無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

ソバ刈り&島立て(台風前の野良仕事)

2014-10-06 07:36:23 | 自然菜園スクール
本日、のちの予報。

各地の台風大丈夫でしょうか?長野県も御嶽山の噴火後の大型台風で厳戒態勢がとられております。
なくなった方がたご冥福をお祈りしております。






8月頭に蒔いたソバも収穫できそうな位実をつけてきました。
ソバは、脱粒性の高い雑穀なので、栽培よりも刈り取りなど食べるまでが一手間です。

去年は台風により倒されてしまい刈りにくかったのですが、今回は台風直撃もなく、立派に育ってくれました。




Azumino自給農スクールでは、雑穀に力を入れています。

自給を考えた時、野菜だけでなく、穀物を育てると、自給率が上がるだけでなく、農地の有効活用や地力を活かし、高めることもできるからです。




ソバ以外にも、エゴマの刈り倒しも行いました。

エゴマはエゴマ油の原料でもあり、昔は盛んに育てられ、アラブ紙など調度品にも役立つ作物でした。

エゴマも脱粒性が高いため、完熟する前に、刈りたおり、種がこぼれないように熟させるのがコツです。




今年も生徒さんと一緒に、島立てで天日乾燥し、お蕎麦が美味しくなるよう一手間加えました。

6束を一つにくくり「島立て」にすることで、種が落ちずに、熟すことができ、ソバの風味も増すこの伝統技法は、知れば知るほど考えられた知恵の結晶です。

農業の「業」は「わざ」と読み、生き抜くわざを連想させます。

昔は貴重な食べ物でしたから、一切の無駄が出ないよう、工夫に工夫を重ねてある点に頭が下がります。

今年もスクールの〆のお蕎麦が楽しみです~
コメント (2)
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