本日、。
1時間前に、安曇野から帰宅。
実は2往復しないと、運びきれないので、明日の安曇野で、自然菜園スクール(実践コース)で使う夏野菜の苗を軽トラックで運んできました。
道中眠くならないように、濃い目のコーヒーを飲んだら、明日の準備と緊張で練れなくなってしまい、農繁期でブログを更新していなかったので、久々の更新です。
最近このブログのコメント欄のご質問boxは、鋭いご質問や拙著を読んでの突っ込んだご質問などとても熱心なご質問などで、感謝です。
お答えする側としては、菜園教室さながらの襟元を正してお応えさせていただいております。
約1ヶ月前の踏み込み温床の状態。
不織布の下には、鉢上げを待っているセルトレイのナスの苗が待っており、
大きなポット3.5寸に鉢上げしたナスも、
もう定植してくださいと言わんばかりに、所狭しと大きく一人前に育ってきました。
今日数えてびっくりしたのですが、このハウスの中に、最低でも1,000ポット以上の夏野菜の苗が並んでおります。
毎日、ハウスで3~8時間ほど水やりなど野良仕事しているのも、仕方ないことかと納得しました。
意味しくも「苗半作」という言葉があるように、自然菜園をとても楽にしてくれるのが、自然育苗です。
自家採種した種を、草と共に育てる自然育苗は、自然菜園の黒子のようなものです。
うちの菜園教室が月1回でも受講して菜園ができるのもこの根性のある苗たちのお蔭です。
そのため、生徒さんと元生徒さんのために、できるだけ育苗してお出ししております。
ハウスと室外を両方使いながら、徐々に外気にならしていく「順化」という野良仕事は、定植前の最終調整のようなもので、苗が畑に行く準備を整える機会でもあります。
今年は、とても温かく、先日「やさいの時間」(NHK出版)さんの取材で、ここ10年で一番早い夏野菜の定植を行いました。
ナスの定植後です。
トマトの苗を寝かせ植えた翌日、立ち上がった状態です。
夏野菜の多くが、海外の日本と風土の違う彼方から明治以降に伝わった新参野菜達なので、寒い長野の寒冷地で直播すると収穫が遅く、もしくは寒すぎて不自然に育ってしまうことから、育苗がかかせません。
今年は、育苗中に、多くの出版社の方々が取材に見えてくれたので、これから先各連載の雑誌にうちでの育苗の様子がご紹介されると思います。
今では、タネも苗も外から勝手くる時代ですが、タネも苗も自前ができれば楽しく、育てるのも楽になり、一石二鳥です。
これからは、家庭菜園でも育苗が楽しめる時代かと思いますので、どこかで育苗についてまとめてご紹介したいと思っております。
1年に1度しかできない育苗。失敗してから市販の苗を買うのでも遅くないので、失敗を恐れず、チャレンジすると自家製の手づくり味噌汁のぜいたく感が、味わえますよ。
1時間前に、安曇野から帰宅。
実は2往復しないと、運びきれないので、明日の安曇野で、自然菜園スクール(実践コース)で使う夏野菜の苗を軽トラックで運んできました。
道中眠くならないように、濃い目のコーヒーを飲んだら、明日の準備と緊張で練れなくなってしまい、農繁期でブログを更新していなかったので、久々の更新です。
最近このブログのコメント欄のご質問boxは、鋭いご質問や拙著を読んでの突っ込んだご質問などとても熱心なご質問などで、感謝です。
お答えする側としては、菜園教室さながらの襟元を正してお応えさせていただいております。
約1ヶ月前の踏み込み温床の状態。
不織布の下には、鉢上げを待っているセルトレイのナスの苗が待っており、
大きなポット3.5寸に鉢上げしたナスも、
もう定植してくださいと言わんばかりに、所狭しと大きく一人前に育ってきました。
今日数えてびっくりしたのですが、このハウスの中に、最低でも1,000ポット以上の夏野菜の苗が並んでおります。
毎日、ハウスで3~8時間ほど水やりなど野良仕事しているのも、仕方ないことかと納得しました。
意味しくも「苗半作」という言葉があるように、自然菜園をとても楽にしてくれるのが、自然育苗です。
自家採種した種を、草と共に育てる自然育苗は、自然菜園の黒子のようなものです。
うちの菜園教室が月1回でも受講して菜園ができるのもこの根性のある苗たちのお蔭です。
そのため、生徒さんと元生徒さんのために、できるだけ育苗してお出ししております。
ハウスと室外を両方使いながら、徐々に外気にならしていく「順化」という野良仕事は、定植前の最終調整のようなもので、苗が畑に行く準備を整える機会でもあります。
今年は、とても温かく、先日「やさいの時間」(NHK出版)さんの取材で、ここ10年で一番早い夏野菜の定植を行いました。
ナスの定植後です。
トマトの苗を寝かせ植えた翌日、立ち上がった状態です。
夏野菜の多くが、海外の日本と風土の違う彼方から明治以降に伝わった新参野菜達なので、寒い長野の寒冷地で直播すると収穫が遅く、もしくは寒すぎて不自然に育ってしまうことから、育苗がかかせません。
今年は、育苗中に、多くの出版社の方々が取材に見えてくれたので、これから先各連載の雑誌にうちでの育苗の様子がご紹介されると思います。
今では、タネも苗も外から勝手くる時代ですが、タネも苗も自前ができれば楽しく、育てるのも楽になり、一石二鳥です。
これからは、家庭菜園でも育苗が楽しめる時代かと思いますので、どこかで育苗についてまとめてご紹介したいと思っております。
1年に1度しかできない育苗。失敗してから市販の苗を買うのでも遅くないので、失敗を恐れず、チャレンジすると自家製の手づくり味噌汁のぜいたく感が、味わえますよ。
大麦の説明で、アルミホイルを使った焙煎を説明されていましたが、よく分からなかったので、もう一度教えて頂きたいです。
穀物コーヒー(エスプレッソ風)のことですね。
イタリアなどヨーロッパでは、穀物だけで美味しいコーヒーの様な飲料があります。
それを自家製できないかと開発したのが、大麦エスプレッソでした。
つくり方は簡単。アルミホイルで大麦を包み、魚焼きグリルで炭化させます。
あとは、小鍋で好みにに出せばOK.茶こしでこしていただきます。
おはようございます。
いつも大変お世話になっております。
ありがとうございます。
かぼちゃがぼちぼち伸びてきております。昨年は、放任やったところ数が採れず、今年は摘芯をしようと思ってます。
品種によりやり方が違うと聞いたのですが、日本・西洋で変わったりしますか!?
ちなみに、バターナッツ、ハッパード、打木、かちわりをやってます。
宜しくお願いします(..)
そうですね。
通常農家さんは、カボチャの親づるを摘芯(摘んで止める)子づるを3本位に整理して、実のなる数を調整します。
というのは、通常の農家さんの場合、放任にすると肥料が多すぎて、ツルぼけのような感じになってしまいあまり実がつかないので、
計画的に着果しやすく、実をつけることでブレーキをかけております。
というのは逆に、①子づる3つに1~2果つけてちょうど良い肥料の量に施肥管理をしているともいえます。
また、通常の農家さんのカボチャは、②接ぎ木苗で、子づるに着果しやすい品種だからという面が大きいでしょう。
そのため、畑が肥沃に富んでおり、親づるをとめることで、子づるに着果しやすい品種であれば親づるを5~6節で止めて、子づるを整理して育ててみると着果数が増える見込みがあります。
ところが、畑が痩せ地でしかも子づる着果しにくい品種の場合、適当に摘芯すると逆に収量が悪くなる場合があるのでご注意ください。
大切なことは、
1)放任栽培の場合、その畑に合った数の実がつきます。
というのは、カボチャがツルぼけを起していないのであれば、その畑で必要な根とツルが伸び、その伸びた根で養分・水分を、ツルで光合成をして、必要数だけ実をつけます。
2)また、痩せ地の場合、強い直根と連動している親づるがもっとも大切で、親づる着実しやすい傾向があります。
自然農法品種であるハッパード、カチワリなどは、直根に通じる親づるを残して育てる放任栽培(根とツルを自由に伸ばして)の自然農法で育てると本領を発揮する品種なので、余り摘芯はお勧めできません。
カチワリはもともと、1株1~2個着果実のタイプで、実に集中してデンプンを貯める長期保存できるタイプで、ハッパードは、放任されてもたくさん実をつけるタイプなので放任の方がむいていると思います。
3)バターナッツ、打木赤栗カボチャは、実の大きさが大きくなく放任でもたくさん実がつくタイプですが、
適切に摘芯するともっと数を増やすことができますが、十分畑が肥えているか、草マルチをしっかりでき、枝が伸ばせる条件が必要です。
結論からいうと、実をたくさんつけたいとうのであれば、しっかり根が張れ、ツルが伸ばせ、光合成ができ、その生産物(デンプン)が蓄積できるように育てることが一番大切で、
その上で、品種に合わせた仕立て(放任もしくは摘芯整枝)で育てることで、実の数も食味もよくなります。
実際に放任と摘芯いずれがよいのか、試してみると分かりやすいので、半々で収量調査して、来年の仕立て方、栽培方法を模索してみてください。
続きですが、
自然農法の種子のホームページにカボチャの栽培マニュアルがあります、こちらも参考にしてみてください。
http://www.infrc.or.jp/seeds/721/
◆仕立て方法(自然形仕立て)
少肥で栽培するためには芽掻きをせず無整枝にして根群の発達を促します。仕立て本数は、株間のとりかたで自然に決まります。
[ツル数×35~40cm=株間]
・株間40cm:主に親ヅル1本仕立て
・株間75~80cm:主に2本仕立て
・株間105~120cm:主に3本仕立て
畦幅は地力によって調整しますが、芽掻きをする場合は3m位、放任にする場合は4.5~6mにします。
とホームページからの抜粋でわかるように、放任するとその環境に合ったツルの本数になるのですが、株間が狭いと本領発揮できず、込み合ってしまいます。
逆に株間が狭い場合は、ちょっと土を豊かにしておき、整枝(摘芯)してあげる方がバランスが取れます。
環境と根とツルの一番良いバランスが、素晴らしい収穫へ導いてくれます。
丁寧にご回答頂き、ありがとうございます。
確かに昨年、かちわりは一株につき2こ位なりましたが、美味しかったです。
数も大事ですが、味も大事なので、欲張らずにやっていこうと思います。
打木、バターナッツで、放任、摘芯半々でやってみて、どうなるか、体感してみます。
そうですね。
カチワリは1~2個が通常です。その分、1個1個がとても充実して美味しく、保存がきくのが特徴なので、
去年はうまくいった方だったことになりますね。
そうです、
実際に自分の畑で試してみて、比較してみてカボチャから教わるのが一番です。
地力、品種、仕立て方が合っておりバランスが良い時に収量も味も良くなるからです。
いずれにせよ、根を伸ばすのがカボチャ栽培のポイントなのですのでいろいろやってみてください。
竹内さんの苗はいつも美しい苗ですね。
雑誌の記事では、ページをめくって写真の中の手袋の見ただけで、あ、竹内さんの記事だな、、と分かるようになりました。
育苗や植物の根、また培養土・土についての本を書いてほしいです。
どうぞよろしくお願いします。
そうですか。そこまで観ていただけていると恐縮です。観ていただきありがとうございます。
菜園での自然観察の目も確かかもしれませんので、また何かございましたらご質問ください。
育苗に関しては、最新号の「野菜だより」7月号(学研)に特別付録に秋の私の育苗が載っております。
野菜や草の根に関しては、NHKさんで連載させていただいている「やさいの時間」や農文協さんの「のらのら」でイラストを交えながら連載させていただいております。
育苗土や育苗に関しては、そのように小出しにしておりますが、現在某出版社さんと打ち合わせを重ねており、いずれ日の目をみるかもしれません。
お楽しみに~
自然農のことをお尋ねできる方が身近にいませんので、質問させてください。
種から育てて本葉四~五枚になったところで、カボチャ、スイカ、ブロッコリーの苗を畑に定植したところ、ナメクジ害がひどく、葉がぼろぼろになってしまいました。
キャベツやチンゲンサイは四月に直まきし、ふつうに大きくなっていましたが、ここ二週間で、ぼろぼろになりました。
種から育てたトマトの苗は、定植しても被害にはあいません。
根元まで草マルチをしているのはトマトだけで、他の野菜はすこし離れたところまでにしています。
ナメクジに限らず虫害は、過去に施された肥料が原因なのでしょうか?
徐々に土が清浄になっていく過程の現象であり、いつかは消えていくものでしょうか?
また、対症療法的にはどんな対策があるのでしょうか?
質問がまとまっておらず申し訳ありませんがよろしくお願いします。