無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

現代農業2017年12月号(踏み込み温床&本誌プレゼント)

2017-11-05 09:12:50 | 日々の自然菜園

現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。
※近日中に、実技編もアップグレード予定ですお楽しみに~


本日、


農文協「現代農業」の最新刊2017年12月号の見本誌が届きました。

今月の「現代農業12月号」は落葉&せん定枝特集でした。


そこに、落葉を大量に使う踏み込み温床の失敗しない作り方として、本誌に紹介させていただきました。

ちょうど別件で、自然菜園スクール「自然育苗タネ採りコース」で踏み込み温床などを取材していただいたのが記事になったといった感じです。

踏み込み温床とは、落葉などの発酵温度で温床を作り、夏野菜などを育苗します。
通常は、予備発酵などせず、炭素資材とチッソ資材などを交互に水をかけながら踏み込んでいくので、「踏み込み温床」と呼ばれています。

ところが、従来の踏み込み温床は、とても失敗が多く、育苗途中で温度が低くなって、切り返しをしたり、ネズミの被害でネズミの温床になってしまいがちです。

そこで、10年前から本格的に研究をはじめ、途中橋本力男先生と出会い、事前に発酵させることを教わり、それを改良して「改良橋本式踏み込み温床」として自然育苗に役立てております。




60×60×60以上のグリーンバックで作る一番小さな踏み込み温床「ミニマム温床」の作り方や


うちでの踏み込み温床は、温床として活用した後、その後の再活動にて自然育苗土に変性していく過程もわかりやすく紹介してくれます。


失敗しない事前踏み込み温床の作る過程をご紹介。


温床の輪切りもイラスト化しました。

踏み込み温床作りは失敗が多く、その後の育苗土化が課題でしたが、取りあえずこの10年の研究結果がまとまったこの時期にご紹介させていただき良かったです。

この記事などを観て作った方のご意見、ご質問、疑問などございましたらこのブログのコメント欄にお寄せ下さい。
さらに、失敗しやすい箇所の改良、改善を今後もしていこうと思っております。

現在の温床は、



ホウレンソウ、ネギともに元気に育っており、


1条植えだったネギが、




3条植えにバージョンアップしております。

ネギの根に寄生する菌の天然の抗生物質の力と、ネギに群がるミミズの力によって、育苗土の更なる無機化と病虫害予防を促進させております。

育苗土づくりは一番難しいものでしたが、この温床とネギ栽培によってかなり失敗せずに高品質な育苗土を育てることができるようになりました。

化学肥料や農薬のように、完全マニュアル化は無理だとしても、失敗しにくい手順や品質を向上する技術をまとめることはできると思います。

より詳細を自然菜園スクール「自然育苗タネ採りコース」や、これから執筆する自然育苗の書籍などで、ご紹介できればと思います。


【読者プレゼント】

今回ご紹介させていただいた「現代農業12月」を抽選で2名の方に、サインつきでプレゼントさせていただこうと思います。

以下のアンケートにお答えいただき、ご応募ください。

1)この記事「踏み込み温床」についてのご感想やご意見
2)現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験を知っていますか?もし動画を観た方は、ご感想
3)今後このブログに載せてほしい内容などこのブログへのご感想
4)お名前
5)プレゼントの配送先(郵便番号、住所、電話番号)


をご記入の上、以下のメールアドレスにご応募ください。
件名「現代農業12月号プレゼント」
takecook3★yahoo.co.jp(★を@半角に変換してください)

プレゼントは、ご応募〆切は11/15(水)正午まで、抽選の結果、当選された方に発送をもってお知らせいたします。


2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

◆次回 12/6(水)
・冬の土づくり/クン炭づくり、3種類のクン炭
・土壌分析を活かした土作りのコツ
・今年の栽培の反省と改善のアドバイス

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
小豆 (川原健二)
2017-11-06 07:36:44
順調だったはずの小豆。
今年は全くダメ~(涙)
種の取り方がダメだったんでしょうか。
先生。
やはり種はしっかり完熟してからの採取が必須でしょうか?
小豆の種の取り方を教えて下さい‼️

昨年は少し早く採ったので…それが原因かな?とも思っています。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-11-06 18:19:11
川原健二さんへ

そうでしたか。もう少し栽培条件を絞りたいので、以下の質問に「はい」「いいえ」でお答えください。

1)土が、痩せすぎていたり、肥えすぎていませんか?直前に何か入れましたか?

2)播く時期が例年と異なりましたか?早すぎた?遅すぎた?

3)連作していませんか?去年と同じところで育てたなど

4)開花期に長雨だったり、畑が水没したことがありますか?

よろしくお願いいたします。
返信する
先生からの質問 (川原健二)
2017-11-06 19:13:26
最後の長雨だけ該当ありです。
種まきした場所については、今年は変えました。
堆肥などは入れていません。
前作は、水菜でそれ以降は草マルチをしてました。

今年の雨は長かったですから…それが原因なんですかね?
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-11-07 06:36:52
川原健二さんへ

そうでしたか。ご返信ありがとうございます。

小豆のタネは、完熟させてから良く乾燥することが良い種になるものです。

しかし、最初はサヤ取りして、昔から最後は、サヤが黄色くなって半分以上カラカラになったら、樹ごと刈り取って、サヤがカラカラになるまで干しておき種にするので、樹にさえつけてよく乾燥させておけば追熟で何とかなる植物でもあります。

問題は、湿害と日照不足の方が深刻です。

アズキは、湿害に大変弱いので、排水対策を徹底する。私は、不耕起&草マルチ、そして大豆と日陰にならないように混植し、その点改善しております。

大阪など西日本の小豆の品種は、秋アズキ(6~7月まき)が多く、日長が一定時間以下になると開花が始まる性質(短日感光性)を持つので、長雨で日照条件を満たせず、終わってしまったのではないかと思われます。

そのような場合、全国的に栽培可能な夏アズキ(5月下旬)の品種にし、その特性である生育期間中の日平均気温の累積値(積算温度)が一定レベルに達すると開花が始まるタイプを育てるのがお奨めです。

ピンときましたか?
返信する
小豆 (川原健二)
2017-11-07 16:36:10
排水…我が家の畑は水捌けが良いので少し油断しました。
今年の雨は、1000㍑の雨水タンクが一晩で満タンになるくらい雨が降りましたからね。
秋、夏の種類があるとは知りませんでした‼️
ちと探して見ます‼️
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-11-08 05:21:27
川原健二さんへ

そうですね。不耕起栽培は水はけが良くなるので大雨の心配はないのですが、

以下のfacebookの写真が見れたらもっと問題は早く解決したかと思いました。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=981949868612924&set=p.981949868612924&type=3&theater&ifg=1

湿害よりも、長雨で、日照不足による生育不全が原因だと思います。

異常気象なので、毎年こうではないと思いますが、育てやすい品種を選ぶのはアズキの場合早道です。
返信する
堆肥づくりについて (浜屋)
2017-11-20 19:04:18
今回の記事で、グリーンバックが出てきましたが、グリーンバックで堆肥づくりはできないでしょうか。

北陸で雨が多いのとなかなか畑にいけないため、通常の堆肥づくりになかなか手が出ません。バックだと雨でも大丈夫なのですが。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2017-11-21 09:23:51
浜屋さんへ

そうですね。
グリーンバックで、堆肥づくりできますよ。

グリーンバック1杯(一輪車4杯)分が、堆肥を仕込む最低量なので、それ以下だと発酵熱が保温できず、失敗しやすくなります。

地面に上で直接行った方が、水分調整が楽なので、うちでは、グリーンバックで造る場合、バック内⇔直接土の上、と交互で切り返し際に入れ替えています。

雨が多い地方の場合や雨が多い時期(梅雨)には、パレットhttp://www.komeri.com/disp/CKmSfGoodsPageMain_001.jsp?GOODS_NO=1400527
の上に、グリーンバックを置き、グリーンバック内に雨が吹き込まないように、薄地♯1100のブルーシートの上から屋根のように、厚地♯3000番以上のブルーシートをかけておくとよいでしょう。

もちろん、富士山型に積み上げ、通気性のある薄地♯1100のブルーシートで保温、タイヤなどで重しなど堆肥の造り方は同様です。
返信する

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