analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

AX‐1200死亡

2021-12-28 00:08:50 | AX‐1200

やっちまった。

真空管プリと真空管ワーを繋いでノイズが増える。

折角の電力伝送、プリとパワーを離してみるか、と思った。

どうせならとパワーをAX‐1200にした。

真空管プリは最近電源投入直後、バリッ、バリッ、っとノイズが出る。

これをAX‐1200にブッ込んでしまった。

照明が一瞬暗くなった。

音が出なくなった。

 

ヒューズならいいなぁ、っと思ったが、この機種ヒューズが無いみたい。

回路図も見当たらない。

終わったか。

 

もう一機のAX‐1200を持ってきた。

今度はプリを十分暖めてから音出しした。

今度は問題無い。

スピーカユニットも飛んでないようだ。

 

 

真空管プリと半導体パワーの組み合わせは久しぶりだ。

30年前、これをやって上手く行かなかった。

低域が無くなりこじんまり。

高インピーダンスの真空管プリと低インピーダンスの半導体パワーは相性が悪いと。

身をもって知ったので、それ以降はやらなかった。

これが今回打ち砕かれた。

基本は半導体の音なのだが、ほんのり音色が乗っている。

そしてうわっと広がった。

やっぱ半導体も良いな、なんて思ってしまう。

今までの認識は間違ってた。

まあでも冷静に聴くと、なんかちぐはぐなんだな。

半人半妖、では無いが、なんか混ざり物が有る。

メインスピーカーを真空管、サブウーファーを半導体にした時の異物感を思い出した。

何にも先入観なしに聞くと、「これは・・・」なんて思ってしまうかもしれないが、なんか変なんだ。

ハイブリッドアンプってこういう音がするんだと思う。

私には向かないな。

 

 

おっと忘れるとこだった。

今回これをやったもう一つの狙いは、プリのOPTへの影響だ。

パワーのIPTと組合わせるとノイズが増える気がしたので、パワーと離しついでにIPTの無いパワーにしてみた。

ノイズは変わらない。

何なら増えたかもしれない。

 

これを確認して思った。

プリのノイズを減らすのが先だ。

今思ってるのが、真空管の不良。ソケットの接触不良。

もしかしてコンデンサーの容量抜け?

Rchだけなんだよな。

 

20211126

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AX-1200のセレクターを整備する

2021-12-02 00:30:54 | AX‐1200

通常の入力部に機器を接続すると、接触不良で音が途切れる。

特にフォノが酷い。

多分セレクターの接触不良。

2‐26を吹いてグリグリ、と言う手もあるが、一旦開いて見よう。

この手の異常は実際に見てみないと気が済まない。

 

 

 

※本記事は積極的に修理を推奨する物ではありません。参考にして失敗しても当方は保証しかねます。

 

 

右手前の黒い蓋を外し、ボリューム・セレクター周りのコネクターを外した。

この辺はコネクターに同じ大きさの物を使ってないので、復帰するとき間違え無さそう。

セレクターは基板に付いており、ヒートシンクにぶつかって抜くことが出来ないので、フロントパネルを外した。

つまみがポロポロ外れてしまった。

押しボタンの上下が分からなくなったが、触るところが微妙に傾斜していた。

念のためボリューム基盤も外した。

セレクター基盤はREC OUT基盤と一緒であり、それぞれ二個のネジを外し、基板に90度で取り付けてあった基板の長いコネクターを外し、引き抜いた。

ハンダを吸い取り、セレクターを外した。

スライド型とばっかり思ってたが、ロータリー式だった。

これでは2‐26を吹いても効かないと思う。

前側の三か所の爪を真っ直ぐにしシャフトを引き抜く。私は黄色のダイオードを目印に上向きで引き抜いた。

脇の爪を開いて接点部を引き抜く。向きに注意。私はどちらに付けるか迷ってしまった。

三つあってL・Rと電動の位置決めだと思う。

4つの爪をすぼめてグレーの丸い円盤を引き抜くと接点が出てきた。

ピカールで磨く。その後接点グリスを塗った。

随分白くなったがいつものことだ。メッキまで剥がしてしまったかもしれない。

綿棒で空拭きでは汚れが落ちないので仕方ない。

摺動部の金物も軽くふいといた。これは曲げたらお終いだ。

 

組付けはシャフト貫通部の楕円が縦方向を向き、矢印の三角形が上に来るようにする。

コの字型の蓋を外して置き、最初の接点と抱き合わせた駆動用の爪のある部品をセットし、LとRの接点部を組付け、シャフトを通す。

フロントの爪を三か所ひねって蓋を戻す。

 

ハンダ付けをし、基板を戻していく。

 

 

前から気になってた構造体。

多分樹脂だがしっかり有った。

ソニーのジブラルタルシャーシーの簡易型か。

 

 

 

大して難しい作業では無かったが、LPで最初音が出なかった。

90度に曲がった基板のサポートの取付を間違い、基板を反らして長いコネクタが外れてしまってた。

これを修正しても音が出ない。

MAIN‐INにDAPを繋いだら音が出たのでパワー部は取り敢えず大丈夫。

フォノも音量を絞ったDAPを繋いだら音が出た。

一安心。

いま、音出ししてるが、鮮度の良い元気な音が出ている。

明らかに前より音が良い。

TA‐FA7ESより少し落ちるかと思ったが、これはこれで良い音だ。

ヤマハトーン。

ARとの相性もかなり良い。

ひやひや物だったが、何とかうまく行った。

 

20211107

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AX‐1200を鳴らしてみた

2021-12-01 00:03:54 | AX‐1200

ふと、トランジスタアンプではどう鳴るか?

真空管アンプはレコードを聴くのに5台も電源を入れるのがめんどくさくなった。

TA-FA7ES?

こいつは散々使ったのでヤマハのAX-1200を持ってきた。

LPを掛けたら「ブー」。

ありゃ、へそ曲げたかな。

タンテからのRCAケーブルのLRを入れ替えたが変わらない。

アンプかも?

もう一台のラウドネスが効かない方に入替えた。

此方も「ブー」。

しかもセレクターが接触不良。

諦めた。

 

 

こいつはボリューム基盤が外せなくて二度ほど整備を諦めた。

ネットで検索したが、サービスマニュアルが出てこない。

続けて見ていると、見た事の無い個人の記事が出てきた。

日付が割と最近だった。

まだ使ってる方が居て嬉しい。

一人はメインで使っているそうな。スピーカーは1000Mとの事。

こりゃ良さそうな組み合わせ。

時代的にはA‐7かA‐8あたり、型番ではA‐1000、その後継機でAX‐1200が1000Mとの組み合わせに良いのでは?などと勝手に思ってた。

NS‐690Ⅲとも良かった。

 

 

もう一個のHPでは基板を90度で組み合わせてるが、外せると有った。

ボリュームに2‐26を吹いてグリグリ、と言うのも有ったがここは解体してみようか。

 

 

ヤマハにはDSP‐AX1200と言う機種が有り、これからDSPを外したものがAX‐1200と解釈してる。

私は車では初代VitzのRS、三菱アイ(ミーヴではない)のガソリンなど、本来の設計ではない物を所有してきたが、やはり専用設計が良いと思う。

Vitzは1000ccのシャーシなのでエンジンに負ける。まあ、不都合は無かったが。

AX‐1200とアイは余計なものを取っ払った感じだから余裕が有る。

余裕とは「無駄」だ。

しかしこの無駄が時々名機を生むと思う。

 

AX-1200をBTLで鳴らすとイマイチなんだが、手元に置きたい機種である。

 

20211106

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梅雨が明けた

2021-07-26 00:05:09 | AX‐1200

16日関東で梅雨が明けた。

いっ気に暑くなった。っと言ってもここでは最高気温30℃は超えてないようだ。もちろん天気予報での話で、場所によってはもっと暑いところもある。

ただ風がむわっとするほどにはなってない。

真空管アンプ5台も点けると部屋が暑くなる。さすがにもう無理だ。

幸い調整は良いところにある。

余り熱くならないアンプを持って来よう。

TA‐FA7ESは先日鳴らしたのでヤマハを鳴らしたいのだが、なぜか低音が出なくなったんだった。

BTLでもう一回チャレンジ。

まあ、強大な低音は出てないが、先日聴いたほどではない。結構低音は出てる。

前回は接続間違ったかな?

 

さすがにAX‐1200単体では真空管システムとの差が有りすぎる。

 

例の弦楽セレナーデを掛けた。

もう酷いもんだった。ミッドハイの振動板だけ狂わされてる?

ジョンウィリアムズのCDでもキツい音を出すようになってしまった。

このアンプでも出てしまうってことは、スピーカーか?

 

・ ・

・ ・ ・

 

最近の気候は梅雨明け後一気に暑くなる。少し納まってからお盆に掛けて最悪に暑くなる。

梅雨も最近は様変わり、以前は梅雨と言えば6月、五月雨という言葉も有り5月終わりから始まってたような気がするが最近は6月半ばからだ。

気候が変わってる。

雨期というのは中国にも有って、日本の梅雨はその影響下にあるようだ。

今年も暑くなるのか?

 

20210718

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ちょっと一息

2020-09-16 14:36:11 | AX‐1200

トランジスタが来るまで少し時間がある。

久しぶりに音楽を鳴らそう。

スピーカーはボーズの161。

アンプはヤマハのアンプ。

 

このアンプは一年位鳴らしてなかったか、最初ガサガサの音で焦った。

一時間くらいでこなれてきたかな。

エコーは有るがマスクを掛けたような歌い方。低音は無い。

このスピーカーなら仕方ない。

けど、なんか落ち着く?

古典なスピーカーを使っている人の気持ちが分かってきた?

そろそろこんなスピーカーでも「おおっ」となるような音を出せるか?

・・・もう少しかかりそうだ。

 

ザイカのライントランスを噛ましてみた。

別にDAPからノイズが出てるわけではない。

音量が大きくなったが、もやーんとなった

入り出を逆にした。

音量は小さくなったが、音が締まった。

 

うーんなんか違う。

 

20200914

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AX-1200 その16 久しぶりにシングルで鳴らす

2019-05-23 00:02:53 | AX‐1200

BTLが思いのほか良かったので、単体のプリメインで鳴らしてみた。

結構鳴る。今までで一番だ。スピーカーのセッティングが決まったんだろうな。

BTLほど「カチッ」とはならないが、ヤマハらしいエレガントな感じだ。響きが心地良い。多分プリ部の音の影響が大きいと思う。

これだったらDS-3000を鳴らす最低限、という感じ。音楽が聴ける。しかし、これだともう少し違うシステムも欲しいと思うのは確か。上の音を聴いてしまったからか、物足りなくも感じる。

時々音が左に寄る。またトランジスタ死んだかな?と思い各スイッチ類をカチカチ動かしたが全く良くならない。CDプレーヤーを動かしたら音が出た。RCAケーブルっぽい。

今回は寄せ集めでケーブル類を適当に合わせた。

これを7N-S1040Ⅲにした。

高域寄りは変わらないが、整理整頓され、細かい音が出てきた。が、大筋電線と変わらない。

オーディオ的には良いのだが、どうも真空管が聴きたくなるんだよな。

なんで?

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BTL

2019-05-21 00:04:19 | AX‐1200

アナログシステムが思いのほか良く鳴っていたので、トランジスタを鳴らして比較してみた。

かなり期待してたのだが、結果はトランジスタの圧勝。なんだこのソコヂカラは。

これを聴くと球システムは音量を上げるとちとうるさい。

石システムはぐおっと後ろに音場が下がり低音の形が分かる。

音量を上げても全くうるさく無い。

あーあ、なんだったんだろう今までの苦労は。

 

もう球システムは打つ手はない。くは無いのだが、超えられる気がしない。

どうしたものか。

 

オシロスコープで見るか。

 

雑誌等の制作者は、自分の発表した機器を自宅で聴いているのか?

そんな事は無いと思う。なぜなら公にするものは誰が使うか分からないため、余計な回路が付く。

もし自分のシステムなら、他人の事を考えずにDS-3000のためにチューニングする。

 

今更ながら、WRC-α1FBAL、凄いアンプだ。この価格で市販のプリ、超えられるの?

さすがに小音量ならなんか抜けが悪い。声、コーラスの音色(声色?)が素っ気ない。音量上げると良いんだけどな。

それでもちゃちいケーブルでここまで鳴るんだから凄いもんだ。あとでメインシステムのケーブルを繋いでみよう。

良くなったと思ったのはスピーカーのセッティングだったのね。脳内で勝手に真空管システムの音を良くしてただけだった。

もう少し鳴らしこんだらまた変わるかな?

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トランジスタの音6

2018-02-19 00:36:25 | AX‐1200

※昨日のリード線付きトランスというのは、ソフトンのOPTのこと。

BTLシステムがなんかおかしい。トランスを入れると音が変になる。今までこんなことは無かった。それではヤマハAX-1200単体で使ってどうか?

まず、昇圧トランス無しでMMポジションにて試聴。

おお、良いではないか。よこの広がりは多少少なくなった。音色に張りが乗った。ウェストリバープリに比べると若干落ちるが、このアンプも頑張っている。

そして昇圧トランスを噛ます。これも、おお、だ。まともに鳴る。細かい粒の集まりのような鳴り方だったのが昇圧トランスを入れたことによって滑らかになる。「場」より「像」寄りな鳴り方だ。これは以前聴いたものと一緒だ。と言うことは、WRC-α1FBALがおかしいのかも。フォノの入力インピーダンスが低いのか?おっと、そういえばWRCプリはバランス型だ。マイソニックのSTAGE202もバランスのポジションが有った。この辺の兼ね合い?

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トランジスタの音5

2018-02-17 00:13:37 | AX‐1200

現在BTLシステムの音が良い。これなら鑑賞に堪える。

EMINENTにSTAGE202昇圧トランスをかませる。そうすると音を整理された、周波数特性が凸凹で、まあ、聴かせる帯域を強調した感じになり、トランス特有の艶やかさが出る。しかし超低音が切られ、音が中央に寄りモノラルのようになり広がりが出ない。こうなるとつまらない。これはマラツンのMC千も同じ傾向だ。

WRC-α1FBALにMCカートリッジ直結で良い。真空管アンプでは出ない広がり、低音の音像が出る。声が浮き上がらない、音色がやや乾いた、ざらついた感じになるが、この広がりは堪らない。

なぜ昇圧トランスが上手く鳴らないのか、勝手に想像。BTLではパワーアンプのインピーダンスが半分になるという事で、フォノイコのインピーダンスも下がったのではないか。そうなると昇圧トランスではカートリッジの見かけのインピーダンスが上がってしまいミスマッチ、そう考える。

ならばあとでプリメインアンプ単体で、昇圧トランスを使って鳴らしてみようか。

真空管アンプをちょっと焦ってたが、これでゆっくり制作にかかれる。

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トランジスタの音4

2018-02-16 00:00:00 | AX‐1200

BTLシステムは高音が無いようだったので、試しに昇圧トランスを噛ましてみた。

高音云々より、音が詰まらなくなった。

高音だった。高音は若干出てきたようだが、これは音のエッジが効いてきたからで、特に伸びは感じられない。伸びの無いのは他の原因:台の不安定さか、アームの調整が煮詰まってないのか。

低音も歯切れが悪く🍡ダンゴ。総じて普通の音になってしまった。

トランスの音としては良い方なのかもしれない。しかしこの辺がトランスの限界かも知れない。

真空管アンプなどで組むのは、トランスは良いのかもしれない。いま、真空管のシステムはトランスだらけだ。プリにはアウトプットトランスを付けたことが有ったが、やめてしまった。フォノイコは段間トランスとEQ部のインダクタ。パワーは入力トランスと出力トランス。

トランジスタアンプには「異物」のようになってしまい、なんか馴染まないようだ。そういや、トランジスタアンプはケーブル類の違いを結構出すが、真空管のシステムはケーブル類の違いをあまり出さない。これはやはり真空管システムはトランス類で「電線:ケーブル類」を多用しているので、スピーカーやRCAのケーブルの違いを吸収してるのではないか、と思う。

真空管システムが纏まったら、フォノイコ直結でやってみよう。

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トランジスタの音3

2018-02-13 00:25:25 | AX‐1200

それでは本命、BTLシステムでEMINENTを鳴らす。

 

…ばーん。

と来た。ステージを見上げてる錯覚に陥った。この広大な音場は初めてだ。こうなるとトランジスタも聴ける。昨日のSYNERGYもそうだったが、思い出してもいい感じだった。記憶で頭の中に「音場」が蘇る。EMINENTの場合、どう鳴るか予想ができなかったが、こんな音場が広がるとは。

そして印象的なのは低音だ。ポップスだが、ベースの音階が解った。ドンドンだけじゃなく、メロディが有ったんだ。そして心地よい。ズンというのがほのかに聴こえ、これが衝撃波?のような感じ。本体の音は軽く床に落ちる、決して地面深く落ちてゆく低音ではない。迫力は無いが満足感は最高だ。

しかしなんでだろう。昇圧トランスを噛ますと、インとアウトのインピーダンスがカートリッジとフォノイコの間で狭まる?のが、昇圧トランス無しではハイ受けロー出しが極端になる?真空管フォノイコで昇圧トランス無しではどうなんだろう。

抜けの感じは真空管の方が有る。どうもヴォーカルが平面に埋もれる。浮き上がらない。あぁ、もう少し音量を上げたい。

まあ、集中して解析的に聴くと高音の落ちが有る。なんかちょっと問題あるのかもしれない。

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BTLもういっちょ

2018-01-09 00:00:00 | AX‐1200

BTLを繋いだついでにBOSE301Vを鳴らしてみた。このスピーカーに強力な信号をぶっこんでやったらキリキリ鳴るんじゃないかと。

結果はイマイチ。何だこりゃ、中音ばっか張り出して、力が無い。ツイーターを顔に向け、高音を出そうとしたら低音が無くなった。真っ正面向けたらバランス取れた。良く分からんスピーカーだ。まあ、こいつを鳴らすのは真空管が良かったんだ。でももう少し鳴らして目を覚まさせよう。

 

一晩おいた。プリだけ電源を切るの忘れた。音出ししてびっくり。ガラッと変わった。カラッとしてしまったが、声が浮き上がる。低音がゴーゴーする。気持ちが良い。上下は伸びて無いが、帯域内で濃い。301Vの音色が乗って抜ける感じはあまりないが、楽しい音だ。これはこれで良いが、やっぱり真空管の滑らか、しなやかな音で鳴らしてやりたい。

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AX-1200の側板

2018-01-08 00:00:11 | AX‐1200

AX-1200の側板の化粧板が剥がれていた。これは中古で入手当時からで、はがして別の突板でも張ろうかとか考えてた。今回手放すことを考え、化粧板の補修を考えた。今回両サイドの張り直しをして、鳴らしてみることにした。どんな音だったかな~。張り直した方はラウドネスを利かすと右の音が消え、左は音が小さくなるがラウドネスが効かない。もう一機は一応完動なので、そちらに側板を移植した。

単体で鳴らしてみると、結構いい音で鳴る。多分DS3000を鳴らす最低基準の音だ。ヤマハ独特の凛とした音で、低域はソフトだが充分だ。これをBTLで鳴らすと良くなるんかい?なるんだな。

久々のWRC-α3FBAL。

ヤマハの鳴りは潜め、カチッとした音になった。一音一音がしっかりと、でる。うん、この音だ(ウンコの音ではない)。部屋の所為か、前より良いバランスで鳴る。カチッとした、空間に整列した、締まり切った音像。前に聴いたマドリガル社のプリメインのような痛快さは無いが、あれに次ぐスピーカーを押さえ切った音。値段のことは言いたくないが、プリメインのメイン部だけ使ってるとするとこの音は超ハイCPな音だ。これをパワーアンプで出そうとすると、どのクラスになるのか。まあ、マラツンのSM-11でどうか。この機種は使ってみたいが、上級のSM700を短期間で壊してしまったが使ったことがあるので抵抗がある。出来ればもう少し上の、SM700に匹敵するクラスの、サンスイB-2301Lか、アキュフェーズのP-500Lくらいのを使ってみたい。上と下がほぐれてない気もするが、久しぶりに鳴らしたので水分がまだ飛んでないのではないか。もう少し電源を入れっぱなしにしておこう。

自作真空管アンプを鳴らしていると、たまにこの力でねじ円を伏せるような音が聴きたくなる。そして真空管の音はなんかおかしい、と調整が始まる。まあ、この低音は真空管では出ないのに、なんかやってしまう。

後はこのゆるぎない脚(DK-5)が物を言っていのだと思う。ガタは無い。

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AX-1200その15 プリメインで。

2017-02-13 02:23:23 | AX‐1200

EL34PPmonoパワーの調整をする前に、せっかく持ち出したAX-1200でじっくり聴く。

ヤマハサウンドがここにある。ナチュラルサウンドというのか。ズンドコ下品ではない低音。下まで伸びてはいないが弾力があり、適度に肉厚。

高音は今聴くと繊細さは余りないが、ちゃきちゃきウルサくはなく、全体のバランスを取っている。

そして中音。女性ボーカルを聴くとハマる。透明感はさほどないが、なんとも心地よい声音・音色だ。低価格なアンプにありがちな乾いた音色は無い。

そして響きが作ってるかのようでも有るがなんとも心地よい。

このクラスになると不満はない。もはや好みの問題で、各メーカーの音を表現する。

BTLもいいが、あれはトーンコントロールが効かない。個性がなりを潜める。おっと、そいやトーンコントロールBASS、TRE最少だった。DIRECTポジションにすると低音が出てきて横の広がりが若干位相ずれっぽく広がった。透明感は若干落ちたか?

メインにはなりえない音だが、時々聴きたくなるのはEL34PPmonoパワーが仕上がってないからだろう。

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AX-1200その14

2016-12-12 20:53:38 | AX‐1200

今、AX-1200がなかなかやめられない。というのは、私は真空アンプにトーンコントロールを付けておらず、低音の無い音を聴いている。中音に低音が被らずストイックでなかなか良い音だと思っている。しかし栄養失調的な感じもしないではない。その反動か、トランジスタアンプのAX-1200ではBASSを200Hzにして最大、ラウドネスも上げて聴いている。なかなか良い。低音が「ぶるーん」て感じで鳴る。地響きのような音ではない。流石に中音の滑らかさ、艶やかさはない。心地よさは低音のみである。

でもすぐ飽きてしまう。そろそろ真空管アンプのNFB抵抗を1Mから2Mに替えて鳴らしてみよう。真空管プリはゲインが小さいようで使いにくい。NFB量を下げて音を大きくする。

果たしてうまくいくか?

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