analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

シングルプリの組み直し その8 動作点変更 (CfD‐5.3)

2022-04-27 00:02:18 | プリアンプ

シングルの、12AU7 - 5687 ー NP-126 のアンプは低音が無い。

カップリングコンデンサー、カソードパスコンの容量を上げ、OPTを20kから10kにし、パワーのグリッド抵抗を上げてプリの出力管の過負荷を減らしたがあまり良くならなかった。

 

残るはOPTのNP-126の問題か。ここが悪けりゃ他を弄っても良くはならない、と思う。

取り敢えず、プリの出力管の電流値を下げてみた。

ネットで調べたら、OPTは直流を流すと直流磁化を起こして低音が出なくなるらしい。

らしい、って前にも調べたじゃん。

NP-126ってカットコアだから大丈夫なんじゃないの?

取り敢えず、電源の電圧を下げ、電流を16mAから12mAへ下げてみた。

 

早速音出し。

これで低音が太くなった。っと言ってもPP程ではない。

前に作ったシングルのパワーアンプの様な低音。 まあ、ギリギリ我慢できる量か。出来ればもっと欲しいが。 なんか上手く行ったっぽいので、測定してみた。 各部の電圧はほぼ問題無いので、F特を測って見た。

 

なんと、聴感より良くなっている。

下グラフの太い赤線。

緑線は電流値が16mAの時。青線はPPでNFB4.7dBの時で最強のF特。

ホンマかいな。

ただ、歪が大きい。5Vで1.4%もある。

今回5687のプレート電圧を下げるのに、チョークを使った。

少し前にチョークを追加したらリップル電圧が小さくなったので、今回もやってみた。

音の輪郭が滲まずはっきりする。

ハムは小さくならなかった。やっぱ配線をきれいにやらないとダメか。

ただ、今回は配線の関係でチョークを増幅段側に向けたのだった。 これも良くないかも。 ああ、本組しないと。

 

20220217

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