『千利休:無言の前衛』
赤瀬川 原平、1990、『千利休:無言の前衛』、 岩波書店(岩波新書)
現在の茶道をみるのではなく、草創期の茶道をみるのは、著者のような前衛作家が適している。また、著者の「トマソン現象」探索や「リベラ現象」探索というアイデアは、時代を通じて「現代」を切り取り同時に、「現代」にない現象を見いだすことのできるキーになるといえよう。
映画「利休」の脚本書きを依頼された前衛作家たる著者、赤瀬川原平の前衛作家としての利休像がここに描かれる。過去に生きた利休ではなく、当時の前衛作家としての利休と位置づけたことによって、これまでにない利休像を描けたのではないか。
現在の茶道をみるのではなく、草創期の茶道をみるのは、著者のような前衛作家が適している。また、著者の「トマソン現象」探索や「リベラ現象」探索というアイデアは、時代を通じて「現代」を切り取り同時に、「現代」にない現象を見いだすことのできるキーになるといえよう。
映画「利休」の脚本書きを依頼された前衛作家たる著者、赤瀬川原平の前衛作家としての利休像がここに描かれる。過去に生きた利休ではなく、当時の前衛作家としての利休と位置づけたことによって、これまでにない利休像を描けたのではないか。
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