analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

U‐808について

2022-01-31 00:04:14 | トランス

今回OPTにタンゴU‐808を使ったが、プリには大きすぎのような気がする。

このトランスは

20W、一次重畳電流100mA(11H)・50mA(21H):最小一次インダクタンス

             100mA(21H)・50mA(25H):最大一次インダクタンス

最大許容DC電流130mA

用途例KT‐88、KT‐66、71A、7591、6L6、2A3、EL34

となる。

 

5687の10数mAで使うのは勿体ないのかもしれない。

 

ネットでブログなどを見ていると、まだ結構出てくる。

絶賛はしてないが、どれも評判はいいようだ。

こういうのを名器と言うのではないか、なんて思うと、自分でもよくこんなの買ったなと思う。

実はウェーバックで同等品を再生産しているが、10倍以上の値段でやっているような気がする。

まあ、そこまでしないとやっていけないのかもしれないが、タムラのF‐5001より高いのはどうかな?私にはもう買えない。

でも安心めされ、東栄・ゼネラルでは相当品を手ごろに販売している。

残念なことに私はシングルのOPTをこれしか持っていない。

やはりEL34でもう一度組みたいな。

ならは、パワープリを5687ではなくEL34で組んだらどうか?

残念なことにEL34はrpが小さいため、最適負荷から離れてしまう。

20kΩかぁ。16Ω端子があればなぁ。

 

20211222

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プリアンプ改造 その6 測定してみた (プリメインをプリに18/18)

2022-01-30 00:04:43 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

以前真空管とOPT間の電流と電圧を測定したことがあり、それを今回も実施した。

当時から考えてたが、この時の値10kΩはOPTのではなく真空管のインピーダンスのような気がしてしまう。

どっちなのかな?と不安だったが、測定してOPTの事だと明らかになった。

真空管の負荷としてOPTが10kΩとなる。

真空管はそれに合わせて動作する物であり、10kΩに影響はしない。

では内部抵抗3kΩはどこに影響するのか?

(真空管には最適負荷が有るのでrpがこの10kΩに影響してるのだと思うのだがここはまだ不明、これから勉強していこう。)

 

 

測定結果は、真空管とOPT間の電流0.32mA、OPTのB-P間電圧7.2V、よってインピーダンス22.50kΩ。以上は交流。

思ったより高かったな。

直流では160V12.75mA。

高過ぎね?っと思ったら、U‐808は16Ω端子が無く、8Ωだった。

真空管の内部抵抗が3.3kΩ程になったから6.1倍か。もう少し下げたいな。

 

 

伝送ライン(600Ω)の電流・電圧を測定したら、0.005A、0.5Vとなり、インピーダンスは100Ωとなった。

これは計算(96Ω)と大体合っている。

 

 

ロードラインの見方を理解したと思ってたが、腑に落ちない点が出てきた。

ここで、ちと交流のロードライン?を計算してみる。

伝送ラインのAC電圧を0.5Vから最大電圧の10Vまで上げていったとすると、20倍。真空管とOPT間の電流とOPTのB-P間電圧は、入力信号を上げていくとともに上がっていく。よってOPTのB-P間電圧7.2V、真空管とOPT間の電流0.32mA(上記で測定した結果)をそれぞれ20倍すると6.4mA、144V(PP間)となった。

これをグラフに落としてみる。下図青線。

赤線は直流のロードラインとなる(ハズ)。(160V÷0.01275A=12.5kΩ)

ならば青線は交流のロードライン??(148V÷0.0068A=22kΩ)

交流は入力電圧を上げると電流電圧が両方上がっていくので傾きが逆だ。

交流は入力電圧を上げるとB-P間電圧、電流とも上がっていくので傾きがプラス。

こうだと納得いくんだが、こんなグラフ見たこと無いんだよな。

交流のロードライン、もう少し調査だな。

 

そういえばパワーアンプで入力信号を上げていったとき、出力管カソード電圧(直流)は上がって(=カソード電流が上がる)、プレート電圧は下がったような記憶がある(これは電源容量が足りなかったのかもしれない)。 なら直流はマイナスの傾きだ。

 

直流は電圧(160V)÷電流(12.75mA)で12.5kΩとなる。

ただ、定格によると3kΩとかなんだよな。

 

 

 

 

負荷インピーダンスの22kΩを、もうすこし何とかしたいな。

(ハムは充分下がっているので、Rchに追加したチョークとコンデンサーは外した。)

まず、プリの出力管5687(っと言っても電圧増幅管も同じだが)の動作点を変える。

カソード抵抗Rkを500Ωから600Ω、800Ωにあげ、カソード電流を下げた。

ドロップ抵抗を調整してプレート電圧Epを160Vから190V、240Vと上げた。

これでrpが上がったか?っと思ったが3.6kΩ程とあまり上がらなかった。

 

パワーの方も初段グリッド抵抗Rgを5.1kΩから4.7kΩに下げた。

 

今回はRchで電流電圧を測定したが、22.152kΩと値はあまり変わらなかった。(上で測定した時は22.50kΩ)

 

鳴らしているのだがまあ、今回の変更は音質的には変わった気がしない。

 

取り敢えず今回のプリの代わりにプリメインアンプを、の実験はこの辺にしたい。

 

20211222

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プリアンプ改造 その5 その他雑感(備忘録) (プリメインをプリに17/18)

2022-01-29 00:04:25 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

最近思ってるのは、パワーアンプはDS‐3000を駆動するのはPP、プリはシングルが良いと思うようになった。

ミューラード型は入力信号を上げていくと、出力管のカソード電圧がアンバランスになった。

小音量は良いが、音量を上げるとうるさくなったりする時が有るのでPPアンプは疲れる。

プッシュプルのバランスは追い込むことが出来るが、シングルにはどうしても追いつけないところが有るように思う。

中音の透明感はシングルでしか出ない気もする。

まあこの辺は聴いた感じでは解らないのだが。

低音が許すならシングルで詰めていこうと思ってた。

ただ、差動増幅に未練が無い訳じゃない。

6DJ7等の真空管が潤沢に有ったらやっていたと思う。

 

 

 

チリチリした感じはもしかしてプリの出力管の負荷が小さすぎなのか?なんて思う。

前のCfD‐4.4の時も有ったが、何となくOPTを10kΩにしてからのような気がしてきた。

あ、でもこれは負荷が重い方か。

今回のパワープリも負荷が軽い方向へ行ってるはず。

 

 

 

プリとパワーをつないで残留ノイズを測ったら、計算と合わなかったことが有った。

真空管パワーアンプはIPTがノイズを受けるとプリのOPTに戻すような作用が有るのかと思ったが、プリメインを繋いだら全くハムが聞こえない。

パワーを組み直すことも考えたが、今は必要ない。

ただ、たまにスピーカーからキツい音が出るときがある。

古いステサン誌を見ていたらDS‐3000の特集が有り、アンプのアラを出してしまう、という事だ。ネジの締め付けなど後で組み直すことも考えてはいる。

 

もう一つ、このパワーアンプは12AU7にする前は12AX7を前段に使ってた。

何故にこれにしたんだっけか?手持ちが有るからだけか?

っと思ったら、故上杉氏が結構前に発表してた。

これをU7に変更したわけだが、これはインピーダンスを下げるためと解釈している。

ならU7をパラにして二本使いにしたらどうか?

とも思ったが、PPのばらつきも気になるし今の音を聴いてるとそこまでしなくても・・・と思う。

 

 

ふと気が付いたが、プリに追加したLchのチョークは20mAだった。

 

やべっ、っと思ったが電流値を計算したら18mAだった。動作点を下げてたので何とか入ってた。

余り増やすとうなりが出るかと思ったが、コンデンサーインプットだからか、大丈夫なようだ。

磁束は最悪の方向なのに。

 

 

実はパワープリを組んだ後の電圧測定でおかしなことが有った。

出力管のカソード電圧が異常に上がった。

直ぐに電源を切ったが、また直ぐにポキっと音がした。

5687のカソード抵抗を測ったら、抵抗値が出てこない。

デールの巻線5W500Ω。

この抵抗は以前真空管パワーのEL34ppのカソードに使ってた物だ。

EL34PPmono 調整34 パワーの点検 - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

二本の出力管に各々付けたが、焼けて白くなったっぽい。

これ以降カソード抵抗は大きいものを付けるようになった。(今では50W!)

タンタルコンを使うようになって、カソードの電圧を起動時に測るのが最近の私の流行りだ。

 

20211222

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プリアンプ改造 その4 音出し (プリメインをプリに16/18)

2022-01-28 00:09:13 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

鳴らしているのだが、良い感じだ。

トランジスタの時のようなつるんとした感じが少なくヴァイオリンのザラっというがギザギザ感が出てる。

 

なんといっても以前の真空管プリのような、音場の枠のような物が取れて、広がる。

スピーカーの存在が無くなった。

DS‐3000が、なぜそこに居る?

他人事のように音を出す。

 

トランジスタのプリメインがDCを少し出してたとしたら、OPTはDCを出さないはず。

タムラのIPTはDCを流すとだめだが、ちゃんと動作させるとひんやりさめざめ、大変いい音を出す。

 

で、音量を上げてみた。

プリメインに遜色ない音が出た。

が、キツい感じになる。

うーん、キツいのはパワーが原因か?

でもこれで行ってみようと思う。

 

20211220

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プリアンプ改造 その3 調整 (プリメインをプリに15/18)

2022-01-27 00:05:24 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

チリチリした感じが有るのでもう少し調整してみよう。

パワーアンプの初段グリッド抵抗を7.5kから5.1kにしIPTの一次側をパラにして、プリの出力管の負荷インピーダンスを下げた。

※試験的なもののため、このような使い方はお勧めいたしません

これでプリの出力管の負荷が10kΩ程になり、出力管の内部抵抗rpの3倍ほどとなるので良い感じだ。

(後で気付きましたが10kΩは間違いで、22kΩとなります)

なんと、チリチリ感が無くなり、滑らかになった。(気がする)

夜中なので大きな音が出せず、その確認は後程。

 

 

ただ、小音量でもつるんとした感じは若干あるが、だいぶ真空管プリの時の音に近づいた気がする。

音量調整も良い感じだ。

なぜかムーとハムが少し増えて出てきてしまった。

 

期待が高まる。

 

20211220

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プリアンプ改造 その2 (プリメインをプリに14/18)

2022-01-26 00:03:40 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

前回思わぬ(?)勘違いでプリの改造に失敗した。

しばし呆然としたが、気を取り直して再度始めた。

 

 

 

 

プリを組み直すか。

先日採用しようと思った回路。

※この回路は試験的なモノなので真似をするのはお勧めいたしません。

ベースにしたのは木村哲と言う方のミニワッターの基本回路である。

初段・出力段とも5687のシングルアンプ。

 

 

 

この後の製作予定のプリはOPTにU‐808とし、2kΩ:16Ωで使う。

これで出力管の負荷が20kとなるはず。

 

この時、出力管の内部抵抗を3.3kΩとすると、負荷は6.1倍。

パワーのRgを5kΩにすると3.8倍まで下がる。

これで行こう。

 

 

CfD‐4.4を解体して流用したので割と早く組みあがった。

解体する前はムーとほんのりハムと言うか本体の振動(トランス・チョークのうなり)が感じられたので、コンデンサーインプットにした。

トランスは納まらないので外出しだ。

電圧調整をして計算してみると、出力管の内部抵抗が丁度3.3kとなったので止めにした。

 

 

音出しの前に発振が無いか、ハムがどれくらいあるか出力にDMMを繋いでみた。

出力は11mV。結構大きいな。(のちにミスが発覚します)

先日覚えたリップル電圧の測定をしたら、11mV程になった。

結構デカいので、Rchだけだがチョークとコンデンサーを追加してみた。

リップルは9mVと、さほど下がらなかった。

出力も9mVと変わらない。

ただ電圧増幅段の入り口は0mVなんて出た。

う~ん、リップル対策って結構大変なのか?

 

まあ、これで音出しをしてみよう。

ハムが大きければすぐ止めようと思ったがなんと、ちゃんと音は出た。

ハムもほぼ気にならない。

そういえば残留ノイズの測定で負荷抵抗を繋ぐのを忘れてた。

パワーに繋いでDMMで測定すると、1mV!Lchなんて0mVだ。

まあ、DMMの最低レンジが1mVなのでここまでしか測定できない。

チョークを入れたRchは電圧が下がったせいか、音が少し小さい。

全体の音量もバカでかくは無い。

低音の凄さも出てるようだ。

音質はプリメインと遜色無いように思う。ほぼ似たような音?

何となく良い感じじゃないか?

ただ、最近感じてるチリチリした感じが有る。

なんか、上手く行きそうだ。

 

20211220

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プリアンプ改造・勘違い (プリメインをプリに13/18)

2022-01-25 00:03:16 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

プリメインアンプで真空管パワーを鳴らす確認は、

ソニーTA‐FA7ES

ヤマハAX‐1200

ジャンゴ(?)A‐220

の三機種で試したが、鳴りっぷりで言うとどれも良く三機種ともそんなに違わない。

真空管パワーアンプの、

EL34PPULミューラード型

三百Bシングル

の二機種で鳴らしたが、真空管プリよりは良いが、プリメインとはだいぶ差がある。

イメージとしては以下の感じ。

 

低インピーダンスでパワーアンプのIPTを動作させるという点では良いと思ってるのだが、パワーの入力インピーダンスを600Ωとするとプリの出力管の動作がかなりズレてると思う。

そこで、真空管プリ(CfD‐4.4)の動作点を変えて、OPTをアイエスオーのNP‐126からタンゴのU‐808に換えてみる。

気がかりなのは、

トランスは表示のインピーダンスからずらして使うと周波数特性が良くない、

トランス表示のインピーダンスは関係無い、

と言う考えがあるという事だ。

今回は後者を信じて、と言うか、試してみようと思う。

トランジスタのプリメインアンプで駆動すると、音色が単一でつるんとしてしまう感じだ。

これが真空管でなんとかならんかと言う確認になる。

 

取り合えずU‐808をシングルアンプから外した。

シングルだから一番小さいトランスと思ってたが、ソフトンのPPトランスと比べても若干大きい。

これをケースに入れたらX‐10Sなんて大きさのトランスと同じくらいになるのではないかと思ってしまう。

配線をしようとしたら、取り付けるアンプはPPなのに気が付いた・・・。

 

20211218

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鳴らした結果。 (プリメインをプリに12/18)

2022-01-24 00:01:58 | プリアンプ

プリメインアンプで真空管パワーアンプで鳴らして結構な時間が経った。

う落ち着いたころだと思う.

流石にこれを始めたあころのような感動は薄れた。

けど、前の音には戻れないと思う。

一番違うのは低音。

真空管は、低音が地面から富士山のように立ち上がるような感じ。

トランジスタはまあるいイメージの物が空中に浮いている。

どちらが実際に近いと言えば、後者。

それがいま、真空管アンプから出ている。

ちょっと信じられない。

こういう場合、前のアンプに戻すと、そんなに進化して無かった、という事が多々あった。

が先日真空管アンプに戻したら違いが分かったので今回は確信がある。

 

中音は一時、生首のように浮かび上がることを目指したが、今の音場を聴いているとどうでも良くなってしまう。

 

そして欠点なのだが、ほんの少しチリチリした感じが起きる。

これは前散々騒いだキツい音かとも思ったが、違うような気もする。

負荷が超軽い時、高域にピークが出来るというが、これのような気もする。

プリメインの出力インピーダンスは予想で0.16Ω。

パワーの入力インピーダンスは600Ω。

後から気が付いたのだが、これはトランスの場合だ?プリメインにはOPTが無い。

と言う事で、もう少しインピーダンスを寄せるとどうなるか?

試したくなった。

トランジスタのプリメインを繋いでるからか、音色が全体につるんとしてしまう。

まあ、これはトランジスタ単体の時よりは良いのだが、どちらかと言えばトランジスタ寄りの音だと思う。

なので真空管で試してみたい。

まあ、音場はトランジスタ程は行かなくても、EL34PPstereoや三百Bシングルよりは力強く鳴らしたいと考えてる。

出来れば今より濃い感じにならないかな?

 

 

ちょっと真剣に聴いて見た。

なんか全体に痩せている。

これが最初の頃の感動が薄れた理由か?

これは以前にも経験がある音だ。

電圧伝送のアンプで鳴らした時だ。

もしかしたらTA‐FA7ESはDC漏れが少し有るのかもしれない。

これが積もり積もると低音が無くなる・・・そんな気がしてる。

 

やはり真空管でプリを組もう。

 

20211218

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WRのプリならどうか (プリメインをプリに11/18)

2022-01-23 00:02:38 | プリアンプ

ことの発端は真空管モノパワーをプリメインのスピーカー端子で鳴らしたらとんでもない音が出た。

プリメインを色々変えたが、ウェストリバーのプリで鳴らしたらどうだろう?

入力をXLRに修正しなければならないが、もしかしたら今なら上手く行くかもしれない。

RCAの配線をXLRに変更した。

 

プリメインで鳴らすとハムが全く聞こえなのでIPTは縦に戻した。

早速鳴らしてみると、これはいまいちだ。

低音が無い。

これはBTLの時も感じてたことで、もしかしたらこのプリどこか調子が悪いのかもしれない。

音量もあまり上がってないのでバランス回路の片方死んでるとか・・・。

 

大分前、この組み合わせで鳴らしたのだが、あの時はインピーダンスのミスマッチのようでダメだった。

今回はあの頃よりはいいが、プリメインに比べるとまだまだな感じだ。

空間が狭い感じは無くなったが、どうも音が真ん中に寄ってしまう。

空気が澄んでる感じは無いのだが、一個一個の楽器が凄くクリアに聴こえる。

何とも不思議な音だ。

これは電圧増幅のプリを使った時と同じ音だ。

音色はプリ(トランジスタ)に支配されているが。

 

 

まあ、悪くは無いが私には飽きてしまう音なんだな。

折角XLRに換えたんだからもう少し聴いて見るか。

 

 

 

念のため出力を確認した。

バランスの片排死んでるかと思ったが、出力はプラスとマイナス出力してた。

すっかり忘れてたが、同じことを4月にやってた。

ウェストリバーのアンプ その4 測ってみよう - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

という事は、出力インピーダンスが高いのかもしれない。

過負荷で音量が下がってたのかもしれないし。

 

20211216

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電源のリップル測定

2022-01-22 00:02:11 | プリアンプ

電源のリップル測定は、コンデンサーを介してテスターのACレンジで測定する。

私の場合は630V0.47μFのコンデンサーをパラにして使用した。

プリCfD‐4.4の電源は0.012V。

数ミリボルト以内にしたい。

チョークインプットで400μFほど入れてあるが、まだ足りないようだ。

電源を入れるとムーとも聞こえる。それが段々大きくなっている気がする。

チョークインプットのチョークがいけないのかもしれないし、コンデンサーの容量が足りないのかもしれない。

やはりプリは組み直すこととしよう。

コンデンサーを介する前は測定値がハンチングしてたので良く分からなかった。

このDMMはAC測定にDCが混じるとそうなるようだ。

 

20211215

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プリメインを換えてみた。 (プリメインをプリに10/18)

2022-01-21 00:09:15 | プリアンプ

真空管パワーアンプをソニーのTA-FA7ES、ヤマハのAX‐1200で鳴らしたが、どちらも同レベルの感じだ。

音色の違いは有るが、駆動力は変わらないと思う。

このクラスだからこの音が出てるのか?と思い、DianGoのA‐220を使ってみた。

 

上記のアンプよりは少し落ちる感じもしないではない。

が、価格程の差もないし、真空管プリよりは良い。

 

それではと真空管パワーを三百Bシングルにしてみた。

此方は思ったほど変わらなかった。

ただ、高域の感じは今まで聴いたことのない物だった。

繊細なんだがパサパサでなく、身のしっかり入った音だ。

やはりこの音は私にはちと物足りない。寒々、冷ややかな感じだ。

純粋さ、各楽器の音色なんてとてもリアルな感じがする。

音場も一回り大きくなった。

元々三百Bシングルアンプは肌触りが素っ気なかったが、トランジスタのつるんとした感じは気にならない。

 

 

電力伝送のアンプはプリから送り出される信号の量が必要なのだと思った。

そのためには送り出すプリのインピーダンスは低い方が良いようだ。

これは電力伝送に限ったことでは無いが、電圧伝送ではそれほど効果的ではないみたい。真空管プリを見直そうと思っている。

 

20211215

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新パワープリの検討 (プリメインをプリに9/18)

2022-01-20 00:02:03 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

EL34をプリに使うと負荷が小さすぎるので、ちと無理がある。

なら5687にU‐808を背負わせたらどうか?

5687の内部抵抗を高めにして、OPTを2.5k:16Ωとしたらいいところに行った。

低域は期待できないが、シングルでのことだ。PPは位相反転とのこともあり簡単にしてみたい。

真空管アンプの素と言う本のミニワッターの基本回路。

※詳細は詰めてませんので下記回路は上手く行きません。

ネットや雑誌から引っ張ってきて回路を考えたが、なんか気が進まない。

OPTは8Ω(後で気付いたのですが上図のスピーカー16Ωは間違いです。U‐808に一次側2kΩの時の二次側16Ωは有りません)前提だが、これに600Ωがぶら下がる。

トランスの表示インピーダンスはあまり気にすることは無い、と聞く。

が、精々倍くらい、

そのインピーダンスで使った時にF特が良い、

と言うのを見たので気になる。

ここがすっきりしない。

 

たとえやったとしてもトランジスタアンプよりインピーダンスは下がらない。

負けは決まっている。

ならば、トランジスタアンプを組むか?

TA-FA7ESをシンプルにジャンパー線を無くすよう組み直しただけでも音質は上がると思う。

ここで迷っている。

 

まあ、楽しい悩みだ。

もう少し考えよう。

 

20211214

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測定してみた。 (プリメインをプリに8/18)

2022-01-19 00:03:56 | プリアンプ

ソニーTA-FA7ES(トランジスタアンプ)

真空管パワーアンプEL34PPmono三結。

を繋いでFA7ESの出力の電圧と電流を測定してみた。

1Vの時に1.86mA。これでインピーダンスは538Ω。

あれ?もっと低いかと思ってた。

 

 

真空管プリを繋いだ時は

1Vの時に2.36mA。これでインピーダンスは424Ω(※1)。

・・・この時のパワーアンプIPT一次側インピーダンスは534Ω(※2)。

 

 

これってもしかして

FA7ESの時のインピーダンスはパワーのIPT一次側のインピーダンスに近い。

FA7ESの出力インピーダンスは0.16Ω(予想)だから影響なかった。

 

真空管プリの出力インピーダンス120Ω程だったので534-120=414Ω(※1の424Ω)

 

伝送ラインのインピーダンスはOPTとIPTとの差?

(後日、これは間違いと気づきます)

 

とすると、ラインアンプの出力インピーダンスは極力低い方が良い?

 

 

っという事で、現在プリのOPTをパワーアンプ用のOPTにしたらどうか?と企んでいる。

先日やった真空管パワーのプリ使用は、真空管の動作点が変わってしまい(すごく軽い負荷・高域にピークが出来てたのではないか?)上手く行かなかったのでは、と考えている。

 

20211212

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お遊びを計算してみる (プリメインをプリに7/18)

2022-01-18 00:05:11 | プリアンプ

真空管パワーアンプで真空管パワーアンプを駆動する。なんとなく上手くいきそうなんだが、電気的にどうなのか?

駆動側のパワーアンプはEL34PPUL、OPTは5k。スピーカー端子は16Ω。

これに繋ぐパワーアンプの入力インピーダンスは574Ω。

これらによると、駆動側のEL34の負荷は・・・90k!

(※以下、図の線は修正してませんので数字のみ参考です)

 

 

この後はEL34の負荷を下げるため、後段のパワーのRgを7.5kから5kに下げてみたが、60kにしかならなかった。

 

 

ならばっと、後段パワーのIPT一次側をパラにしてみた。

これでも14kまでにしかならない。

6.6kまで下げたいと思ったが、Rgを500Ωにしないとならない。

ちょっと現実的ではない。

そりゃそうだよな、8Ωを600Ωで受けるんだからなぁ。

行けそうかと思ったが、これは無理っぽい。

 

 

プリの出力インピーダンスは低い方が良いかもしれない。

電力伝送は600Ωが良いと思ってた。

この真空管プリの元設計・那須氏はこのプリを出力インピーダンスを下げるように設計している。

(ただ、抵抗器を取り付けてインピーダンスを合わせる、とも言っていた)

コメントを貰った時もインピーダンスはあまり気にしなくて良い、と有った。こういうことを言っていたのかもしれない。

ちょっ困ったな。

 

20211212

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真空管パワーを真空管パワーで。 (プリメインをプリに6/18)

2022-01-17 00:05:44 | プリアンプ

では本命になるかな、真空管パワーでやってみよう。

 

AX‐1200の代わりにミューラードタイプのEL34PP、ULを繋ぐ。

こいつは真空管らしい音色で良いのだが、

ドライブが少し弱くなったか?

それでも真空管プリよりは良い感じだ。

ふくよかさが無くなり、細めと言うか神経質と言うか、「キーキー」と言う感じのイメージだ。

音場もスピーカーの高さで、AX‐1200の時の音場には程遠い。

ここで、SP端子を16Ωにしてみた。

フォーカスが合った濃いめの音になった。

まあ、AX‐1200には及ばないか。

凄みは無いが、重低音もあっさりしてるが聴こえた。

 

 

パワーを三百Bシングルにした。

何故か小さく「カー」と言う音が真空管からする。上画像のように建てると無くなる。

此方は中音が上に来た。

多分三百Bの音だ。

クリアーで寒々と鳴る。

低域は少し弱いかもしれないが、まあ、こんなもんか。

 

 

駆動力とすると一番がAX‐1200とTA‐FA7ES、次にEL34PPUL、三百Bシングル、5687PPプリ、の順番になる。

駆動力としたらAX‐1200 を聴いてしまうとEL34PPULでも少しもの足りなくなるのだが、AX‐1200は音色がいまいちなんだな。

 

20211211

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