怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

炊飯器は外国生活で命を繋ぐ大事な物資

2014年05月06日 | 物品
米飯食をこよなく愛する私にとって、炊飯器は大事な生活用具の一つだ。

右は2008年購入、左は去年買った品。いずれも日本メーカーの海外仕様製品で、電圧とプラグの形が日本のそれと異なっている。米飯食は私しかしないのでどちらも三合炊きの小さいやつ。
なぜ二台も揃えたかというと、右の品がすでに使用開始から五年経つので故障や性能劣化の可能性を予想して帰省時に予備として手に入れておいたのだ。
二台を一ヶ月ごとに交換して使っている。置きっ放しでなく、定期的に道具を使うことは大事だと思っている私。
同じ米でも、炊飯器によって炊きあがり具合、味が変わってくるものだ。今のところ右の方が好みなのだが、左のは玄米を上手に炊いてくれる優れもの。
道具といえどもかわいいやつらだ。いつもおいしいご飯をありがとう~、となでなでしている。


上の写真はここで買った品で、10合炊き。たくさん炊かなくてはならない出張寿司講習やパーティなどのときに使う。蒸し器として使えるように蒸し皿が付いているので、買った当初はよく蒸しパンを作ったものだ。
肝心の炊飯の仕上がりはどうしても日本メーカーのものより劣る。特に顕著なのは翌日、翌々日まで残った米飯の味が違うのだ。これで炊いたご飯を翌日に食べるのは難しい。
普段は棚の上に鎮座しているが、月に1,2度活躍してくれる頼りになる炊飯器。見た目の美しさは日本の製品の「かわいらしさ」(日本は家電も子供っぽいデザインが多い、と夫がぼやいたことがある)を追求するものより上級。

米はここで普通のスーパーで手に入る「牛乳飯用」を使っている。適度な粘りがあり、日本米と遜色は無いと思っていた。
が、去年の帰省時に実家の飯を食べて驚いた。粘りが強すぎて食べにくいのだ!
これには思い切りあせった。米飯にまでドイツ化が進んでしまった自分が怖くなったのだ。
日本の米が食べにくい、などと、罰当たりなことを感じてしまった私を許してほしいぞ~

炊飯器を自分のためだけに三台も持っているのはかなりの贅沢かな。ドイツ人や在住外国人に話すと「ばっかじゃあないの」という表情をしてくれるぞ。他の物事では質素すぎるくらいに暮しているのだから許されちゃうだろう、と勝手に自分を許すことにした。