黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

ビル街の歩道にも小さな春。

2020-03-09 17:01:38 | Weblog

河合塾マナビスの高校生が玄関に。
合格したので報告に来ました、とのこと。滋賀医科大学に合格!
デスクにいたアシスタント大学生2名も滋賀医科大学の学生。さっそく単位の取り方、いろいろなサークル活動などを伝授していました。
ただし「新入生の歓迎会は無いかも」と。入学式までには新型コロナ問題がおさまってほしいけど。
ここは滋賀医科大学の研究陣の活躍に期待。
いよいよ滋賀県の県立高校入試。生徒たちは緊張して明日へ。
教室に来た生徒から質問。うむ。新型コロナで自宅謹慎、閉門蟄居のような状態で、一人でいると不安なのでしょう。
「天体が出るかなあ」、「順番からいうと出そうな感じかな」、「嫌やーッ」、「じゃあ出ないよ」、「よかったー」…???
「この問題の(6)がわからへん」
で、解く私。いきなり(6)の部分だけを解くの無理なのです。
そして説明を。
「まず問題文によれば銅と塩素との質量の比が…」、聞いてない。
「そのうちの塩素の40%が水溶液に溶けたと書いてあるから…」、まったく聞いてない。
「だから0.8gになるよね」、そこだけ聞いて「0.8gか。解答も0.8gになっとるわ」
いや、それでは頑張ったのは私でしょ。
「じゃあ最初からもういっぺん解いてみるで」…もうけっこうだという反応で、次の質問へ進む男子生徒。
あせらなくていいのですよ。じっくりと、バランスよく。
あそこが出る、ここが出そう、ではなくて、全体をザザーッと見直して、勘を取り戻す。ヤマをかけると、外れた時にあわてるし、「やった。当たったぞ!」で実際には大失敗を、というケースもあるのです。とにかくバランスよく。そして「それよりも、早く寝なさい」です。
みんな健康で受験に行けますように。
写真は駅前のビル街の歩道に咲いた小さな花。健気に春を告げています。

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