトのグラデ塗装。






こんな感じのディスプレイも良いかなー




で、本塗装は上からクリアーブラックを吹いただけ。

一部ふくらはぎなどを、ファントムグレーをクリア割したもので塗装。

羽裏やオーラコンバータなどは黄色~赤でグラデーション塗装。


全体にクリアをトップコート、先の黄~赤のグラデ部分は半ツヤで少し印象を変えています。

で、いきなり完成画像。














本当にカッコいい原型で、もうオーラバトラー愛が満喫できるキットでした。
C3ではズワース、ガラバと黒騎士3機体をまとめ買いしてあるので、順次楽しみながら作製していきたいと思います。





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ディフォルメ エルガイムMKⅡの完成写真です。
作製についてはリンクを参照ください。



















本体灰色:クレオス 灰色9号+ネイビーブルーを少量
本体赤色:クレオス シャインレッド
本体黄色:クレオス サンディブラウン
腹部、ソーラーバインダ:クレオス ファントムグレー
ブースター:クレオス ネイビーブルー
バスター砲身:クレオス ジオン軍グレー
バスター基部:クレオス ネイビーブルー

塗装はほぼ取説通りです。


作製中のモチベーションアップはこれを眺めて。


作製過程はこちらから。
その1
その2
その3
その4
その5

今回の作製にあたっては、aspさんの超絶作品をずいぶんと参考にさせていただきました。
有り体に言えばバランス取りなどの部分はほぼトレースさせていただいてます。
aspさんの超絶MKⅡはこちらから → ここ
本当にありがとうございました。







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怒涛のお祭り、静岡ホビーショー モデラーズクラブ合同作品展から早や一週間。
ようやくゆっくりとブログ更新もできますw

さて、本日は一回読みきりのガレージキットのビルバイン作製記です。

このビルバイン、超絶ディフォルメABを沢山造形されているcosmic_plasticのamonさん原型のガレージキットになります。




キットのままでも素晴らしい!

キットの状態であの1/48旧キットのパッケージ画の雰囲気が十分再現可能です!

さらにパケ画に近づけるために足指の改修を実施。
指関節でいったん切り離し、角度を変えて再接続。隙間はエポパテで埋めています。


こんな角度で。


右足は膝を曲げるので、キットの通常範囲より大幅に角度を変えて取付。隙間はエポパテで埋めて、オーラマルス風のディテールをつけました。
途中作用画像はありません(汗)

腕、肩の位置も大きく振ってパケ画に近づけます。
肩アーマーが大きく干渉するので、干渉部分の切り取り等の調整を繰り替えしました。
途中作用画像はありません(大汗)

サフを吹いて修正しながら確認。


塗装は以下の色合いで。
基本はクレオス
下地 :ミッドナイトブルー
白部分:灰色9号
赤部分:レッドFS11136
青部分:ブルーFS15050
黄部分:ダークイエロー
目部分:キャラクタイエロー
灰部分:ジオン軍グレー
エンブレ部分:エナメル金

マスキングを繰り返しながら塗装。


エンブレはエナメルで塗装し、適当にふき取り。


マスキング剥がしで一部塗装膜を持っていかれたりとかトラブルも散見。

一部剥がれているがわかりますか?

あわせてベースの作製。荒れた海をイメージ。
木製台の上に石膏粘土で波を適当に。


色付けはアクリルガッシュにて適当に。


上からグロスのメディウムを塗り、波頭はそれ用の情景ペーストを塗り...



で、完成です。
GW中に塗り上げたので雑なところもあちこちありますが、amonさん原型のカッコ良さを堪能しました。
















amonさんガレージキット、楽しんで作製できました。
SCMまでにはもう一つ作って並べたいですね。







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先週末は中国出張、先々週は静岡HSだったのでブログ更新できず。
昨日は...さぼりました(汗)

5月12,13日は静岡ホビーショーでした。例年通り今年もモデラーズクラブ合同作品展に倶楽部ディフォルメ屋から参加出来ました。

倶楽部ディフォルメ屋の今年の企画お題は「オールジャンル ディフォルメ祭」。
ガンダム以外のディフォルメ作品を紹介しようという、意欲的な企画展。


2017年度の企画展示がガンダムの主役機を並べた統一企画で、ある意味、統一展示の頂点を極めたと思っていますが、今年の企画は昔に戻ったような雑多で、でもエネルギーに溢れる様な楽しい展示だったと感じてます。。
ディフォルメ屋の代表者であり、かつ企画者であるaspさんに感謝。楽しかったです!




展示の各作品はメンバーのダイさんのブログを見てください。
自分で掲載しないのでは、決して手抜きではありません(汗) 全部の写真が撮り切れなかった....(言い訳w)

・ダイさんのブログ → こちら

皆さんの作品のレベルが高すぎで、背筋に冷や汗が流れっぱなしでした...


最後に自分の参加作品のご紹介。
「オールジャンルディフォルメ祭」に参加したD-STYLEスコタコ・ビネット、「秘密基地」

塗装だけ工夫のビネット参加。メンバーの作品をみてると、ガッツり改修・改造参加してこその合同作品展だと大反省。

一般作品参加のマジンガーZ バンダイのベストメカコレクションのキットです。

会場でもこのキットを使った改修作品が数点。皆さんの思いが伝わる作品でした。

続いて一般作品の二つ目、「The witch of Kübel」

ありがたいことにタミヤの公式ツイッターで当日紹介していただきました! → こちら

三つ目の一般参加品はこれ、「戦士の休息」

沢山写真を撮っていただいたり、感想をいただいたり、嬉しかったです。
焚き火塗りを教えていただいたピエールさんに作品現物を見てもらってお礼が言えたし、持って行ってホント良かった。

皆さんありがとうございました。
来年も頑張ろう!!!







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本作品は第4回千葉しぼり展示会「全日本シネマ選手権」に向けて作製したものになります。
展示会ではOLFA賞をいただくことが出来ました。

ダグラムの中でも印象的なシーンが多い「戦士の休息」に出てくる、ハンクとアーロンの夜の一シーンを切り出してジオラマ化してみました。

夜の闇を闇として塗装表現することを目指しています。

ブロックヘッドはMAXファクトリー社製1/72ブロックヘッドXネブラ対応型を使用しました。
このキットにはおまけでハンクとアーロンのキットが付いてくるので、ホントおあつらえ向き。MAXさんありがとうございます!

■戦士の休息















以上は一眼レフで撮りました。
続いてはiPHONE7で撮った画像。
何のことは無い、iPHONEで撮った方が焚き火感が出てるんですけどーって感じで、なんだかなーってw
撮影の腕が無いことが今回ホント身に染みてわかりましたw
iPHONEだと、適当に良い感じで白いところがハレーションを起こしてくれるので、焚火が燃えてる感じが上手く出ます。











■作製記

MAXファクトリー社製1/72ブロックヘッドは当然そのままでは体育座りをしてくれないので、太ももを大幅に延長したり、ふくらはぎをカットしたり、腰の軸長さを変えたり、体育座りをさせるために色々と手を打っています。
お座り加工そのものは、工作的にはそれほど難しくないので、過去記事のその2、その3あたりをご覧いただけると容易にご理解いただけると思います。

今回メインとなるのは焚き火塗装。
この塗装については、アーマーモデリング2017年2月号のピエールさんの作例写真と作例記事を十二分に参考にさせていただきました。
さらにその上、5月の静岡ホビーショーの合同作品展に実物を展示されていたピエールさんご本人に、焚火情景の塗り方を根掘り葉掘りお聞きし、その詳細に教えていただきました。
この作品が完成できたのはひとえにピエールさんのお教えのおかげです。本当にありがとうございました。

静岡HSで撮影したピエールさんの作品「NIGHT」です。


今回の「戦士の休息」では夜の下地色として全体をミッドナイトブルーを塗った後で、上の方を中心に軽くネイビーブルーをざっと吹いて(一応、月明かりはあるつもり)、夜の闇の情景としています。
そしてその上から、焚き火を中心として、炎のあかりの届く範囲を白系でグラデショーン塗装。
続いてその白の上から、炎の中心を白、その周りを黄色、次にオレンジ、そして最外周を赤でグラデーション塗装。
色温度に合わせて白→黄色→オレンジ→赤となるようにグラデ塗装しています。
また、岩や草、人の影になる部分は暗いベース色のままとし、コントラストをはっきりさせることで光の届く範囲を明確にしています。
ブロックヘッド本体は、各部の基本色を、先に塗った白のグラデ塗装(光が届く範囲を決めた指標)を参考に、その上にごく薄く吹いています。
今回のモデルのブロックヘッドは、Xネブラ対応型のT10Cのカーキーベース色だったので、炎の明かりの色合いと相性が良かったのも助かりました。
これがT10Bの赤系統だったとしたら、こんなに上手く焚火に照らし出された状態を表現できなかったかもしれません。
塗装については過去記事のその11、12あたりを見てください。





作製の詳細はすみませんが過去リンクを参照してください。手抜きですみません(汗)
以下、過去の作製記事リストです。リンクで飛びます。

方向性検討        その1
脚部作業1、腕部分作業  その2
脚部作業2        その3
手の加工作業       その4
腰部分の作業       その5
本体ポージング、木々の作製1その6
本体サフ作業       その7
木々の作製2       その8
下地塗装、フィギュア加工 その9
デコパージュ台作製    その10
ジオラマ・グランドワーク、本体塗装、鹿作製1 その11
全体塗装、焚き火・鹿作製2その12
完成           その13


■あとがき

子供の頃から作りたかったデュアルマガジンNo.3のジオラマ「戦士の休息」

ようやく念願がかないました。
これもMAXファクトリーさんがダグラムシリーズを販売してくれたおかげなのと、作製記でも触れましたがピエールさんのお教えのおかげです。

千葉しぼりの展示会のシネマ選手権にこの作品で参加し、シネマ選手権+一般参加のなかからOLFA賞の一角に入れていただくことが出来ました。
会場でも作品に関していろいろとお声掛けいただけてホントに嬉しかったです。
千葉しぼりの懇親会ではワイルドリバー荒川さんにもこの作品について親身なアドバイスをいただき、ホント感謝感激でした。
またその後、SCM展も持ち込み、多くのモデラーさんに感想をいただけました。

納期に追われて大変でしたが、本当に作製して良かった。
2017年、思い出深い作品となりました。



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ガリアンワールド作製、本来は第一弾だったはずの人馬兵プロマキス。
ガリアン、ウィンガルに遅れること3ヵ月でようやく完成記のUPです。
数あるメカの中でも大好きなプロマキス、完成出来てよかったー

■人馬兵プロマキス















■作製記

タカラSAK1/100プロマキスです。
この素晴らしいパッケージ画。

高荷画伯の数多い名画の中でも、このプロマキスのパケ絵は圧倒的一押しだと思います。
この躍動感と高尚なデザイン!

やっぱりこの絵に少しでも近づけたい!と思うのはモデラーの性でしょうか。

その下地になるキット。
適当な素組状態なのでわかり難いですが...



残念ながら高荷画伯の名画とはちょっと(?)ギャップがあります。

1.頭部
 人形は顔が命と吉徳大光さんのCM名言。
 モチベーションが上がるも下がるも顔しだい。顔か、顔だけか!!!との声もありますが、やはり顔が命の吉徳人形。
 まずは目の部分の調整。
 
 エポパテで目のふちを調整し、少し細目にしながら怖い目を目指しました。
 (画像では小さくてわかり難いですが)
 あとはちまちまとペーパを当てながら、頭部全体のラインをイメージで調整。

 で、いきなり画像は飛びますが、胴体の加工も含め、あごを引くと後ろの首回りがスカスカになるので、エポパテでオーラマルス(?)を細工。
 

2.胸部
 頭部に続いてギャップの大きい胸部。
 まずはキットパーツ。
 
 下部がもっさりして、馬の胴体とつながるところが今一つの感じだったので、いったん切り離しました。
 
 加工して別パーツ化
 
 胸部正面もぺったり感が強いのでエポパテを盛ってライン加工。
 
 胸板下も削り込んで盛り上がりを強調してます。

 あと画像がありませんが、頭部取付位置をキットより低くして、頭部がやや胸部にめり込む形で、かつ顎が引けるように内側を加工しています。

3.腹部
 腹部というとビーム砲。
 キットパーツは悪くはないですが、ビーム砲に迫力が今一つなので、一度エネルギチューブを分離して砲身の厚みを増やす加工を実施。
 

 砲身裏にプラ板を貼り付け、形状変更して厚みを増しました。
 
 パイプを丁寧に整形したり、ビーム砲内のモールドを掘り込んだりしています。

 胴体と腹部接続部分。エポパテででっち上げたオーラマルス(?)で接続している演出にしました。
 
 

4.胴体
 胴体は前から見るとかくかくしているので、パテで十分に裏打ちしたあとで外からひたすらパケ絵を見ながら削り込み。
 あと、胴体の蛇腹の数が設定より少ない(?)ので、下記のマークの位置で削り込みして蛇腹追加。
 
 こんな感じです。
  
 裏から見ると、
 
 先端側で蛇腹が一段増えているのがわかるともいます。先端もこれくらいに細くしています。
 
5.脚
 馬の棹立ちを表現するのに脚部に手を入れました。

 まずは前足。
 キットのままでは脚の折込がほとんどできず、不細工な棹立ちになるので、ひざ裏の削り込みにより脚が十分曲がるようにしたうえで、足首の折込角度も調整。
 まずは分断。
 
 足首関節の蛇腹を増設し、より角度がつくように改修。
 
 キット状態と比較するとこんな感じです。
 
 とりあえずこんな曲げ具合。
 
 膝から曲げた時の状態はこんな感じです。
 

 続いて後足。
 棹立ち時に全身の重量を支えることになるので、踏ん張る形の表現のために、足首部分でやや外向きにひねりを加えています。
 
 

 棹立ちの脚位置に合わせて胴体の脚装甲の取付位置を調整。
 
 
6.手
 腕はキットのまま。握りこぶしだけはキットのままだとさすがにあれなので、パテ盛りと削り込みでそれらしく加工しています。
 

7.全体
 
 
 パケ絵の素晴らしさにはまったく届きませんが、それらしい勇姿は再現出来たかと思います。

8.サフ
 
 なんかガレージキットみたいと自画自賛(笑)

10.塗装
 塗装は、下地にジャーマングレーを塗って、クレオスの8番銀をグラデ塗装。
 青はインデゴブルーに赤と黄色を少々(適当w)混色したものを、塗加減を見ながら(銀ぽさを残しながら...)吹きつけ。
 青には上からMr.ウェザリングカラーのマルチブラックを薄さを各所変えながらフィルタリング。
 銀部分には場所場所で同じくマルチブラックとグランドブラウンを取り混ぜながらフィルタリング。
 


あとがき
 ガリアンの世界観を一身に体現する人馬兵プロマキス。ロボメカデザインは星の数ほどあれど、その世界観を表すのにこのプロマキスを上回るデザインはなかなか見当たらないと個人的には思っています。
 そんなプロマキスを存分に作製出来てホントに楽しかった。
 完成するきっかけを与えてくれた、千葉しぼり展示会3の旧キット王選手権には本当に感謝しています。ありがとうございました。
 
 

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昨日完成記をUPしたガリアンに続いて、ガリアン(主人公ジョルディ)の最大のライバルである、ハイ・シャルタット専用ウィンガル・ジーの作製完成記をUPします。
このキットについては改修ポイントがほとんどないため、作製内容を上げる必要性については正直???ですが、節目ということでw


■ハイ・シャルタット専用 飛甲兵ウィンガル・ジー












■作製記

まずは素晴らしい高荷画伯のパケ絵。

見てるだけでモチベUP!
ちなみにこのパケ絵はハイ・シャルタット専用ウィンガル・ジーですが、このキットは実際の作製には使っていません。
これはメッキ加工品ですので、メッキ剥がしの工程が面倒。これは眺めて楽しむキットw
実際にはSAK No.7の指揮官用飛甲兵タイプを作製に使用しました(非メッキ)

素組み状態です。

素の直立状態ではもっさりした感じですが、ポーズをつけるだけで一気に躍動感が出ます。
凄いキットです。

このウィンガルに関してはほとんど改修はありません。
頭部の削り込みと各部の掘り込み作業のみといっても過言ではなく。

1.頭部
 さすがにこのままでは頭部がもっさりしているので改修。
 
 素の頭部
 
 カエル面ですw

 パテで十分に裏打ちしてから、特に頭部サイド側を中心に外から削り込み。
 向かって右半分作業した状態。
 

 両方作業完了状態。
 
 もとに比べて、幅は一回り小さくなりました。

 また目(?)の部分も表面から削り込んで、一段落ちた感じまで修正しています。
 裏打ちしたパテがところどころ顔を出すぐらいまで削っています。

 頭部改修はこれだけ。

 胸像としても結構いけてますw
 

 なお、胴体の頭部取付位置はキットから変更しています。
 キットは飛行形態を取ることが出来るように可動域が広くとられていますが、今回は固定ポーズの仕上げのため、立ち姿優先で最適位置(あくまで主観ですが)へ変更しています。
 

2.脚部
 脚部の改修はふくらはぎの増量だけ。
 高荷画伯のパケ絵に対してふくらはぎの張り出しが弱い気がしたので、エポパテで増量。
 

 太ももの装甲板の片方を紛失したので、プラ板で作製。
 かつ、大胆なポージングで股間が開くので、オリジナルでオーラマルス(?)ぽい処理で誤魔化しw
 


3.全体
 正直、主な改修は前述2点だけです。
 あとはエングレや翼のエッジなどを掘り込みと表面処理をしているだけ。

 

 

 

 作製で唯一困った点があるとすると、本当に接着剤の付きが悪いこと。接着剤で表面がなかなか溶解してくれません。
 接着したつもりでもちょっと力を入れるとポロリと取れます。速乾性タイプだと歯が立たない。
 接着剤をなじませるのが割と面倒でした。(逆に言うと仮組し易いということなのですが...)
 

4.サフ
 

 


5.塗装
 塗装はクレオスのジャーマングレーの下地に、同じくクレオスの8番銀でグラデ塗装。
 Mr.ウェザリングカラーのマルチブラックを薄さを各所変えながらフィルタリングして単調さを避けています。
 エングレ部分には同グラウンドブラウンを薄く塗りことで、若干、金色ポイ表現をつけています。


■あとがき
 ご覧いただればお分かりの通り、固定ポーズ仕上げであれば改修作業はほとんど無しで、躍動感あふれるウィンガル・ジーが容易に作製できます。
 当時のタカラの設計陣の素晴らしさを物語る秀逸キットだと感じています。

 作製にあたってのポイントはただ一つ。貴重なレアキットの袋を破って、パーツをニッパで切り離すまでのエイやぁーの気持ちだけです。
 手元にこのキットをお持ちの方は、タカラのSAKの素晴らしさを是非体感してもらえればと思います。




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2016年の第三回千葉しぼり展示会「旧キット王選手権」に参加した作品の「ガリアンワールド」構成品の一つ、鉄巨人ガリアンです。
タカラの機甲界SAKシリーズの優秀さを感じたキットでした。

■ 鉄巨人ガリアン
















■作製記

タカラSAK 1/100ガリアンです。

高荷画伯のパッケージ画、カッケー!!! タカラのSAKガリアンシリーズはこのパケ絵だけでも「買い」だと思います。

今回、作製時のお役立ち本。
その1 新紀元社のコンプリートアートワークス「機甲界ガリアン」

何度も眺めました。

その2 デュアルマガジン

モチベーションUPに超お役立ち。30年以上前の模型誌ですがホント面白いし、得るものも多いです。

1.素組み
 

 
 四肢のバランスも良く、このまま関節位置を決め直すだけで、きちんとガリアンになってくれそうなキットポテンシャルです。


2.頭部
 作製後の感想として、ガリアンは優良キット!!!と強く感じますが、ちょっといただけないのが顔。
 箱を開けて、顔をみたあとでそっと箱を閉じようとしたことは内緒w

 キットの顔(既にちょっとヤスリを当ててるかもしれません)
 
 頬や前頭部、目の周り等々、気になる点をペーパかけして少しずつ形状変更。
 
 ヘルメットの下部も少し削り込んで短めにしています。


3.胴体・腰
 そのままでも良いのですが、ちょっと太めの感じだったので(このあたり個人的見解です。逆に太くする作り方もあったりするかもしれません)、胴体中央で数ミリ短縮。
 上部のパーツは3枚におろして胴体パーツに合わせて切断面で短縮してます。
 
 ちょっとわかりにくい画像ですが、胴体パーツは中央で幅詰め。
 画像はありませんが、あわせてハッチの白いパーツも幅調整しています。

 幅詰め前。
 

 幅詰め後
 
 ちょっと画像では微妙でしょうか...

 上部パーツの頭部回りですが、ここが平坦で、頭部が置いたように見える構造になってます。
 少し収まりが悪いので、頭部回りの部分をいったん切り離し、一段落とした形に加工しています。
 
 首の取付穴の周辺です。

 これによりあごが引けるようになりました。
 

 基本、腰はそのままです。


4.肩
 これもそのままで良いのですが、少しいかり肩にしたく、肩軸の位置を変えました。
 
 向かって右が加工後です。数mmほど軸位置を下げて、全体に肩が持ち上がるようにしました。
 取り付けるとこんな感じです。
 
 向かって右が加工後の位置。画像だと微妙ですね....
 
 画像では非常にわかり難いのですが、上記加工にあわせて肩の下部を、気持ちプラ板1枚分、延長しています。
 


5.脚
 ふくらはぎが高荷画伯のパケ画に比べると圧倒的に細いので、エポパテで増量しています。
 また飛行形態に変形機構を持つキットですので、その関係でひざ関節が長くなっている点が今一つ。
 画像の位置で切断して可動出来るギリギリまで短縮しました。
 
 また、太ももとのつながり部分がスカスカで、それもひざ関節が長く見える原因。
 
 太もも側でひざ関節をカバー
   
 
 各部凸ディテールが甘い状態だったので、いったん削り落としてプラ板で再生しています。
  

 股関節の接続部分はエポパテでオーラマルス(w)っぽく形状を作りました。


6.腕
 腕は基本的にそのままです。
 各所に大きな開口部があるので、一応プラ板でふさいだりしています。
 手はキットパーツを使用していますが、指周りは掘り込んだり、親指については無理やり切込みを入れながら角度を変えたりしています。


7.全体像
 

 サフを吹いたり剥がしたりしている最中の画像。
 なんとなく汚いこの感じのこの画像が実はお気に入りw
  


8.サフ
 


9.塗装
 塗装は下地にジャーマングレーを塗って、クレオス8番銀で全体にグラデーション(ぽい)塗装。
 赤部分はその上からガイアのブラッドレッドを銀ぽさとグラデの様子を見ながら少しづつ吹きつけました。
 銀の上にグラデを気にしながら色を乗せるのって難しい。ピンクぽくなったりして(当たり前なのでしょうけど...)アワアワ状態w
 設定の黄色部分は赤金に置き換えて塗装しています。
 白設定部分は銀色を活かしてそのままで、Mr.ウェザリングカラーのマルチブラックでフィルタ。


■あとがき
 第三回千葉しぼり展示会 旧キット王選手権に参加するために作製しました。ホント、この選手権には感謝しています。
 この選手権がなければなかなか手が付か無かったキットだったと思いますし、そのキットの優秀さも感じることがなかったかと思います。
 作製はホント楽しかった。
 もともと「機甲界ガリアン」はその設定、ストーリー、メカ、キャラとも大好きな物語ですが、ガリアンだけはどうもなじめなかったのが正直なところでした。しかし今回の作製を通して、鉄巨人、これ、カッケー!!!って自分のなかで認識が大きく変わりました。
 ガリアン、カッケー!!!



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