のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

昭和は遠く

2020年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム

 「昭和の日」。朝、近所の80代の方から「天皇の誕生日だから」と赤飯をもらいました。

 私の場合、数字の上では昭和より平成の31年のほうが長かったのですが、感覚としては昭和のほうが長かったような気がしてなりません。

 たぶん、大人になっていろいろやらねばならないことに追われているうちに時間ばかりが過ぎていった平成だったのでしょうが、あの31年はずいぶん短かったように感じます。

 昭和が遠くなるどころか20世紀も遠くなり、ほどなく平成も遠くなるのでしょうか?

 来年還暦、体が動いても10年ちょっと、20年とはこの世にいないでしょうから、もはやこの先何を望むでもないけれど、さらに速いスピードで時間は過ぎるんでしょうね。

 近くなるのはあの世だけ。

 思い返せば昨年は天皇誕生日がなかった不思議な年でした。

 元号に関係なく天皇誕生日なので、忠霊塔の掃除をしてきました。

 例年は5月の第二土曜日に薬師堂の掃除と一緒にやりますが、今年はお祭りが秋に延期になったのでそれまでご無沙汰では英霊に礼を欠くので今朝もらったお赤飯を一握りお供えしてきました。

 この度のニーハオウィルス世界蔓延で各国の国民性をうかがい知る光景が繰り広げられていますが、鉄砲の弾を買い置きする国もあれば、ビールを買いだめする国もある。日本はマスクと消毒液はわかりますがそれにトイレットペーパーは愚かさの象徴かもしれません。

 ニーハオの国ではコメの買いだめが流行っているようで、自動車で乗り付けてたぶん20kg袋だと思うけど、10袋も白米を買い込むおばさんの映像が流れていました。

 昔は一年で雑穀含めて一人一石(2.5俵=150kg)と言われてましたが、ラーメン好きで一人暮らしの私は米だけなら1年で1俵(60kg)あれば事足ります。

 玄米ならともかく精米したコメを何か月取っておく気だろう?この夏を待たずに酸化して、そのうち虫が湧きだす気もしますが、ニーハオだから強烈な薬使ってるのかな?何とも無駄であさましい光景に映りました。

 90年代にニーハオ国に行ったとき、露店の本屋に並んでいる本の中にオスカー・ワイルドの「幸福な王子」の絵本があったのに目がとまりましたが、あの人々には根付かない物語に違いありません。

 国が支給する10万円をめぐって金融機関などが差し押さえをしないよう規制する法案も出るようです。緊急事態の支援なので、当然と言えば当然ですが、闇金の取り立てなどこの機を逃してなるものかと暗躍しそうな気配もするので、刑務所がにぎやかになるかな?

 しばらくは暖かい日が続きそうでストーブの石油が節約できそうでありがたい。原油価格ダダ下がりのチャンスを狙って、来年の冬の準備も始めねば。

コメント (5)
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