沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩417 愚痴

2013年07月21日 07時14分12秒 | 政治論

 日本人の特性である汎神論的ニヒリズム傾向からすれば、命さえ助かりゃあ其の余は知ったことじゃねえ。ところが巨大地震の確率が、今後も原発事故大津波を誘発する事態の避けられないことを告げている以上、「命が助かる」、といって日本国中どこを探してもそんな所ありゃしないんだ。この綱渡り人生が常態だとするなら、死ぬまで生きるだけのことで、遅かれ早かれ、例外なく個人の死を迎えねばならず、即死に始まって数10年後の病死あるいは自然死まで、皆さんお好きに死んでおくれ。わしゃネットゲームに興じて腐れ人生を費消するだけさあ。しかしだよ、このたびの参議院選がもう一度「田沼の濁り恋し」さながらに元の保守停滞主義に回帰するってえ話は恐ろしくリアルでむごたらしくてやりきれねえ。このような人性が当たり前なら人間ってえやつはまことに化け物じみてその性懲りもないはらわたの臭気を吐き気とともに味わうわれ等はいい面の皮だ。こりゃあ選挙制度が間違っている、いや、議会制民主主義も間接民主も現実的じゃあない。一部の金持ちと利権や、狂った自称「愛国者」、どもがこの世を牛耳っているに違いない。安部や石破や菅(またかん、か)の脂ぎった初老の「物知り」たちの顔を見たかい?おれらがいかに「馬鹿か」思い知らされているってえわけさあ。でも、選挙は勝負ではない。世相ってえことさ。あるいは我々自身を映す鏡?蓋を開けてみりゃあなんのことはない、自分で自分の首を絞める行為にわざわざ人民の「権利」を行使するってえことになる。で、これも一種の選挙運動?アイロニーと揶揄と自嘲まで、いやはや忙しいこと限りない。(つづく)