無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール7月 自然菜園実践コース

2015-07-31 10:21:08 | 自然菜園スクール
本日、

昨日まで、3泊4日で、長野県池田町にて、「クボタeプロジェクト『地球小屋2015』 powered by BeGood Cafe」
の菜園講師として、子どもたちと一緒に田畑でワークショップをし、収穫した野菜でカレーを作り、愛農カマドで炊いたご飯でおにぎりをみんなで作って食べたりにぎやかな4日間でした。

写真でブログ書こうと思ったのですが、デジカメのバッテリーが切れてしまい写真がないので、後日写真が手に入ったらブログでご紹介したいと思います。


そこで今日は、その前日に行ったAzumino自給農スクール7月 自然菜園実践コース
の梅雨の終わりの自然菜園実践コースの様子を投稿しようと思います。


ナスの株元の状況です。

梅雨の間、雨が多く、根は浅く、草の勢いが日増しに増えてくる期間なので、外葉の先端15cmとナスと草の生長に合わせて草マルチしていった結果、
ナスの株元や外葉の下は、ナスの根が張ることができ
、草が抑えられていていい感じです。

梅雨が明けてから、1週間~10日間が最も草が伸びて、野菜も生長できる期間で、草か野菜いずれがメインになるか決まるとても大切な期間です。
つまり、梅雨の間草を刈り敷きながら野菜の根を育ててきて、刈り残した畝の草を梅雨明けと同時に刈って畝全体に敷いて、草マルチを完成させる期間になります。

その後、本格的な夏が訪れとともに、日中暑すぎて、雨も少なくなるので、草は復活しにくく、野菜も根元が草マルチで守られているので、ゆっくり根を地中深く伸ばすことができるので、梅雨明けの草マルチは最も大切な野良仕事になります。


また、梅雨明けと同時に、畦の草マルチを必要に応じて10日間の間に、刈って熊手で集め、草マルチに活用できます。




たっぷりの草を畝の上の草マルチの上に重ねていきます。


もし草が多いようでしたら、畝肩、通路にも敷くと、これから本格化する夏の炎天下と乾燥に耐える環境が生まれます。

8月になるとたっぷりの草マルチも乾燥し、生き物に分解され、また草が復活してきますが、さほど大きくならず、適度にはいている状況になるので、
梅雨明けの時期は一番草がある時期なので、どんどん身近な草を活用したいものです。




トマトも誘引したり、一葉残しを行ったり、トマトが美味しくなるようにお世話してあげます。

完熟したトマトが元気な葉に隠れている様子がトマトの元気な姿です。




トマトの茎はとても折れやすいので、朝や雨の時は避け、日中8の字縛りで、支柱にしっかり誘引して、風通し良く、葉がまんべんなく光が届くようにしてあげると、

トマトの実が直接太陽に当たらず、重さで折れることもなく、完熟するまでしっかり実ることができます。


全体像はこんな感じです。


支柱の上までトマトが届いたら、頂芽を一葉残しにして行くことで、今まで一葉残ししてきた枝に、実がなっていってくれ、折り返しの収穫ができるようになります。


黄色モチトウモロコシも最盛期です。




咲いている雄花を切り取り、人工授粉することで、葉抜けのモロコシをなくし、なおかつアワノメイガの被害を最小限にとどめていきましょう!

自然菜園では、自然≠放任なので、野菜の生命が全うできるように、最低限のお世話をし、野菜そのものが元気で自然に育つことによって、美味しく育つようにお手伝いしてあげます。

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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
草マルチとコオロギ (むらかみ)
2015-08-01 15:20:53
草マルチの厚みなどよくわかる写真をお載せいただいてありがとうございます。草マルチ前の株元の状態など、なかなか見る機会がなく、貴重です。ありがとうございます。
草マルチを重ねながら、少し先のコオロギのことが気になっています。8月の種まきの際、畝の上は草マルチで覆われています。その際、枯れた草マルチをどう扱えばコオロギの食害を抑えられるのでしょうか。よろしくお願いいたします。
返信する
間引 (川原健二)
2015-08-01 18:27:39
小豆も去年採った種から上手く発芽しました。
枝豆同様に、株間が気になります…。
やはり、詰めすぎは良くないですかね?
株間は、どのくらい必要ですか?
間引いた方が良いのか、それとも移植も可能なのか…すいません。
詰まらない質問で…。
よろしくお願いします。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2015-08-01 21:01:39
むらかみさんへ

そうですね。
野菜を育てながら、草も育てて、最後に敷く草マルチは、元気な畑ほど多くの草が周囲にありそれらを草マルチされどんどんよくなり、元気でない場合は周囲の草をたくさん利用して初期の育土を促します。

コオロギの問題ですが、余り害にならないように住み分ければ問題がほとんどありません。

例えば、
コオロギが食べざかりのまだ暑い時期にはタネや苗を植え付けないのが基本。

同時に、コオロギを食べる捕食者も多くなるように生物多様性の環境をつくっておく。

なるべくコオロギが大きくなり、数が少なくなってから、野菜が良く育つ時期にタネや苗を育てると、

育つ速度の方が早くなれば、食べられても被害が少なくいいですよ。

もちろん、直播の場合は種を多く播いたり、コンパニオンプランツを取り入れるなど複合的に育てることもお奨めですよ。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2015-08-01 21:07:57
川原健二さんへ

そうですね。
アズキは一般的には、条間60~70㎝、株間25~30㎝、2本仕立てですね。

アズキは、ダイズよりも気難しいので、風通しを良くし、肥えた畑で育てつつ、病気やツルぼけを工夫して防ぐ必要があります。

うちでは、アズキの株間を30~40cmに広くし、両脇にエダマメや小粒ダイズなどを混植し、アズキとダイズを一緒に育てておりますが、必ず収穫期がずれるようにしております。

つまり、アズキが先収穫終わるか、エダマメが先かずれて収穫できるようにすると、風通しがよくなりお互いによく育ちます。
返信する
ありがとうございます (むらかみ)
2015-08-02 09:40:51
これで心配なく草マルチができます。小さいコオロギの時は避けるというのは、とてもわかりやすいです。
竹内さんは「野菜が安心して、、」と言われますが、野菜が安心する?と私は思っていました。ですが、虫が来ていたトマトに虫が来なくなったのです。これが「野菜が安心」ってことなのかと思いました。
いつもありがとうございます。
返信する
ありがとうございますU+2757 (川原健二)
2015-08-02 18:02:20
ありがとーございますU+2757
一度、発芽した芽を見て、育ちの悪いものを間引きました。
それから、移植も検討したいと思いますU+2757
返信する
コメントありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2015-08-03 05:58:52
むらかみさんへ

そうですか。

虫はいて自然なんです。
虫が来ないのは不自然。長期間ある特定の虫が大発生するのも不自然。育てていて放任するのも不自然。

野菜の株元に草を刈って敷くだけで、野菜の根はさらにやる気を出し、草は土に還り、生き物は多様になり、次の野菜の準備にもなる。

野菜が安心して育つような自然を活かした野良仕事が、野菜らしさを引き出し、野菜を健康に育て、その結果野菜が美味しくなり、タネも採れ、また播かれていく。

余計なことはしないことです。


川原健二さんへ

そうですか。
アズキはなかなか園芸書にも紹介されない穀類です。

今度発売する拙著に、割と詳しく書いてあるのでご覧ください。

購入者には、栽培手順のページがスマホやタブレットでも無料ダウンロードもできますよ。
返信する
ありがとうございますU+2757 (川原健二)
2015-08-03 07:34:36
本が楽しみでなりません。
私の住む周りの方で自然農法をしている方を知らないので、先生の本だけが頼りなんで…。
このブログは、とても助かっています。
返信する
コメントありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2015-08-03 10:30:37
川原健二さんへ

今はいい時代です。
無農薬野菜の雑誌もたくさんありますし、本も充実しております。

お気軽にご質問をお寄せください。
返信する
とうもろこしの加工について (工藤陽輔)
2015-08-07 14:28:27
いつもお世話になっております。
小布施町の工藤です。

おかげさまで、虫食いはあるものの、もちとうもろこしできました。
とりたて生、美味しかったです。

冬仕事で、残ったとうもろこしを粉にしてみようと思ってます。

ハウスで、乾燥してしまってもいいのでしょうか!?

注意しなければいけないことなどありましたら、教えてください。宜しくお願いします。
返信する

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