South Is. Alps
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Square Kauri
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Lake Griffin
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『アースダイバー』『精霊の王』

中沢新一、2005、『アースダイバー』、講談社
中沢新一、2003、『精霊の王』、講談社

どちらも中沢節である。中沢の読者は、うっとりではあろうが、私は、さほどでもないので、彼の著書を読むのは、これで、しばらく休憩としたい。この両書を読むことになったのは、中沢の『僕の叔父さん網野善彦』を読んでのことで、関連して、中沢の父の著作『つぶて』も読んだ訳である。
私の好みから言えば、網野善彦の文献を渉猟した上で発想を転換して新たな著述する方法は好ましく思えるが、中沢新一の連想をたくましくして、仮説の上に仮説を重ねる著述の方法は、読み進めるうちに、本当かなと首をかしげたくなってしまう。
『アースダイバー』は東京が洪積層と沖積層から成り立っていること、すなわち、東京の地形が、縄文海進期の海岸線が洪積層として表れ、それ以降形成された地形とから成り立っているという。中沢は洪積層と沖積層を記した現代の東京の地図を片手に東京散歩をして、縄文時代のイメージが現代にも投影されている様子を描いている。それはそれでおもしろいのだけれど・・・。
『精霊の王』については、宿神について様々書かれているのだが、2月頃に読んだものの、なんと評したものかとまどいがあったので、そのままにしていた。

アースダイバー

講談社

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精霊の王

講談社

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2005-09-15 22:52:11 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


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