無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

有機農業実践講座 落葉果樹(2015)に行ってきました。

2015-01-17 13:41:47 | 日々の自然菜園
本日、


昨日は、友人と「有機農業実践講座 落葉果樹(2015)」に勉強に行ってきました。

落葉果樹とは、年間を通じて葉を茂らせている果樹を常緑性果樹類(かんきつ類・オリーブ・ビワなど)とは異なり、
夏〜秋に果実を実らせ秋〜冬になると完全に落葉(植物の葉が枯れて落ちること)する果樹を落葉性果樹類、
リンゴ・ナシ・カキ・キウイフルーツ・ブドウ・モモ・スモモ・ウメ・アンズ・サクランボ・クリなどがあります。

以前自然食品店に勤めていた経緯もあり、落葉果樹の中でも特にリンゴ有機栽培は難しく、有機認証で販売されてリンゴ農家さんは数件しかおらず、
農薬不使用のリンゴは青森の木村さんの「奇跡のリンゴ」として有名なところです。

現在住んでいる長野県では、みかんやお茶のような常緑性果樹類は寒すぎて栽培できず、
もっぱら落葉性果樹、リンゴ、桃、ナシの産地になっております。

私自身、無肥料無農薬自然農法のミカンの栽培は習ったことがあるのですが、落葉果樹は全くの素人同然で、
そこで家庭菜園でも果樹をやりたいとなると、自然に落葉果樹で無農薬栽培できなかと思い、勉強しに行った次第です。


基調講演「植物共生微生物と農業」池田 成志((独)農研機構・北海道農業研究センター)先生でした。
植物共生科学の立場から、植物=作物と共生する微生物について勉強になりました。

自然菜園で野菜が無農薬で育つのは、目に見えない微生物の恩恵が最大限に活かされているからかもしれないなーと思い、
今わかっている研究から、目に見えない生き物同士の連携を想像してみました。


第2部では、特別栽培の実践者、田中久一氏(長野県中野市、リンゴ・モモ)、丹澤修氏(山梨県山梨市、モモ)、吉野弘道氏(サントリーワインインターナショナル、ブドウ)、高野武仁氏(山梨県甲州市、ブドウ)
のそれぞれの経験、考え方、作物のリアルなお話を伺うことができ、

会場に参加されていた方の質疑応答がとても興味深かったです。

まだまだ、落葉性果樹の栽培がままならないので、おおざっぱな見解しかできず、実際にはじめてみなければ入ってこない、基本的な技術や詳細な農薬の有無など課題はありますが、
無理なく安心安全で育つ家庭菜園としての果樹栽培を始めたくなりました。

まだまだ学ぶことだらけですが、いずれ野菜や野菜のように家庭菜園でもできるやり方をご紹介できるようになれればと思いました。
2015年新たな挑戦が始まりそうです。


ちなみに、このイベントの主催のNPO法人有機農業参入促進協議会で今度行われる「有機農業実践講座 堆肥づくり・土づくり」
は、私の師匠の堆肥講座で、これ以上の堆肥・土づくり講座はなかなかない内容の4日間講座です。


【お知らせ】
Azumino自給農スクール2015は、新たに入門コースも加え、只今開校準備中です。
なかなかホームページに更新アップするのができず、募集が遅くなっており申し訳ございません。1月下旬には募集を始められるよう頑張っておりますので、今しばらくお待ちください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする