analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

LCRフォノイコ 調整30 目標は内部抵抗5kΩ

2019-02-28 00:00:58 | PhfD‐3.2

二段目12AU7の調整をした。

前回電圧と電流を変えて内部抵抗を計算したら、カソード抵抗を下げないと無理ということになった。

カソード抵抗を上げると真空管の内部抵抗が上がっていく。

 

そうなると一般的な12AU7の動作例とは離れていく。

果たしてそれが良いことなのか不安になる。

ネットでしつこく探したら出てきた。

カソード抵抗200Ω。OPTを抱かせる小出力のパワーアンプとして。

 

これで安心した。

カソード抵抗を470Ωから300Ωに交換する。

 

電圧測定をし、計算すると内部抵抗はRLそれぞれ10.3kΩ、10.6kΩとなった。パラなので半分になるからそれぞれ5kΩちょっとになり、良いところだ。

電圧も設計に近付いた。

 

音出し。最初交換前と全く違わないと思ったが、精神衛生的に良いと思ってた。よく聴くと高音域の解像度が上がった感じ。少し物足りないと思ってたので良かった。

インピーダンスのミスマッチのような感じも全くない。

多分これで調整は終わりになると思う。

 

しかし、真空管の動作点、今回はそれを合わせたことになるが、パワーといい良く鳴っている。

多分合わせなくても音は出る。でもこの調整が自作の醍醐味なんだ。

今まで読んできた雑誌・本には載ってなかった。なんでだろう?

故上杉氏はEL34PPのアンプに6.6kΩのOPTを載せていた。

こいつはこれに合せた真空管にはきつい動作になるが、そうではなく、8Ωの端子に6Ωのスピーカーを繋ぐ前提なのかもしれない。

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LCRフォノイコ 調整29 内部抵抗その2

2019-02-27 00:02:59 | PhfD‐3.2

それではLCRフォノイコを鳴らしてみる。

整理すると

段間トランスはNP-126

12AU7は14mAほど流す

 

今は、一番いい感じで鳴っている。前回までの電流調整するまではなにかミスマッチなようだったが、今は問題ない。広がる上に一音一音が飛んで来る。なにか位相ずれのような感じもするが、右のスピーカーケーブルのプラスマイナスを入れ替えたが、どっちも同じくらい聞こえた。

ほんとはいけないことなのだが、そんだけ広がったというのは嬉しい。

 

予想ではもっと低音が厚くなると思ってた。しかしそうではなかった。低音が無くなったら無くなったでSWを鳴らそうと思ってるのだが、WFを殺してまでとは思わない。A-8713を使って低音が無くなっても、SWを鳴らせばいいや、ではなんか違う。「音づくり」という概念では良いのかもしれないが、これだけ設計を学んでそりゃ邪道だろ、今はそう思う。

 

思えば自作を始めたのは、最高のパーツを使えばメーカー製をしのぐだろう、と考えて始めたんだよな。もしかしたら、A-8713を使った変則的なシステム構築も有ったかもしれない。しかし設計を学べば学ぶほどそれはイカンと思うようになった。

まずは、性能をきっちり出す、だ。

 

 

某私の嫌いなHPで、動作点をきっちり出す、ようなことを言っていた。なにを当たり前なことを、と思っていた。

今回そういう事か、思えるようになった。

自作しながらずっと思っていた。

EL34PPはなんで5kΩのOPTなの?

6CA7には5kΩのOPTを組ませる。それが当たり前のように書いてある。

LCRフォノイコを組んでて、設計の元記事に、12AU7に5kΩのトランスを組み合わせる、とあった。

何気ないこの一言が私に勉強させた。

三か月位かかったか、なんとなく見えてきた。

こうなるともう自由自在かと思われた。しかし、思ったより狭い世界だ。

一般に公開されてるEL34の回路はほぼ理想的な状態で設計されてる。

あまり自在度が無いことが分かった。

それでいろいろな管に行くんだな。

とりあえずプリは色々、といってもたかが知れてるが、自分の中では使った。

12AX7、U7、Y7、5687・・・あれっ、こんなもんか。

パワーに関してはEL34のみ。

これからは6L6GCなんかも使ってみたい。あるいは三極管?

その前にもう一つのアンプEL34PPstereoタイプを復活させてSWを鳴らすこと。

もしかしたらMMカートリッジが上手くなるかもしれない。

 

去年は良い一年になった。

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LCRフォノイコ 調整28 内部抵抗

2019-02-25 00:06:38 | PhfD‐3.2

LCRフォノイコの電圧を調整してみた。今回は二段目12AU7の内部抵抗が5kΩになるように調整。

12AU7用の電源ドロップ抵抗R1を3.9kΩ→5kΩ→3.9kΩに変化させ、

初段E80F用のドロップ抵抗を33kΩ→24kΩ→10kΩ→33kΩ→10kΩに変化させた。

そしていったん600Ωにした12AU7のカソード抵抗Rkを470Ωに戻した。

これで12AU7の内部抵抗は左右で13.3kΩ、13.9kΩとなった。ただ、初段のEpも少し高めだ。

この値は1ユニット分なので、2ユニット並列に使っているから半分になる。

それでも6.6~7kΩ位と若干高い。もう少し下げたい。

ちなみに設計の値から算出すると1ユニットで15kΩ程になった。

今回これのために6回抵抗を付け替え、測定した。

その中で見えてきたものは、プレート電圧Epを上げるとプレート電流Ipも上がってしまうので、単にEpを上げれば内部抵抗も上がるわけではない。逆に下げるのも同じ。ではどうするか。

Rkを下げるしかない。そしてIpを増やす。電源電圧がが一緒ならIpが上がればEpが下がり内部抵抗が下がるハズ。

それをやるか。今回のために12AU7の動作例を調べたのだが、あまりデータが無い。

有るのはあるのだが、負荷抵抗とカソード抵抗が高く、今回の回路には当てはまらない。

LCRフォノイコに使ってる12AU7は、

負荷抵抗5kΩ(段間トランス)

カソード抵抗470Ω

こんな低い値、動作例には載ってない。

もう少し調べてみようと思う。

 

 

段間トランスを10kΩで使う手もあるが、そうなると12AU7の電流も増えるのではないか?

無理っぽい。

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LCRフォノイコ 調整27 A-8713を諦める

2019-02-24 00:00:44 | PhfD‐3.2

残念だがLCRフォノイコにはA-8713を諦めることにした。

最後にもう一度鳴らしてみた。

諦めるといって未練がましいが、「もしかして」期待してみた。

やはり結果は前回と変わらない。

 

 

トランスをNP-126に戻した。

同じじゃつまらないので、カソード抵抗を470Ωではなく600Ωに少し上げ、電流値を下げてみた。

何の根拠もなく・・・。

 

そして音出し。

前回より低音が薄くなり、中音が広がった。良い感じかな?

ちと淋しい。

 

風呂に入って負荷抵抗について考えた。

負荷抵抗:トランス は、真空管の内部抵抗に合せるのではないかと。

12AU7の内部抵抗を計算してみる。

真空管に流れる電流は、カソード電圧÷カソード抵抗=7.8V÷470Ω=16.6mA

プレート電圧÷プレート電流=219V÷0.0016A=13,230Ω

パラなので6.6kΩ位か。ちと高いな。

ちなみに設計値で計算すると、内部抵抗は15kΩ程。これもちと高いな?これを下げるか考えてみよう。

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LCRフォノイコ 調整26 電圧調整

2019-02-23 00:09:48 | PhfD‐3.2

前回トランスを交換し電圧を調整したとこで終わった。

段間トランスへ流す電流は10mAほどで、前回の2/3ほどに抑えた。直流畳重すると低音が無くなるなら、出来るだけ直流を絞ってみて変わるかと思った。

少しならしてみた。

うーん思ったほど変わらないな。

低音がざっくりなくなった。前ほどではないが、低音はほぼない。名残り程度である。中高音は前ほど広がらなくなった。といってもNP-126よりは全然広がった。

もう一声。5mAほどに合せる。カソード抵抗を2.2kΩにし、電源のドロップ抵抗を3,3kΩから思い切って10kΩにした。電圧は結構いいところに行った。

 

ここで電圧測定だが、ちと失敗。電流測定は回路を切断してそこにテスターを噛ます、のだが、回路を切ったまま、下流側をアースに繋いでしまった。なんか電流が大きいな?と思った。スライダックでAC50Vと、半分くらいしにしてたが、慌てて電圧を下げた。この後変なにおいがした。

気を取り直して電圧測定をしたが、まあ、良いところに収まった。

部品は生きてると思うが、何かやられた部品も有るかもしれない。トランスじゃなきゃいいと思うが、臭いからして抵抗と思う。

 

そして早速音出し。

ちょっとがっかり。

低音はほんの少し増えた気がするも、全然ダメ。それよりも中高音がダメっぽい。妙にシャンシャンして、ずっと上の方の周波数が落ちてる感じ。なんかミスマッチな音。

5mAということは12AU7の片ユニット2.5mAなので、内部抵抗が下がりトランスとマッチングせず周波数が変わったのだと思う。

この辺がA-8713の限界かな。

 

 

しかしこうなると、このトランスの使い道が分からん。

パワーアンプで入力トランスとして使ってた時は交流しか流さなかったと思う。それなのに低音が無くなった。

許容20mAなので、5mAでもだめなんか。

もうこれは諦めるか。

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LCRフォノイコ 調整25 もう一度タムラで

2019-02-22 00:00:18 | PhfD‐3.2

先日、システムが過去最高に良い音で鳴った。

しかしLCRフォノイコは段間トランスにNP-126を使っている。これが心残り。

A-8713に戻してみようと思った。

今回は流す電流を少なくする。

12AU7のカソード抵抗を470Ωから1kΩにした。電圧測定で、12AU7の入り口電圧が少し高いので、ドロップ抵抗を2.2kΩから3.3kΩにしてみた。

ここでちとトラブル発生。電源電圧が半分くらいしかない。

整流管死亡?と思ったが、電圧を測っていくと、どうやら終段のECC99の様だ。一回抜き差ししたら元に戻ったが、振動を与えたらまた電圧が下がった。

次段の12AU7の電流を測りながらやってるのだが、その電流が半分になってしまうので、ECC99が短絡してるのかもしれない。

諦めて手持ちと交換した。

再度電圧測定と電流測定をしたら、もうちょっと下がってほしかったがまあ、良いところに行った。

12AU7に流す電流が小さいので増幅率が下がり、インピーダンスも下がり、良いことは何もないのだが、やってみなければ気が済まない。

いま、小さな音で鳴らしているのだが、一応音は出ている。

本格的な試聴は後ほど。

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EL34PPmono 調整32 電源ドロップ抵抗外し

2019-02-21 00:03:00 | MfD‐4 (Mullard)

大体機器の調整は終わった。後は仕上げのみ。

そしてSWを鳴らしたのだが、どう言う訳か、SWを鳴らすとオーディオへの情熱が一気に落ちる。

そこで、EL34PPmonoの電源ドロップ抵抗を外すことにした。

真空管をミューラードにしたのでプレート損失が範囲に入ると思ったからだ。

 

めんどくさいし、また使うかもしれないのでドロップ抵抗はそのまま残して配線をバイパスさせた。

これで整流管の内部抵抗とドロップ抵抗でインピーダンスが下がるとかなんとか、が対応できると思った。

 

少し後、ちょっと鳴らしたが、歪が減った感じ。滑らかになった。

巻線抵抗自体の歪みや接点が減ったからか?

F.B.で電源をシンプル化するとインピーダンス?フィルター?が変わるから音が良くなるとか。

良い抵抗を使ったつもりだったが、影響が大きい。

途中から故上杉氏が発表したアンプ回路は、電源トランスを特注ばかり使ってた。

電源回路はシンプルが良いんだ。

合わせてPTやCHが熱くならなくなった。電流値が減って負荷が下がったみたい。これなら夏場でも何とか行くだろう。

 

これでパワーは纏まった。満足いくとこまで行った。

しばらくパワーも手を入れることは無いと思う。まあ、細かいところはあると思うが、回路は触らないのではないか。

おお、すばらしい。

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EL34PPmono 調整31 真空管を換えてみる

2019-02-20 00:00:47 | MfD‐4 (Mullard)

今まで使ってきた真空管は、エレクトロハーモニクスのものばかりだ。最初、EL34Sを組んだ時に松下と聴き比べた。20年にも前になるか。その時はうれしいことに違いが分からなかった。

この時からだ、真空管は何でもいい。高いものを使う必要が無い、と思ったのは。

今思えば、コンデンサ、抵抗で一喜一憂してるのに、なんで真空管で違いが分からないんだ?おかしくねえか?

まあ、ケーブルは音の違いが分かるのに、ジャック・プラグの違いは分からない。

フィルムコンデンサの音の違いは分かるのに電解コンデンサの違いは分からない。

そんなことが有ったので、気にも留めなかった。

途中、たまにはミューラードでも買ってみるか、と思い使ったが、やはり違いが分からなかった。

それよりミューラードの真空管がダメになったとき、片チャンネル分また買わなきゃなんない。エレハモが有るのに。

その時からエレハモで統一しようと思った。

 

 

今回あたらめて比較試聴してみた。

まずは今まで使ってきたエレハモ。こいつは最近の音質改善も併せて良い感じ。ホーンスピーカーのように音が飛び込んでくる。うんうん、これだ。

次に復刻だがミューラード。

ありゃりゃ、びっくり。音場が頭の上まで伸びる。こりゃたまらん。一音一音が浮き上がらなく、CDのように並んでしまうが、断然こちらが良い。

いやー、こんなに違うとは思わなかった。さすがミューラード。復刻だけど素晴らしい。

 

それで過去の管球王国を読んだ。6CA7の試聴なのだが、これは読んでなかったが今回初めて読んだ。

今読むと、なるほどと思うとこが多々有った。

しかし何故か記事に復刻ミューラードが一つもなかったのは不思議。

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EL34PPmono 調整30 整流管交換

2019-02-19 00:04:22 | MfD‐4 (Mullard)

うーん、今までの苦労が覆られそうで気が進まないが、真空管を交換してみる。

今回は整流管。

まずは シルバニア 5U4G。

お、少し電圧が下がった。もしかして良い感じ?

整流管出口が432Vから424Vに下がった。画像は、右のテスターは出力管プレート電圧、左は位相反転段のプレート電圧。

じゃあ、試しにJJの5U4GBにしてみる。

なんと、さらに417Vまで下がった。画像は出力管プレート電圧。

電源のドロップ抵抗、取り外せないか?

なんか最近上手くいきすぎ。

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AKBに行ってきた。

2019-02-18 00:00:30 | その他

  先日行ったばかりだが、再度行ってきた。

こないだは店が開いておらず失敗だった。年内に用意しておきたい。

まず、あきばOーでハンダを探したが、見当たらなかった。

本命の海神無線。ネットで品切れのDALE巻線10W500Ωをだめもとで聞いたら有ると。ラッキー。これだから店頭購入はやめられない。

合わせて2W100Ωのハムバランサー、和光テクニカルのメタルクリーナーを購入。

メタルクリーナーは研磨剤が入っていて、ミガキ後ティッシュで仕上げ拭きをしてと丁寧な説明をしてくれた。

桜屋電機でDALE3W110Ω、200Ω、300Ω、オーマイトの5W100Ωを購入。DALE110Ωは100Ωが品切れだった。まあ、店員に言えば出してくれたかもしれないが、まあ、良い。

帰りにクラシックコンポーネンツに寄った。いま、ミューラードの真空管を買ったらいくらか?まだあるのか?気になった。管球王国の記事には出てなかったので、終わったか?と思ってた。

店には有ったが、価格が・・・エレハモの倍近い。対してエレハモのEL34のペアが無い。6CA7は有ったがワンペアのみ。どうしたエレハモ?

そして整流管5U4Gも探した。電源のドロップ抵抗を外した時の音を忘れられない。いま、5U4GBを使ってるのだが、5U4Gにしたら電源電圧が少し下がらないか?と思った。

少し有ったのだが、た、高価い!整流管に厳しい時代になった。

 

真空管、何とかしなければならないかな。

なぜか今回は信号等、交通がスムーズに行けた。

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プリアンプの調整 その6 ヒーター断線~試聴

2019-02-17 00:00:52 | プリアンプ

こないだ電圧調整をし、細々くっつけたあと、このプリを鳴らしてなかった。初期型がいやに良く鳴ってるので、さぞかし良い音が期待せずにはいられない。

はやる気持ちを抑えて、接続。

カートリッジをレコードに落とす。

あや、左が出ない。はぁ~。

RCAケーブルの接続変えてみたらプリらしい。

真空管を交換してみたが駄目。

電圧を測ると、カソードホロアの12AU7のカソード電圧が出てない。なんだ?

カソホロの出力コンデンサが死んだか?交換して、外したものを測ってみる。

容量は少しおおきいが、絶縁もよさそう。

電圧測るもダメ。プレートには電圧来ててカソードが立たない。カソードがどっかに短絡してるのかとも思ったが、ブレーカーは落ちない。

色々見渡したが、問題無さそう。それなら前回やったパイロットランプを外そう。こいつはヒーターからとってたのだ。

でも電圧はまだ来ない・・・ヒーター?左だけって、左のヒーターが点いてない?そういえばこのプリはトランスが6.3Vタップしかなかったのでヒーターをパラで点火させてた。

ヒーター端子を見たら、導通無し。これだ。

配線し直すも、この配置はハンダ付けしづらい。が、何とかする。

オッケーだ。

 

試聴してみる。

電圧上がったことで、もっと雄大になるかと思ったが、あまり変わらない。

一音一音がとろんと鳴る。しかしこれはカートリッジのせいかも知れない。

でも今まで感じなかった余裕?のようなものが出た。

 

あれ?一応回路的には完成?

フォノイコを組まなければならないが、完成じゃん。

って、EMINENTじゃなかったわ。

小さいスピーカーのような鳴らし切った満足感は無い。

でもこれは音量を上げれば出るんじゃね?

しかし、この大型スピーカーでないと出ない余裕がある。

久しぶりにゆっくり聴いてみる。

が、眠くもなってきた。

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レトロに。

2019-02-16 00:07:13 | システム

ちょっと違う音を聴きたくなった。

ヤマハのNS-10MMを鳴らしたら、この大きさとは思えない音が出た。

EL34PPmonoの駆動力、凄い。

でもちょっと物足りない。

そこでAR-4Xをまた出してみた。

するとこれまた凄い鳴りだ。低音が雄大。そして中音だが、立派に鳴る。なんだろう、昔の598とは一線を画した音だ。メインとしても良いと思うくらいの音。

そしてカートリッジをオルトホンSL-15Eにした。

細かいことを抜かせば、50年前のシステム。50年前にこの音を聴いてた人がいるのかもしれない。

デンオンからカートリッジを替えたのだが、やはり違う。まあ、目的が違うのだから当たり前だが、SL-15Eは良い音だ。

LCRフォノを完成させる前は低音が出なくて捨てっちまおう、なんて思ったが、そんなことしなくて良かった。

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EL34PPmono 調整29 現状

2019-02-15 00:00:20 | MfD‐4 (Mullard)

真空管を換えて測定したら、プレート損失が収まった。

ということは、各CR定数はこのままでいくとするか。

初段・位相反転段のMT管への電源ドロップ抵抗を100Ωとした。これはオーマイトの5Wとした。(手持ちがこれしか無かった)

こいつは先日の解体で、セメント抵抗か?と思い使うのを憚れたが、これしか無い。

 

これで、EL34PPmono完成だ・・・

 

と思ったが、音を聴いて、なんか面白くない。

というのは電源のドロップ抵抗を外した音が良かった。

 

なんとか電源の電圧を落とす方法が無いか?

・・・整流管を交換?

今使ってるのは5U4GB。これを5U4Gにしたらどうなる?

規格表をちょっと見たら、一次電圧に対する整流後の電圧は若干5U4Gの方がちょっと高い。ダメもとでどうなるかやってみよう。

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テスター 試しに。

2019-02-14 00:00:34 | 測定関係

なんとなく目途がついたので、そろそろ戻そうかと思う。そろそろ。

その前に折角だからテスターでほかの事をやってみる。

昨日までやってきたEL34PPmonoで試す。

KYORITSU1009で 電流 測定。電源整流のチョーク~出力管の間。これはmA、10Aレンジとも測定できない。故障。この時点でHz/Dutyボタンを押すと周波数が測れるという。やってみたが、表示しなかった。電流/電圧測定と周波数測定は多分同じ回路なんだ。

じゃあ、KEW1012ではどうか。こちらも表示せず。まあ、整流後なので直流なんで数字が出ないのかと思う。

じゃあ、電源の周波数なら出るか?1009を使い、電源電圧をスライダックで50Vにして 電圧 を測り、Hz/Dutyボタンを押したら49.98Hzと出た。

整流後の電流にリップルが残ってれば周波数が出ると期待したのだが、出なかった。今のところほぼ直流に整流されてると判断する。

取り合えずこのアンプで測りたいことはほぼ測った。

あとはアンプを戻すか。

画像はチョーク~出力管間の電流測定(左1012)と電圧測定(右1009)。

取説には一応、感電防止のため300V以上での測定はしないでください、とあるのでスライダックで電圧が300V程に合わせた。実際は400V程になる。

テスターは複数あるとよいわ。

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真空管か?

2019-02-13 00:00:06 | 真空管

ちょっと待て。

真空管周りのみだがほぼ設計通りの抵抗値なのだが、なぜかEL34PPmonoのプレート損失が超えてしまう。

真空管の内部抵抗おかしくね?

そか、ほかの真空管を使ってみよう。まずは再生産のミューラード。箱には新とメモが書いてある。

ワンペアダメにして、もうワンペア買ったんだっけかな?

チョーク入口電流が125mA、出力管カソード電圧29.05V、プレート電圧422V。プレート損失24.5W。

 

次にエレクトロハーモニクスの6CA7。EL34ではないので太管だ。間違えて買ってしまったものだ。

チョーク入口電流が125mA、出力管カソード電圧32.38V、プレート電圧422V、プレート損失26.3W

 

もういっちょ。中古の方のミューラード。

チョーク入口電流が122.3mA、出力管カソード電圧28.48V、プレート電圧425V、プレート損失24.2W

 

 

なんてこった。真空管、それもメーカーによって違うんじゃん。しかも私が数ペア持ってるエレハモは内部抵抗が低いのか、EL34も6CA7もオーバーしてしまう。ミューラードは大丈夫。

 

 

どうしよう。今、ミューラードの真空管って手に入んのか?ってか、手持ちはどうする?

 

 

参考に電圧増幅段と位相反転段、出力段の電流を測ってみた。チョークの出口なので、配線を一旦外した。

電圧増幅段・位相反転段(ミニチュア管):8.9mA(うへっ小さい)

出力管(5極菅):128.5mA(こんなもんか)

計137.4mA。(カソード電圧測定値より算出129mA)

前回この真空管でこの回路で電流値を計ったときの電流値144mA(チョーク入口)。

差が6.6mA。(約5%)。もしかしたらチョークの前と後ろなので、少し消費してるのか?

まあ、逆でないだけ良いか。

 

そこまでシビアな訳ではないが、ビミョーに電圧と電流が合わない。なんでだろう?この辺ばっちり決まると解析もしやすいのかも?なんて期待する。でも電流を測り始めて実感が沸き、回路の理解が深まった。

うれしいことよ。

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