多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

「押し買い」業者との攻防

2018-07-01 22:05:03 | 私の日常
数週間前の事。


電話が鳴ったので、出てみた。我が家からは遠い地区のナンバーだったが、


叔母やいとこが住んでいた地方に近いので、もしかしたらと思った。


「私どもは、リサイクルショップをしておりまして、


今 お宅の周囲を社員が周っております。ご不用な衣類や


靴などありましたら、一品でもいいので、お譲りいただけませんでしょうか」という。


「古着数枚くらいしかないですか、それでもいいんですか?」と聞くと


「はい、査定させていただき、現金でお支払いをいたします」という。


今はやりの 「押し買い」だろうなあ、と思い、


「ところで お宅の会社名と、古物商許可商の番号教えてもらえますか」と


尋ねたら、とたんに無言になり、「ちょ、ちょっとお待ちください」の声のあと、


何か 物音が聞こえ、しばらくしてから


「お待たせしました。私どもは(大嘘)の大、に、金と書いて「(株)大金」(仮名)と申します。


古物商許可番号は、これこれでございます。」と返事があり、ますます怪しい。


「これから10分ほどで、お宅様のご近所にうかがえると思いますが、ご都合いかがでしょうか」と


結構粘る。「いいですよ」と返事をしたら 「社員が伺う前に、携帯からご自宅にお電話して伺います」との


ことで、私は 古着や 古靴を準備して ワクワクしながら 怪しい業者さんを待っていた。


すると 電話が入り、「(株)大金でございます。お近くにおりますが、伺ってよろしいでしょうか」と来た。


返事をして数分後、30代と思しきお兄ちゃんがやってきて、衣類や靴の査定を始めた。


その後。「奥さん、これだけでは買い取れないので、アクセサリーや貴金属はないですか」と


一転。「電話の方は、衣類や靴でもいいと言ってましたが」「いや、そんなはずはないです」と


向こうも強気である。無い物は無いので、うちにある金属はアルミやドラム缶や一斗缶で、


貴金属は何もないというと、


「何か 買って帰らないと、こちらも困るんですよ」と玄関先で居座りを始めた。


ふーん。おばさん一人と思って 軽く見てるな、とムッとしたので 反撃にかかった。


「お宅に 査定を依頼したのは 私ですけどね、品物を見て 値打ちがないと言ったからには


もうここにいる理由はお宅にはないですよね?さっき待ってる間にお宅の会社名調べましたけど、


会社のHP全部閉鎖されてますよね?不自然ですね」


ちょっとたじろぐお兄ちゃん。


「買取りできないって決めたのはお宅ですよね?なのに買う物出すまでここに居座るって


いうのは 何かの法律にひっかかりませんかねえ?」


勢いが無くなり、そわそわし始めるお兄ちゃん。


「念のため、警察に電話してもいいですかね」とスマホ取り出したところで


「し、失礼しました」と 飛んで逃げていきました。


遠路はるばる 車でやってきて、古着や古靴買って利益が上がるわけないのに、


それを口実にするのは、


古着や 古靴がないという家が少ない事と、


服や 靴の質の良さで、生活レベルが推定でき、仕立てのいい服や靴を履くなら


必ず アクセサリーがあるはずなので、判断する材料にするらしい。


私の家は大外れで、そのお兄ちゃんは 会社で叱られたかもしれない。


あこぎな商売からは 足を洗ってほしいと思うけれど、まだああいう商売(?)を


しているのかなあと思った。












元刑事が見た発達障害 真剣に共存を考える
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花風社

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