我が家でのカートリッジと昇圧トランスの今のベストな組み合わせ。
マイソニック EMINENT は stage202(負荷インピーダンスは82Ω)
オルトホン エスピーユー SYNERGY と SL15E は マンラツ MC千の3Ω(47Ω)
デンオン DL‐103FL は TA‐FA7ESのMCポジション(100Ω)
このような結果になった。
マイソニックは純正。メーカーで多分良いところにチューニングしてんだな。
マンラツはエスピーユーをターゲットにしてると何かで読んだことがある。実際SYNERGYは良く鳴っている。
103FLはトランスではなんか頼りない。ヘッドアンプだと 「これがデンオンの求めてた音か」 と納得できる感じに鳴る。
真空管にしたら、電池のヘッドアンプを鳴らしてみよう。
イマイチしっくりこないことは、昇圧トランスの表示だ。
MC千は、3Ωと40Ωと有る。
こいつはカートリッジの内部インピーダンスであり、負荷抵抗値ではない。なるほど。
このトランス二次側が47kΩの時、負荷抵抗は47Ω、470Ωとなる。
なのだがMC千にもある3Ωをカバーしてるstage202の表示は1~6Ωとなり、負荷抵抗は82Ωと倍近くになる。
普通のカートリッジは~Ω以上となっているのだが、不幸にもSYNERGYは10~50Ωと上限を決めている。
なのでstage202とは音を聴いてもイマイチ合わない。
それから昇圧トランスの連結使用はどれも上手く行かなかった。
(↑今回のシリーズの主要目的。この後脱線で、もう少し続きます)
昇圧トランスには、インダクタンスが信号の妨げになる、と言うのが有るらしい。
昇圧トランスお互いのインダクタンスが影響してる、と考えると納得できないことも無い。
なかなか難しいね。
20210816