analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

シングルプリの組み直し その6 諸確認 (CfD‐5.3)

2022-04-25 00:02:17 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

プリの各部の確認をしてみる。

 

まずは時定数。

 

終段管の内部抵抗は、オンオフ法で測定した出力インピーダンス258Ω。もう一つの算出法としてOPTの電圧比3.14より2.5kΩとなった。

(参考に、プレート電圧・プレート電流より、電流の1/3乗:2.6kΩにカソード抵抗620Ωを足して3.2kΩ。カソード抵抗を足さないと2.6kΩで良い感じ)

OPTのインピーダンス9.8kΩ。

OPTのインダクタンス110H。

以上より、時定数は 20.9

まあ、問題無いか。

 

 

CRによるカットオフ周波数

Cc:0.1μF、Rg:330kΩより、4.8Hz。

あれ?結構低いな。

参考に某HPより、グラフを作ってみた。

お、100Hzから下がってる!

Ccを0.22にしたらどうか?

50Hz位に下がった。

なら0.47にしたら?

2Hzにドカンと下がったけど、どうなの?

チト思ったんだけど、NFBって低域伸びるけど、時定数問題でCc小さくしたら低域は伸びなくなる。

この辺のせめぎ合い?

 

 

 

今回はアースの配線を全部アースポイントに持って行った。

ちょっと前に頂いたコメントを整理してみた。

次回本組の時は修正しよう。

 

そして増幅度を(初めて)計算してみた。

12AU7は、μ=17.5、RL51kΩ、Rp11.5kΩとする。

真の増幅度:μ×(RL÷(Rp+RL))より 14。

5687は、μ=16、RL9.8kΩ、Rp2.5kΩとすると 13。

入力0.1Vで出力18.2Vになるはず。45dB。

なんかでかいな。測定では40dB以下だった。

計算がなんか違うと思う。

 

20220211

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