analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

昇圧トランスの組み合わせはどれが良いか? その6/10 現状組み合わせ

2021-08-31 00:03:09 | MC昇圧トランスの組み合わせ

我が家でのカートリッジと昇圧トランスの今のベストな組み合わせ。

 

マイソニック EMINENT は stage202(負荷インピーダンスは82Ω)           

オルトホン エスピーユー SYNERGY と SL15E は マンラツ MC千の3Ω(47Ω)

デンオン DL‐103FL は TA‐FA7ESのMCポジション(100Ω)             

このような結果になった。

 

マイソニックは純正。メーカーで多分良いところにチューニングしてんだな。

マンラツはエスピーユーをターゲットにしてると何かで読んだことがある。実際SYNERGYは良く鳴っている。

103FLはトランスではなんか頼りない。ヘッドアンプだと 「これがデンオンの求めてた音か」 と納得できる感じに鳴る。

真空管にしたら、電池のヘッドアンプを鳴らしてみよう。

 

 

 

 

イマイチしっくりこないことは、昇圧トランスの表示だ。

MC千は、3Ωと40Ωと有る。

こいつはカートリッジの内部インピーダンスであり、負荷抵抗値ではない。なるほど。

このトランス二次側が47kΩの時、負荷抵抗は47Ω、470Ωとなる。

なのだがMC千にもある3Ωをカバーしてるstage202の表示は1~6Ωとなり、負荷抵抗は82Ωと倍近くになる。

普通のカートリッジは~Ω以上となっているのだが、不幸にもSYNERGYは10~50Ωと上限を決めている。

なのでstage202とは音を聴いてもイマイチ合わない。

 

 

それから昇圧トランスの連結使用はどれも上手く行かなかった。

(↑今回のシリーズの主要目的。この後脱線で、もう少し続きます)

昇圧トランスには、インダクタンスが信号の妨げになる、と言うのが有るらしい。

昇圧トランスお互いのインダクタンスが影響してる、と考えると納得できないことも無い。

なかなか難しいね。

 

20210816

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昇圧トランスの組み合わせはどれが良いか? その5/10 追試~とあるhpより

2021-08-30 00:03:20 | MC昇圧トランスの組み合わせ

DL103FL(推奨負荷30Ω)を、

TA‐FA7ESのMCポジション(100Ω)にA‐81を繋ぎ31Ωで受ける。

または

TA‐FA7ESのMMポジションで40Ωではなく3Ω端子を使うと47Ωで受けることになるのでどうか?

 

 

SYNERGY(推奨負荷10~50Ω)を、

TA‐FA7ESのMCポジション(100Ω)にA‐81を繋ぎ31Ωでも良いかもしれない。

または

TA‐FA7ESのMMポジションにA‐81とstage202(アンプ側)で25Ω程になるので、これも行けるかもしれない。

 

 

それからstage202とMC千の40Ω(アンプ側)

で負荷が3.1Ωになる。

 

 

 

結果は惨敗。

 

SL15Eから103FLで試してみてやめた。EMINENTとSYNERGYはやらなかった。

表示通りの使い方が一番良い。

MCポジションにトランスはダメだ。

推奨負荷インピーダンスに合わせようとすると、大体音が死ぬかコジンマリしてしまう。

 

小音量では良いが、通常の音量に上げるとダメになる。

 

インピーダンスの計算が間違っているのか。

 

 

 

カートリッジの最適負荷で検索を掛けていたらとある hp に遭遇した。

ノスタルジ◯ーとか。

同じことを考えてる方がいらっしゃるものだ、と拝見させていただいた。

 

 

(※一般にトランスの二次側は47kΩで繋ぐのが基準とされている。)

 

最低指定負荷抵抗値 ≦ 最適負荷抵抗値 ≦ 内部抵抗値×10 最低指定負荷抵抗値

これは納得できるが、そもそも指定最低負荷抵抗値が解らない。

そして、

電磁制動は有害 です

むむっ。

どうやらトランスのインダクタンスによる抵抗と解釈した。

ダンピングに関わるのか?

カートリッジが低インピーダンスであればインダクタンスが無くなり、電磁制動の影響を受け無くなる。

この影響を排除するためには、内部インピーダンスを下げるか、昇圧トランスの昇圧比を下げる。

誰かが言った「昇圧比は低いほどいい」。これか。

 

それから古いエスピーユーGEは2Ωと6Ωが有るとか。

私も見て、「あれ?」とは思ったが、見間違いかとそのままにしておいた。

古い規格1cm/secだと2Ωで、5cm/secになると6Ωになるとか。

よく見てるなぁ。

 

で、この人の結論では、インピーダンスはマッチングには関係なく、昇圧比が関係する、っと言ってると解釈した。

 

私も最初は疑ったが、0.3mV出力のカートリッジが常時0.3mV出してるとは考えづらいんだけど。

そしてこの人もSYNERGYを持っているが、キツい音だって言ってた。

私のはそんなことは無い。

30dBのトランスで良く鳴っている。

サウンドハイツで教えてもらったSYNERGYの推奨トランスはVERTO(ベルトと読むらしい)は切替付きでMC千と同じ30dBだ。

負荷インピーダンスは47dBとなり、SYNERGYの推奨負荷内に入る。

これからすると、stage202ではマッチングしない。

という事で、最適負荷には電磁制動が絡んでいると予想してるのだが。

 

20210814

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昇圧トランスの組み合わせはどれが良いか? その4/10 仕様

2021-08-29 00:03:09 | MC昇圧トランスの組み合わせ

各カートリッジの仕様を確認した。

トランスの場合、

103(無印・内部インピーダンス40Ω)も103FL(30Ω)も推奨負荷は40Ωとなっている。

ラックスマンのカートリッジLMC‐5は内部インピーダンスが4.7Ωで推奨負荷が2.5~10Ω。

オーディオクラフトのカートリッジAC‐03は内部インピーダンスが3Ωで推奨負荷が1~10Ω。

フィデリティリサーチのカートリッジFR‐7fは内部インピーダンスが2Ωで推奨負荷が3Ω。

SL15Eと同じく負荷抵抗を数倍ではなく同程度の値とするようだ。

 

しかし、オルトホンのカートリッジSYNERGYは内部インピーダンスが2Ωで推奨負荷が10~50Ωとなっている。

EMINENTは分からなかった。

内部インピーダンス1.8Ωに82Ω負荷なら46倍ほどになる。

 

 

 

昇圧トランスの仕様も確認した。負荷(プリアンプのフォノMMポジション)が47kΩとして、

 

●マンラツ MC千 40Ω端子では470Ω受けとなり、30Ωの15.7倍となる。

☛DL103FLが薄っぺらい感じになるのはこの値が大きすぎるのか?推奨負荷の30ΩにするにはヤマハAX‐1200のMCポジション(200Ω)にA‐81を繋ぎ50Ωで受けるか、もしかしたら40Ωではなく3Ω端子を使うと47Ωで受けることになるのでどうか?

 

●マンラツ MC千 の3Ω端子では47Ωとなり2Ωの23.5倍。

☛SYNERGYにはベストマッチ。推奨負荷の10~50Ωに入る。TA‐FA7ESのMCポジション(100Ω)にA‐81を繋ぎ25Ωでも良いかもしれない。stage202と近いのでこれを繋いだが、イマイチなんだ。ターミネート抵抗と巻き数がちがうというのも有るが、EMINENTとSYNERGYは似て非なるものと思っている。stage202とA‐81で20Ω程になるので、これも行けるかもしれない。

 

●ザイカ A‐81は11.8kΩ。

ベストマッチとは言い難いが、この独特の音色を聴くには良い。どんなカートリッジも鳴らせる。

 

●マイソニックラボ stage202はターミネート抵抗が有り一次側が82ΩとなりEMINENT1.8Ωの46倍。

☛この組み合わせもマッチングが取れている。が、EMINENTの最適負荷抵抗が解らないので何とも言えない。

 

 

ここで、少し考える。

ザイカ A‐81と マンラツ MC千 40Ωを接続すると、154Ωとなる。

これだと一番高い103FLでも5倍で推奨を外れる。

 

マイソニックラボ stage202と マンラツ MC千 40Ωを接続すると、0.8Ωとなる。

これだと一番低いEMINENTにしてみても半分以下になってしまい低過ぎかと思う。

stage202とMC千を前後入替えると3Ω程になる。

 

 

先のstage202とA‐81なら良いかもしれない。

 

20210812

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昇圧トランスの組み合わせはどれが良いか? その3/10 トラブル・問題

2021-08-28 00:01:51 | MC昇圧トランスの組み合わせ

組み合わせを変えていたらおかしなことがいくつかあった。

数日前は出来たと思うのだが、アンプをMCポジションにしてトランスを噛ますと音が小さくなってしまう。

又はLchが大きくなってRchが小さくなったという事もあった。

30Ωのカートリッジに1Ωの負荷、のように多分過負荷で音が出ないのか

 

 

今までは気が付かなかったが、今回気が付いた事。

A‐81とMC千は中高域:声に歪のような、針にゴミが付いてるような感じのビビりみたいなものが微かにある。

マイソニックはそれが無く、声が滑らか。これはターミネート抵抗が付いてるからかもしれない。その代わり音が死ぬ。

好みとしてはザイカとマンラツの音だ。ビビりみたいなものはレコードの溝の傷かもしれない。

DL103FLもSYNERGYも中高音 : 声の少し高い部分でビビり音が有る。これは針が減ってるのだと思う。

が、もしかしてMC千の高域共振か?などとも思う。

STAGE202ではこれがごく少ないんだよな。

 

 

回転シェルを使ってて感じた事。

103FL(MC)だとなんかミスマッチ感が有る。

もっと厚くなっても良いと思うのだが。

ヤマハAX‐1200で鳴らす103FLはどうも薄く力が無い。これだったらMMのアーピスの方が良い。

セレクターの接触が悪く右の音が小音量では途切れ試聴どこではないのでアンプを変える。

ソニーのTA‐FA7ESにした。

ここで念のためカートリッジをMMにしてみた。

DL109Dにしたのだが、ダイナミックで厚い。

これはフォノイコのMCがイマイチのような気がしたが、回転シェルを止めセイシンのシェルにしてみた。

これだ。MMとの性能差はほぼ無く、103FLの方が細いというか鋭い感じだ。

なるほどこの差なら納得できる。

回転シェル、なんかおかしいかも?

 

 

トランスを切り替えると右に音が寄ったり左に寄ったり、左右出なかったりもした。

ヤマハのAX‐1200で鳴らしてたのだが、聴くに堪えなかったのでプリにソニーのTA‐FA7ESを使い、AX‐1200はパワーだけの使用とした。

ヤマハのエレガントさやソニーのがっしり感は薄れてしまったが、ソニーのフォノの相性が良くヤマハの駆動力が良い、と試聴には良い感じになった。

・・・結局は昇圧トランスのジャックの接触不良だった。

 

 

測定の際、0.001Vと1mVを勘違いしてしまい、stage202の入力に1Ωの抵抗を介してだが1V以上かけてしまった。その後に上記の接触不良が起きたので「トランス焼き切った?」っと焦ったが、大丈夫のようだ。

A‐81をくれた人はライントランスとして使ってたらしいが、ラインは最大2V(CD)掛かるはずなのでどう丈夫なはず。

A‐8713も二次側(?)は40Vなんて有ったので大丈夫と言うのは少し思ってた。

 

20210812

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昇圧トランスの組み合わせはどれが良いか? その2/10 昇圧トランス測定

2021-08-27 00:02:21 | MC昇圧トランスの組み合わせ

昇圧トランスを単体で測って見た。

一次側は端子両方に1Ωの固定抵抗(手持ちがないので2Ωパラ)をそれぞれ介して発振器で信号を入れ、電圧も測る。

二次側は47kΩの固定抵抗を短絡する要領で接続し、その両端の電圧を測定。

うちの発振器は0まで絞り切るのことは出来ないので最小0.52mVで測定した。

右半分は定格値、左半分が測定値。

   

40Ωは本来一次側に20Ωの抵抗をそれぞれ繋ぐのが正しいはずだが1Ωでやってしまった。

3ΩとSTAGE202は定格と若干差が有るが、DMMのACレンジの測定下限なので誤差が有ると思い発信機信号電圧・抵抗の少し値を動かしてみたが変わらなかった。

 

これでA‐81を見て見ると、なんと26dBとなった。

結構大きい。ケタ間違いかと思ったが、画像で撮ってあった。

昨日の試聴で良いと思ったのは、50kΩ÷400で125Ω・・・

良いところだったのかもしれない。

でもボリュームの位置がかなり上なんだよな。

音量も小さい。

再度測定した。

トランス二次側はDMMではなくオーディオ測定器を使った。


結果は昇圧比が1.8程になった。

ミスのようだ。

こうなるとA‐81の本体の書き込みが昇圧比だと確信した。

 

 

トランス二次側の抵抗は47kΩだが、試しに二個パラで23.5kΩにして電圧を測って見たがあまり変わらなかった。

 

一次側抵抗を2Ωから4Ωにしてみたが。此方もあまり変わらず。

 

20210811

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昇圧トランスの組み合わせはどれが良いか? その1/10

2021-08-26 00:05:52 | MC昇圧トランスの組み合わせ

SL15Eを鳴らす際、昇圧トランスをマンラツのMC千とZAIKAのA‐81の二段重ねで鳴らしたら殊の外よかった。

トランスを組み合わせて色々鳴らしてみよう。

 

アンプはヤマハAX‐1200、MCポジションは負荷が220Ω、MMは47kΩとなる。

タンテはトーレンスTD‐521、トーンアームはエスエムイー3012Rに回転シェル。

カートリッジはデンオンDL103FL(30Ω)を回転シェルに取り付け。

 

昇圧トランスは、

マンラツ MC千(40Ω or 3Ω)

ザイカ A‐81

マイソニックラボ stage202

 

カートリッジは

デンオンDL103FL

エスピーユーSYERGY

マイソニックラボEMINENT

オルトホンSL15E

 

それぞれ昇圧トランス単品と、A‐81とMC千(40Ω)、stage202とMC千(40Ω)の二段接続で、それぞれのカートリッジを鳴らしてみた。

夜中に小音量で鳴らした時と昼間に音量上げて鳴らした時では印象が違う。以下は昼の印象となる。

 

結果はそれぞれ最適と言われる組み合わせが良かった。

デンオンDL103FLはMC千(40Ω)

エスピーユーSYERGYはMC千(3Ω)

マイソニックラボEMINENTはstage202。

※MC千はデンオンとオルトホンで音決めしたとかどこかで聞いたような気がする。

 

A‐81はどのカートリッジとも合う。音がほんの少し薄くなるのだが、カラーTVを見てるよう。他の純正組み合わせはモノクロTVを見てる感じか。

リアルを求めず独自の世界を聴くには最高だ。

 

音量を上げて再度鳴らしたら、昇圧トランス二段重ねは低音が薄くなる。音場が上に広がらない。

なんかイマイチだった。

 

 

4種類の昇圧比を組み合わせてインピーダンスを合わせようとしたが少し無理が有り、フォノイコの入力抵抗を替えてみたくなった。

もちろんトランジスタアンプでは無理だ。

 

20210810

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結局はフルレンジ?

2021-08-25 00:09:14 | ロクハン

スピーカーがチューニングによって突然良くなることがある。

もちろん自然にではなく何かしら手を加えてだ。

 

今回のNS‐690Ⅲではマグネットの防振だ。

このスピーカーは以前にいろいろ手を加えた事がある。

ネットワークをTY・SQとWFで分割しバイワイヤにした。

TWのガードを剥がした。これは

高域で問題となる指向特性や周波数特性を改善するアコースティックディフューザー”

なのだという。

SQに音響レンズに真似たものを付けた。

 

 

DS‐3000も色々やった。ネットワークのコンデンサー・コイル・抵抗交換。定数はそのまま。

内部配線を交換。

ユニットの取付ボルトのワッシャーをセイシンのものに変更。

 

 

690Ⅲはマグネットの防振、3000はネットワークの部品交換で音が変わった。

これが転機だった。

ユニットから音が離れる。

中高域のつながりが良くなる。フルレンジのように鳴る。

コストの関係で出来ない、ここまで、という縛りを取り去ると本性を出す。

 

 

じゃあ、2ウェイはどうか。

AR‐4X

SP‐50

LS3/5a

NS‐10MM

301V

などを使ったが、これらは最初からフルレンジのように鳴り満足度は高い。

手を加えることを必要としない。

 

 

スピーカーの究極はフルレンジ。

・・・フルレンジに戻る。

そゆこと?

私の場合はマルチウェイがフルレンジに近くなっているので、フルレンジに戻る気配がない。

そういえばアンプもフルレンジのように鳴るようなチューニングをしてた気がする。

 

フルレンジね~

 

20210819

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NS‐690Ⅲのその後

2021-08-24 00:04:43 | NS‐690Ⅲ

そろそろDS‐3000のミッドハイを組まないと、とも思うのだが、NS‐690Ⅲがとても良く鳴っている。

ソフトドームと言うとハードドームより落ちる・格下、と言うイメージが有ったがとんでもない。

アンプが間違ってた。

ソニーのTA‐FA7ESとのマッチングが良い。アンプの個性が無くスピーカーそのままの音って感じ。

ヤマハのAX‐1200も良いが、少しチリチリ感が有り曖昧なところが有る。

どれも古い機種だったがオンキョー、アキュフェーズ、サンスイとはイマイチ。

私の好みも有るが、駆動力のあるアンプが良いようだ。

 

ピアノが良いとされているこのスピーカーだが、私はいつも疑問に思ってた。

どうもクリアに抜けない、少し厚くなる感じが余計と思ってた。

それが大分落ち着いた。

小音量で曇ってコジンマリ、と言うのも無くなった。

何より機器を弄った変化が分かりやすくなった。

ただ、このピアノ安っぽくね?っと思ったが、ビルエヴァンスはアップライトピアノを使ってるようだ。

後でグランドピアノの曲を掛けてみよう。

 

 

ユニット防振で余計な音が無くなった分痩せた感じになった。高域も伸びてない気がする。

アッテネーターで少し持ち上げたら厚くなるかな?

右のTWのレベルを上げたが音が出てない。つまみをぐりぐりしても全く出ない。

TWのマグネットを外してみた。

マグネットを押さえるネジを締めると音が出なくなる?

フレームを指で押さえながら音が出る場所でネジ締めで対処。

SQと違いこちらはシビアだ。

 

 

そうするとウーファーとの繋がりに違和感が無いでもないが、聴けない程ではない。

アルミむき出しのユニットフレームがウォルナット仕上げのキャビにマッチして無いようだが、それも良いではないか。

以前に銅色で染めた感じが良かったが、純正色を尊重しよう。

良いスピーカーだ。

 

20210814

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ミッドハイ到着

2021-08-23 00:05:37 | DS‐3000

DS‐3000のミッドレンジが到着したようだ。

明日引き取り予定だが、追跡掛けたら宅急便センターに到着・保管となっている

センターに押しかけたら今日でも引き取り可能との事であった。

 

梱包は基本的に送付した時と一緒だが、箱の下の長辺の折り返し部分に段ボールが挟んであり、梱包用のテープで巻いてあった。

なるほどここまでするのね。でも挟んだ段ボールずれてズッコケそう。

 

最初に振動板の破片が出てきた。

返送願った奴だ。

結構ボロボロ。手に持ってみると結構重量感がある。

アルミ箔よりは厚めでコピー用紙ほどの厚さが有った。

手に持って思ったが、この重量を振動させるエネルギーって結構大きいハズだな。

返送してもらってよかった。

ただ、この振動板、チタンの上にボロンが載ってるのだけれでも、それが解らない。

チタンベースだけ ならもう少し軽いと思うのだが。

色はカーキ?薄茶色。元はねずみ色だったハズ。

 

ボロンってなんだ?

ホウ素。

普通はボロンだけでは成型出来ないのか、炭化させてるようだ。

後のB4Cは純ボロンと思ってたが、炭化ボロン?

金属としては半金属と言うらしい。非鉄と鉄の間。なんだそりゃ。

 

 

新しい振動板はマグネシウム。

ヤング率はボロン、ベリ、チタンが有ってずっと落ちてマグになるようだ。

材質的にはチタンと言うのもヤフオクで有ったが、お世話になったことが有る吉田さんのところのマグを選んだ。

いま、多分最高の技術を持ったフォステクスがツイーターに使っている素材である。

そんなに硬くないという事は、内部損失が有って嫌な音を出さないと予想した。

チタン使ってピーキーな音になったら・・・もう歪っぽいのは嫌だ。

音も違いは分からない程、との事。

 

現物は茶色っぽい。

もっと鈍い光沢のシルバーかと思ってた。

画像を見ると、表面に何か塗ってあるっぽい。

 

フレームをタッチアップしたという事だが、うっすらとキズが残っている。

まあ、こんなもんだろう。

 

そして問題のDUD(DIATONE Unified Diaphragm)だが、想像通りドーム部分とボイスコイル部分を切断したようだ。

割れた振動板に被せただけか?とも思ったが、外した振動板が戻ってきたことから切って貼ったのだと思う。

これでミッドハイのDUDも終わった。

エッジはソフトドームの素材と一緒と思ってたが、FRP系のようだ。

 

 

保護ネットは綺麗に成型してくれたようだ。片方は塗装してくれたようだが、もう片方はそのままっぽい。

 

 

今までなら早く聴きたいというのが有ってすぐにでも組んだが、ゆっくり、ゆっくり。

歳かな。

 

20210813

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スピーカーの防振 ツイーター

2021-08-22 00:01:33 | NS‐690Ⅲ

NS‐690Ⅲのスコーカーの対策は上手く行った。

598のクラスは超えたかと思うが、じゃあその上の12万クラスは?と言うとどうなの?って感じ。

この辺はコストの問題があるので高級機だからやっているとも言えない。

スコーカーだけやってツイーターは?

なんか片手落ちのような気がしてた。

明日DS‐3000のミッドハイが到着する。

この際だからやっておこう。

センターポールには穴が開いてない。振動板裏に詰めたグラスウールだけで吸音だ。

ここにブチルは憚れるので、レゾナンスチップを付ける。ブチルは止めた。

剥がれて落ちたら?

多分ビビり音がすると思う。まあ、吸音材で押さえられてると思うからそんなことも無いようだが。

TWはエネルギーが小さい(ハズだ)から大丈夫でしょう?

左右やってもそんなに時間はかからなかった。

 

最初の音出しは片方だけやって両方聴き比べた。

TWに耳を当てるとおお、やった方はクリアになった。

やって無い方はじょりじょり感が有る。

こりゃ期待できる。

両方鳴らしたら、高域がカサカサ、乾いた。

ハヤマッタか?と思ったがLP一枚ほどで落ち着いてきた。

今までは中音しか聴いてなかったようだが、像が上に伸びた感じで前にも来る。

横の広がりは無理かと思ってたが、出てきた。

価格程の音は出てないと思ってた。ずっとだ。

一般には評価が高いスピーカーなので、私の個体だけがダメなのか?っと思ってたが、二組使ってたのだ。そんなことは無い。

 

このスピーカー、漸く実力発揮したと思う。

後はウーファーなのだが、つながりが良くない。

が、ウーファーは私には手の入れようがないんだよな。

 

20210813

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トーレンスが不調 その5 オイルについて

2021-08-21 00:05:01 | アナログ

それから軸受けのオイルを硬いものにした。

現在はAZのミシンオイル。粘度は10cStらしい。

国産なめんな!柔らかいオイルでも油膜切れは起こさんぞ、なんて思い使っていた。

純正は糸を引くくらい粘度が有ったっけ。

先日アームリフター用に買ったシリコンオイル(失敗)の450番が有ったので使ってみる。粘度は純正より少し柔らかい気がする。

はっきり聞き分けた訳では無いが、全体にはっきり鳴るようになった。

オイルでこんなに変わるか?

以前は解らなかったのでミシンオイルにしたんだけど、もう戻れない、かな。

 

 

純正オイルを調べてみた。

Caltex Regal Oil B とある。

カルテックスは、1936年にスタンダード・オイル・オブ・カリフォルニアとテキサコの合弁で設立、とあるので、

Texaco Regal Oil B と同じものと思う。

こいつの粘度が見つかった。

等価ISO粘度(cSt)は46(38~46)。

ずいぶん柔らかい。

純正オイルが糸引いてたのは、水分含んで劣化してたんだと思う。

 

そういえば和光テクニカルのオイルが有った。

軸受け用に買ったんだった。

 

20210817

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トーレンスが不調 その4 復調した

2021-08-20 00:01:42 | アナログ

起動時ベルトが外れなくなった。

サブターンテーブルが下がったからと思う。

最初購入したときのベルトは6年位持った記憶がある。

その後のは2年位で交換してた。

以前はタンテの水平を出すのにサブシャーシーをメインシャーシより少し高めにしてた。

これによって駆動のモータープーリーの高さよりサブタンテが高くなった。

以前はサブタンテの下端にベルトが掛かり起動時のゴムのたわみにより外れやすくなってた?

 

今は駆動モーターのプーリーに対して サブタンテが少ししか高くならず、ベルトの掛かる場所が5mmほど上がった。

今までは起動時にタンテを手で少し回してから起動スイッチを入れてたが、一回だけそれをやらないで起動したら難なく回った。

起動時にベルトが外れるのはベルトの伸び。

必ずしもそうとは言えないかもしれない。

 

20210807

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トーレンスが不調 その3 鳴らしてみる

2021-08-19 00:03:39 | アナログ

まずは小手試し。

アーピスのAP1‐phで鳴らしてみた。

LCRフォノイコだと中音のふくらみが気になってあまり聴く気にならなかったが、これだと良い。

まとまりがある。

言い忘れたが、NS‐690ⅢにAX‐1200をつないだ。

同じヤマハだが、純正の組み合わせには何かプラスアルファが有ると思う。

私は出来るだけメーカーは揃えるべきと考える。

オーディオの楽しみが半減?

残念ながら私は純正組み合わせ以上の音を聴いたことが無い。

 

なんか、MCじゃなくても良いんじゃね?なんて思えてきた。

良いシステムが組みあがった。

サブシステムランクなんだけど、それを忘れさせる。

 

 

今回タンテを弄ったが、工具について。

スナップリングプライヤは大きめのを購入した。小さい方ので大小兼ねようかとも思ったが、力が入らないとダメかと思い大きいのを買ったが、スナップリングに鍔が出ており木に食い込んでたので大きいので良かった。

 

ドライバーだがポジと言うのを使っている。確か3番。

気仙沼のショップの人に教えてもらった。

アームのサブシャーシー

底板

板バネ

それらを外すのに使った。

JIS?でも回らないことも無いが、こちらの方がしっくり食い込むので気持ちがいい。

 

 

何故か安定してるんだよな。

ゴムベルトも結構使ったものなのに外れなくなった。

水平は適当だったが手前が低く左右は良いとこだ。

前は一発目起動後は必ず外れてた。

サブタンテが良いところに収まったというのもあると思うが、サブシャーシの傾きでもベルトの位置が変わる。

手前を上げるとベルトがサブタンテの下方に行ってしまう。

 

20210806

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トーレンスが不調 その2 円盤を取り除く

2021-08-18 00:03:30 | アナログ

軸受け外しは諦めて、軸受け内に入れた円盤をなんとか外すのを試みる。

斜めになってるという事は底との隙間があるはずなので、円盤に穴を明けて何かに引っ掛けて引きずり出そう。

本来はドリルに何か巻いて軸受けを養生した方が良いが、慎重にやれば大丈夫。

がしかし円盤をドリルが貫通した後を考えてなかった。貫通した後は軸受けにドリルの先端が穴を掘る。

円盤にはタンテのシャフトがくぼみを作ったのでそこにドリルを当て穴あけ。

切りくずはどうすんだ?

ドリルの3mmで貫通したが円盤を引き出せない。

4mmにして中をのぞいたら円盤がくるくる回ってる。

ドリルを引き抜いたら円盤も上がってきた。

軸受けには少し穴を明けたようだが、円盤を入れる前からあったものだ。それを少し大きくした程度。

円盤の穴が偏芯してたので軸受けの穴が真ん中なのを見ると、ドリルの先端は軸受けには当たって無いと思うのだが。

問題無い。

と言い聞かせる。

 

綿棒で切りくずを取ろうとしたがらちが明かない。

エアダスタで飛ばしたが、どうなんだろ?

逆さにしてブレーキクリーナー(トルエン)で洗い流した。

軸受けはスラストは砲金だと思うがラジアルが樹脂だったか?と思ったが、アルミのような感じだ

溶剤の影響は無いと思う。アルミは少しくすむかも。

軸が硬そうで受けが柔らかい感じ。

 

軸受けの中を見たが問題ななそう。

軸受けにミシン油を5滴ほど垂らし、軸に少し塗ってサブタンテをセット。

手で回したが回転が良くない。速めで止まってしまう。

やっちまったか?っと思ったが、数回転したら静かに止まるようになった。

焦った―。

 

サブシャーシを組むとき、板バネがヘタってるところが有ったのでひっくり返した。

 

ベルトの位置は少し上に来るようにサブシャーシの位置はメインシャーシより1mmほどさがったとこだ。

余り下げるとタンテがシャーシに当たる。

トーンアームケーブルの導通を確認して組み上げた。

 

一つ疑問なんだが、軸受けにアースケーブルが有るがサブシャーシ(木材)に落としてるんだよな。

取り敢えず音は出たので試聴は後日。

 

20210805

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トーレンスが不調

2021-08-17 00:02:49 | アナログ

昇圧トランスを色々試したいのだが、まずは片付けよう。

トランスを組み合わせるのにプレーヤーを移動した。

LPを掛けてたら段々曲が遅くなった。

軸受けの油切れ?給油したが直らない。

タンテを手で回すと惰性で回る時間が短い感じ。なんか重い。

軸受け内を綿棒で掃除したりしたが直らない。

ダメっぽい。

やはり軸受け内に入れた円盤がいけないのか。

OGPイメージ

トーレンス改造 - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

アンプ類が結構良いところまで来たので、前から思ってたタンテの軸受けの改造をする。F.B.でタングステンチップというのを教えてもらって、軸受け...

トーレンス改造 - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

 

このチップが真っ直ぐ入らずタンテの軸を5mmほど持ち上げるようになってしまった。

そのためサブタンテの下ギリギリにベルトが掛かる。

回転だけならまだしも、タンテの高さが変となると、直すしかない。

失敗したらゴミ。

あーあ最近トラブルが続く。

個人的にTD‐521は、正統なトーレンスの最後のモデルと思ってる。

これ以降のモデルは・・・

トーレンスと言えばTD‐124まで、とか言う声も聞こえそうだが・・・

 

 

 

どうしようもないので解体する。

何とか円盤を取り出したい。

以前は軸受けをキャビから外せなかった。

圧入してるのかと思ったが、スナップリングが見えた。

ラジペンで外そうとしたが無理だったので、スナップリングプライヤーを買ってきた。

この一個のための道具。勿体ないが仕方ない。

どうやって組んだんだろう?

 

 

 

サブシャーシを外した。

 

MDF?チップボード?なのだが、重い。

軸受けを受けるサブシャーシ部がこんなに小さくていいのか?とも思うが厚みが有ってそんなにやわじゃない。

国産とは質が違う感じ。硬い。

評価が高いのも分かる。

けど、こんな複雑にする意味あるのかは不明。

 

 

 

サブシャーシの軸受けの穴が微妙に小さく偏芯してるので外すのに難儀した。

グリグリやりながらスナップリングを何とか外した。

軸受けに割りばしを当ててトンカチで叩いたがびくともしない。

軸受け外しは諦める。

つづく。

 

20210804

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