無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

今年は「住」がテーマ

2015-10-31 06:10:13 | 自然菜園スクール
本日、

朝夕めっきり寒くなり、薪ストーブも本格的に始動できるよう、煙突掃除をし、薪の準備に余念がなくなってきました。
雪が降る前に、タイヤ交換などの話に出るほど、長野の秋は冬の準備期間で短く稲刈りなど収穫ラッシュが続きます。




今年は、Azumino自給農スクールに続き、自給自足ライフスクールがプレオープンした。

「食」自給がほぼ目処がついたため、次は、「住」そして「医」への挑戦が始まった年。

家の改装に伴い、壊した土壁から出た土。通常であれば、産廃なのだが、土が命の農業にどっぷりつかった私としては、
昔の壁土は、貴重な存在で、堆肥造りにちょっと入れれば最高の堆肥に仕上がるほど、今までなかなか手に入らなかったものでもあった。

そこで、今年は「住」を強化テーマにし、土壁を再利用して、日干しレンガをみんなでつくり、カマドをつくってしまった。


築何年かわからない、プロの大工さんも匙を投げた廃屋に近かった蚕小屋(土蔵2階建て)も、


凄腕の大工さんの手で、


住みたくなるような綺麗さと、安定感を備えて生まれ変わった。

塗装や左官など自分たちでできるところは教わりながらやり、構造や畳などはプロにお願いした形で、無理なく長く使える土蔵を目指した。



最後に残してしまったのは、土蔵の土壁。

蚕小屋だっただけに、絹糸産業の衰退と共に、中途半端に荒壁でつくり終わっていた土蔵。




大工さんのアイディアで、板壁で補強も兼ねて腰壁で補修。

こうなると土壁そのものを何とかしたいと思ってくる。


左官屋さんに尋ねると、今は土壁が手に入らない。

コンクリートで直すか、壁土をはがして、板壁にするしかないといわれたがあきらめきれずに、調べると

千曲市に最後のべと屋小坂商会さんを発見!

未だに、おばあちゃん1人で荒壁、中塗り用の土を現役で作っている。

電話で尋ねると、近くなら2トン車で運搬もやってくれるとのこと。1立米3万円ちょっとで我が家に土が届いた。







カマドづくりで土に馴染んだ、自給自足ライフスクール仲間で、いざ中塗り。

足場が高く、ところどころ木の板なので、とても怖いが、みんなで塗れば愉しい会話も弾む。




朽ちた土ははがして板で補強して、それでは土がつかないので、
ワラなどで土が食い込みやすく工夫した。

その上に、発酵させた再生土壁(黒)を塗り荒壁とすると、乾かすと中塗りができるようになった。


去年から手伝ってもらっている友人たちはめっきり左官の腕前が上がり、仕上がりをこだわって塗ってくれている。


東の1面をほぼ2日。(補強も入れると4日)で終了。

まだ北と南の2面あるが峠は越えることができた。

食べるものを保存したり、お茶を飲んだり、昼寝したり、食べ物を育て食べる場所が再生されつつある。

プロの技と素人の熱い想いが形になってきている。

昔の農家さんは大概の事は自分たちで「衣食住」自給してきたことを思えば、まだまだ道のりは長いが、途中からプロのサポートと、仲間とやればできることがわかった。

雪が降り、凍る前に仕上げて今年の冬を越したい。

完成したら、みんなで餅を搗いて祝いたいと思う。
コメント (6)
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