怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

パーティ嫌い

2014年05月26日 | 何カテゴリーにしようかぁ
         
私たち夫婦はあまり社交的でないのだが、招かれた宴会を断るほど嫌いなわけでもない。
今年も招かれたバーベキューパーティ。

いつものパーティサービス業者のおじさんも、すでにこの場とこのメンバーに慣れている様子を感じた。
おじさんの向こうにガスのグリル調理器があって、そこで材料を焼き、左側のホットプレートに冷めないように並べていた。向こうは野菜(アブラでギトギト)、真ん中は肉、手前は何とサーモンのステーキと海老だった。きっと肉食嫌いの私たちのために、招いたFさんが配慮してくれたのかな、嬉しいな。

様々なサラダとパン、デザートが別のテーブルに並んでいた。

私の皿。海老、鮭、白アスパラガス、サラダ二種、きのこ、アルミホイルの中にはじゃがいも。

好く晴れた暖かい日だった。

今回は子供が多く来たなぁ。いつも少しずつ参加者が違うから連れてくる家族も違うわけだな。

私たち夫婦は屋内でいただく。

私が宴会嫌いなのは周囲の人たちとの会話が嫌いなため。どちらかというと一人で過ごすのが好きな私、独身の頃は一人で旅行したり食事をしたりするのが大好きだったものだ。
結婚など、相手の家族や友人まで交流関係をふやさなければならない面倒なものは自分の人生では避けたかったものだが、してしまったからには妥協しなければならない。
しかも外国に来てしまったので、言葉の壁という会話以前の問題が立ちはだかり、宴会は食べるところ、と長いこと割り切っていた。
ところが、今回、自分が慣れてきたことを発見したのだ。
私に話しかけて来たUさんは推定年齢60歳前後。「3年前のFさんの誕生日会で会いましたね」と言ってきた。
しっかり私の名前まで覚えていたぞ。ああ、ただ一人のアジア人だものねぇ、いつも。
自分の家族や過去の経歴など、当たり障りの無い普通の女性同士の会話で盛り上がった。
今回初めていた私以外のアジア人は、中国人。在独まだ半年でドイツ語会話に苦労したが、それでも楽しく過ごせた。英国で10年暮して英国籍取得の中国系イギリス人なので、ドイツへの旅行や滞在許可は私たち日本人より楽勝。ただ、もうすぐ出産を控えていて天津のお母さんを手伝いに来てもらいたいのになかなかドイツ旅行のビザが下りないとかで大変らしい。
なるほど、パーティーって、こうやって過ごすのねぇ、と納得した今回のバーベキュー。

後で夫が私の様子を褒めていた。
「りすはちゃんと他の人と話していました」
これまでのパーティは一人でぽつねんと過ごしていた私をよく知っている夫の発言だった。