analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

シングルプリの組み直し その9 アース配線を考える (CfD‐5.3)

2022-04-30 00:03:23 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

まず、グランドとアースの区別があやふやなので整理してみようと思う。

※以下は私の解釈で、間違っているかもしれません。

 

 

グランド:回路の基準となる電位

シグナルグランド:フレームグランド(FG)と区別するために各回路のグランドを呼ぶ。回路の基準となる電位

フレームグランド:金属製のシャーシが回路動作の基準となる電位

 

アース(接地):大地に接続する事

フレーム接地:フレームグランドを大地に接続する(接地する)

 

ふむふむ。

今まで色々本文を読んできて頭に残っているのは、

ケースアース

アース母線

これを元に考えてきたから基準電位はアース、と間違えてた。

アース(Earthは地球)なのだからグランド(Groundは大地)・・・余計混乱する。

まあLandだと土地だし。

 

一つ考えてるのは、

B電源を送る時、マイナス線で戻さなければ回路は成り立たない。

と言う訳で増幅段のマイナス側はトランスの0Vに繋ぐようにしてた。

それは良いと思うのだが、 “フレームグラウンドは入力の近くに落とす” と言うのが有り、これを同時にやってた。

増幅段と臀部のマイナス、これをどこに繋ぐかいつも迷ってた。

 

 

今回グランド配線を確認するため、ネットに有る配線の画像と私の過去記事・コメントを幾つか見てみた。

この増幅段と電源部の中間でフレームグラウンドが落ちてる。

入力近くで、と言うのを無視すると、何となく納得。増幅部と電源部が一直線で繋がるし。

セレクターのグランド配線が無かったり入力近くでフレームグランドでは無かったりですっきりしなかったが、今回は何となく合点がいった感じ。

そういう意味ではアース母線と言うのは理にかなっているんだ。

一部で否定的な意見が有り、私は最初の6CA7シングルでやったきりこの手法は取ってない。

今思うとあのアンプはハムは無かった。

 

 

今のシングルプリは、最初は増幅部のグランド配線は全部、まあ、一部は手抜きでも有ったが、フレームグランドに繋ぐようにした。

(電源のグランドはなんと出力段のカソード抵抗に繋いでた。)

 

これを修正しようと考えたものが下図。

 

実際には配線の都合でこうなった。

 

電源のマイナスは下流からフレームグランドに繋いだが、リップルがトランスに戻ると考えると上流:実際にはチョーク後のコンデンサーのマイナスからのが良いのかもしれない。

出力段のグリッド抵抗は配線が増えてしまったためパスコンに繋いでしまったが、違う気がする。

出力段のパスコンは、電源の下流側のコンデンサー:チョーク後のグランドに繋ぐのが信号経路的に良いと思うのだが、共通インピーダンスが出来るのか?とも思うので別にしてる。

ここは今後の検討課題だ。

 

などなどグランドだけで色々出てくる。

 

20200221

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ハンダについて part2

2022-04-29 00:01:40 | パーツ

ハンダについては前にもやってた。

ハンダについて - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

最近は錫99%のハンダを使うようにしている。

フェイスブックなどで見たら、60%が人気のようだ。

少し前までは60%のを使っていたが、有るHPでハンダを触ったら手を洗う事を推奨してた。

洗えばいい、では無くてそういうものを使っていると思ったら気が引けてきた。

強度的にもどうなの?と以前から気になってた。

 

最近はgootの物を使ったが、イマイチのようだ。

ハンダごてを離してハンダが固化すると鈍い色の表面になる。

これはどうやっても無理だった。

多分ハンダごての温度が高いのだと思う。

和光テクニカルのSR‐4Nにしたら、上手く行くとつやつやになる。

ハンダが溶けだす温度で手早くできると良いようだ。

ただ、これは当てるものの大きさにもよる。質量の大きいものは温度を上げるのに時間が掛かり冷めにくくなってるようだ。

小さい、細いものにこてを当てたらすぐにハンダを送って溶けたら早めにこてを離すと良いようだ。

まあ、この辺はもっと回数を上げて覚えないとだめだ。

 

ハンダは0.8mm径が使いやすいのだが、価格が同じで重量が軽い。

ハンダ線の中央にヤニが入ってるのだが、細いと加工に手間がかかるのではないか?と思っている。納得いかないので1.2mmを購入してる。しかしハンダを送る時にハンダから熱が逃げて過熱しないで良いように思う。

そういえばセービットのハンダはマルチコアと言って、ハンダ線内に5本のヤニが埋まっている。

今回はHAKKOのハンダにしてみた。まだ少ししか使ってないが、gootより私に合ってる気がするがどうだろう?

錫60%の時は仕上がりにあまり差が無いので気にしなかったが、「ハンダは手早く」だそうなので、少し練習しようかと思う。

RMAも良いのだが、錫99%には無さそうだ。

 

あとは千住金属の物も評判がいい。

確か母親が内職で使ってた物がそこ製だったと思う。

 

後はコテだ。温調の付いてるものは勿体なくてあまり使いたくない。

なので入門者用の40Wを使っているのだが、温度が高そうだ。

錫99%でも難なく溶けるし、垂直に持つと手に上がってくる熱気が凄い。

 

まずはコテか?

 

20220218

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他の回路を考えてみる

2022-04-28 00:03:21 | プリアンプ

シングルプリで低音が出なかった時にネットで調べてたら、作動増幅が出てきた。

先日は一旦ダメ、と諦めたのだが、なんか気にかかる。

https://blog.goo.ne.jp/soruboseinn/preview20?eid=35c4b68fe18ed92e0284e89f2b7432b7&t=1645102872362

電圧伝送なのでうちのパワーに向かない、と思ったが、パワーアンプの回路図が出てきた。 これを弄るとっ出来るのかな?

5687二本とNP‐126で出力段、位相反転になるのか電圧増幅段を12AU7で組んだら・・・。

半導体が幾つか必要だった。

作動増幅のアンプは、シングルのアンプの様な音だという。

今の私には凄い気になる。

二本の真空管はプッシュプル動作をせず、シングルの様な動作だという。

低音はシングルよりは良いらしい。

一つ気になる事は、管を二本使うという事。パラシングルみたいな感じになるのかな?

プッシュプルは、波形の合成、と言うのが気になる。

私のパワーのOPTはバランス巻きで、 プッシュとプルの合成がほぼ理想ではないか?と思っている。

なのでパワーは問題無いが、プリの中音の抜けの悪さ:不満は無いがシングルを聴くと気になる微かな程度 はOPTがバランスして無いのではないか? と言う疑問が付きまとっていた。

今回シングルを組んでみて、確信した。

中音の抜けはシングルが良い。

これってNP‐126の合成が結構曖昧なのではないか?

なら作動・・・・となった訳だ。 動作がシングルで、トランスに直流が流れない、これってUESUGIのサークロトロンに近いのか?

これはトランスに直流を流さないという事で気になったが、トランスが特別で私には難しすぎと思っていた。

 

 

試しに回路を描いて見た。

ぼんやりしてたイメージが絵を描くことで少し現実味を帯びる。

初段と出力段の間にもう一段入るらしい。

必要なのか?っと思った時、初段は増幅有るのか?

マイナス電源が必要。(やったことが無いのでとっつきにくい)

初段はU7で考えてるが、良いのか?

などなど、少しずつ見えてくるものが有る。

 

20220216

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シングルプリの組み直し その8 動作点変更 (CfD‐5.3)

2022-04-27 00:02:18 | プリアンプ

シングルの、12AU7 - 5687 ー NP-126 のアンプは低音が無い。

カップリングコンデンサー、カソードパスコンの容量を上げ、OPTを20kから10kにし、パワーのグリッド抵抗を上げてプリの出力管の過負荷を減らしたがあまり良くならなかった。

 

残るはOPTのNP-126の問題か。ここが悪けりゃ他を弄っても良くはならない、と思う。

取り敢えず、プリの出力管の電流値を下げてみた。

ネットで調べたら、OPTは直流を流すと直流磁化を起こして低音が出なくなるらしい。

らしい、って前にも調べたじゃん。

NP-126ってカットコアだから大丈夫なんじゃないの?

取り敢えず、電源の電圧を下げ、電流を16mAから12mAへ下げてみた。

 

早速音出し。

これで低音が太くなった。っと言ってもPP程ではない。

前に作ったシングルのパワーアンプの様な低音。 まあ、ギリギリ我慢できる量か。出来ればもっと欲しいが。 なんか上手く行ったっぽいので、測定してみた。 各部の電圧はほぼ問題無いので、F特を測って見た。

 

なんと、聴感より良くなっている。

下グラフの太い赤線。

緑線は電流値が16mAの時。青線はPPでNFB4.7dBの時で最強のF特。

ホンマかいな。

ただ、歪が大きい。5Vで1.4%もある。

今回5687のプレート電圧を下げるのに、チョークを使った。

少し前にチョークを追加したらリップル電圧が小さくなったので、今回もやってみた。

音の輪郭が滲まずはっきりする。

ハムは小さくならなかった。やっぱ配線をきれいにやらないとダメか。

ただ、今回は配線の関係でチョークを増幅段側に向けたのだった。 これも良くないかも。 ああ、本組しないと。

 

20220217

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シングルプリの組み直し その7 鳴らしてみた (CfD‐5.3)

2022-04-26 00:08:17 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

では鳴らしてみた。

結構良い感じだ。

位相ずれの音が広がりひゅんひゅん飛んでくる。

声も良い。

音場も広がる。

ああ良いわ。

音量を上げてみた。

低音が無い。がっくり。

ええ?こんなだった?こないだの試作の時はもっと良かったはずだが。

 

カップリングコンデンサーを0.1μFから0.47μFに交換してみた。

低域が少し厚くなったかな。けどまだまだ。

プリの出力段のカソードパスコンCkに470μFをワニ口で追加してみた。

これはほとんど変わらない。

OPTのタップを換えて一次側20kΩから10kに変えてみた。

これもあまり変わらない。なんかチリチリした感じで良くない。

計算したら、プリ出力段の負荷が5k弱。

ならパワーの初段グリッド抵抗Rg11.6kΩを18kΩにした。

これは18kΩに33kΩを抱かせていたので33kΩを外したのだが、Lchのパワーをひっくり返したら、チリチリ、っと音がした。

プル側の抵抗のハンダを忘れてリード線の弾力で挟んでたか、外れてたかもしれない。

・・・18kΩの抵抗の足にハンダの跡がない。

 

作業を終えて、これでプリ出力段の負荷が8k弱になる

これで音出ししたが、低域はあまり変わらなかった。

輪郭はそこそこ、形はかっちりわかる低域なのだが、厚みがない。足に例えると、着地点・接地面がぼやけて霞んでいる感じ?

 

 

シングルは高音のシャンシャンした音のフォーカスが合った感じで声に変な音色が乗らず純粋な音だ。

ただ、低域がそれらにバランスせず、弱い。

PPの暴力的な、部屋を揺るがすような低域が欲しいが中高域に音色が乗る感じ。

ここを立てればあちらが立たず、トレードオフな感じ。

思えばこの低音:ウーファーの駆動力が欲しくてPPでずっとやってきたのだが、ここに来てシングルの声の良さも思い出した。

 

両方取るってのは、出来ないのかなぁ。

 

もう少し考えよう。

いやぁ、楽しい。

 

20220213

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シングルプリの組み直し その6 諸確認 (CfD‐5.3)

2022-04-25 00:02:17 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

プリの各部の確認をしてみる。

 

まずは時定数。

 

終段管の内部抵抗は、オンオフ法で測定した出力インピーダンス258Ω。もう一つの算出法としてOPTの電圧比3.14より2.5kΩとなった。

(参考に、プレート電圧・プレート電流より、電流の1/3乗:2.6kΩにカソード抵抗620Ωを足して3.2kΩ。カソード抵抗を足さないと2.6kΩで良い感じ)

OPTのインピーダンス9.8kΩ。

OPTのインダクタンス110H。

以上より、時定数は 20.9

まあ、問題無いか。

 

 

CRによるカットオフ周波数

Cc:0.1μF、Rg:330kΩより、4.8Hz。

あれ?結構低いな。

参考に某HPより、グラフを作ってみた。

お、100Hzから下がってる!

Ccを0.22にしたらどうか?

50Hz位に下がった。

なら0.47にしたら?

2Hzにドカンと下がったけど、どうなの?

チト思ったんだけど、NFBって低域伸びるけど、時定数問題でCc小さくしたら低域は伸びなくなる。

この辺のせめぎ合い?

 

 

 

今回はアースの配線を全部アースポイントに持って行った。

ちょっと前に頂いたコメントを整理してみた。

次回本組の時は修正しよう。

 

そして増幅度を(初めて)計算してみた。

12AU7は、μ=17.5、RL51kΩ、Rp11.5kΩとする。

真の増幅度:μ×(RL÷(Rp+RL))より 14。

5687は、μ=16、RL9.8kΩ、Rp2.5kΩとすると 13。

入力0.1Vで出力18.2Vになるはず。45dB。

なんかでかいな。測定では40dB以下だった。

計算がなんか違うと思う。

 

20220211

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シングルプリの組み直し その5 音出し (CfD‐5.3)

2022-04-24 00:03:52 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

ハムが減ってるか。

気になって仕方ない。

音出しをしてみる。

まあ、さすがにいきなりは怖いので、固定抵抗を繋いで電圧を測って見た。ヴォリュームの最大最小の確認もかねて。

右が24mV、左が8mV。

ありゃりゃ、だめか。

まあ、ジャングル配線だしな。

ヴォリュームも間違って無さそう。

ボーズの161で最初は鳴らす。

パワーがキンキンに冷えている。

昨日は雪が降った。パワーの電源を入れて10数えて切る。

プリのヴォリュームを上げて音が上がってるのを確認・大丈夫だ。

残念ながらハムは出てた。

これ等の確認を右左でやって、大丈夫な事を確認。

 DS‐3000で音出ししてみた。

ハムは有るけど少し高い音に成ったな。

まあこの辺は本製作で対策しよう。

で、音だが、シングルは輪郭が甘いと思ってたが違ったようだ。

PPほどまでは行かないが、なんか想定外。

パワーもシングルだったらひ弱すぎなんだろうな。

解像度が結構高いのか、道路に大型車が通った時の振動のような物が聴こえる。

よく聴くと曲のリズムに合っている。

高音のシャンシャンはちょっと締まりがない感じ。

シングルアンプはこんな感じ・という先入観が有るが、波形に問題ありかも?

まあ、そんなに問題な感じではないが。

 

上手く行ったようだ。

感触が良い。

電源配置をもう少し詰めよう

そしてチョークを追加する。

シングルにするとヒーター電源の負荷が半分になるからDC点火も考えたが、これは最後だ。

 

なんで今回はスペースに余裕が無いのか?っと思ったが、PPの時はスペースの使い方が絶妙だった。

しかも電源部・増幅部が裏面で表面にはATT・セレクターだった。

おかげで電源の影響が有ったかも。

今回はチョコチョコ隙間が空いている。

 

電源のインレット・スイッチを左に寄せたいが、穴を追加しなければならない。

 

もう少し音を聴いて、本製作と行くか。

 

っと、その前に、音量を上げてみた。

中音と高音はPPよりクリアな感じ。薄いと言われると何ともだが。

そして低音だ。

これは残念。厚みが足りない。

F特なりの音か。

 

20220211

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シングルプリの組み直し その4 電圧測定。 (CfD‐5.3)

2022-04-23 00:06:45 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

もう無理やり組んで仕上げた。

電圧測定をしたが、上手く行かなかった。

出力段の電圧が出ないのは、ヒーター電源を、右の電源部は出力段、電圧増幅段は左の電源部から引いたのだが、最初の電圧測定は左のチャンネルからやったからだ。ヒューズを外して右チャンネルを殺した。

 

電圧増幅段を測定してみて特に問題無さそうなので、両チャンネルに給電した。

まだ出力段の電圧が出ない。

OPTの一次二次逆だった。

二次側は耐圧10Vだぞ?

OPTのB電源端子にアースを繋いでた。

取り敢えず耐圧は大丈夫のようだった。

配線修正して再度測定したが、左の出力段(5687)の電圧が右の十分の一だった。

ヒーターとプレートの配線を間違えてた。

なんとまあ、馬鹿な事を。

幸い真空管は大丈夫そうだ。

これで行けそうか?

調整なしで出力管は230V 10mAほど。

電圧増幅管は60V2mA程になった。

以前は気になったブーンと言うトランスのうなりか共振が今は聴こえない。

これは期待できるかも。

(これを言っちゃうと大体失敗する)

 

20220210

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シングルプリの組み直し その3 電源部ほか。 (CfD‐5.3)

2022-04-22 00:02:16 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

電源部の製作。

現在電源トランスはPMC‐55HGなのだが、LCRフォノイコのPMC‐35HGに替えた。

負荷がこちらの方が小さいので、トランスを小さいものにした方がリーケージフラックスも小さかろうと思った。

配線はどうせ作り直すのだから、と、いい加減になった。

大体の配置が分かれば良いと、組んでしまった。

今回はサブシャーシーの下に配線を持ってくことはしないで、上に全部集めた。

ただOPTとAC電源の配線は下にした。

ATTとセレクターは(デザイン的に)もう少し中央寄りでも良いかな。

シールドの為に電源のコンデンサーは立てかけた鉄板に取り付けた。

ケースグランドは一点に集中、3Pのラグにしたが、ちと幅が足りない。

 

 

電源はチェックしたら整流管ソケットに短絡が有ったので修正。

 

シングルなんでスペースに余裕があるはずなのに窮屈だ。

なんか想像してたのと違う。

 

20220210

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シングルプリの組み直し その2 増幅段 (CfD‐5.3)

2022-04-21 00:01:56 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

増幅段の組み立て。

サブサブシャーシーを使っているので、やり直しながら進める。

絵を描いて見たが、結果的に実際とは随分と違った。

いつもの事だけど。

共通インピーダンスを考えると、グランド配線はすべて別々に引くことになってしまう。

そんな事ってあるか?

サブサブシャーシーの下に出力の配線・ヒーター配線をくぐらせた。

思い描いてた物と随分と違ってしまったが、何とか上がった。

本製作の時は、カソードのスタンドオフ端子をもう少し離そう。

ヒーターはこのサブサブシャーシーを貫通して下側にした。

出力管のプレート配線もサブシャーシーを貫通させなければならないので同じくした。

配線が無くなってすっきりしたが・・・。

 

20220206

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シングルプリの組み直し 筐体(CfD‐5.3)

2022-04-20 00:02:20 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

今のプリは12AU7-5687-NP‐126のシングルとなる。

デュアルモノ構成で電源も左右別。

なのだが、真空管は片ユニットずつLRchを組んでいる。

このままならハム対策を兼ねてちゃんと組み直したい。

こうなるともう聴く気になれない。

 

 

まずは解体。

いつもならサブシャーシーを新規にしてやり直すのだが、今回はこのシャーシを使って一旦組んでみる。

それからちゃんとやり直そうと思う。

 

 

電源トランスは巻芯を上に向けるため、ベースを作る。

 

これはアイエスオーST‐30Sの物を参考にした。

 

サブシャーシーは六角スペーサー四本で持ち上げてるだけで、横置きにした時に少し不安だ。

サイドパネルからサポートを取ってみた。

これだけだが、なかなか時間が掛かった。

今回は押っつけではなくちゃんとやっている。

特に構造を強化しようと思う。

 

 

トランジスタのTA‐FA7ESを持ってきて鳴らしている。

最初は安物の音だったが、翌日戻った。

戻ったというよりやはり音場が良くなっている。

音楽は良くないが、機械としてちゃんと音を出している。

しばらくはこれで行く。

 

 

仮に置いて見た。

 

 

真ん中の白いパネルは真空管まわりを取外し出来るようにするつもり。

ここまで仮に組んでみたが、色々不具合が出てくるもんだ。

 

20220203

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クラーフ結合 音出し

2022-04-19 00:03:30 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

それでは音出ししてみる。

ボーズの161を使うはずが、繋ぎ換えを忘れて電源を入れてしまった。

・・・幸い音は出なかった。

幸い?

少し考えた。

出力管プレートにチョークを繫がなかったからか?

そうか、デカップコンデンサーから信号がアースに落ちるんだ。

負荷抵抗になるチョークが無いから増幅できないのか。

少し調べると、チョークは電源ので良いらしい。CZ3045ならあったはず。

一個しか無かったので、電源に入れてた20H20mAのチョークを外して一個を代用した。

 

 

これで音が出た。

こなれてないかと思ってCD一枚鳴らし続けたが、どうもイマイチのようだ。

中高音でピークが有るのか、そこだけ音が飛んでくる。

それだけ。

低音が無く、全体になんか作り物っぽい。

抜けも良くなく、うっすらだが煙が漂ってる感じがする。

 

OPTのインダクタンスは確か110H。これとチョーク30Hがパラなので23H程になってしまう。

これが低音の出ない原因らしい。

音がおかしいのはB電源とOPTの間に付けた、直流カットのRIFA電解コンだよな。

今の手持ちの部品では問題ありだ。

チョークは100Hとしてもパラで50H程になってしまう。

 

 

ネットで探すとクラーフ結合はやってる方が結構いる。

上手く行ってるような方もいるが、大半は良さを感じてないようだ。

流行らないのも分かる気がする。

チョークが大変。

 

思ったより上手く行かなかったのは残念だが、何となく見えた。

直流カットするのがコンデンサー以外に何か面白いものが見つかったら試してみたい。

 

 

サブシステムで何か組むときは再度チャレンジしても良いかなと思う。

 

20220201

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クラーフ結合(試作)

2022-04-18 00:04:04 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

プリを組み直そうと思っている。

考えは大体決まったが、配置がどうも気に入らない、と言うか、心配がある。

今回はハムを減らすように考えたのだが、上手く行くという確信が無い。

もう少し考えるか、と思いながら、一つやっておこうと思うことが有った。

 

 

クラーフ結合だ。

これについては諸説あるが、私もここで述べるほど理解してる訳では無い。

ただ、B電源とOPTの間に入れるコンデンサーで音が変わる。

そういえば以前一回やったがもろこのコンデンサーの音が効いてきてすぐにやめたんだった。

トランスの直流カットには幾つか種類が有るらしいが、私が最初に見たと記憶している回路を採った。

OPTに直流が流れないので低域特性が劣化しない=インダクタンスが減らない、と解釈している。

使ったコンデンサーはRIFAの電解コンデンサー400V47μFとしたが、2.2μFと言う説もある。

もしうまく行ったら、ここはF特を取ってみて調整しよう。

 

取り敢えず電圧測定は大丈夫そうだ。

プレート電圧・カソード電圧が5%ほど下がったのは、何故なんだ?

OPTの電圧降下分無くなったので、上がっても良いと思うのだが。

OPTが無くなって出力管の内部抵抗が下がった。何故下がるかは解らないがそう思えてきた。

いや、交流的には無くならないな。

こんな些細な事でも実際にやってみると考えるようになる。

ネットで回路を見てるだけではこんな事気付かなかった。

音出し・測定は後日。

 

20220131

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新プリの配置

2022-04-17 00:02:00 | プリアンプ

配置を考えている。

電源は左に追いやる。

衝立をし、コンデンサーを縦に取り付け。

真ん中辺に増幅段のサブサブシャーシーを配置。

その右に30kΩ固定抵抗切替式ATT。

左にセレクター。

 

こんな感じか。

 

20220130

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閑話休題 DALEの抵抗

2022-04-16 00:03:05 | パーツ

先日破断したと思われるデールのシリコン被膜抵抗。

プリアンプ改造 その5 その他雑感(備忘録) (プリメインをプリに17/18) - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

これを割ってみた。

随分細い線なんだ。

磁石を寄せてみたが、ほんのり引っ張ってる気もするが、確信は無い。

リードはくっつく。何の磁性体だろう?

 

RS‐5Bで調べてみたが無い。

RSは有るのだが、Btypeは生産終了なのか、見つからなかったのでRSの資料を見てみた。

エンドキャップはステンレス。

コアはセラミック、ステアタイトかアルミナ。これは私は見た感じでは区別できない。

端子は錫か錫(60)と鉛(40)の合金、ってハンダじゃないか。銅溶接のコーティング:銅メッキか?

錫は磁石に付かないので鉄リード?

コーティングは

特殊高温シリコン。

エレメント(巻線だと思う):抵抗値に応じて、銅-ニッケル合金またはニッケル-クロム合金

 

 

 

じつは内部までシリコンだと思ってた。これがこの音の秘密なのだと。

まさかセラミックだったとは。

セラミックは音がカサカサに乾くイメージがある。

セラミック抵抗なんかそれだ。

しかしアムトランスのAMRGも外皮はセラミックのようだ。もしかして、通常品に被せただけなのか?

そうすると内部の巻線か?銅‐ニッケル合金かニッケルクローム。

銅かと思ったが機械的に無理だ。ニッケルクローム?抵抗なんだから不純物関係無い(高純度ではない)のか。

 

 

多分この抵抗が一番好きだ。

つるん(VISHAY)としたりカサカサ(セラミック)した感じの音が無い。

巻線のためか、高抵抗が無いが、容量が大きいので電源とか、カソードに使う。

抵抗値が合えば信号ラインに入れもする。

 

しかし生産中止らしい。残念だ。

 

20220129

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