大橋むつおのブログ

思いつくままに、日々の思いを。出来た作品のテスト配信などをやっています。

高校ライトノベル・タキさんの押しつけ映画評『ベルセルク完結/アウトロー』

2013-02-02 07:53:33 | 映画評
タキさんの押しつけ映画評
『ベルセルク完結/アウトロー』


これは、悪友の映画評論家の滝川浩一が個人的に身内に流している映画評ですが、もったいないので、本人の了解を得転載したものです。


『ベルセルク黄金時代篇Ⅲ 降臨』
 とうとうこの日が来ちまいましたねぇ。
 本作は三浦健太郎原作、隔週刊アニマル掲載漫画のアニメです。 内容は、中世ヨーロッパをイメージしている世界で“剣と呪い”の物語を紡いだもの。原作の時系列は後先になっているが、本作はこの物語の起点にあたる。
 大剣の傭兵ガッツと鷹の団を率いるグリフィスは運命の出会いを果たし、戦場を駆け抜ける。やがてガッツは鷹の団と別れ我が道を行くが、ガッツを失ったグリフィスはその心の空白を埋めようとしてミッドランドの姫に手を出し、反逆者として捕らえられる。
 団も国王から的にかけられ、1年余り 逃亡しながらグリフィスの消息を追っていた。  ある日、グリフィスの捕らわれ先が解り、ガッツも戻ってグリフィスを救出するが……彼は拷問の末、廃人と化していた。
 全てをあきらめ、死を選ぼうとするグリフィスの手に、無くした筈のベヘリットが戻り、呪われた“蝕”が口を開ける。
 4柱の黒き死の天使が降臨し、グリフィスの嘗ての望みをリフレインさせ“傷ついてなお、望み潰えぬなら…捧げよ”と囁く…グリフィスを案じて追って来た ガッツ以下鷹の団の全てを見ながら、グリフィスは呟いてしまう“捧げる…”と。
 地獄絵図が始まり、隊員達は皆 使徒共の餌食となり、ガッツの子を孕んでいたキャスカはガッツの目の前で グリフィスから再生した第5の黒き天使フェムトに陵辱される。
 絶対絶命の地獄に髑髏の騎士が現れ二人は救われるのだが………。
 といったストーリー。 原作は 現在37巻、以前は年間2冊出ていたのだが、去年は1冊だけ。アシスタントを使わず1人製作のうえ、この映画に関わっているので本編が全く進まない。原作では新たな展開にさしかかっているので ファンとしてはイライラしながら待っている。
 さて、映画の内容だが、本ストーリーは以前(10数年前)深夜枠テレビアニメとして放送されている。前2作が90分、本作が2時間だから 総5時間になるが 駆け足の感は否めない。殊に本作はブッ飛ばしている。作画は丁寧で迫力があるが、ファン・マニア以外は ディスクが3枚揃ってからまとめてレンタルすれば良いだろう。
 どうやら 続編は決定しているようである。大部サーガのどの部分が作られるのかは判らないが、そちらの方が楽しみ! 1日も早い公開が待たれるが、その前に 原作の継続も頼みます。ホンマにホンマに頼みます!!
 風邪気味なので薬を飲んで 見ている。もう、眠いのなんの、もう一本 寝ないで見られるかなぁ? ……と思っていたら やっぱり40%方気を失っとったです。粗方は解ったけど、これで書くわけにいかず。さりとて明日復活の保証もなし……仕方ないんでもう一回見て 今帰宅、ほぼ10時ですわ〓〓〓

『アウトロー』
 本作は“ジャック・リーチャー”という原題で、原作はすでに17巻刊行されており、リー・チャイルドというイギリス人の手になるミステリー……。
 なるほど、それで謎解きのセオリーがホームズ風なんだ。派手なカーアクションや格闘シーンばかりをCMで流しているから、そういう作品かいと思ってしまうが あにはからんやさにあらず、本格推理物映画である。
 こいつは配給元の常套手段“騙し、誤魔化し、詐欺”の類である。しかし、とはいえ全く無い訳でもない、しかも本物である事を追求している。格闘、銃扱い、カースタント総て実際のテクニック その点 嘘偽りは無い。ただ、それがどれだけ訴求力を持ったかってぇと少々お寒い、笑いも盛り込まれてはいるがイギリス風ギャグ、エスプリは効いているが 爆笑には今一歩。 おそらく、アメリカでのCMも同じように組まれたのだろう、失望の口コミが広がり3週間で6位から一気に圏外転落、興行収入も6000万$と振るわない。この程度だと続編は辛いところ。良く出来てはいるが なんか食い足りない、最近のトム・クルーズ作品の典型みたいなもの。 手放しで薦めはしませんが、レアなファンはつきそうですなぁ


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