analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

MCカートリッジを鳴らしてみる。その2

2024-02-02 00:02:53 | カートリッジ

MMカートリッジのM97よりMCのDL103FLはリアルなんだが、なんか豊かでないんだな。栄養失調みたい。

うちで掛けるといつもこうだ。まあ、今回はまだ良い方だ。

このカートリッジはプリメインアンプのフォノイコでは相性がいい。

試しに昇圧トランスの接続を“40Ω”から“3Ω”にしてみた。

声がお化けになった。なんかバランスが悪い。

栄養失調みたいなのは余り変わらないかな。

これはいかん。

 

聴いてる最中は良いんだけど、聴き終わった後の印象が貧相なんだな。

イチマルサンが上手く鳴らないようでは私もまだまだだな。

 

20240113

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MCカートリッジを鳴らしてみる。

2024-01-31 00:07:06 | カートリッジ

そろそろMCカートリッジを鳴らしてみようと思った。

DL‐103FL。

高さが足りないかと思い、シェルとの間にセイシンのスペーサーを噛ました。

 

 

音出しして「んっ」っと息が苦しくなった気がした。

これが音楽の本質じゃないか?

MMは鳴り切っている、マッチングの取れた快感が有った。

103は本物を聴いた気がした。

M97も悪くは無いが、ニセモノだったような気がしてきた。

 

やっぱMCは良いな。

 

ふと、音楽がところどころWAAPする。

何のことは無い、レコードの溝を内側に飛び越えてる。

インサイドフォースキャンセラ間違えたかな?と増やしてみたが反対に戻る方向に飛び越えた。

ああ、また高さが足りないな。

レコードマットにフェルトのを追加して事なきを得た。

 

不思議なことにタンテのモーターを回すとムーっと言ってたハム音が無い。

 

針が減ったと思ってたがブレーカーを換えてからまだ行けそうだと思った。

 

20240110

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MM昔と今

2024-01-15 00:05:57 | カートリッジ

いま、シュアのM97をN97Bの針で聴いている。

以前はメインになれない、MCより落ちるとか言ってた記憶が有るが良く鳴っている。

オーケストラで後ろの伴奏とかが不意に聴こえるときが有る。

シュアでオケは聞けないな、なんて思ってた。

それが今やこんなに良くなっている。

このカートリッジを入手して10年にもなるか。

MY BEST SHURE - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

当時はこんなになるとは思ってもみなかった。

 

メインのつもりで組み合わせたアナログシステム。

ここまでしないと真価を発揮しないのか。

デンオンのDP-80、SME312

多分これだけでは足りない。

アーム内部配線の外付け。

多分これが一番効いていると思う。

ここまでしないと。

数mVの電気を送るのに接点はいけない。

以前入力抵抗を切り替えるようにして思い知った。

フォノイコの入力抵抗 その5 失敗の考察 - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

 

今の音なら多分人さまにお聞かせしても良いレベルと思う。

思いあがりすぎか、世の中は広い。

 

20230104

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日曜の朝はゆっくりと。

2023-12-20 00:01:15 | カートリッジ

最近の日曜朝は豆炭に火をつけ、レコードを鳴らす。

デンオンのDL‐109Dを鳴らしてたが、他も聴いてみたくなった。

アーピスのAP‐1PHを鳴らしてみるか。

うちでは価格的・発売期的にかなり不利な機種。

少しもっさりしたところがあるんだが。

少しレトロっぽいが良く鳴っている。

音色が本物「HiFi」かというとバイオリンの飴色が強すぎの感がある。

メニューインはもっと線の細いイメージなんだが・・・。

でも雰囲気は良い。

この偽物に心地よさを感じるジレンマ。

アンプ設計には有ってはならないもの?

 

 

あ、そういえばアーム内部配線を直結にしたんだ。だから聴けるんか。

MMは格下、と思っているけど「個性」を聴くには面白いかな。

 

 

しかし日曜の朝は音が良い。

 

 

 

もう少し時間が経つときつい音になっていくんだよな。

 

20231217

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SYNERGY不調

2023-12-05 20:53:35 | カートリッジ

久しぶりにトーレンスを鳴らしてみよう。

(スピーカーの上に乗せてたので片付けようと思った)

トーンアームは少々弄っているがSMEの3012R、カートリッジはSYNERGY、昇圧トランスはマンラツMC千。

私の中ではオウゴンの組み合わせ。

それぞれが組み合わせを想定した機器のシステムとなる。

と、信じている。

 

がしかし、出てきた音はいけない。

半年もほったらかしにしてたからか、寒くてダンパーが硬化してるのか。

歪んで接触不良か針にワタボコリが付いた感じの音。

昔雑誌記事で読んだダンパーを白熱電球で温める、というのを思い出した。

タンテのダストカバーに温めたヤカンを乗せてカートリッジを温める。

少しは良くなったかな?とも思ったがしかし治らなかった。

なんで?

 

・・・そうだ、針圧が低いのか?

少し足したら普通の音になった。

なんだこれか。

ダンパーは昔とは違うはず、進化してるんだろう。

 

 

メインのシステムはタンテは自己完結してる。

アームは海外製。

キャビはかろうじてアームとタンテを繋いでる。

どうもまとまりのない感じがするんだよな。

この辺のアレンジが私の才能の無さ・・・・

 

サブのトーレンスシステムはそれぞれが互いに協調してる。

そりゃそうだ、トーレンスはSMEに合わせてキャビをデザイン。

SMEはSPUのためにデザイン。

“統一感”。一体感。

デンオンシステムにはこれが無いんだ。

 

他にも言いたいことはあるが、この辺にしておこう。

 

20231202

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SL15Eを鳴らす

2023-06-25 00:06:37 | カートリッジ

オルトホンのSYNERGYを鳴らしてて、他はどうかと思い、SL15Eを繋いでみた。

シェルはGシェル。多分アルミの物。内部の重りは小さいようだ。

アルミを削って作ったスペーサーを介して取り付け

最初は高域よりのバランスで、次に中域がきつくなった。

昇圧トランスからフォノイコ迄のケーブルを替えたら落ち着いてきた。

ダンパーがヘタってるのか腹が擦りそうなのでアームの支点部分を持ち上げた。

SYNERGYと比べると音は薄いか。

向こうが透けて見えるセル画のような感じ?

でもその辺のカートリッジよりは鳴っていると思う。

 

 

 

そういやこのカートリッジの最適負荷ってどれくらい?

前にも調べたことが有ったが、大きいトランス使うなぁくらいのイメージしか無い。

analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

もう一度確認する。

某サイトからだが、推奨昇圧トランスはオルトホンSTA41。

こいつの表記は一次側1.5Ω、二次側20kΩだ。1:120ともある。

これによるとインピーダンス比は13,333。

逆算した昇圧比は115。公称多分40dB。

なるほど。47kのアンプにつなぐとカートリッジ負荷は3.5Ω。

私の昇圧トランスMc千は30dBなので47Ωになる。

インピーダンスが10倍以上か、結構差があるな。でも使えないほどではない、範囲に入ってると思う。

けど音は変わると思う。

 

 

こうなると昇圧比はともかくインピーダンスを下げた音を聴いてみたくなるな。

SL15Eは「軽い音」とイメージがある。

それが変わるかな。

まあ、プリントコイルの低インピーダンスカートリッジだし。

 

20230610

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カートリッジを替えてみる

2023-06-24 00:02:53 | カートリッジ

今鳴らしているアナログカートリッジはシュアのTYPEⅣMRだ。

そろそろ替えてみようかと思う。

いまトーレンスにはSYNERGYが付いている。

タンテをこれに替えてみた。

LPはイタリヤ合奏団のモーツァルト。

弦、とりわけコントラバスのブォンというか、ごりごりした感じが良い。

何気にトーレンスが良く鳴っている。

このプレーヤー、もう疲れてきたかな?っと思ってたところだったが。

レンジが広いとかクリアだとかは無い。

ただ、この上なく心地良く鳴らす。

さすがに良くできた組み合わせ。

 

MMも頑張ってたが、やはり格が違うみたいだ。

 

なんか今のシステム、上手くいったっぽい。

 

20230605

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シュアV15VxMRに思うこと

2022-12-01 00:01:05 | カートリッジ

うちにはシュアのカートリッジがいくつかあるが、TYPEVxMRをよく使う。

この針はJICOの代替品なので気楽なのと、純正針に比べパサついた?締まりのない感じなので遠慮なく使う。

まあ、愛着もあるし。

こいつの音だがまた微妙。

音色がなんか変だが音に勢いもあり響きもでて低音もバランスする。

ダイナミックスタビライザーで反りのある盤も行けるので頼もしい。

 

 

今ちょっと聴いたことない感じで良く鳴っている。

今まではTYPEⅣよりちょっと力ない感じだった。

こういう音、といえば納得できるほどで特に問題はなかった。

なんで?

これは思い当たるフシがある。自作フォノイコは負荷インピーダンスが11kΩ程に下げている。TYPEVxMRは解らないが、TYPEVは内部インピーダンスが815ΩらしくTYPEⅣは1,380Ωだ。

通常負荷インピーダンスは47kΩなので低めで当たったのかとも思う。

後でTYPEⅣでも鳴らしてみよう。

 

20221126

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アナログを鳴らしてみた

2022-11-28 00:05:50 | カートリッジ

システムがまとまった。

DL103FLでアナログを鳴らしてるが、良く鳴ってると思う。

けど、薄いんだよな。

こういう音、といえばそうなのか、って程度。

 

カートリッジを変えてみる。シュアのV15ⅤxMR。

ハムが止まらない。

カートリッジ直結やめて5PINのケーブルに戻した。

ハムは戻った。

直結はシールドが無い、MMではインピーダンスが高くノイズ拾ってる?

 

 

ハットのLCRフォノイコは低域が弱いのは、私のフォノイコに比べて増幅段が少ないからと思う。

 

20221120

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イチマルサンを鳴らす

2022-10-21 06:52:30 | カートリッジ

EMINENTを結構使ってしまったので休ますことにした。

代わりにDL103FLをSME312に取り付けた。

自作フォノイコはEMINENT専用になってしまったので、HATTのフォノイコをつないだ。

これがはまった。

薄いが各音がしっかり出てる。

輪郭がはっきり?というかいびつでなくちゃんと出てる。

3012Rでもよかったが、こちらは格が違う感じ。

さわやか系な鳴り方。

 

 

 

 

EMINENTはもうちょっと良くなると思う。

前から気になってるのは重量系のアームが良いのか?

イケダのアームがいいと聞いたことがある。

ダイナミックバランス?

SMEのV?マグネシウムで軽いんだよな。

グラハムのファントム?軸受けぐらぐら。

気になるのがグランツ。

どれも高価なんだよな。

 

312はアームの内部配線を替えてずいぶん良くなった。

微小信号にあんなに接点が有るって影響あるよな。

さらにHATTのフォノイコも本領発揮だ。

トーレンスが調子悪いのかも。

 

なんかで読んだが、イチマルサンは、どんなアームとも良く鳴るという。

なるほどだから人気があるんだ、と思う。

103は軽いからいいが、EMINENTは重いので312が支え切れないような気がする。

あとでもう少し調整してみるか。

 

20221010

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MMカートリッジにする。

2021-11-23 00:04:15 | カートリッジ

EMINENTは大分使ったので少し休ませよう。

 

っと来るとMMカートリッジの下位グレードを鳴らしたくなる。

安いカートリッジでもこんなに鳴るぞ、というのとEMINENTの実力を確認する。

変態的自己満足。

シュアのⅣとデンオン109は多分良く鳴るのでシュアの97〝B”にしよう。

丸針の、中音張り出しの高域の無い奴。

しかしこれが予想に反して良くなっている。

EMINENTは電子楽器を演奏してる、

M97Bは楽器の音色を加工してる。

何とも表現が・・・

97Bのシンバルが良い。シャンシャンはほぼ無いが、「パカ」っという感じが有る。

もしかしたらMMの、特にシュアの特徴かな。

安定感がある。EMINENTは少しひやひやしながら聴いてるのかもしれない。

何にしてもこの音がMCでなくMMから出てる。

痛快?

入口の一番大事なところのグレードを落としてる。

それでこんだけ鳴ってる。

いやあ、楽しい。

やっぱ変態だ。

オーディオは精神的に良くないものかもしれない。

 

20211026

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鳴らしてみた の続き

2021-11-22 00:02:18 | カートリッジ

多分システムが決まった。

アナログ  EMINENT ~ SME312 ~ stage202 ~ DP‐80 ~ 大理石キャビ

アンプ~スピーカー  自作LCRフォノイコ ~ 自作5687+OPTプリ ~ IPT付きEL34PPパワー ~ DS‐3000

 

フォノイコはE80F(5結)、12AU7+HL‐5k‐6、ファインメットインダクタ使用のLCRβ回路、ECC99SRPP。

プリは12AU7、5687、NP‐126仕様のオートバランス型。NFBは4.5dB。ステレオタイプ。

パワーはIPTによる位相反転、12AU7電圧増幅(Rg7.5kΩ)、EL34T・PPとラジ技誌領布のBW‐5k‐PP。NON NFB。

 

書いて見るとみなU7ばかり。あんまり手持ち無いんだよね。

 

自分製作品比〝太い音”。

いや、図太いでは無くて、繊細が少し太くなった、程度。

プリのオートバランス回路と電力伝送が効いてると思う。

個人的感想だけど。

MHの位相を反転したら中域が張り出した。相対的に低音が減った。

 

夕べ聴いてて「ふっ」とハムが無くなった。

うちの電源は結構古く、じーっというノイズが定期的に鳴ったり消えたり。

先日電気保安協会?の人がメガを測っていったら少し漏電?が有ると。

なにか古い機器がいたずらしてるのかと思ってる。

 

 

後は置き方。

トーレンスの置き場所が無い。

 

後ろのケーブル接続が大変だったので、ラックを10cm程前に出した。

ソファから届く位置になったがソファの後ろへのアクセスが悪くなった。

 

20211026

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カートリッジまわりの調整

2021-11-12 00:05:08 | カートリッジ

トランスを移動しててカートリッジに目が行った。

スペーサーに隙間が空いてる?

あれ?スペーサーの厚みが足りなかったかな?

エスピーユーのオルタネーターは背中にマグネットが飛び出てる。

このためスペーサーを挟まないとシェルに真っ直ぐ取り付かない。

オルタネーターをつまんで動かしてみたがかっちりしてる。

よく見るとスペーサーが密着して無い部分で反ってるだけだった。

 

折角だからこのスペーサーにテフロンテープを貼ってみた。

そして組み付けるとき、ゆるゆるだったシェルリードのコネクターを少し潰した。

このコネクター部はベリリウム合金製のはず。

伸びないのかバネ性が無いのか、筒の先端を四つ割にしてある。

カートリッジの取付ネジはラジペンでナットをつまんで締めた。

今までこんなことやった記憶は無い。

これだけで目の覚めるような音になった。

と言っても他人には解らない程度だと思う。

この表現は他人をバカにしてるように聞こえるがそうではなく、自分でも随分カルトな域の話だと思う。

それに自分でやってるからそう思うのであって、音だけ聞かされたら自分でも解らないだろうし、時間が経ては気にならない程の違いになる。

と言う微小な変化だという事。

少しエネルギーがそがれた感じだが、これはテフロンテープのせいだと思う。

音がはっきりしたのはリードのコネクタをかしめたか、ネジをきつく締めたか。

 

それから今までキツいと思ってた音は、シェルリードのコネクターが振動が悪さしてたのではないか?

完全ではないが、だいぶ改善した。

SYNERGYはニードルトークが大きいような気がする。

 

結構おろそかにしてた部分が有った。

まあ、今までは気にならなかったことだが、システムの解像度が上がってきたこととして良いことと解釈しよう。

 

20211020

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マイソニックのカートリッジ(と昇圧トランス)

2021-09-14 00:01:00 | カートリッジ

私の主力のフォノカートリッジはマイソニックのEMINENT。

購入当初の音は「こんなもん?」っと思ってた。

実力を出せないでいた。

いつの頃か、凄いと思うようになった。

今も変わらないが、MMを掛けるとそんなに変わらない?なんて思う時がある。

 

 

 

ついでにいうとマイソニックでクラシックを聴く人は余り居ない気がする。

音楽が分析的になる。

ただ、一個は持っておきたい。

個人的には純正でない昇圧トランスを使ってもらいたいな。

そんな感じ。

私はメインだが。

トランスのターミネート抵抗を取外して、抜けが良くなった。

楽器と楽器・声との間の不純物が取れ、空間の見通しが良くなった。

声のベールも取れた感じだ。

ただ低音は少し寂しくなった。

DS‐3000と合わせて、音楽聴くシステムじゃないな。

機器の分析用。

でも私はこれでまとめていく。

 

20210902

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カートリッジについて。その4 実機

2021-09-12 00:04:12 | カートリッジ

市場に有る実際の機器。

 

重量を増やした機器。

プラタナス3.0。リヤヨークを大きくして重量を増やした。

PDN様の資料。

https://pdn.co.jp/assets/pdn20201027_newsrelease_platanus_30s.pdf

 

 

ジックス Omega おでこに球を付けた。

ZYX様のHP。

http://www.zyx-audio.com/jp/products_mc_4d_series_omega.html

 

 

 

磁気回路を開発。

ミューテック RM‐KANDA

(RingMagnet‐神田)

そういえばJubeleeも似たようなものか。

ITメディアニュース様。

MC型カートリッジ作りに人生をかけた男

 

 

この中でほしいものと言えばRM‐KANDAになる。

EMINENTが使えるうちは考えないが、ダメになったら次はこれになるような気がする。

 

20210831

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