analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

プリアンプ 内部抵抗その2

2020-01-31 00:00:29 | プリアンプ

パーツが来たので取り付け開始する。

上は海神無線より購入。DALE無誘導巻線抵抗。

下は今回初めてオーディオウィンズより購入したTAKMAN無誘導クラッド抵抗。DALEのメタルクラッドは少々お高い。取付穴が同じで豪華さは無いが国産を敢えて使っている。特に(音も)問題無い。

カソード抵抗Rkは430Ω、5687のB+ドロップ抵抗は850Ω、12AU7のドロップ抵抗は15k+1kΩとした。

これで内部抵抗rpは2.6kΩ程になった。もう少し下げれたが、プレート電圧を絞らなければならず、音に力が無くなるようでこの値にした。

合わせて位置をずらしたOPTも元に戻し、ターミネート抵抗も外してみた。

いま、音を出しているのだが、前と基本変わらない。

押しつけがましさは無く、静かに鳴っている。丁寧に、ていねいに鳴っている。

余り音量も出せず、低音もどうかイマイチ分からないが、バランスは良さそう。

しばらくこれで行ってみる。

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プリアンプ 内部抵抗

2020-01-30 00:05:14 | CfD-4 (オートバランス)

前回、Ip 11.67mA、Ep 225V、Rk470Ω、内部抵抗rp2.93kΩで終えた。

そろそろ部品を注文しようと思ったが、欲が出て来た。

抵抗を450Ωにしたら?組み合わせで470Ωに5kΩをパラうと450Ωに下がる。

これでrp2.82kΩまで下がった。

 

寝る前考えた。

Ep電圧を高目に拘ってたが、一回下げてみるか。高圧は歪が少ないというイメージが有るが、5687は電圧が低い方がμが高い。そしてrpが低くなる。

450Ωだったカソード抵抗を360Ωにして色々プレート電圧を振ってみた。

180Vを切ったころ、初段の12AU7の電圧を大体合わせ(高目)、内部抵抗を算出したら2.55kΩまで下がった。

OPTによって電流を制限されるというのもおかしいが、ライントランスは大体この位が最大電流なんだよな。

最終的に、Ip 10.97mA、Ep 183V、Rk360Ω、内部抵抗rp2.55Ωで終えた。もう少し追い込めるが、これならほぼマッチングだろう。

鳴らしてみた。

普通の音になった。NP‐126の時は少々ダンゴ、TSMでrpが高い時は広がって良かったが、なんか薄いかも知れない。よって今回の値だが、なんとなく予想はついていた。

中庸の音。空気に溶け込んでる感じで、威圧感も存在感も無い。

これはこれで新しい音だ。

そして、あろうことかハムがほとんど気にならなくなった。

しかし、音が弱い。ここまで内部抵抗を下げる前の方がかっちり感が有った。

やはりある程度、電圧を上げて、できれば電流を増やした方が音は良いかも知れない。

まあ、気は済んだ。

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プリのハム退治

2020-01-29 00:02:12 | CfD-4 (オートバランス)

プリのOPTの先が見えてきたので、この辺でハム対策を行おう。

左チャンネルからムーというのが聞こえる。勘で200Hzくらいかな?50Hzでは無いと思う。音量が大きい時は気にならないが、楽器ソロの時は耳に付く。

AC点火のハムは気にならないが。これはちと邪魔だ。

 

まず、左チャンネルということ。

記憶では組み直したあと、直流点火にして収まったので、その後アースを等々力式でやり直してからだったと思う。

①電源トランスが左ch側にある。まずは電源の配線がPTに近いからと思い、OPTを内側に仮に移動してみた。

まったく変わらない。

 

②左chのアースを引っ張り出した。

電源のコンデンサーに影響されてるか?と思ったが、これも効果無し。

 

③次は電源トランスのリーケージフラックス。

余った銅板にオヤイデの電磁波遮蔽シートを貼り、立ててみた。

 

矢印はリーケージフラックス。太い方が大きい。

電磁波とは交流電流による電波と磁力による磁波とか、なんとか。

これを遮蔽するのはケイ素鋼板が良く、銅・アルミでは効果無いとのこと。

しかしメーカーではトランスの漏れ電流?を遮蔽するのに銅のテープを巻いている。

ほんとは鉄板が良かったが薄いものは入手難であり、手持ちの銅板を使った。

 

これも全く効果無し。

 

さて困った。OPT不良かな?と、その前に真空管を入れ替えてみよう。

5687だった。ショック。この5687は出自から信用してたものだ。

とは言っても2014年には使ってるんで余裕で6年は経ってるな。

ま、仕方ない。原因が分かってよかった。

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現在の音50

2020-01-28 00:03:00 | システム

現在の音も50まで来た。最近はペースも早い。

此処にきて、ようやく電圧伝送システムを超えた。

プリのOPTの使い方を変えてからだ。

音の出方が変わった。

音量を上げてもこちらに来ない、威圧的ではなくなった。

音が浮き上がる、と以前は良く言ってたが、それを今否定する。以前は音量を上げた時、おなかに来るような、息苦しくなるような感じがあった。エネルギーを受け止めている、そんな実感と言うか、体感(快感)に近いモノが有った。

今の音は、空気に溶け込んでいる。音量を上げても漂っているだけ。

高音はシャラシャラ、低音は最低域の「ズン」だけ。F特は・・・などと、音の解析はいくらでも出来る。あ、声を張り上げると歪みっぽくもなる。

そんなのが気にならなくなった。

トランスの使いこなし。

電力伝送の製作例が有ればこんなに追及しなかったし、ここまでの音は出なかったと思う。

 

試しに電圧伝送システムを鳴らしてみた。

音色が不自然に聴こえる。

生のオーケストラを電子楽器で置き換えたような、ニセモノを聞かされてる感じだ。

これを聴いて、やっとここまで来た実感が沸いた。

電力伝送システムは電圧伝送システムを超えられないのではないか?いつも疑問が有った。

完全に超えたわけではなく、ヌケ、クリアさではまだ劣る気がする。

電線にも純度を気にしてるのに、マグネットワイヤーをあんなに巻いたものなんて・・・・

以前考えを変えた。

信号はトランスの線を全部通っていくのではない。巻線を一個の物として、電気では無く電磁波で伝送されるので、巻き線の入り口の信号は、いわば線の出口へ飛ぶ。線を通らない。

※あくまでも私のイメージ。

物理的にはたかだか巻線の長さ(数km?)で音は劣化しない???

 

トランスを多用してた故佐久間氏。

あの人は音を求めてトランスを使ってた。のかな?

私には求める音は無い。その佐久間氏らの技術を参考に音を作っていく。

結局私はその人たちの音を求めてたのか?

 

 

音を出す時の割合なんてのをよく見る。私の考え。

部屋 20%

スピーカー 20%

アンプ 15%

ソース類 10%

ケーブル類 5%

セッティング 10%

その他 20%

 

まるで正反対の音の傾向のシステムが同じ音で鳴っている、などというが、同じ部屋で鳴っているんだから共通点もあるだろし、好みに近づけてもいるだろうから当たり前。

以前、隣の部屋に移したスピーカーががぜん鳴りだした、なんてことが有った。

なんでこんな生き生き鳴るのか?

今考えると、部屋の広さかな?

広い部屋では音に力が無くなる。

狭い部屋では生き生き鳴る。そんな気がする。

 

正直、音場と言うか、各楽器の並びや横の広がりはまだ電圧伝送システムの方が勝っていると思う。

あくまで私のイメージだが、正面水平に140°位に広がる。電力伝送システムは90°位か。

この140°が正しいか?と言われるとどうかな?もしかして位相ずれが有るのかもしれない。が、私には心地良く感じる。

 

ブラッシュアップ、というより違うものになった感じ。まだ実演層をほうふつさせることは無い。求めてはないが。

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投稿テスト 要点だけにしてみた。

2020-01-27 00:26:24 | プリアンプ

この一週間の結果を纏めた。

5687の内部抵抗は3kΩ。今使ってるNP‐126は10kΩで使っている。

これをTSMのトランス:5kΩした。

NP‐126:濃い目の音色。電圧伝送よりは広がらないが、音色は自然。

TSM:音場が広がった。NPより薄めの音だが、一音一音が浮き上がる。マッチングはこちらのほうがいいが、ちと行き過ぎの感もある。

NP‐126 10kΩ ⇔ 5687 6.6kΩ ⇔ TSM  5kΩ

TSMが低いので、5687の内部抵抗を下げる。

電流を増やし、計算上5.9kΩ(PP)位になった。

音がよくなった。

以上。

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プリアンプのOPT変更5 交流点火に戻す

2020-01-27 00:05:12 | CfD-4 (オートバランス)

少し大きめで音出ししてみた。

良さそうだ。思い込みもあるかもしれないが、良い。

ただ、高音がざらついてる。声も時々ざらつく。

アンプが冷えてるからかな?と思ったが、段々気に付くようになってきた。

30分も鳴らしてるが、やっぱダメかも。

歪みっぽい。出る音はちゃんと出て、今までに無い解放された感じで良い。低音もどん、というのは無く、なにか出てるな、と感じるだけの私好みの音。

やはり、電流流し過ぎかな。第一アンプが破綻しそうで落ち着いて聴いてられない。

もう少し上手く行かないかな、と定数を変えてみた。

5687の電流を下げて歪っぽいのが無くなるか?

ドロップ抵抗とカソード抵抗を換えてみた。真ん中の抵抗は、コンデンサー(後ろの青い物)をパラで使ってるので間に抵抗を挟んでπ型フィルターにしてみようと思った。抵抗値の変更も楽になった。

13.49mA

12.94mA

12.53mA

11.06mA

途中、初段U7も少し電流を増やしてみた。

最終的に10.90mA、プレート電圧Ep225V とした。この時カソード抵抗Rk470Ω。内部抵抗rp2.98Ω。結構高くなった。

もう少しRkを下げて電流が減らないようにEpを下げてもrpは下がるハズ。なのに抵抗の手持ちがない。

400Ω位が有ればいいと思う。

試聴してるのだが、良い感じだ。音離れが良い。

 

 

計算方法だが、動作例からEp250Vと180Vの中間215Vの時のIp、rpをそれぞれ比例で出す。

そしてその電圧の時の内部抵抗rp’=rp×(Ip/Ip’)^(1/3)により算出。Ip’はRkの電圧の値より計算した値とした。

合っているかは分からないのだが・・・。

 

それでもどうもプレート電流が低い気がする。もしかしてヒーターの電圧が足りないのかも?交流点火にした時5.7V程にしかならず、一割ほど定格より低い。

ヒーターの所為で内部抵抗が下がらないのは本末転倒、ハムは覚悟の上、直流点火を交流に戻してみた。

最終的に 11.67mA(5%ほど上がった)、プレート電圧Ep225V とした。Rk470Ω。この時内部抵抗rp2.93Ω。少し下がった。

 

 

いまはこんなものだろう。

この数字(測定値)を見て音を判断するきらいが私にはある。音が良くても測定値が良くないと飽きてしまう。

まあでも少なくともNP‐126の時よりは良い。トランスを通れば押さえつけられたような音になると思ったが、そんなことは無い。そんな音は放送局で通用するとは思えない。

ただ、ハムが有る。AC点火によるハムの増加は感じられない。左から聴こえるのでOPTがACコードの影響を受けてるのだと思うのだが。TSMはむき出しだし。

トランス、楽しい。交流で動作、ってのが問題なんだな。

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プリアンプのOPT変更4 プレート電流の変更2

2020-01-26 00:05:37 | CfD-4 (オートバランス)

真空管の内部抵抗を下げるには、電流を増やす。もしくはプレート電圧を下げる。  計算をしていてなんとなく見えてきた。

いま、プリのカソード抵抗は500Ωだが、これを小さなものに換えてみる。手持ちでは360Ω(3W)しかない。まあ、やってみる。

これで電圧測定をした。

Ep 225.4V

Ek 9.71V

この時のIp 13.49mA。ちと大きい。二本で27mA。7mA大きい。

このEp=225.4Vの時の内部抵抗を計算してみる。(今回から変えた電圧の比により内部抵抗・電流値・カソード電圧値もその比を使って変更してみた。その後、実際の電流値を使って内部抵抗を補正した)

Ek 10.57V

Ip 15.9mA

rp 2.65kΩ。

結構下がる。実際には電流はここまで流れてないのでもう少し高いはず。電流が流れないのはもしかしたらヒーター電圧が6.3Vに達して無いからかもしれない。

勘で2.8kΩ位か。まあ、あれだけやって3.2kΩが3.1kΩになっただけよりは大分下がった。

OPT2.5kに対して3.1kが2.8k。うん満足。

これなら何かしら効果が出るかも?

念のため出力インピーダンスを測ったら582Ω(1kHz)となった。

この時の計算内部抵抗は3.4kΩ。大分現実味を帯びてきた。

 

早速音出し。

OPTに電流流し過ぎかと思ったが、大丈夫そう。

それよりまともな音になった。前は透けて見えるような薄い音だったが、肉がついてきた。それでいてダンゴになっていない。バランスが良い。

高音の歪みっぽいのも無くなった。

もう「完成」と言ってもいいほど。だが、電流をもう少し絞りたい。

 

凄い。

OPTと真空管のスイートスポットに来た感じ。某ラボHPで言ってた動作点、そこを探り当てた感じ。

あとはEL34の動作点なんだが、あれはどこに動かしても音がそんなに変わらないんだな。それだけ懐の広い真空管、ということなのかな。

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プリアンプのOPT変更3 内部抵抗の検討

2020-01-25 00:02:01 | CfD-4 (オートバランス)

プリの5687の動作点を変えたので、音出しをしてみた。

結果はほとんど変わらない。OPTをNP‐126(10k)からTSM(5k)に換えた初期と同じ。

動作が安定方向に行ったので、小細工は通用しないと解釈しておこう。

少し薄味で、パリッとしている。高域は少しじゃきっとしてるのでもう少し落ち着くのに時間がかかるのかもしれない。

 

トランスをTSMに換えて、何より音場。パーっと見晴らしが良くなった。

低域は量感が無くなったが、もっと下の「ズン」はある。なぜか高低のバランスは悪くない。

NP‐126の時は、いまこの音を聴くとダンゴっぽかった。トランスを使ってるから仕方ないと思ってた。

でもトランス伝送でもこの音が出るんだ。

ハムが出てきてしまったが、あとで見てみよう。

 

今回音出しするのに少し梃子摺った。

左chが出なかった。

電圧測定しても問題無かったので、入力回りかと思ったらセレクターと出力端子の配線が千切れていた。

いずれもモガミの配線だ。このOFC線は千切れやすい。

参考だがこの線、音はつややかだが、なんか空気感が無くなる。ノイズリダクションを掛けたようになる。

 

 

 

計算によると5687は内部抵抗が3.1kΩ。プッシュプルで6.2kΩ。

NP‐126の一次側は10kΩ(6.2k基準で+3.8k)、TSMは5kΩ(-1.2k)。

NP‐126だと肉厚で籠る感じ、TSMはパリッとしすぎ、な気がする。

この中間のトランスは無いのかな?と探したら8kΩ(+1.8k)というのが有った。これだとどうだろう?

それからプリのOPTのNP‐126はオリエントコアだからか、肉厚の音。これはインプットトランスがパワーのA‐8713の音とマッチしてたとは言い難い。TSMのアモルファスにしてからパリッとした物同士、相性がいい気がする。

 

そういえば、あるHPで5687の動作点が載っていた。

プレート電圧Ep250Vの時の内部抵抗rpが3kΩなのは同じだが、Ep180Vの時rpは2kΩとある。この時のプレート電流Ipは23mA。PPで使うにはちと流れすぎ。

ならばEpが250Vと180Vの間の215Vとしたらどうか?他の値もすべて中間としたら?

Ep 215V

Ek 9.75V

Ip 17.5mA

この時のRk 557Ω(278.5Ω/本)

これで rp 2.5kΩになるはず・・・なるのかな?

まあ、Ip 17.5mAというのは2本で35mAでTSMトランスにはちと大きすぎ。

なんとなく、Rkを400Ω位にすればこれに近い値まで行かなくても、今よりはrpが小さくなるのではないか?

 

内部抵抗rp。流してやる電流値の1/3乗に比例、だったかな?

電流を流してやればやるほど内部抵抗は下がる。ってことは、単にカソード抵抗Rkを小さくしてやればrpは下がる。いやいや、Epも低ければ低いほど良い。

そういえば内部抵抗の計算値3.1kΩというのは厳密にはEpが250では無く235V程と少し下がる。ということは実際にはもう少し低い値かも?

 

あとで5687の電流値を上げて音が変わるか試してみよう。

rpが2.5kΩになるときは

             Ep250Vの時、Ip20.74mA、Rk301Ω。

             Ep180Vの時、Ip11.78mA、Rk297Ω。

             Ep120Vの時、Ip8.75mA、Rk114Ω。

なんだ、電圧無理に上げる必要ないじゃん。

じゃあ、電圧上げる必要って?

出力の増大、歪の減少、ってとこか。

ああ、この辺を行ったり来たりするんだ。 

 

おお、凄い。頭良くなった気分 ☜ ばかの言いそうなこと。

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プリアンプのOPT変更2 プレート電流の変更と考察

2020-01-24 00:03:12 | CfD-4 (オートバランス)

プリのOPTを変更して私好みの音になった。まだ良くなったとは言わないでおく。

これを聴くと前はイマイチ抜けが良くなかったのかな、と思う。ただ、低音は少なく、その下のズンだけ響く。

電圧測定をした。5687の場合でカッコ内は動作例の定数。

プレート電圧241V(250V)、プレート電流9.5mA(12mA)、この時の計算による内部抵抗3.24kΩ(3kΩ)となった。ややOPTの一次側が低すぎの気もしないでは無いので、もう少し内部抵抗を下げてみようと思った。電流をもっと流してやる。初段のU7電圧が高いので、ここは少し下げて5687に行くようにする。

5687ドロップ抵抗を350Ω→100Ω、U7ドロップ抵抗24kΩ→27kΩ、5687のカソード抵抗を600Ω→500Ωとした。

プレート電圧236V(250V)、プレート電流10.6mA(12mA)、この時の計算による内部抵抗3.1kΩ(3kΩ)。余り下がらない。けど推奨値に近付いた。もう少し電流を上げられるが、そうすると5687二本で電流が20mAを明らかに超えてしまうので止めておく。TSMの方には10~20mAと言われているのだ。

合わせてOPT二次側のターミネート抵抗を1.3kΩから2kΩに変更した。

1.3kΩにしても音はあまり変わらなかった。600Ωの4倍は欲しいところだが、余り上げ過ぎると効果が無くなる。計算上の出力インピーダンスは600Ω弱から700Ω位に上がるはず。これによって二次側から見た一次側のインピーダンスが上がれば、という期待からだ。

音出しは明日になる。

 

おしgooや本で最適負荷抵抗に付いて調べてみた。

①長氏の本の計算法ではEpminの値の根拠がなく、この時のIpmaxがグラフから飛び出して読めない。よって計算値に信頼性が無い。その辺えいやっ、とした計算結果は内部抵抗rpより高めになる。

②ネットで5687の製作例を探したが、PPでOPTは8k~10kを使ってる感じで高めだ。

③武末氏の本では計算をしても当てにならない時が有るので難しい、とのこと。

④おしgooでは内部抵抗と負荷抵抗は同じ時が最大出力が得られると。

この④のRL=rpが私にはぴったりくる。

よって6.6kΩのOPT(ラインアウトトランス)なんてのが有ればいいが、そういうのは無さそう。

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プリアンプのOPT変更

2020-01-23 00:04:32 | CfD-4 (オートバランス)

プリアンプのOPTをTSMにしてみようと思う。

 

最初に計算でどのくらいの出力インピーダンスになるか?

まず、過去の電圧測定結果より、5687の内部抵抗は3.3kΩとなった。ここで2.5k+2.5k:600のトランスを使うと二次側は800Ω弱になる。

一次側10kΩのNP‐126を使ったときは二次側は600Ωぐらいだった。補正入れてたっけか?ちとおかしいが、ゲインは33.2dB。ただ、5687の内部抵抗3.3kΩ と NP‐126の一次側10kΩは離れすぎと思う。まあ、実際は最適負荷抵抗は違うのだが。

 

プリアンプのOPTを換えてみる。

一緒に入力を一組増やした。ここの配線は3398‐22を使ってみる。

まずは音出し。

低音がもっと出ると期待したがダメだった。しかしよくよく聴くと低音が無いながら中高音の音場が広がった。これはタムラのA‐8713の一次側に電流を流した時のような感じだ。これだけでも成功だ。

 

こっちのほうがマッチングが良いと思う。前のNP‐126の時より私好み。

高音は少し強めな感じ。

驚いたことに音の感じはおしえてgooの質問者の記述に有ったものと似てる。

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/7558746.html

 

OPTの一次側インピーダンスが下がるとEp-Ipグラフの負荷線が寝てくるので出力が下がるけど歪が下がる、とのとこ。

じゃあ、最適負荷抵抗はいくらなのだ?が分からない。

 

何かインピーダンスがマッチしたように思う。音量は若干下がった。巻線比が下がったから当たり前だが、以前は普通のプリにしてはゲインが大きいな、と思っていたので良い感じかも?

これで出力インピーダンスをON‐OFF法で測ってみた。

結果は1kHzで1、080Ω。高いんだ。ゲインは32.4dBでほんの少し下がった。

逆算すると5687の内部インピーダンスは4.5kΩ。こんなに高いってなんかおかしい。

ここで低域を出すためにOPT二次側にターミネート抵抗を付けてみよう。

計算すると600Ωにするには1,350Ωになる。

丁度良いのが無かったが、1.3kΩのRMG抵抗が有ったのでこれにした。インピーダンスを測定するとほぼ600Ωとなった。計算値とは違ってしまうが、実測値を尊重しようと思う。

少し鳴らしてみた。

夜中なので音量が上げられないが、低音のバランスは少し良くなったと思う。

ただ、高域がきつくなった気もするので、ターミネート抵抗をもう少し大きくしても良いかと思う。

F特も少し良くなった。

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現在の企らみ

2020-01-22 00:02:32 | PhfD‐3.2

この次千葉に行ったらアキバに寄ってこよう。

さて、何を買う?

やっぱりハシモトのライントランスのHL‐20k‐600か。フォノイコの段間トランスを換えてみたい。

ほかの候補としてゼネラルトランスも見てみたら、20kΩ‐600Ωで使えそうなのが3種類新製品で出てた。

しかしこいつらは何が違うか分からない。

・・・・そうか、二次側プッシュプルでも使えるものとシングルのみのだ。NP‐126は二次側プッシュプルで使えないんだ。今更。

一次側がパラで使えれば低域の周波数特性が良くなりそう。

 

これをLCRフォノイコに使うとすると、TSMのトランスは・・・ラインアンプに使えないか?

ラインアンプの出力管は5687で、内部抵抗が3.0kΩだったかな?ここはNP‐126を10k:600で使ってるので、ラインアンプの出力インピーダンスって400Ω切るんじゃね?え~?

そんならTSMのトランスをラインアンプに使った方が良くね?

あとで交換してみよう。

 

 

そういえばTSMのトランスって、二次側600Ω/2、600Ω/2、一次側5k/2+5k/2って書いてあった。

ゼネラルトランスの20kPP‐600CTも取説では二次側150Ω+150Ω、一次側は5k+5kとなっている。それを20k:600のトランスと表示している。

TSMのは5k:600ということで買ったのだけれど。

 

まあ、TSMの人はインピーダンスは余り関係ないって言ってたな・・・。

そういう事か。それならNP‐126と入れ替えるとインピーダンスは変わるな。

 

一般にトランスのF特のデータを見ると、二つある巻線はシリ接続よりもパラ接続の方が良い。

買ってから気が付いたが、5k(シリーズ接続)で無くて20kで買って巻線をパラって5kで使った方が低域特性は良かったのかも?

 

それと、ラインアンプのOPTはもう少し低いインピーダンスで使った方がよくね?5687の内部抵抗って3kΩだったよな。ここにTSMのトランスをあてがってみるか。

 

いやはや、まいった。フォノイコとラインアンプのトランス、使い方間違ってたかも。

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カネコシキ2

2020-01-21 00:03:18 | アクセサリ

インシュレーターをプレーヤーキャビに使って一日ほど置いた。もう馴染んでる頃だろう。

ほんの少し音量を上げてみた。

基本、先日の音と変わりない。少し落ち着いた感じになったかも。

音量が小さい時は正面に音場がこじんまり出来たが、音量を上げたら少し見上げるようになり広がった。

声の表情が少し出るようになった。トランス伝送では無理かな?と思ってたのでうれしい。

一安心。

 

そういえば大理石のカバーをしてなかった。早速掛け音出ししたところ、ずいぶん大人しくなってしまった。少し不満なんだが、裸の大理石は、良し悪しは別として不要反射が気になる。これ以上大人しくなったら外すかもしれない。

 

試しにトーレンスを起動してみた。針はTYPEⅤxMR。

今までの感想と変わらず、両サイドの広がりがイマイチ。だが521独特の肌触りがある。

これはこれで良い。

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ブチルゴムに付いて

2020-01-20 00:02:55 | アクセサリ

イソブチレンと少量のイソプレンを低温重合。少量のイソプレンを共重合すると、通常の加硫となる。 ブチルゴムの特徴は、気体透過性が小さい。メチル基をもった主鎖の分子運動性が少なおので、汎用ゴムより、窒素や酸素の透過率が1/10以下。主鎖に二重結合が少ないため、熱、日光、オゾンに対して強い、非極性であるので電気絶縁体と耐コロナ性にすぐれる。特殊ゴムともいえる。

 

購入したものはスリオンテックの50mm×20m?×1mmの物。

 

特性のうち圧縮耐性が良くないが、これはこのゴムの防振性を表してるのかと思う。

粘着性が有り、金属などに張り付ける。ロクハンのフレームはプレス成型のようだが、防振で貼ってるが効果のほどは分からない。

弾性体は変形にて振動を吸収するものと思われるのだが、弾性体にも適正荷重が有るのではないか?余り荷重を掛け過ぎると弾性体が剛性体に近くなり振動を吸収しないのではないか?

スピーカーキャビネットやターンテーブルキャビネットは動いてはならないと考えてたので、以前は動かないようにブチルゴムにかなり荷重を掛けてたが、最近はこれは間違いでは無いか?と思うようになった。

となると真鍮のような剛体のインシュレーションはどんな働きがあるのか?となる。が、この考察は未来に取って置く。

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カネコシキ

2020-01-19 00:02:48 | アクセサリ

古いステレオ誌を整理していて、故金子英男氏の記事が出て来た。

そういえばイシノラボの店長がこの人に絡んだことが有ると連載に出してた。

懐かしい。金子氏と言えばブチルゴムだ。私も色々やった。

至る所に張り付けた。タンテシートなんかも作ったりした。ただ、この人は銅板を多用する。地方の私にはそんなもの入手できないので省いた。

音質で効果あったものは何一つない。

それでも何故かこの人のゆうことは信頼してた。

金子氏の試聴記事などは良いものはいつも抽象的な表現で褒めた。そんな音出たらなんも面白くない、オーディオ終了じゃん、てな評価だった。でも究極的にはそうなんだな、などと納得もしてた。ああそんな音が出ないで僻んでたんだ。

たった一つ、固定抵抗選択式のアッテネーター、こいつの音は良かった。

雑誌記事を参考に部品を注文して組立。カーボン抵抗なんてどんなものかわからなかった。氏ならもっと違う抵抗使っても良いと思ってた。なんでカーボンを選んだのだろう?当時はカーボンはノイズを出すともっぱらの噂だった。

抵抗値が特殊だったので、理研電具しか特注に応じてくれなかったのかも?

既に真空管アンプにのめりこんでたので、アッテネーターの後に誌に発表されたプリアンプは手が出なかった。

今でも部品が有れば作ってみたい。

ブチルゴムは使うと色々汚れるので「汚れオーディオ」と呼ばれてたらしい。汚ーディオだ。

 

前置きが長くなった。

なにかブチルで作ってみたくなった。

定評があるスピーカースタンドは重すぎるので、インシュレーターかな。

以前ガラスプレートをブチルでサンドイッチしたものを作った。これをタンテの下に噛まそう。

と思ったのだが高さが足りない。これも以前作ったブチル3重サランラップ巻き二段でも足りない。

ブチルのテフロン巻きも噛まして何とかなった。

桜材キューブから入れ替えたら音色が変わった。キューブは全体にさらっとした音色が乗るが、ブチルはさらっとしたものがとれ、音色に若干、ほんの少し乗るものがある。もしかしたら本来の音色かなとも思う。

全体に落ち着いた感じになったが、変な付帯音が無くなったのかも?

やっとブチルの効果が分かった。これならいける。ある程度の量を使わないと効果が出ないのかな?

 

インシュレーターの作り直し、ってか改造。

上から

ブチル12段重ね

ブチル三重のサランラップ巻き

ブチル2段

ブチルのサランラップ巻き

ブチル3段

銅板0.5mm

ブチル1段

銅板0.3mm

クリアーの耐震用ゲル

金子氏はインシュレーターにオイルゼリーなるものを使ってた。そんなもの手に入らないのでこれが代わりだ。

ガラス板~ブチルの4段重ね

仕上げは超強力ガムテープ

50mm×50mm×100mmの直方体。ずっしり重い。

 

製作中は山本音響工芸の黒檀スパイクとアサダ桜キューブのスパイク受けと真鍮の円柱を置いて使っている。

割と良い。

っていうか、インシュレーターの違いをあまり出さないんだこのシステム。

 

夜遅くなってしまったのであまり音量上げれないが、タイトな音になった。

押さえつけられたような感じか?と、そうでも無い。余計なものが取れた感じ。落ち着いた音だ。

バイオリンがサーっとしてない。きゅ、きゅ、と言う感じが出る。

もうしばらく様子見よう。

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久しぶりにエミネントを鳴らした。

2020-01-18 00:03:14 | カートリッジ

ずっとCDやシュアのM97を鳴らしているので、そろそろエミネントを鳴らしてみようと思う。

凄く丁寧な鳴り方だ。

ケーブルを8N、防振ゲルを挟んだ棚板を外した。そしてタオックのラックも使うようにした。パワーにはYSBコンデンサーを付け、整流管は5U4Gになる。タンテの脚には桜材のキューブを使う。

こうやって挙げてみると、結構変更してんな。

いま、最高のアナログの鳴り方。柔らかい、と言ってもふやけたり曖昧なところは無い、空気に溶け込むような鳴り方。この響きの丁寧な減衰の仕方はCDでは残念ながら出ない。

これは私の求めた音か?

いや、もうすでに私の求めた音は過去のもの。今はその上を行ってしまっている。予想を超えた音になった。

薬師丸ひろ子を掛けているのだが、声にビビりが無くなった。

このレコードは減った針で掛けて溝を痛めたと思ってたが、アンプがおかしかったのかも?

S/Nが上がった。細かい音のさらにその周りの雰囲気のようなものまで微かだが分かるようになった。

どうしちゃったんだろう?

聴かなくなったLPを沢山かけよう。特に古い物。

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