analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

Night Loudspeaker

2019-11-30 00:00:28 | ロクハン

別に昼に使っても良いのだが。

Night speaker だと 夜に喋くる人 みたいで変。The Loudspeaker in Night use になるのかな?

P‐610AJ + Rear Open Enclosure。囲ってないからRear Open Boxなのかも?

ⅢLゼットみたいに真ん中?サブなんで冒険、少しずらして・・・。

昔ならこんなこと絶対やらない。

 

サイズはH536×W400×D218。約36L。ほんとはこの倍くらい容量必要なんだけどな。後面開放だから容積関係ない、ということで。

大学の頃もう少し小さい箱で後面開放だったが、割と良かったかな?と思う。さすがに低域は無かったが、声の透明感と言ったら最高、だったような。

ユニットはP‐610AJ。例の如くエッジなんてとっくにぼろぼろ。セーム皮で作ったのだが、もう少し何とかなんなかったかな?まあ、いいか。それと昔、雑誌の影響でフレームにブチルを貼ってしまった。

ユニットはフロントバッフルには固定しない。角材を渡してサイドorトップ・ボトム板に梁を通し、それにユニットのマグネットフレームを固定しようと思う。できればフロントバッフル表面はフェルトで防振したい。天地板・側板と前板とはスポンジで浮かしたいのだが、ネジで繋がるから防振はあんま意味ないかも知れない。

最近の集成材は寸法の誤差がある。しかも反る。以前と値段は変わらないが、品質が落ちた。よって前板は天地・側板に合わせてカットする。

前板はユニットのフレーム外形より若干大きくした。ジグソーでくりぬいたが結構上手く行った。

いま、仮置きで鳴らしているが、前ほどキンキンして無い。少し高低域のバランスが良くなった。

前板下部の切断、補強用梁の切断・長さ調整。梁材が曲がっていたり意外に梃子摺った。

曲がった梁は播金で側板と締め上げ。乾燥待ち。 

前板はネジで止める。今回ユニットを変な取り付け方をするので、万が一のため。 

前板は、側板等に戸当たりテープを張り、浮かす。んだけれども、ネジが有るからそうは行かないんだよね。

ユニットのフレーム回りはスポンジを貼る。音漏れ防止。でも後に前板外した時に取れてしまったので無しとした。

ユニットの取り付け。梁に縛るだけ。ユニットの平面が結構出ないので、梁で調整。ああ、いい加減になってきた。

待ちきれないので音出し。うん。声が硬い。まだかな。やっぱボンドが乾くまではだめか。

 

今回このスピーカーを復活させたのは、最近作ったアンプの音を確認するのもある。DS‐3000は どうも中音・声に音色が乗ってる気がする。その辺を確認したい。

このユニットなら答えてくれるはず。

その為にバッフルの影響を極力抑えるようにした。

それでも前回のバスレフ箱より最初の一音は良い。あの時はガサガサで酷いものだった。

声が軽やかに歌う。一時間くらい鳴らしてるが、段々高域寄りになってきた。もっとしっとり鳴ってくれればいいが。エージング後、バスレフの時はエネルギッシュだったが、勢いに任せて鳴っていた、ちとうるさい?イメージだが、今回のは上品に鳴っている。その代わりか、低音は少なめだ

声が少しいがらっぽいが良く鳴っていると思う。コーラスなんて「あ、何か居るな」位から、こんな風に歌っているのか、が分かるほど。やはりこのフルレンジは凄い。

きつい感じがするので脚と箱の間にブチルを挟んだら凄い効いてしまった。

まだ全体に高域寄りのバランスなのでバッフルを対策する。

★以前読んだ記事で、骨組みにフェルトを組み込んだものがあり、どんな音がするか気になっていた。

★前回製作したバスレフ箱の時、適当に張った吸音材では煩かったので吸音材を増やしたら大人しくなり過ぎたことが有った。

よって、まず前板にフェルトを貼って、その上からオーガンジーを貼ろうと思う。裏面は何か吸音になるものを袋に入れ反射の様子を見てみよう。

まずはフェルトを貼ってみた。

これ以上やると大人しくなりすぎるとこまで来てしまった。

ここで三百Bで鳴らしてみる。

さぞかし相性がいいだろうと思ったが、余り感動するほどの音は出なかった。ただ元気のない感じだ。

ここでSWを鳴らすことを思いついた。EL34PPstereoでDS‐461を鳴らしたら、これが抜群の相性。バランスから言ったらDS‐3000よりいいのではないか?低音が鳴ったせいか中音にウェット感が出てきた。

オーガンジーは、壁に掛けてるものと同じオレンジ色が良かったが店頭に在庫無し。透けて見えるのでアラを隠すのは難しいかと思いサテンのシート切り売りを入手。赤茶っぽいのを選んだつもりだが、もろワインレッド。

リアの吸音材は、ちょうどいいクッションが有った。

こいつは一音一音が引き締まる。そのままの音って感じ。後ろへの広がり感は無くなり、前に音が来た。平面になってしまった。ただ、細かいニュアンスが分かるかもしれない。

吸音はやればやるほどつまらなくなる。が、もう少し様子を見よう。

・ ・

・ ・ ・

流石に音が死んでる。吸音を変えよう。

後ろに入れたクッションは下側に移動。

両サイドにはカーペットシートを二分割して貼り付け。

正面に貼ったフェルトをユニットに合わせて刳り抜いたが、それを天板に張り付け。

これが私好みのバランス。もう少し吸音しても良いかな?

ユニットの後ろを明けたことによって音場が前後に膨らんだ。

アンプはEL34PPstereoに戻した。

三百Bは何かおかしい。音量が上がらない。SWのDS‐W461に繋いだ。

DS‐3000の情報量はシングルには敵わないと思ってたが今は良いところにいる。

P‐610AJはその代わりふわっとした音場が特徴だ。若干声にきついとこが有るのだが。これはボックスを上下逆にしたらかなり収まった。ボイスコイルが当たってるのかもしれない。

試しにヤマハのAX‐1200で鳴らしてみた。もはやトランジスタアンプに優位性は無い。まだ鳴らしが足りない?

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過去の記事をつらつらと

2019-11-29 00:13:31 | その他

なんとなくシステムの先が見えた。気持ちに余裕が出来た。となると過去に戻ってみたくなる。

やはりシステムのキモはスピーカー。「欲しいと思ったのは、アポジー、セレッション・・・」

今ならどうなのかな?あのクリアで全体を見通せる、そしてシルクのような肌触り。

今聴いたらどうなのかな?あのころからDS‐3000を使っている。シルクかぁ。こいつには無理そうだな。

音場感。このスピーカーの特徴と思っているが、リボン型の透明な感じとは異なる。圧迫感がある。包まれ感は無い。

あれ?なんでこのスピーカー使ってんだろ?アポジーにしたら?

多分、最近はエネルギー感を聴いてるのだと思う。低域が厚く音場の隈取が分かるような濃い音。

浴びるような聴き方。最近これなんだ。

声や楽器には木質感の音色が乗る。これが音の厚みになる。薄いと物足りない。

今のパワーを最初に作って、音色がきれいなのに力が無い、なんでなんで?とやってた時の意地?反動?

多分、ザマミロレベルになったとは思う。

 

と、中低音の解像度が上がってる。ベースの音階がよく分かる。チョークインプットのおかげなのかな。

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プリとパワーのマッチング

2019-11-28 00:03:47 | アンプ

プリの出力トランス(OPT)の二次側にターミネート抵抗として付けた100kΩの可変抵抗器と、パワーアンプの入力トランス(IPT)の同じく100kΩの可変抵抗器の抵抗値を色々変えてみた。

漠然とだが、抵抗値は大きい方が良い。

抵抗値が小さいとフラットな感じになるが、平面的で躍動感が無い。低音に関してはそんなに違わないと思う。

LPを掛けたが超低音の「ズン」は無い。しかしそれを追求するあまり、躍動感が無くなる方が痛い。

プリもパワーも抵抗値が小さいと音が出ない(短絡)。そして可変抵抗器のつまみを4~5分の1も回すと音が大きくなるが、躍動感が無い。それ以降つまみを回しても音量はあまり大きくならない。低音も変わらない。

つまみを最大にすると音量は変わらないが、音に躍動感が出る。

抵抗値により、F特か躍動感か、を選ぶ。

 

この辺かな?と当たりを付けた抵抗値を読んだ。

プリ(出力インピーダンス略750Ω)は33.6kΩ。出力IMPは733Ωになるはず。

パワーは38.6kΩ。

奇しくも似たような値になった。

プリはこの抵抗値の物が有ったかな?ちょうどスケルトン(福島双葉)抵抗の2W33kΩが有った。ガラスチューブに包まってるが外れない。放熱には悪そうだが信号しか通って無いはずなのでこのまま行ってみる。

パワーの方はこの抵抗がもう無いので、設計通りの20kΩにしようとしたがデールの巻線抵抗が無い。カーボンのRMG抵抗にする。

CDを少し鳴らしてるが、低音がスピーカーの後ろの方から聴こえる。これは当たりだ。

高音は若干早めに落ちてるようだが、もう少し鳴らしてみよう。どこまでも上に伸びてると言う感じはトランスを使うようになって記憶が無い。

音場がスピーカーの後ろから聴こえるので、調整は良いところだと思う。

 

調整前 教えてgooのアドバイスにより、プリのOPT二次側、パワーのIPTの一次側の抵抗等はすべて取り去らう。

調整後 プリのOPT二次側に33kΩの抵抗を取り付け。

 

ターミネート抵抗、正式には終端抵抗というらしい。ターミネーター・ターミネーション抵抗とも。

英語的には?だな。

終端抵抗で調べると、コイルに付けた銅線は、信号が流れると反射が起こる。とのこと。

NFBを掛けた感じと同じ音質になるので少し大きめにした。

何とか落ち着いたかな。

 

 

この後の予定は、フォノイコのNFBを固定抵抗に換える。

プリとパワーの接続を変える。今はRCAケーブルのマイナス端子はトランスの巻線の片側と、回路のアースを同じにしているのでこれを分ける。

こんなところか。

 

LPを音量上げて聴いてみた。何故か低音が太くなっている。スピーカーのセッティング、プリのチョークインプットとかやったが、フォノの段間トランスのエージングの為が大きいと思う。

TSMのトランス。一時期は橋本のトランスに替えようと思ったが、換えないで行こうと思う。巻線の向きが逆かもしれないというのが有ったがまあ、良い。今はCDや他のフォノイコでこの音出るかっ?って程になった。

以前は直流畳重出来ないトランスの使い道が分からなかったが、なんとなく見えてきた。

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DP‐80 修理3 電源他基板~試運転

2019-11-27 00:05:17 | アナログ

PIC基板の後は電源基板。こいつは交換部品が少なくすぐ終わる。

a673一個とコンデンサーが三個。

 

 

次は名称不明基板2228085。

c458はc1815へ代替え。d467は入手が出来なかったので未交換。幸い足も黒くない。

そしてコンデンサーを十二個交換。

 

ストロボスコープを掃除する。

電源トランスのインシュレーターを外してみたら結構劣化してた。

ラバープロテクタントで保護。片側が潰れていたので天地逆で取り付ける。

モーター以外を組み込む。

角ではないコネクターには念のためマーキングをしていたが、一か所危ないところがあった。下画像右側の基板の上の方、ピン端子が白い二本の線の下に左方向に生えている。

ベース部分はDP‐7000の方が厚みが有ったような気がする。リブで強度を増し、軽量化を図ってるのだと思うが振動対策にはなってない様だ。電源トランスもDP‐7000より小さい。やはり値段なりなのかな。

モーターを組む。

紙を挟んで磁気ヘッド位置を決める。

最後の点検、基板のコネクターを一か所忘れてた。

カバーは付けないで電源を入れる。

スイッチの端子に触ってしまい、びりっと来た。

が、タンテは回りだした。やったー。

が、ストロボが安定しない。ヘッド位置を再度調整したらロックした。

何とか上手く行ったようだ。

カバーを付けて、ターンテーブルを付けず電源入れてみたら、フレームがゆらゆら揺れた。ダイナミックバランスはとられていないようだ。DP‐7000はそんなことは無かった。

 

今回は原因が分からない。

異常の状態は、はじめ正規に回転するが、5分くらいで止まってしまう。これはコンデンサーが原因と思う。

その後は高速回転になってしまった。これはトランジスタが原因だと思う。

よって今回はラジアル型の電解コンデンサーは全数交換。トランジスタに付いてはa458等、足の黒くなっているものを重点的に交換した。

簡単に内部も掃除したが、モーターの下のスポンジは取り去ったままだ。

止まってから三か月。

いま、20分ほど回しているが、問題無い様だ。

 

DP‐80が復活したので、トーレンスTD‐521にはいったん移動していただく。

そして前から思ってたセッティングを行う。

まず、SWの足をタンテの足にする。そのためにハヤミのブロックをSWに敷く。先日DS‐3000の高さを下げたので、SWも下げたいと思っていた。

流石に重いので、ユニットを外す。

 

ラックに足を載せる。

おっと、左右逆だ。切り口が見えてしまう。

予めアームを付けた大理石ベースを載せる。

合皮カバーを被せる。

タンテを載せる。

底が当たるかと思ったが大丈夫だった。

アームのベースを右左逆に取り付けてしまったがまあいい。正式にはロックするネジを内側に、位置を変えるネジを外側にするのだが、勝手が良くないので此方が正式だと思うのだが。

再生。いきなり一番の音が出た。トーレンスは当たりの良い、心地良い鳴り方。なんかうまくまとめた感じだが、こちらは出すものは出す。と言う感じ。不安定さが無く、かっちりなる。私はこの方が安心感が有る。

タンテを操作する場所では低音がよく聴こえるのだが、ソファに座ると逃げてしまう。まあ、前よりは出るようになったがもう少し厚くなれば、というのも無くはない。

まず、フォノイコのNFBを少し増やす。全体のまとまりが良くなった。

もっと増やす。多分10dBくらいのとこ。スピーカーの後ろに広がった。そして躍動感が減った。なんかこう、インピーダンスのミスマッチ?のような、「もっと出るはず」な気がする。

しかし何だろう?フォノの違いがよく分かる。今なららボリューム前回から少し絞ったところが良い。トーレンスの時はこっちかな?あっちかな?って判断しづらかったのに。

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音出ししてみた

2019-11-26 00:05:15 | アンプ

プリアンプのOPT二次側に可変抵抗器を50kΩに合わせ取付けた。画像左上矢印。

パワーアンプにはLchだけだが入力トランス(IPT)の二次側に可変抵抗器を400Ωに合わせ取り付けた。画像右下矢印。

この時が一番F特が良かった。

 

 

これで音出ししてみる。

 

Lchの音が大きい。

片チャンネルずつ鳴らしてみるが、違いがよく分からない。低音は減ってしまった気がする。

 

LchのパワーのIPTの入力抵抗を、聴いた感じで音量をRchと合わせた。

これで3kΩになってるはず。

 

あれ?音が良い。前の低域寄りのバランスではない。抜けは少し退化した感じで鮮烈さが無くなった。これはプリのOPTに抵抗を噛ませたからだと思うが、何故か音の勢いがある。ああ、そうか。チョークインプットにしたからだ。

LPを掛けると高域の刻みは出ているが、その上の空気感は足りない。ハイカットが働いてるような感じ。

それでも中々の音だ。音量のつまみは上げたが、エネルギー感があり、余裕が感じられる。ほんの少しNFBが掛かったように躍動感が削がれた感じ、ただ、それが余裕に繋がってると思う。

CDを掛けてもあまり変わらない。まとまりは良くなったが。LPに比べると大人しい感じになってしまった。まあ、以前の鳴り方 「LP>CD」に戻ったわけだ。ただ、今更ながら、聴いたことのない音が出てきた。やっぱり中低音の音階が分かるようになる。ベースかな?

同じ曲でCDとLPを聴き比べた。

CDは遠くで鳴っている感じ。この曲、低音の「ズン」が入ってるんだ。LPは間近で鳴っている。低音はあっさり目。

楽しいのはLP。こんなにも違うんだ。

 

パワーとプリの調整で、なんかとんでもない所を探り当てたような・・・。

高音は繊細さは無いのだが、中音の密度感がおかしい。高い帯域を犠牲にして中音にエネルギーを寄せたというか。肉付きが「良い」というより「変」。こんな鳴り方した事無い。ちょっと音色は人工的?

 

この値でもう少し聴きながらプリのOPTの抵抗を探っていこう。

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ちょっと休憩。

2019-11-25 00:05:24 | スピーカー

今回のアンプの調整はゆっくりやりたい。

某HPで「動作点」と「トランスに流す電流値」というのは良いところがあるらしい。

フォノの段間トランスは10~20mAの中でいくつか電流値を試したが、違いがよく分からない。トランスの製作者は10~20mA流すと良いと言っていた。今は漠然と多めがいいと思う。

プリのOPTの電流値は作り直した時少し変えてみよう。今の電源トランスでは容量が足りない。

 

夜に静かに鳴らすスピーカーが欲しい。DS‐3000はやはりある程度音量を上げないと帯域バランスがよろしくない。

 

P‐610AJを箱に入れたい。しかし指定箱はNS‐690Ⅲくらいの容量だ。密閉にするとさらに大きくなる。

まずはバッフルだけで行こうかと思う。

今回はバッフルにはユニットを固定せず、ミッドシップマウントにしたいんだよな。バッフルには皮かフェルトを貼って反射をなくす。

 

なんて考えてたら、一個処分忘れたスピーカーがあったことを思い出した。BOSEの161。

301Vも有ったがあれは処分した。今思うとあれも面白い音出してたな。

小音量で鳴らすにはフルレンジが良い。161は6cmのユニット二本/chで、仕様には無いが、低域を伸ばす細工がしてあるよう。高域は30分も鳴らしたら少し出てきた。

45°ずらしたユニットが有り、これが独特な音場感を出している。今は内側に置いたが、濃密な声。

左右入れ替えて外側に広がるようにした。こちらが本命だな。

真空管アンプに合わせてることもあって、濃いめの音。結構鳴るね。

でもやはり全体に靄がかかったというか、なんかもわっとしちゃうんだな。

抜けが欲しくなる。BGMには心地良い。

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おかしい。失敗。

2019-11-24 00:05:30 | アンプ

フォノイコのバランスがもうこれが一番、というとこまで来た。ほんとはもう少し低音が欲しいが、私の力では難しい。

そこでCDを鳴らす。よければもう少しプリとパワーで低音を出したい。

音が出て愕然。全然低域バランスなのである。中高域が全く足りない。

パワーの入力トランスの二次側の抵抗を3kΩにしてからだ。こなれてバランスが変わったのかな。

 

パワーの入力トランスのターミネート抵抗を10kΩや5kΩにしたがイマイチだし、プリのOPTのターミネート抵抗も替えてパワーとプリでバランスを取らなければならない。



此の測定は、フォノは使わず(リアカーブが有るので)ライン入力で測定します。

最初は何もつなげない(抵抗を入れない)。

プリアンプの出力インピーダンスが、十分に低い場合は、入力トランス二次側で高域にピークが出ます。

此のピークが略無くなり、かつ信号レベルが小さくならない抵抗値を探します。

此れをしないで、トランスの評価は絶対に出来ません。

 

某HPに有たので、試してみた。

抵抗値をプリとパワー同時で変更するのは手間なので、プリのOPTとパワーの入力トランスの二次側にそれぞれ100kΩの可変抵抗器を取り付けた。

オシロで波形は見てないが、F特にピークは無さそう。そう、うちではピークが出るときは、NFBが掛かってるときだった。

信号レベルが小さくならない、というのは抵抗値が上がればトランスに流れる信号は上がるので、歪を見ながらプリの抵抗値を探ったら、400Ω程になった。そしてパワーのターミネート抵抗は50kΩ程だ。

これで一旦音出ししてみる。

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DP-80 修理2 PIC基板

2019-11-23 00:02:16 | アナログ

それではやっとタンテの修理に入る。

まずはPIC基板。

A458はA1815に交換。

A673は手持ちに有ったので交換。

今度は失敗したくない。じっくりやろう。

 

a778を交換。

c2023はしっかりしてそうなんで交換止めた。

a897cはよく見たらa879cの間違い。どっちにしろ手持ちは無い。

コンデンサーは16v33は手持ちのBG16v47に交換。16v10も交換。

これでPIC基板は終了。

今回フィルムコンデンサーは交換しない。もしこれでだめだったら交換する。

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CfD-7.1 調整11 チョークインプット

2019-11-22 00:04:42 | CfD-4 (オートバランス)

 チョークインプットで鳴らしたら、高域パリパリ、カチカチの音になった。

少しだけ抜けが良くなったかな。

レコード一枚分ぐらいで落ち着いた。硬いのは硬いのだが、とげとげしさが無くなった。

うーん、良いのか悪いのか。もう少し鳴らしておこう。って言うのは声がざらつく。

チョークの前に有ったコンデンサーを後ろに持って行った。

電源電圧が50V程下がったので、ドロップ抵抗を2.2kΩから350Ωに換えたが30V程しか戻らない。組み直す時はタップのもう少し高い物にしたい。現在は250Vだ。

チョークインプットは中低音の解像度が上がった気がする。

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PhfD-5 調整16 NFB調整。

2019-11-21 00:03:21 | PhfD‐3.2

レコードがCDに負けている。何とかせねば。って、NFBの調整が終わってない。

現在のNFB抵抗値。7.36kΩ。こいつをもう少し上げてNFBを少なくする。

7.36kΩの時は9.8dBだった。

岩村氏の設計では27kΩで4dB。

まずは10kΩ。勘で8dB位かな?

これで試聴。あれ?結構低域出てるな。

思い切ってVRmax。30kΩだから1dBくらい掛かってるのかな?

これでも低域は余り減衰して無い。おお、おお?なんで?

これならCDといい勝負まで来たかも。音に生気が戻った。ただ、薄っぺらいかな。パリッとした感じが残る。

 

思うにスピーカーを低くセッティングし、フォノイコの初段カソードパスコン容量2倍(440μ)、カップリングコンデンサーに0.1μF追加、そしてパワーの入力トランスターミネート抵抗を20kΩから3kΩへ。これらが利いたのではないかなと。

そしてもしかしたらTSMのトランス、慣らしが必要だったのかも?一か月位鳴らしたかな。

凄い、こんな地味な調整が出来るようになったんだ。なんてね。

いづれにしても良かった。

フォノイコはパリッと薄い感じがしてたが、こういう音なんだ。多分段間のトランスの個性が色濃い。NP‐126の時は濃い感じだった。もろ全体の音質に影響ある。でもNP‐126の時は窮屈な鳴り方だったよなぁ。今は解放された感じ。

CRタイプのフォノイコは凄い真面目な鳴り方。少しくぐもってる。

NFタイプのはキラキラ、ゴージャス。幻想的。

これは以前組んだ機器の個人的な感想。

何気にシステムが決まった。

っとプリは、チョークインプットを試したい。

そして組み直して、電源トランスを大きいものにして、5687の動作点を変える。

これは更に上を求めて。欲だ。

 

これでタンテに打ち込める。

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スピーカーをまた下げた。

2019-11-20 00:04:43 | スピーカー

低音がもう少し欲しい。

スピーカー下げようか。

ダイヤトーンのDK‐5は広がりは良いのだが、低音が弱くなる。

山根樫材のブロックにした。ここ最近毎日のように地震がある。倒壊の心配は減った。

音は?

これがまた良い。

何故か金属感が減った。音が漂う。正直、低音はあまり変わらない。

前のセッティング。

ハネナイトゴム

DK‐5

MDFボード9mm

集成材4枚のブチルサンドビロード巻き

22mm集成材幅600mm×長さ2.2m

カーペット

タタミ

 

 

こんなにも重ねてたんだ。MDFボードの上を100mm×100mm×400mmの楓集成角材~スピーカーにした。

角材の上にブチルテフロン巻きを挟むかもしれない。

前はずいぶん改造された音の様だった気がする。今はいたって自然。前の音に戻った。

なんか落ち着く音。

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現在の音46

2019-11-19 00:00:12 | システム

この辺で一旦感想を。

夕べは低域寄りのバランスで、高域が大人しくなった。

さて、本日は。

CDの音。こいつが良い。何故か密度の濃い音だ。前のようにデジタルっぽい感じはほぼ無い。

低域も十分。末広がりに聴こえる。ただ、富士山型ではなく、もっと急峻になる。超低域の「ズン」が聴こえ、意識がそちらに行ってしまい、その上の低域の印象が薄い。

高域は少し刺激っぽい。低音が出たため相対的に大人しくなったように聞こえるが、前と変わらないかもしれない。

高音に関しては、繊細感は無い。チャキチャキだ。この辺はもう少し落としたいかな。

中音。声。やや金属っぽい。それでも前よりは落ち着いた。表情も少し分かるようになった。この辺はトランス二個も噛ましてるから諦めかけてたが、結構いける。

バランス的にはだいぶ良くなった。後は全体の金属っぽさを取りたい。バイオリンがシンセサイザー?になってしまう。

 

レコードに関してはCDに劣っている。余裕のない、精いっぱい鳴ってるって感じか。もう少し表情が欲しい。これはNFBを下げようと思う。低音とのバランスを加味しながら。

低音に関しては「ズン」が出るようになった。しかしまだまだ弱い。鳴ってるのが分かる、程度。

 

 

まえの電圧伝送から良くなったのか?と言われると自信が無いのだが、戻してみると分かる。今のは隈取がしっかりした音。エネルギー感が濃い。スピーカーを駆動してるか?と言えば、十分駆動してる。ただ、まだスピーカーの方が勝っている。それから高音が聴こえなかったので、電圧伝送の時は何かおかしかったのかもしれない。耳が悪くなった?と諦めてたが、そんなんでは無かった。多分プリっぽい。凄いお金かけたのにな。

いま、アルルの女を掛けている。ファランドールの前奏が終わってシンバル?が刻むのが聴こえる。全体に「パーン」と言う感じだが、もう少し木質感を出したい。それにしてもこのレコード、良く鳴るようになったなぁ。

 

調整中、電圧伝送のアンプでNS‐10MMを掛けてみた。最初はなんじゃこりゃ、って音だったがしばらくすると凄い音場が出てきた。あれ?DS‐3000鳴らしてんだっけ?と錯覚するくらい。ただ、やはり高域の伸びは物足りなかった。

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MfD-3.1 その7 入力トランス調整

2019-11-18 00:05:55 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

低音が出ない。正確には出てないわけではないが、もう少し出ても良いのではないか?どうすればいいか、もう分からない。

プリ、パワーを単独でF特測定すると低域端で-1dBに入るのだが、両方繋いでF特を測定すると、-2dBになる。

グラフの赤い線。

なんで?

 

教えてgooに質問したらすぐに返答来た。

電圧伝送だと思ってるようだったが、インピーダンスマッチングで、パワー側の入力インピーダンスが低いと低域は減衰、と。プリは出力インピーダンスを測定して700~800Ω程になっているからパワーが怪しい。

プリに600Ωの固定抵抗を噛ませて電圧測定すると、パワーアンプを繋いだ時と同じ電圧が出る。全くぴったり。インピーダンス整合には問題無いと思うのだが、心当たりがある。

パワー初段の12AX7のグリッド抵抗。プリアンプでは普通X7にはグリッドに250kΩの可変抵抗を繋ぐが、本来のこのアンプの設計は6188(6SL7相当)だ。6SL7のグリッド抵抗は100kΩでやっている。ついこないだの三百Bシングルアンプも100kΩだった。

手持ちの固定抵抗は大きいのが無い。取り敢えず150kΩで試す。前の2倍弱。

ありゃりゃ、もっと悪くなった。下の黄色い線。

こうなったらまた可変抵抗器を付けて探る。82kΩから150kΩにして悪くなったのだから、100kΩで良いかな?

なんとなく100kΩの辺が良いみたい。ってことで元のアルファの抵抗82kΩに戻した。

後で可変抵抗値の値をテスターで測ったら117kΩ。まあ、良しだろう。可変抵抗器を弄った時、低抵抗値では明らかに下がるが、高抵抗側ではそんなに低域特性が変わらない。

 

こうなったら入力トランスの二次側に抱かせてある抵抗を換えてみる。今はデールの巻線抵抗で設計値通りの20kΩが付いている。この辺も入力インピーダンスに絡んでると思う。

こちらは最初から可変抵抗器を使ったが、ワニ口のリード使えば良いものを、ハンダ付けしてしまった。

1.5kΩ程で良いF特になったが、ここはあまり小さい抵抗にすると、トランスを通らないで抵抗を通ってしまい、ロスになってしまう。

少しF特を悪くしても良いから抵抗値を上げた。

このトランスは二次側プッシュプルで使っており、今までの20kΩは二巻き線の両側に繋いでたが、巻き線各々で抵抗値を探った。

1.5kΩでかなり良いF特になったが、これはやり過ぎ。一番良いのは3.1kΩほどらしい。3.3kΩの抵抗が手持ちに無かったので、3kΩを使った。ここは、カーボン抵抗だが、確か前にもトランスに抱かせて音が悪く無かったはず。理研のRMG1Wを使う。

正確ではないが、各電圧を測ったらゲインはそんなに落ちてないようだ。

左の青い抵抗は元に戻したアルファの抵抗82kΩ。

 

・ ・

・ ・ ・

 

早速音出し。

下寄りのバランスになった。そして高音が大人しくなった。これは少し残念。

でもよく聴くと前は歌(顔)の表情が分かりづらかったが、今は少し良くなった。

高域が大人しくなったからか、ツンツン、刺々しさが無くなった。前は高域が強かったからか、金属的に聴こえ、クラシックは余り聴く気にならなかった。

落ち着いたバランスになった。それでいて中音、横の広がりも出て音が飛んでくる。

良い感じ。

あとは音量上げてどうなるか。

 

本来このアンプは初段に6188を使う。もしそうなると私のシステム内のアンプは12AX7を使うところが無くなってしまう。三百Bアンプで初段を強力にドライブする、というのを知ったので、6188よりX7で強力にドライブしたいと思いあえてX7を使ったが、不安も有った。

今回の調査で行けそうだと思う。

ただ、入力トランスに抱かせた抵抗器は値の小さいものになっているので、さらに入力インピーダンスが下がってるんだな。おかしいな。

トランス二次側に抱かせる抵抗は値が小さいと抵抗の音がもろに出てくる。今回は良いところでは無いか?

 

オーディオ測定器のUA‐3S。これを買っておいて良かった。もう8年くらいになるが、最初は測って終わり、だった。こいつの交流出力を使い、色々分かるようになった。特にトランスの動きが前より見えるようになった。

纏まって時間を掛けて、色いろ出来たことも大きい。

 

ああ、いま良い音で鳴っている。

最初良い音だと思っても測定結果を見ると後で嫌になる。病気だな。耳を信じてない。って言うか、聴感と測定が一致した時が良い。

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CfD-7.1 調整8 またまたNFB

2019-11-17 00:04:10 | CfD-4 (オートバランス)

LCRフォノイコの低域がイマイチなんで、プリで何とかならないか?なんて考えた。

NFBで低域をもう少し持ち上げれば・・・

 

もう一回NFB抵抗と高域補正のコンデンサーを復活させてみた。

なんか、おかしい。出力インピーダンスを測ろうとしたら、発振しだした。

OPT二次側からNFBを取っているが、二次側解放でNFBが安定しない。

OPT付きのプリアンプのNFBの掛け方って、なんなん?

 

幾つかHPを調べたら、管球王国にも載ったO西という人のアンプに辿り着いた。

同じNP‐126を使ってて、面白い使い方をしてた。

OPT二次側の10kΩ端子でRCA出力、20kΩ端子からNFB。しかも低域を増幅できる。こりゃいい。早速真似た。

部分的に真似て何回か発振したが、結局全部同じにしないとダメなようだ。

インピーダンスは1kHzで456Ω。良い感じだ。

F特は、青い線。

全くダメだった。

定数を合わせればもう少し、って感じでもない。

ダメな感じ。

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PhfD-5 調整15 カップリングコンデンサー。

2019-11-16 00:04:16 | PhfD‐3.2

やはりアモルファスの段間トランスは音が良い。この音なら低音なくても良いんじゃね?なんて思ってしまう。

低音、もう少し何とかならないかな。

カップリングコンデンサーの容量を変えてみようか。

カップリングコンデンサーは、現在は0.22μF。これとグリッド抵抗330kΩでカットオフ周波数は2.19Hz -3dBとなる。

0.1μFのコンデンサーを追加してみる。

実測で0.38μFとなった。あれ?

この時のカットオフ周波数は1.27Hz -3dB。

ついでなんで、初段のカソードパスコンも追加しといた。計440μF。前も何回か追加したが変わらなかったが、カップリングコンデンサーで下が伸びたのを、このパスコンで足引っ張っちゃいけないと思い念のためだ。

ついでにLchだけRIAAを改造してたので、0.47μFと600Ωの抵抗を外しRchと揃えた。これでも少しは効果あったようで、線が若干下に伸びた。低域側真ん中の赤い線。外したのはその下の黒っぽい線。

これで音出ししてみる。

少し低音が厚くなった。しかし、もっと下の方が伸びてない。いろいろ低音の出るLPを掛けたが、もう少し欲しい。前よりはマシ、って程度。これならNFの音の弊害の方が大きい。

この状態で、NFB量を可変して、F特の良さそうなところを探った。

可変抵抗器の値が7.38kΩ。この辺が理想より少し低めのところ。約10dBになる。

これで音出しすると低音は若干の改善は有るが、やはりNFB掛け過ぎな音だ。不自然。

まあ、でも我慢して少し鳴らそう。まだアンプが暖まっても居ない。

期待薄だけど。

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