蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

顔の不思議

2010-10-01 | 無題
北朝鮮の金正日総書記の後継者とされる、三男ジョンウン氏の写真が公開された。

まあ、なんと・・・変われば変わるものだ。
10代の時の写真と、今、80歳・・・ならわかるが、前の写真からまだ10年ほどしか経っていないのに。
あまり目立たなくて、バスケットに夢中だった少年が、あまり世の中にも揉まれず、さして競争もなく、
絶対的権力を欲しいままに国家を背負う、その役割、影響、責任は大変なものだ。

それにしても、ああいう顔になるか・・・・・


顔って、不思議。


生まれた時の顔、幼児~子供時代~思春期を経て成人に。
自分の子供たちを見ても、顔は変わっている。
元になるベースは同じだが、太ったり痩せたり、
つるつるゆで卵みたいな肌のときや、ぶつぶつニキビ満開のときもあった。

セミのように脱皮したり。(→これ、比喩表現です。念のため)

その変わり、自分は、どんどん老けて行く。
経験不足の「怖いもの知らず時代」~きらきら輝いていた「開花時代」~知らなかったことが、わかるようになった「悟り時代」
いろんな経験、時を過ごし、年を重ねた顔。

今、若い人たちに比べると、絶対的に老いている自分を見ると、別の生き物でも見るような気がする。
(もうだいぶん慣れたが)
自分自身の若い時に比べると、これまた、どうしようもなく老けている。
当たり前のことなのだが。

それだけ年月が経ったということだ。


この老けた顔には、いろんなものが凝縮されている。
自分だけでなく、周りのあらゆる人々や、先に亡くなった人々、
過ぎ去った時間が、積み重ねられている。


うんと年が行った、超高齢のオジイサンや、オバアサン、彼らはいい顔をしている?
いい顔の場合と、そうでない顔がある。
福祉関係者や、医療従事者でもない限り、若い核家族で、日頃、超高齢の人と接していないと、
そのあまりのシワクチャぶり、超老齢ぶりに、驚くことだろう。
自分と無関係の人、関わりのない人とは、別の生物を見るように、自分とはあまりにも違う肉体に、
精神世界のことなど、想像もしないだろう。


かくいう私も
高齢の人を見ると、いろんな方がおられ、いろんな感想を抱く。
いずれ自分も行く道なのに、自分は、あんな風にはならない、と、なんの根拠もなく思ったりする。
無知の思いあがり。


顔には、時間、過去、経験、こころ、ちから、能力、いろんなものが表れる。


※(ただし、美容整形顔、顔に医学的・病気がある人は、別枠。)



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