本日「幻想美術館」を読み終えた。少しペースが早すぎたかもしれない。各作品ごとにもう少し自分なりの想像力を働かせて物語を紡いでみてから、著者の物語に目をとおしたほうが、楽しかったかもしれない。私には少々甘く切ない物語になりすぎている、という感想も無きにしも非ず。それでもいい刺激を与えてもらったと感謝である。
全体51作品のうち、7作品は私も以前に感銘を受けたり、楽しいと思った作品である。この外に佐伯祐三の《モラン風景》(1928)や、ベルト・モリゾの《ベランダにて》(1884)などは以前に見たかもしれないが、残念ながら特に記憶に残っていなかった。
またどこかで見たものの違和感を抱いていた作品もある。今回あらためて自分の想像力の貧困に気づいた作品もあった。
少なくとも作品を掲載した7作品については、あらためて自分なりの想像力を試してみたいと思った作品である。
本日は妻に頼まれて食材の買い出しを少々。昨日と同じスーパーへ。夕食は妻が作り始めた。まだ回復下とは言えないが、多少気力が回復してきたようである。
途中のフラワー緑道ではシャクナゲが満開。ソメイヨシノはほとんど散り、沿道の家屋に住む人が、花びらを参加に箒で掃いていた。桜は見るだけならば嬉しいのだが、沿道の人にとってはなかなか大変である。毛虫の時期などはなおさら苦労が偲ばれる。
昨日よりも気温は高くなっている。長袖の上にメッシュのベストで歩いたがかなり汗ばんだ。一足伸ばして喫茶店に入ったがクーラーがきつく、寒いくらいなので逃げるようにわずか20分ほどで店を出た。読書は結局できなかった。こういう時期は難しい。
往復で9千歩近くになった。