11月14日に引き続き、3年の進路学習で、今日4限には、講師の方をお招きして、講演をしてもらいました。
今の時期、当然ながら進路懇談では、どこの高校を受験するか、その高校の現時点での合格可能性の話に終始しがちになります。
その懇談等を通して、生徒の希望、保護者のご意向を踏まえて、話を進めていきます。
そんななかで、高校進学を見つめながらも、自分がどんな生き方をするかを考え、自分を見つめていくことは、たいへん大切なことです。
ということで、今日は、NPO法人ソルト・パヤタス福岡事務局長の井上広之さんにお越しいただき、お話をしてもらいました。
話のテーマは、「なんのために働きたい?」でした。
まず、のっけからアイスブレーキングでした。
①朝から晩までシュレッダーをかける仕事
28万円/月
②みんながとてもやりたい仕事
15万円/月
①をやりたいと、手をあげた生徒が約40人弱
②をやりたいと、手をあげた生徒が20人ほど
でした。
今、世界で、字を読み書きできるひとは100人中86人、きれいな水を使える人は87人、大学へいく人は7人。
この世界を見てみたいと思い、井上さんは、大学生のときフィリピンへスタディツアーで行きました。
今のNPO活動のねらいは、「生まれや環境にかかわらず、子どもたちに未来の選択肢がある社会を実現する」ことです。
そして現在、井上さんは、フィリピンの子ども支援にかかわっています。
井上さんは語りました。
NPOと企業も共通するのは、誰かのために働く、社会のために働くこと。
そして、生徒たちに問いかけました。
「みなさんはどんな社会をつくりたいですか?」
答えは、それぞれの生徒のなかにあります。