analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

R‐919X修理

2020-07-31 00:03:07 | カセットデッキ

部品を注文しようとネットで修理記録を調べたが、ベルトの長さが不安だ。

自分で計ろうと思った。

糸で輪っかを作ってベルトの代わりに掛け、長さを計ろうと思う。

駆動部を解体する。ヘッド周りの埃をふき取った。

ふき取り前。

 

ふき取り後。

ダメな一本の角ベルトはヘッドユニットの上下とリバースのためのヘッドの回転だ。

動きは良さそうだ。

キャプスタンを外す。奇麗なもんだ。

この時はダイレクトドライブじゃないんだ。

 

 

キャプスタンの駆動ベルトは張り付いて取れない。

ドライバーでコジたら傷がついた。

ヤスリで擦っても傷がついた。

ピカールで磨いたらピカピカになった。

ゴムの長さは仮に組んで糸を張り、外して測定したらネットの情報とほぼ一緒になった。

ベルトだけではさみしいので、コンデンサーも交換しよう。

なんせ発表されてから47年も経っている。

念のため、コネクターの画像を収めておく。コネクターの色と形がみな違うので間違いはないと思う。

今日はここまで。

 

20200728

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ハムの対策5 プリもいじる

2020-07-30 00:01:49 | LfD-1

EDさんからプリも助言を頂いた。電源のコンデンサーを大きいものにしたほうが良い、と。

ここは20μFだが、100μFにした。

 

 

そしてバランス接続を戻した。

これで測定したが、入力を短絡させた時の出力電圧等は変わらなかった。

少し鳴らしてみたが、ハムは減ってる。少しは出てるが感覚的に前の半分だ。

山水のスピーカーだから聞こえるのだと思う。DS‐3000なら気にならないのではないか。

前回のプリがバランス、パワーがアンバラ接続はハムが減るのかと思ったが、今回はプリ・パワーともアンバラなので、デカップコンを交換した効果と思う。根拠はないが。

 

一応スペアナで見てみた。

パワーのみ電源オン。変更前と変更後。

 

 

プリも電源オン。変更前と変更後。

 

あまり変わらないな。

 

ノイズは初段の影響が大きいようだ。

 

20200726

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ハムの対策4 パワーのアース変更。

2020-07-29 00:01:04 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

ハム対策はもうやることない。

苦肉の策で、チョークとIPTのアースを外してみた。変わらなかった。

EDさんに助言を頂いた。

プリのように配線を修正したほうがいいと。

はて、どのへんかな?

過去の資料を見直した。

12AU7とEL34のカソート゛の抵抗とパスコンの接続を変えよう。今はカソート゛抵抗にパスコンをパラってる。

U7のカソート゛抵抗とパスコンを別にしてアースに落とす。

抵抗はアースプレートに直接つなぎ、パスコンはU7のデカップコンのアースにつなぐ。

ついでにグリッドリーク抵抗はU7デカップコンのアースに落としてたのをアースプレートに変更した。

これらのためにラグを立てたがなんかイマイチになってしまった。

 

 

 

 

アースプレートは放熱が凄いので鏝は大きいものを使う。時間がかかる。

 

 

アースプレートだが、こいつはラジ技誌の方がやってる方法だがこれに似たものを見たことがあった。DS‐3000のキャビネット内のスピーカーケーブルの端子から各ユニットのネットワークにつなぐものがそうだった。

こいつはケーブルをカシめてあったので外し、丸端子に変えてしまったが、残念なことをした。

 

 

話を戻そう。

念のため各部の電圧と出力、入力を短絡させて出力電圧を測定したが、前と変わらなかった。

 

 

もう片chやる間、MONOで試しにならしてみた。ハムが小さくなった気がした。能率の高い山水のスピーカーでだ。

しかし音量も小さい。

そうだ、プリはバランス接続のままだ。

プリも直そう。

 

20200726

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TEAC R‐919X

2020-07-28 00:01:01 | カセットデッキ

友人がオーディオを処分するというので引き取ってきた。

TEACのカセットデッキR‐919Xだ。

奥行きが小さく6kgと軽量だ。オーディオが盛り上がる少し前のもの。

3ヘッドのBIAS、LEVELが調整できるリバースデッキはこの後に出るR‐9000くらいではないか?

’93発売とのことだが、確か友人が購入したのは96年以降だったと思う。

友人とは以前記事にしたビクターSX‐511の所有者だ。

 

 

A面からB面への反転はヘッドの回転で行うのだが、ほんの一瞬音が途切れるだけなので、まあ、BGMには良いのかもしれない。

しかしこの919の意味は何だろう?ティアックのネーミングは良く分からない。

 

実はティアックは所有したことはなかった。

正直、興味なかったのかな?

赤井と同じでデッキしかないというイメージ。もしかしたらシステム一式を組めないから、というのかもしれない。

しかしよく見るとデザインが良い。文字の使い方が良い。

キーの配列もバランスが取れてるが、つまみの小さいものもある。

パネルも真っ黒ではなく少しグレーがかっている。

 

少し調べたが、キャプスタン(巻き上げ機とでも訳すのかな)のゴムベルトなどがダメになってるらしい。

 

 

 

簡単に拭いた。

 

 

電源を入れず蓋を開けてみた。

蓋にはブチルと銅板の薄いものが貼ってあった。さすがティアック、と思ったがどうやら友人がやったようだ。

やはりゴムベルトがダメだった。もう一個の各ベルトもだ。

シリコンゴムでなく生ゴムなのか?

 

基盤は半固定抵抗が多用してありLSIも多い。これを見るとソニーの中身はやりすぎ?なんて思う。

電源トランスも斜めに取りつけてるが、なぜにこの向き?と思う。

部品を探して手配しよう。

 

参考(確かではない)

モードベルト 角Φ55mm

アイドラーゴム OD10mm、ID6mm、W2mm

キャプスタンベルト Φ80mm

 

20200726

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ハムの検討

2020-07-27 05:12:53 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

パワーアンプを測定してみた。

入力0.9Vで出力12.2V(約18W、歪3%)なので13倍。

前回雑音として測った時はプリをつないで、パワーの入力0.85mVの時13mVの出力があった。

ちなみにこのオーディオ測定器はノイズを測定できるが、それだともう一桁下がる。10年近く使ってきて、初めてこの機能を使った。

 

話を戻して0.85mV×13=11mV。これにパワーの出力1.28mVを足すと12.3mV。

これならいいところか。

パワーの出口でハムを減らすのはパワーのハムを減らすのかと思ってたが、プリのほうを対策したほうがいいのかもしれない。

ハムを減らすとなると、入力ショートの時の”プリの”ハムを減らさなければならない。

パワーの出力を5mVに抑えようとすると、0.29mV。

こりゃ厳しいかも。

 

20200725

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ハムの対策3 各部の電圧測定。

2020-07-25 00:02:31 | LfD-1

いくつか検証する。

 ①プリ入力について。

入力ジャックから初段12AU7のグリッドへの配線を外して、パワーの入力のようにちょん切ったRCAケーブルを直接つないでみた。この時、入力の330kΩ抵抗も一緒に移動した。

 

②プリOPTについて

トランスには「終端抵抗」とよく言ったが、これはトランス二次側の信号が負荷に反射して戻ってくる、とか何かで知った。いま、この負荷抵抗がないからかなと思い試しに付けてみた。

1.2kΩをパラにすれば二次側インピーダンス400Ω程になる。

 

上記の二つ、いづれも効果なし。

 

さて、12AU7を入れ替えたり、ワニ口のリードでプリの入力のHOT側をアースプレートに短絡してみたが、これらも効果なし。

 

手詰まりになった。

 

 

確認のためパワーの入力から電圧を測っていこう。

IPT一次側 0.85mV。

 

IPT二次側 8mV。

 

EL34 グリッド電圧 30mV。U7の増幅は3.7倍。

 

スピーカー端子 13mV。

あれ?原因わかると思ったが、わからんかった。

少し考えよう。

や、まてよ。パワーの増幅率を計算しよう。

2V出力の時、入力は0.063Vだった。これで31,7倍。

入力にプリのノイズ0.85mV

なのでこのノイズはスピーカー端子端子で31.7×0.85=27mV。これにパワーのノイズ1.28mVを足して28.8mV。

実測スピーカー端子で13mVだったから半分以下じゃん。

しかも31.7倍って、高感度じゃん。以前のデータを見返したが、こんなの無い。

もう一回、パワーアンプを測定し直そう。12AU7のパスコン交換してからも測ってないし。

今日はここまでか。

 

20200721

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ハムの解析2

2020-07-23 00:03:44 | LfD-1

ハム対策の手が尽きてしまったのでスペアナを見てみることにした。

頭を一旦リセットしようと思う。

 

①まずはプリの入力はショートとする。

プリとパワーを接続。

両機電源オフ → パワー電源オン → プリ電源オン。

パワーの出力をスペアナで見る。

まずは電源オフ時。全体に約 ‐110dB以下。

パワー電源オフ直後。53.8Hzで ‐68dBまで上がる。

パワー電源オン後13秒で一旦ノイズが下がる。

パワー電源オン後28秒で安定。

53.8Hzで ‐54dBまで上がる。700Hzまでなだらかに下がる。それ以降は ‐110dB以下。96Hzが48dBまで上がる。

パワー電源オン、プリ電源オン後15秒で安定。53.8Hzで ‐50dB、96Hzが出てきて52dBまで上がる

まで上がる。それ以上は えいやっ、で‐100dB弱まで全体に上がる。

 

 

②次に入力に発信機をつなぐ。

まずはパワーの電源をオン。53.8Hzで ‐45dB、93Hzで ‐40dB。

700Hzまで下がり、以降は ‐110dBほど。

次にプリの電源をオン。

53.8Hzで ‐42dB、93Hzで ‐43dB。

以降は ‐80dBほどまで上がった。

 

 

以上から考えられること。

私には無い・・・。けど何もしないのは解決にならない。

 

違うのは、53.8Hzは入力ショートでも発生し、発信機を入力につないだら少し上がる。

入力ショートではプリの入力にノイズの侵入は考えづらい。

入力に発信機の場合は発信機のノイズレベルが低いとすると入力からノイズの混入が考えられる。

プリ~パワー間でバランスにしてもノイズが消えないからノイズも信号として増幅されてる?

とすると、プリでノイズが混入?

 

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ハム対策2

2020-07-21 15:12:49 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

ハム対策が手詰まりになったので、アースの接続を確認しようと思った。

といってもテスターで導通を測るには数オームの抵抗は4点測定とかいうのをやらないと正確には出ないとか何かで見たことがある。

プリとパワーを繋いでアースの導通確認をしてみた。

大体大きくて0.6Ωとかだから一応つながってると思う。

 

一旦NFBを外してバランス接続(に近いもの)にしてみた。ノイズが打ち消されるかなと思った。

 

 

入力電圧はゼロで、

プリをつないでパワーだけ電源入れてパワーの出力電圧を測る。0.017Vac。

プリの電源を入れてみる。0.410Vac。

 

よく考えてなかったが、0.410Vって、0.02W。これがハムならこんなもんなのかな?

 

 

 

NFBを戻してバランスをやめてみた。この際にアースの集合プレートのネジが緩んでたので、ネジを交換して締めなおした。

ブリーダー抵抗のリードがEL34のカソードのリードに近かったので、引き回しを変更した。それとIPT二次側中点のアースを12AU7のカソード抵抗のアースのところへ変更した。もとはアースプレートへ直に落としてた。

パワーの出力は0.266Vacになった。

ネジの締め直しが効いたか?と最初思ったが、NFBを掛けたことによるものかと思う。

 

 

入力をショートさせてパワーの出力を測ってみた。

IPT一次側をショートって良いのかわからないのですぐに終わらせた。

パワーの出口で1.28mV。

 

負荷をパワー(電源オフ)としてプリも測ってみた。

0.7mV。パワーの電源を入れてもほとんど変わらない。

プリとパワーをつないで両方電源入れて測ると12mV程になった。

 

オーディオ測定器にはNOISEを測れる機能があるのだが、よくわからない。

プリを測ってみたが、スケールの見方がよくわからない。補正もしてあるようだ。

 

試しにオーディオ測定器の出力を測ってみたら、ボリューム最小でも少し電圧が出てるようだ。

最初に測った 0.410V,0.266Vはそのせいかもしれない。

 

 

あと何か確認することあるかな、と考えた。

そうだ、OPTの二次側を片方アースに落としてみよう。

結果は残念、パワー出口で13mVほど。

 

 

もいっこ思いだした。

入力ピンジャックの位置だ。

これがハムを誘導してるかもしれないと。

ジャックの位置は移動できないので、以前ちょん切ったRCAケーブルをIPT一次側に直接付けてみた。

これも結果は変わらず。

残念。

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防犯カメラの使い方 (IPカメラ)

2020-07-20 14:50:22 | その他

IPソーラーカメラの使い方が分かりにくく、色々いじって分かったことを説明する。

 

これによる故障等の苦情は受け付けませんので、自身の責任において利用ください。

 

 

まず型式が分かりづらく、箱にしか書いてない。

AV-IPCAM-SL03。

 

バッテリー内蔵

ソーラー充電器付属

SDカードによる記録

画素数200万(100万以上希望)

という事で購入。

 

ネットでアンダビジョンというところから購入。別にマイクロSDカードが必要になる。

購入してから知ったが、無線WiFi環境が無いと設定ができない。

本体には設定操作機能は無く、無線WiFi経由でスマホにて設定する。

 

設定手順

 

①スマホにTOSEEというアプリをダウンロードする。

 

②まずはスマホとの通信の設定。

説明書通りで出来るはず。

「ジョインザカメラエグザクトリー」とか一回のみ聴こえればOK.

 

③通信が成功すると、アプリが映像を映すことが出来る。

TOSEE を起動する。

 

SDカードを入れろ とカメラが催促する。

「プットインザエスディーカード(?)」

マイクロSDカードは指では差し込めない。ラジオペンチなどで挿入する。

 

最初の画面は下図になる。(アプリホーム画面:トップページ)

 

 

ここで、 削除する をタップしてしまうとアプリの設定が無くなってしまうので最初からやり直す。

 

この画面をタップすると(カメラホーム画面)になる。画面上の 「畑用」 は場面に入力した文字が出る。通信が上手くいけば、右上に オンライン と表示される。

 

 

④画面右上の設定マークをタップすると、設定画面が出てくる。

 

 

 

画面一番下に SDカードのフォーマット と有るのでタップする。

 

 

ここで、(SDカードに画像が撮れてる場合) 再生 をタップすると、リストが出てくる。

 

 

画面上中央には SDカード録画 となっているが、記録されていると画面下半分にリストが出てくる。

そして再生が始まる。

 

 

オンライン はスマホで画像をリアルタイムで見ると録画が始まる。

動作検出はカメラが動作を検出した時で、記録時間を15秒にセットしたが17

~18秒ほど記録されるようだ。開始は少し遅れる。

 

SDカード録画の右に 録画 というのが有るが、これをタップすると押した瞬間からの映像が、スマホのメモリに記録される。

 

動作を検出すると録画が始まる。

 

 

中央の辺に 録画時間 とあるが、単に録画の開始時刻である。右の 長さ は記録時間で、かなりいい加減だ。閉じる、だと・・・不明。

 

 

動体認知レベルの設定 では、高にしておくと、何もなくてもカメラが録画を始めるようである。

なので、私はMIDIUMにしたのだが、それでも無駄に録画が始まるようだ。LOWは動作しないと大変なので使用しない。閉じるを選択すると反応しないようだ。

 

 

フリッカー防止は不明。多分画面が点滅してるようなときにその周波数を除外する機能かと思う。

アプリホーム画面の左上、横の三本線をタップすると、

 

設定画面が出てくる。

メッセージは、動作検知などの通知、ファイルはその時の動画が現れる。

一般はプッシュ通知(不明)、

モバイル通知、スマホに来る通知、

などの設定ができる。

 

 

 

WiFiの無い場所で使う予定だが、そういう場所で使えるか、アンダビジョンに問い合わせたが、

 

 

「スマホでの使用(リアルタイムに映像を映す事と記録すること)がメインで、それ以外(SDカード記録)は保証外であり、映像が見づらく証拠としての保証もしかねる。」

 

 

と最初に断られてしまった (そういうのはHPに記載するのが常識ではないか。)上で、

 

 

メモリーカードと設定機能は別なので、記録できると思う。WiFi環境でSDカードに録画できれば可能と思う。

 

とのこと。

 

WiFiの無い環境では使えるか?WiFiの電源を切ってみたが、録画できるようだ。しかも動作の確認通知がスマホに来る。常時ではなく偶になんだが。

 

夜間の画像は近くなら結構鮮明だ。特に赤外線モードでなくても良いらしい。

 

設定には通信しながらなのでバッテリーをたくさん食う。

天気のいい日に設定を行ったほうが良い。

本体にはマイクロUSB(B)があるがデバイスの認識がないので電源だけかと思う。

 

カメラの画質は良いが、画角はそんなに広くない。

 

試しにモバイルWiFiで設定してみたが、ネット環境が必要らしくそれがあればできるようだ。

なので畑にもっていったが、通信が不安定。

 

PCでTOSEEが使えればよかったが、このアプリはスマホ専用とのこと。

 

 

 

 

中華製とは思えないほどしっかり作られている。

しっかり動けば素晴らしい商品だ。

いま、中共と揉めているが、日本産にしたら10万超えるだろう。

あとは説明書だ。すごく無駄な時間を費やした。

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現在の音52

2020-07-20 00:00:28 | システム

プリが仕上がったのでこの辺で。

前回の51では、現状のベースの部分、プリとパワーのマッチングとプリの動作がやっとまともになった。今回はそれの延長線上なのだが、そこからの変化がある。

 

おとなしくなった。

 

これは、やさしくなった、とか、丁寧な鳴り方、とも言えると思う。

 

これは、以前から求めてたものだ。

やわらかい音を求めたとき、抜けの悪い・曖昧な音になったことがあった。

これではいけない、と反応の良い・ハイスピードな音を求めた。根拠はないが、突き詰めれば刺激の無い・柔らかな音になると信じていた。

それが今の音だと思う。

高解像度だが、きつくない。

これはNFBがちゃんと掛かり、セラコンをSEコンにしてからひずみ・中音に刺激っぽい音がなくなったからと思う。

エネルギッシュではないが、エネルギー感はある。

聞いた後思い出すと、高域が落ちてる気もするが。

特徴・一言でいうと、難しい。

ほかのシステムでも出る音だと思うが、音場が広く、高解像度。この両立。

像と場は両立しないのでは?

こちらを立てればあちらが立たず。

トレードオフの関係。

今はこれがバランスしてる。

ヨーロッパのスピーカーのように強烈な個性は排除。

ヴァイオリンに個性を乗せると、ジャズの軽さが出ない。

今の私のシステムは、特にこれはダメ、というのはない。

確か、マイソニックの人がそんなこと言ってたと思う。

 

プリもパワーもPPアンプとなったが、求める音はシングルの音。

今のシステムでも結構いいところに来たと思う。

でも三極管アンプを鳴らすとどうしようもない差を感じる。

なんとなくだが、トランスを振るのはPPが良いように思う。

プッシュとプルのバランスや真空管のばらつきなど問題はたくさんあるのだが。

 

以上はCDでの感想なので、LPもかけてみよう。

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ハム対策

2020-07-19 00:01:03 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

ハムの対策を行った。

パワーアンプだが、

 

入力ジャックからIPTまでのプラスマイナス配線を添わせインシュロックで縛る。

入力のマイナス側をアースに落とす。

IPT二次側の12AU7グリッド行きの配線を添わせインシュロックで縛る。

チョークにショートリング取り付け。

 

併せてRchのU7のカソート゛抵抗を酸金から東京光音の抵抗に、パスコンをスプレイグからニチコンに交換。

IPT二次側の終端抵抗を可変抵抗器からアムトランスのカーボン抵抗24kΩに交換。

 

変更前

変更後

 

ヤマハのスピーカーで鳴らしたのだが、ハムは減ってなかった。

IPT一次側、入力ジャックからアースに落としたのには期待したのだが効果なかった。

 

試しにパワーアンプ側のIPT一次側の配線をプラスマイナスで入れ替えてみたが変わらなかった。

水色の線と黒い線を入れ替えた。

 

パワーのRchの電源を切るとき、最近反対チャンネルから「パチッ」って音するんだよな。まあこれはボリュームボックスが原因かもしれないけど。

今まではこんなの無かったけど、電源のノイズが初段に戻ってるんだな。

 

20200717

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ハムの解析

2020-07-18 00:07:45 | LfD-1

先日WAVE SPECTRA(WS)を測ったとき、EDさんにハムを拾ってると教えていただいた。

昼間聴いてるとほとんど気にならないが、夜中にごく小さい音量で聴いていると少し気になる。一旦気になるとだんだん大きくなっているような気がする。気のせいなのだが。

 

電源トランス・・・

そういえばうちにはクリーン電源のトランスがある。これって大きいよな。

こいつにはフォノイコ・タンテ二台・SACDプレーヤーを繋いでるな。

このクリーン電源をいったん切って、別電源からSACDを鳴らす。

なんと、ハムの様子が変わった。

ブー だったのが ジー に変わった。

変わったというか、ブーがなくなってジーが浮き上がったようにも思う。

気のせいか、少し大きなハム音になったような気もする。

 

 

 

原因がどこなのか特定するためにいくつか試す。

まずはパワー単体で鳴らしてみよう。

音源はDAP。こいつの音量を少しずつ上げていく。

ハムは殆どというか、聞こえなくなった。

 

ラインアンプの方は聴きようがない。

もしかしたらヘッドホンで聞けるんじゃないのかな?

ならしてみたら音が出た。高域寄りだけど結構いい音。ハムはまったく聞こえない。

600Ω出力でヘッドホン鳴らしていいのかな?

調べたらMDR‐V6は63Ω。危ない危ない。

 

 

では波形を見てみよう。

まずはパワーにWAVE GENE(WG)で1kHzのサイン波をいれて出力を0.78Vに合わせた。DAPで録音。

WSで写したのが下画像。

 

次にラインアンプにWGで1kHzのサイン波をいれて出力を1Vに合わせてDAPで録音。

WSで写したのが下画像。

 

(多分画像は入れ替わってるミスはないと思う)

 

これによると

ラインアンプでは100Hzの山が無い。

ラインアンプとパワー、パワー単体では50Hzの山がある。

 

 

ここで疑問。

スピーカーで鳴らすと聞こえないのにスペアナに出る。

まずはWGってどうなの?ってことで、UA-3Sの発信機を使ってみた。

聞いた感じもそうだが、ノイズが少なくなった、と思う。

 

プリとパワーを繋いで50Hzの信号を上げていく前の波形。

 

ちなみに50Hzを30dBほど上げても山は少ししか高くならない。

 

パワーのみで50Hzの信号を上げていく前の波形。

 

 

けど、これは50Hzの疑問には答えてない。

 

 

 

プリ・パワー単体で鳴らすとハムは聞こえないが、つないで鳴らすと聞こえる。

(スペアナではどの条件でも50Hzの山を見ることができる。)

ということは、接続に問題ありか。プリとパワーをアース線で繋ぐのはまずいのか?

そういえば先日測定してて発振したようになったことがあったな。

プリのOPT二次側は片方アースに落としてる。

パワーのIPTの一時側は落としてない。

この辺に問題ありかな?

 

20200717

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ラインアンプの仕上げ

2020-07-17 00:05:51 | LfD-1

パワーのひずみがもとに戻ったので音出しをしたいのだが、どうせならフ゜リを仕上げる。

ほんとはやりたくないのだが・・・。

 

最初にNFBの補正抵抗を47pFで確認する。周波数特性は20kHzの辺りが少し良くなった。ずっと下のF特図の緑線。一番良い結果のもの。

 

オシロで波形を見る。10kHzの矩形波は前と変わらない。が、1kHzで少しオーバーシュートがある。これは前は無かったかな。

 

10kHz矩形波。

オシロを直接見てた時は髭のようなものは全く見当たらなかったが、後で画像で見ると少し有るようだ。

カメラってスピードに関しては人間の目より優れているかも。

 

 

 

NFB抵抗はアムトランスのカーボン、AMRG0.75Wの20kΩとした。この抵抗、前よりすべすべになっている。進化してるのかな?

コンデンサーも先日購入した、SE50pF。

スタンドオフ端子を立てておいたので、交換は楽だ。

これでもう一度オシロ、F特をとった。

前と変わらない。

 

これは10kHz。

 

 

緑線はNFB 5dB、補正47pF(ディップマイカ)。

赤線が今回の最終。NFB 4dB。補正50pF(SE)。

黄色線が前回。NFB 5dB。補正100pF(セラコン)。

 

 

Rchも仕上げて音出しだ。

 

 

 

 

よしよし。いい感じだ。

少し曇って高域の抜けが悪い感じだが、楽器の音色・肌触りがいい感じ。

すごい細かい感じがわかる。

解像度が上がった。その点ではVISHAYよりいいかも?ただ、本の少し単体の音が膨らむ。といっても前のつるんとした音に比べてであって、肉付きがよくなったともとれる。

解析的に聴かなければ心地よい。

なぜか粉をまぶした大福(管)を思い出す。ゼリー(石)ではない。

なんという喩えだか。

 

 

エネルギーもあって濃いめなので良いのだが、三極管アンプを聞くと・・・。

 

あーあ、これでラインアンプも終わりか、と思うと少し寂しい。

いや、思いついた。チョークインプットだ。電源電圧調整で2.7kΩを2個つけて調整したが、あれをもう少し下げれば電圧間に合わないかな?

 

しかしいい音だな。

ヴァイオリンはキツイ音だと思っているが、心地よくなっている。

ヨーロッパのスピーカーのように個性はないが、余計な音がしなくていいと思うのだが。

まあ、他人はツマンナイ音っていうんだろうな・・・・。

 

20200714

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破裂した電解コン

2020-07-16 00:09:22 | アンプ

パワーアンプの12AU7のカソート゛パスコンはスプレイグの500Dとある。

25V100μFの電解コンデンサーだ。これはいつ頃かな?15年位前に買ったものだと思う。輸入品はラジオデパートのサンエイ電機で買ったのかな?ああ、そうか、タンタルということでヤフオクに出品してたものだったかもしれない。ネットで調べたら電解だった。

まあ、安価だったからいいと思ったはずだ。

破裂とは。

また解体してみた。

外装のフィルムはべたべた。電解液だ。

中身を穿り出した。

フィルムを剥くと、意外に短い。長さを電解液で賄う、ということは誘電体の代わりになるものかな?

グリセリンのようだが、何だろう?

材質は鉛のよう。艶がなく弾力もない。

セパレーターが2枚あるが、電極が一枚しかない?

 

これは音に良さそうでないわ。私感だが。

 

 

やはり国産品の質は高いんだ。50V位のところの電解の破裂は偶に見たが、10V程のとこでは無かった気がする。初めて「国産凄え」と思った次第。

 

20200714

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連続体解析アプリ 2

2020-07-15 00:10:07 | プリアンプ

プリとパワーを繋いでプリの出力で歪率を測るとひどい値が出る。

波形を見てみた。

前回の測定結果はどうなの?

測りました、だけで解析が無い。

少し試してみた。

 

昨日と大体同じ条件とした。

プリとパワーを繋ぎ、パワーには8Ωのダミーを繋ぎその両端で録音。大体0.85Vほど。

 

 

まず現状

 

 

電源ケーブルの取り回しを替え、ピンケーブルから離してみた。

 

 

 

ボリュームボックスからのアース配線を外してみた。

 

 

 

パワーアンプとのアースを外してみた。

 

 

 

スライドショーのように画像を代えてみたが違いが分からない・・・

この程度だと違いが出ないのかな?

 

 

100Hz以下のグラフの盛り上がりは何だろう?

他のHPを見たら、同じく盛り上がってるようだった。

なら、アンプを通さないで信号を直接読んだらどうなるか。

ぐっとレベルが下がったが、基準レベルを揃えるのを忘れた。100Hz以下は相変わらず盛り上がる。

そうか、どこが基準かはっきりさせる必要が有る。

PCのスピーカー出力は30、WGの出力は-36dB、ダミー抵抗の電圧は0.85V。

 

 

 

寝ながら考えるのだが、パワーの入力にループって有るのかな?記憶を巡らすのだが、分からない。

しいて言えば、入力トランスの巻始め、巻き終わりが逆、位かな。タムラのA‐8713には巻始めの印が無いんだよな。

 

 

あと気になるのはパワーに対して入力が大きすぎたので、それが入力側に影響するのか?

これももう一度確認してみよう。

 

プリとパワーをラックから出して波形を見てみよう。

テスターの裏はラインアンプで、その陰になっているが後ろにはパワーがある。

 

W-GENEの出力は1kHz -20dB、PCの音声出力は70。

 

この時、ラインアンプ入力0.024Vac、ラインアンプ出力0.878Vac。

 

この状態で、まずはパワーの電源を入れないでフ゜リの出力信号を録音。その時の波形。

20kHz以上が落ちてるが、何か間違ったかな?

 

その後、パワーの電源を入れてフ゜リの出力信号を録音。その時の波形。パワーの出力は14Wほどになる。これも20kHz以上が落ちてる。周波数特性的にはこれに近いんだけど・・・。

真ん中ちょい右のピークが1kHz。そのふもとが少し膨らんだような感じだが、ぜんたいには違いはないように思う。

 

さて、ならばもう一回ひずみを測ってみる。

フ゜リの出力ではひずみがそんなに出ない?

 

あれ?パワーの出力で測ってみたら、3%ひずみで4.83W。

あれ?パワーが原因かも?

こないだ測るとこ間違えたかな?

以前はやってたのだが、入力から各段の電圧を測ってみよう。

入力を0.45Vにして、入力トランス二次側の電圧が出ない?小さすぎかな。

ひずみは0.000・・・小さすぎで出ない。

次段12AU7のプレート電圧は、これも小さい。

・・・トランス二次側にVRがが付いてる。

あれ?もしかして、これ?ノイズ拾ったの。

こないだ買った抵抗もあるし、交換しよう。

 

パワーとプリをつなぐとひずみが大きくなる件、入力トランス二次側の終端抵抗を可変抵抗器から正式に固定抵抗に交換した。

これでもひずみ率は改善されない。

自信あったけど、これじゃなかった。

12AU7を交換したがこれでもない。

そういえば出力管のカソート゛電圧が信号を入れたときにばらつきがあった。

出力管を交換したがこれもダメ。

右は新品。左は今使ってるもの。もう文字が消えてる。

うーん考えたくないが、カップリングコンデンサーをブラックビューティーからASCに変えてみたが、これでもない。

もう一度電圧を測定してみた。

入力トランス二次側交流電圧を測定したが問題無し、次段U7のプレート交流電圧が違う。カソート゛直流電圧は問題ない。

はあ、あとは、っと。パスコンかな。

まずはU7のパスコンの片足を外してみた。

これだ。3%ひずみで19W出た。

よく見たら、赤いキャップが外れかけてる。

完全に外れてたらもう少し早く見つけてたか。初めてのことなので、これからはチェックしよう。

スプレイグのこのタイプは予備があったはずだが見当たらないので先日買ったニチコンFGの16V220μFをさっそく使おう。

 

これでひずみは戻った。

 

 

今はLchはU7のカソート゛に東京光音の抵抗とニチコンFGコンデンサー、Rchは酸金抵抗とスプレイグの電解コン。

以前ならこんなの許せなかったが、今は余裕である。

部品で変わる音より、回路で変わる音の違いが大きいと思うようになったから。

後で直すけどね。

 

負荷について。

参考に、ラインアンプの出力を測ってるとき、抵抗とパワーアンプで比べてみたが、どちらも同じ電圧だった。

 

20200712

20200713

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