多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

物価高の中で

2022-06-17 16:50:00 | 買い物
物の値段がどんどん上がっている。うれしいことではないけれど、上がるには理由があるのだし、文句を言っても始まらない。

次男は自分が買いたい物が値上がりしたり、容量が減って実質値上げになるのが納得できなくて、ブツブツ言っている。

企業努力をするべきだ、と喚いていたが、「値上げをしないで利益が減って、従業員の給料が減って、転職する人が増えたら、あんたのお気に入りが作られなくなっちゃうかもよ。」と言ったら、うーん、と考えこんでいた。

どの家庭でも、それぞれ対策を考えて実行しているようである。先日通院のついでにあるスーパーに寄った。やたらと人が多く、レジは長蛇の列である。しばらく並んだが、なかなか進まない。会計を諦めて帰ろうかと思ったが、売り場も結構な人なので、カゴの中身を売り場に戻すのも大変そうである。仕方なくそのまま並び、会計をしたが、こんなに混むのは何故だろうと不思議だった。

友人に話したら、そのスーパーが週に何回か特売をする上に、スーパーのアプリで
会員にだけ値引きをしたり、ポイントのサービスをするそうだ。

「サービス始めてから、お客が増えて、ゆっくり買い物できないし、レジが混むから、私そこに行かないようにしたわよ」

少しでも安く、と皆さん情報には敏感らしい。

私は車にも自転車にも乗れないので、通院や外出のついでに寄れる所で買い物をする。電車やバスの時間に合わせて買い物をするから、レジが混むのは困る。

なのでチラシやネットをチェックして、イベントやセールをしていない所に行くようにしている。

明日がセールなら、今日の買い物は控える人も多いのか、セール前日のスーパーは空いていて、ゆっくり回れて快適である。明日のセールに備えて、商品を並べる場所を作るのに余念のない店員さんもちらほら。

場所をあけるために、半端な数しかない商品を移動させ、せっせと値引きシールを貼っている店員さんがいた。ワゴンを覗くと、結構安くなっている。予算に合う物をいくつか買い、ホクホクして会計を済ませた。

安いお店を探してハシゴすることはできないが、セール前日のスーパーに行ったり、お天気が悪い時にお店を覗くと、値引きしてくれたりするので、自分のできる範囲で節約をする。

私はまだシニアではないが、夫はシニア世代なので、「60歳以上の方に割引クーポン進呈!」「毎週水曜日はシニア割!」と言うお店をチェックして、夫を連れて行き、会計している。割引分で夫の好きな物を買うので、現金は残らないが、ちょっと良い気分になる。

過去にもたくさんの困難があり、それを乗り越えたと思ったらまた別な事が起きたりした。物価は上がるけれど、お金を出せば品物は手に入るし、家族揃って今日も食卓を囲める事に感謝である。

裕福ではないけれど、とりあえず借金取りは来ないし、大きな出費の予定もない。将来何が起きるかわからないけれど、今日のささやかな平穏なひと時を楽しもうと思う。

靴の取り違え

2022-06-16 09:06:00 | 日記
病院に行った。ここは個人のクリニックで、入り口に下駄箱があり、スリッパに履き替える。私はスリッパが苦手なので、持参した上履きに履き替える。

診察と会計を済ませて、病院を出ようとしたら、けたたましい声がした。

「私の靴がない!盗まれた!」見ると私よりやや上の世代のおば様である。きーきー喚くのを受け付けの人が落ち着かせて話を聞く。診察時間も終わりに近づいているので、患者も少なく、残っている女性はその人と私の他は、二人だった。

「ご自分の靴を手に取ってください」と言われ、それぞれ靴を手にしたら、一足あまる。

「私の靴、これに似てるけど、私のじゃないわ。」

間違えて履いて行った人が誰なのか、病院のスタッフにもわからない。このままじゃ帰れない、と怒り心頭の女性に、スタッフは淡々と靴の管理までは出来かねますと告げ、持ち主がなのりでたら、ご連絡します。と話した。

病院での靴の取り違えは、けっこうあるので、私は人が取りにくい下段に入れたり、靴の爪先が見えるように入れたりする。取り違えに遭いやすい靴は、圧倒的に黒なので、要注意である。

通販の靴や、全国チェーンの靴は大量に出回っていて、被る事も多いので、通院が多い私は、そういった靴は買わないことに決めている。

今日もどこかで靴の取り違えは起きているだろうなあ。あの女性の靴が、戻っていますように。

SNSは世界を巡る

2022-06-13 16:51:00 | 日記
SNSは世界を巡る。私も全く知らない人から、メッセージをいただいたり、お勧め画像が送られて来たりする。きっと私のブログ記事も、うちの猫達の画像も、思わぬところまで届いているだろう。

私は元々写真が好きではない。結婚して子どもが産まれても、あまり写真は撮らなかった。ごく小さい時には何枚か撮ったけれど、子どもが成長するにつれ、枚数はうんと少なくなった。

家族や友人と何かしている時は、写真を撮るよりもその時間を楽しみたい。写真は良い思い出になるのかもしれないが、写真や動画を撮ることには、あまり興味が湧かない。

それでも猫が増え、ちょこちょこ写真を撮り、友人や家族と共有したりする。気の向いた時だけ、かつ猫がおとなしく被写体になってくれた時だけである。

たまにアップした画像が、あちこちに拡散されて、思わぬ人から連絡が来たりして、驚いた。

自分が思うより世間は狭く、世界とも繋がっているんだなあと感じた。

そんな時、こんな夢を見た。(以下は私の夢です。誤解なきよう)



私の猫動画はあちこちで拡散され、見た人のコメントや感想が加えられ、この猫は幸せだとか、飼っている家族も良い人達のようだ、と色んな尾鰭が付き、さして裕福でもないのに、猫におやつをやっていて感心だ、家族の食事があまりにも質素で気の毒だとなり、私達家族を支援しようと言う人が現れた。

その女性は海外の人で、動物愛護に関心があるそうだ。間に何人かの人を挟み、連絡が来た。

私としては、面倒くさい事はお断りしたいのだが、その女性は是非にと言って引かない。援助については、現金でも小切手でも物資でも良いが、一度会って手渡ししたいと言う。

面倒な人に当たったなあ、と悩み、そんなに猫がお好きなら、ご自分のお国の猫に支援したらいかがですかとメッセージを送ったが、それを見てますます意固地になられたらしい。

日本に行きます、ぜひ会いたいと熱烈なメッセージが来て、げんなりする私。資産家で上流階級のその女性の言うことを聞かない限り、我が家に平和は訪れそうもない。

わかりましたと返答したら、我が家に来たいと言われ、それは困る、国際空港近くのホテルでお会いしましょうと交渉してもらったものの、田舎から出かけるには時間もかかるし交通費もかかる。しかも仲介人から、「それなりの服装でお越しいただきたい」と要望があり、なんでそんなことまで言われなきゃならないのだ!とムカッとした所をいろんな人にたしなめられる。

もうこの話なしにして!相手は私の顔を知らないんだし、他の人がお相手すれば良いでしょう。と言うと、居並ぶ人達の顔色が変わった。

我が家に支援したいと言う女性は、何とエリザベス女王だと言う。はあ!?とびっくりし、エリザベス女王は大変な愛犬家のはずなのに、なぜ我が家の猫をお気に召したのか?と言うことが気になり出した私は、女王と会うことにしたのだが、いつもの服装ではさすがに失礼なので、何か用意しなければと思うも、たまにしか着ない物に奮発する気になれずにあれこれ考えているところで目が覚めた。

まさかエリザベス女王の夢を見るとは。これは縁起が良いのか悪いのか?



人生の岐路の選択

2022-06-12 11:48:00 | 私の思考
発達障害やら精神疾患やら、その他様々な病気や障害を抱えて生きていると、「こういう時、どうしましたか?」と尋ねられたりする。

どこの病院が良いかとか、治療法は何かとか、息子達の進路について聞かれたこともある。自分は選ばなかったけれど、同じ境遇の人の話を聞いたこともあるから、知っている範囲でお答えして、最後はご自分で結論出すのが一番良いですね、で終わる。

私や家族や友人が、これが最適解だと思ったことが、その人にも良いかはわからない。真剣にお答えすればするほど、これが正解だなんて軽々しく言えない。

私と夫、息子達もそれぞれ自分にとって必要だと思ったこと、自分にとって良いことを選びとって来たし、それで結果が良くなかったとしても、自分で選んで努力した結果なら、まだ悔いが少ないと思う。

誰かの意見を聞くとしても、その意見を受け入れたのは自分なのだと納得して動くのが良いかなあと思う。

小さなお子さんを育てる親御さんから、支援級が良いか、普通級が良いか、支援学校か、と相談を受けるが、本当にそのお子さんやご家庭によって何が良いかは違うので、我が家はこうでした、うちの子はこうでしたとしか言えない。

就職に関しても、一般就労か障害者就労か、さまざまな選択があり、一度に二つを選ぶことはできないので、とりあえず良いと思えたほうを選ぶしかないと思う。

何を選んでも、その先が自分の理想通り行くとは限らず、何かしらの困難は付き物なので、その時々で自分なりの努力をしていくしかないと思う。