analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

LCRフォノイコ試作16

2014-01-24 23:26:18 | PhfD‐3(試作)

正式に組むため増幅部のみ全バラ。

 

 

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LCRフォノイコ試作15

2014-01-24 23:18:48 | PhfD‐3(試作)

LCRを組み直す。その前に#7typeをもう一度聴く。あれほど良く聴こえたものがなんかツマラナイ。SHUREⅤの出方に似てる。空間にわっ、と広がる。ピアノの音色はシンセの様。なんか作りっぽい。機器の試聴評価は聴いて、一晩考える。一晩過ぎても良い物は良いが、評価が変わることがある。LCRはMCの様に中心から音が出てくるが、あまり広がらない。エネルギーとしては#7が音場に、LCRは音像にそれぞれ使った感じがある。エネルギーロスはどちらも感じない。音色はLCR。

このフォノイコは、故上杉氏が#7の回路をアレンジしたもの。管球王国にTAE-3で発表済。LCRを組む前はこれをしばらく使っていた。包みこまれるような広がり感が良かった。ゲインも私のシステムに合っていた。多少音色が薄くまぶしい感じである。なるほど世の「マランツセブン」の高評価が納得できる。

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LCRフォノイコ試作14

2014-01-24 23:02:29 | PhfD‐3(試作)

気になる所、それは2段目12AU7のプレート電圧が高い事。今はトランスの直流抵抗が高いのでは?としか言えない。MJ誌発表では200V程だが、240V程出てる。2割はちとでかい。使用したA-8713のDCRが小さいのか?

そして問題のトランス。ハシモトは一次1.3k。タムラは1.1k。この差で2段目12AU7の電圧が変わったのか?12AU7のプレート電圧を計っておかば良かったが狭くてプローブが入らなかったしもうばらしてしまった。

LCR、マニア心をくすぐる。#7ではないLCR。最初フォノイコはLCRで組んだとか。それがコンパクトに、シンプルにとマッキン・マランツタイプが出たのではないか?マランツではない「LCR」。これはマランツに勝った様な気がする。実に良い。

popsを聴くと、コーラスが良い。NFはなんとなく歌ってるけど心地良い~だが、LCRはここでなんとなく雰囲気が解かり心地良い。詳細が解かるが実在感までは出ない。これはNFBを入れてないからだ!と思ったがトランス2次より初段に戻してる。しかしNF特有の位相ずれ感は無い。変な加工せずそのままの音。昨日NFを聴き直したが、もはや戻れない。だが問題もある。SHUREには合わない。全然ごちゃごちゃしてる。いいものはすべてに良い、と思ってるが、それが当てはまらない。まあ、ちゃんと組み直せばどうだか。SHUREの反動も有ってか、SPUを繋いでみる。まあ、充分に鳴る。音作りが濃い。以前の生き生きとしたところは減った。音楽を聴く人は良いかもしれないが、アンプづくりをしている人にとっては????次にDL103FL.最初「高域落ち」と思ったが、まあ出てる。よく聴くとさわやかで切れが良い。以前のイメージとは違う。時にはこういう音も聴きたくなる。まあ、10万超えの中にあって健闘してる。無印やRなら103使ってる、と胸を張れるのだが。以前使ってたLCⅡも良い音だった。しかし針も減っていたため整理してしまった。FLもセラミックボディの為かさわやかで良いのだが、異端な感じがする。あの柔らかい樹脂のボディが良いのだけれど。

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LCRフォノイコ試作13

2013-12-06 16:14:40 | PhfD‐3(試作)

安全の為パワートランスのタップを240Vにしていたが、280Vにしてみた。こちらが本来の電圧。終段に供給の電圧が210Vから250Vになった。くぐもった感じがわーっと出てきた。空気感で、というよりエコーに包まれる感じ。不満が解消した。一音一音がはっきり聴こえる。コーラスが分離し声の質感がよく解かる。声系が非常に良い。浮き出てきてしかも心地良い。金属系の音は前に出てくる。  配線も適当で、「電線」レベルの物だが、それでこれであるLCRフォノイコ。実力はこんなもんだろう。相変わらず実在感は無い、空気感も無い。しかし響きが綺麗。音色が正確。うーんテスト組みでなく正式に組んでみたい。。線を6Nにしたらどうなることやら。凄い。・・・少し頭を冷まそう。

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LCRフォノイコ試作12

2013-12-03 01:27:40 | PhfD‐3(試作)

LCR二日目。もうこ馴れたか?音像について、声も弦も少し離れた所から聞いてる感じ。細かいニュアンスは余り解からない。トランスを通したアンプの感じ。整理して、或る枠の中で聴かせる。奥行きは余り無さそうだが、#7タイプのフォノイコより感じが出る。試しに#7タイプのフォノイコを聴いてみた。これは此れで良い。広がり感は出て、像の細かいニュアンスが出て、心地よい。だが、何か合成:作られたものに聴こえてしまう。LCRを聴かなければそうは感じなかったろうに。LCRは高音が若干ちゃきちゃきして、低音は割とあっさり。この辺はEQ回路の定数誤差か?抵抗はヴィシェイ(超高価)、コンデンサは、忘れた。のもっと精度の高いものが良いらしいが、試験的に作るためだったのでそこまでは拘らないことにした。その結果がこれかもしれない。でも不満がある訳ではない。そこだけ突き詰めても前段のトランスも違うし、真空管の動作も変わってるかもしれない。トータルでこの音である。

・・・ しかしフォノイコとは本来チョークで定インピーダンスでドライブ、とかいうのを聞いたことがあり、まさしくこれが本来の音では無いかと思う。オーディオ的には色々不満もあるが「音」が正確である。希少の物という満足感もある。再生芸術はどこ行った?

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LCRフォノイコ試作11

2013-12-03 01:12:31 | PhfD‐3(試作)

アンプ部の完成。電圧測ると2段目が変。カソードに5倍程の電圧が来てる?プレートとカソード反対だった。その後、一応大体の電圧出る。これなら音出しは可能だろう。EQ部、トランス部とも細かいチェックやってないから間違ってたら訂正大変だな~と思いつつ音出し。すんなり出た。意外やハム・ノイズも感じられない。第一声は「おとなしい」。その後、メリハリが出てくる。やっぱり私はマランツの#7の音が好きである。が、しかしである。この音も悪くない。「正確な」音であると思う。マランツは・・・。好みの音に創られた音。嫌いではないと言うより好きな音である。左右に広がった、包まれるような音。きらきらと瞬くような音。透明な声。何の不満もなく聴いていた。しかしLCRを作りながら、もしかしてこれは偽物の音?疑問が持ち上がる。オーディオは「再生芸術」と思う。自分好みの音に仕立てる。HiFiでなくても良い。しかしLCRを聴くと揺らぐ。超忠実ではないが、一切加工されてない音が此れであると思う。設計者の「これでいいのだ」妙に納得する。もう少し聴き続ける事にする。そして一時間ほど鳴らし、広がりは正直もう少し欲しいとこだが、不満ではない。個々の音の分離は優れては無いが、よく聴くと解かる。音色はソリッド感があるが、硬くは無い。以前聴いたことがある音だが思い出せない。最近の市販フォノイコはCR型が多い。私の組んだCRフォノイコ(上杉佳郎設計)はツマラナイ音だった。DL103には合うが、抜けがイマイチ、増幅が足りず躍動感がない。LCRはCRに似てて、その欠点を補う。しかし、音が浮き上がる。ホーンSPを聴いてるような音。そこが決定的に違う。

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LCRフォノイコ試作10

2013-12-03 01:04:47 | PhfD‐3(試作)

電源基盤。これも並べてみると、ヒーターの整流回路が載らない。今回ヒーターの整流に三端子レギュレーターなるものを初めて使用した。それに整流管と電源スイッチが乗らないので大きめの板に変更。ヒーター整流のショットキーバリアダイオードが結構熱くなる。

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LCRフォノイコ試作9

2013-11-30 21:54:46 | PhfD‐3(試作)

ドライブトランスの配線。解かりやすいように色分けした。

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LCRフォノイコ試作8

2013-11-30 21:43:35 | PhfD‐3(試作)

真空管の配置は、これで行く。そして組付け。無計画でやると、部品の配置に手間取る。探すと抵抗は結構手持ちが有ったりする。コンデンサ・抵抗を一部追加。何とか収まりそう。ここで、あろうことか配線間違いを見つける。ヒーターが6.3V点火だった。いつものように12VでワイヤリングしてしまったE80Fは点火が6.3Vだった。

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LCRフォノイコ試作7

2013-11-30 20:56:40 | PhfD‐3(試作)

LCRフォノイコ。真空管は一枚板にまとめることにした。当初、大体の配列で穴を明けた。それが実体配線図を書いてみたら収まらない。しかも真空管ソケットはスペーサーで持ち上げるので、落とし込みの穴は要らない。横のソケット間を明けてスペースを作る。

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LCRフォノイコ試作6

2013-11-08 14:57:19 | PhfD‐3(試作)

初段は5極管でシールド付とする。以前使った部品の流用。

左から2番目画像。左から初段E80F用、次段12AU7と終段ECC99用。ライントランス用。

トランス仮組込。TAMURA A-8713。知らなかったが今年3月に値上げしたらしい。約倍。このトランス、TAMURAにしては格安であったと思う。値上げは目に見えてたので去年暮れにもう一組買っておいた。

初段と入力を近付けたら、終段の出力コンデンサが付けづらくなった。逆にすると次段とトランスが遠くなる。仕方ないか。

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LCRフォノイコ試作5

2013-11-08 13:27:03 | PhfD‐3(試作)

基盤にインダクタ、続いて抵抗、そしてコンデンサ配置。買い忘れた33kΩの抵抗を先日買ってきた。そしてEQ基盤LRとも完成。1.9Hのインダクタが基盤留めるねじに干渉。何とかねじ込む。EQ基盤はPK-5ケースの上蓋にぶら下げるように、スペーサーネジを介して取付け。

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LCRフォノイコ試作4

2013-11-07 11:03:58 | PhfD‐3(試作)

ここで真空管E80F。テレフンケンだが外注であろう。類似はEF86、6267との事。電圧増幅5極管。初めて使う。ヤフオクで購入高かった。こんな希少球、他に使い道もなくどうすんだ? エレハモ12AU7。太めの感じが好きである。まあ、エレハモはトラブルらしいトラブルは無く、6CA7の不良は寿命と考える。真空管の銘柄で好みがあるらしいが、私はトランジスタに対する真空管で、「この真空管は駄目だ」は無い。JJ ECC99。これも初めて使う。JJオリジナル球らしい。類似管]12BH7。もはやここまで来ると、管の違いより回路の違いが大きいと思う。いづれは、と6CA7未開封プッシュプルが数ペアあるが、エレハモEL34がだめな訳ではない。

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LCRフォノイコ試作3

2013-11-07 10:37:20 | PhfD‐3(試作)

左からSPRAGUEオイルコンデンサ0.22μF400V5191M。リードが短いので価格が安かった。続いてWEST-CAP1.5μF200V。C45520-8。耐圧が低いが、この容量が他の店には無い。そしてアキバで買ってきた抵抗。0.3Ωなど、この手のしか無かった。酸金だと思うが色が良い。ブロック電解コンデンサTMC?450V22μ+22μF。今回島根の店を選んだのはこの電解と前のオイルコンが同時に在庫してたから。(オイルコンが無くなったらアンプの製作はやめると思う。)いつもは店を回って物を見てからかうが、必要なものが一度に揃う、価格が安いから。対応も早かった。内部配線はアムトランスの単線0.9mm。得体の知れないofcだが、以前作ったフォノイコに使用し特に不満が無かった。そして秘蔵のアクロテック6NAWG20。色々使ったが今はこの2種がお気に入り。配線の所為では無いかもしれないし、聴き較べた訳ではないが、なんとなく気に入った機器にはこの線を使ってた。高純度銅を毛嫌いする人もいるようだが、私は此れが良い。解体した機器から外しておいたもの。

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LCRフォノイコ試作2

2013-11-02 18:35:14 | PhfD‐3(試作)

電源トランスノグチPMC100。この位だろうと適当に買っといた。電流値は余裕がありすぎかもしれない。汎用品だが、ノグチはハンマートーンのHGが良い気がする。そして今回の問題点。出力コンデンサ。出側に0.82μもの容量をぶら下げるのはちょっと抵抗があった。しかもそんな容量・・・今回は0.33と0.47をパラって0.80μで妥協。オイルコンでは見つからず、諦めかけた。やっと見つけた東一オイルコンデンサ0.33μF。クラシックコンポーネンツに行ったら品切れ。錫箔の様だ。銅箔が良かったが、高価。本来0.82のところだが。欲しいと願うと巡り合えるものだ。チョークコイル。ノグチPMC1006。征矢アンプ作った時に使ったもの。解体してしまったので転用する。チョークは電力を変換するらしく、効率が良いとか。抵抗によるπ型フィルターより、チョークの巻線数による効率が悪くなるとか突っ込みどころは有る。某是枝氏もこれを使うと音がなまる、と言う。もう一つは30H-45mA。こちらは東栄の新品。此処の物は飾りがない。その分安い。チョークによる音質劣化は感じられない。というかわからない。較べた訳ではないが、今までチョークを使うと音が薄くならない感じだった。ガード下2階の山本無線E-BOX店で0.33を見つけ、クラシックコンポーネンツに戻る。そしてDEL RITMOの0.47を購入。東一に居た人間が会社起こしたとか。中身は同じはず。黒くて小さいのもあったが、統一のためこちらにした。できるだけオイルコンを使いたかった。奇跡のような発見。探すと、必ずとは言えないが出てくる。

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