箕面三中 校長室からのメッセージ

おもに保護者のみなさまに向けたメッセージです。生徒の近況を伝えるとともに、教育と子育てについての情報をお伝えします。

女性と男性の協力

2016年10月30日 08時34分35秒 | 校長からのメッセージ

男女は対等で、尊重しあい、助けあって生きていくものです。

いまの時代、この考えに反対する人はいないでしょう。封建社会や男尊女卑の時代は、日本社会では遠い昔でした。

いま、中学生も男女が尊重しあうことを学ばなければなりません。

もちろん、LGBTの人も社会には存在するという視点も踏まえての話ですが、ここでは男女という点に絞って話を進めます。

子どもにとって、男女のつきあい方の身近なモデルは、お母さんとお父さんです。

子どもは中学生でも、自分の両親の関係をみて、男と女の関係がどういうものかを学びとります。

お母さんとお父さんが仲良しで尊重しあっているなら、子どもも異性を大事にして、うまいつきあいをしていくことが多いでしょう。

しょっちゅうケンカばかりで、もめごとが絶えないなら、子どもはうまいつきあい方ができないかもしれません。

とくに子どもが思春期になると、異性を意識し出します。異性への関心が高まります。このとき、夫婦の関係性をつくり直すといいのではないでしょうか。

思春期は親ばなれの時期です。だから、家族の中の人間関係を、親子中心から、夫婦中心にシフトチェンジするのがいいでしょう。

休日には、子どもをおいて、夫婦でお出かけします。旅行も夫婦だけで出かける場合があってもいいぐらいです。

父と母が楽しく話している。その様子から、子どもは、私も将来、楽しい夫婦になりたい、楽しい家庭をつくりたいと思うようになります。

もし、中学生の子どもが異性を大事にしたつきあいをしていない場合には、例えば遊び半分でつきあっているなら、お母さんとお父さんが出会ったヒストリーを話し、結婚にいたった経過を真面目に語ってください。

子どもはこの手の話が大好きです。さらに、あなたはこうやって授かったの、と伝えてください。説教にならず、あとは子どもがどう受け止めるかに任せます。

だったら、一人親家庭の場合は、異性のつきあい方のモデルにならない?

そんなことはありません。もし、パートナーと離婚したのなら、離婚にいたった経過を話せばいいのです。男と女の関係は複雑なもの。

希望と同時に、矛盾や不条理を感じのが、思春期です。その両方を見つめ、自分ならどうするか、どう折り合いをつけて自分が生きていくのか。

中学生なら、そろそろ考えることができます。自分の生き方を見つけることが、その子にとっての、ある意味での「自立」なのだと思います。

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自分で決めれない子

2016年10月28日 17時13分29秒 | 校長からのメッセージ

中学生のなかには、なかなか自分できめたり、判断したりできない子がいます。

「中学生なんだから、自分で考えなさい」といっても、ジーと黙ってしまい、言葉を発せない場合があります。

幼い頃から、「あーしなさい」「こうしなさい」と、すべて指示されてきた子に多いようです。

失敗したときに、「いう通りにしないからよ」と、子どもが決めたり、判断することを否定した場合、積み重なってくると、自分で考えるのをやめるようになります。

自分で考えても、どうせ反対されるだけ、やってもムダ。だったら、大人がいう通りにしていたらいい。

無意識のうちに、このような意識がはたらき、考えるとしんどいから、傷つくこともないし・・・と考えることをしなくなります。

子どもに自主性が育たない一因は、大人が指示しすぎることにあります。

箕面市のいまの子どもの課題で共通しているのは、「失敗するのをこわがり、チャレンジしないこと」です。

この傾向が強いのは、失敗したきに、受けた傷つきの経験が、子どもにチャレンジをためらわせるという理由からと考えることができます。

加えて、大人が指示しすぎることも、チャレンジ意欲を削いでいくからと思われます。

三中の生徒は、どうでしょうか。4月に行なった全国学力学習状況調査の質問紙調査の結果をみてみます。

「難しいことでも、失敗をおそれず挑戦していますか」を全面肯定して「はい」と答えた子は、全国平均が19.0パーセントでしたが、三中の場合は33.1パーセントでした。

この数字から、一定程度、自主性が育っていると、とらえていいと思います。

もし、保護者のみなさんのなかで、うちの子は指示待ち人間で、自主性に欠けると思われるようでしたら、「自分のことは自分でやりなさい」「自分で考えてやりなさい」と、一切の口出しをやめます。

子どもはとまどうでしょう。親もつらい思いをしなければならなくなります。

しばらくは、子どもはいままでやっていたこともやらなくなります。親は指示したくなります。これを、グッとこらえます。

すると、子どもは自分で判断して、行動するようになります。この力は、社会のなかでたくましく生きる力になります。
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英語で自分を表現

2016年10月26日 19時28分27秒 | 校長からのメッセージ


英語コミュニケーション科では、英語のスピーチづくりを行い、一人ひとりがクラスでスピーチを発表しました。

1年生は、基本的に課題文があり、それに自己紹介や学校名を入れて、箕面を紹介する原稿を暗唱してスピーチをします。

2年生は、「My history」というタイトルて、オリジナルのスピーチ原稿をつくりました。それを暗唱して、クラスの友達に自分史を話しました。

3年生は、「My dream」として、自分の夢や将来の目標を盛り込んだスピーチ原稿を仕上げ、クラスの友達に、夢を語りました。

英語コミュニケーションルームには、いま、スピーチ原稿が掲示してあります。

なお、代表生徒が、箕面市イングリッシュ・エクスプレッション・コンテスト(スピーチ大会)に出場します。

11月13日(日)13:00から、箕面文化交流センターで、コンテストは開催されます。

保護者の方で、英語に関心をおもちの方は、聴きにきてください。

三中からは、1年生から1名、2年生から1名、3年生から2名が出場します。すべて女子生徒です。
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子どもに「休息」を

2016年10月24日 21時34分11秒 | 校長からのメッセージ


最近、「疲れている」とか「しんどい」という子がいます。
これは甘えではなく、本人が言うとおり、本当に疲れているのです。

なかには、疲れていても、「疲れている」といえない子もいます。つまり、本人に「疲れている」と自覚がなく、体の症状(頭痛・腹痛など)に表す子もいます。

さて、ここでは、疲れの中でも肉体的疲労でなく、精神的疲労をとりあげたいと思います。とくに、感じとる力が敏感な子、またはまわりによく気をまわす子などが「疲れる」という場合を考えてみます。

教師や親が「これをやっておいてね」というと、忠実に正確にやってくれる子がいます。

こういう子は「1つを頼むと10やる子」です。こういったことを続けていえると、その子はやはり疲れます。

ところが、1を言っても0.1しかしない子もいます。そのような子がほとんどではないでしょうか。

または、他者のようすにいつも気を遣い、敏感な子もいます。学校の友だちグループの中では、自分だけが突出しないように、グループ内の全員に気を遣います。

実は、いまは、こういった子が増えています。世間が「空気を読む」という価値観を、知らず知らずのうちに中学生に迫り、「K.Y」にならないようにという無言の圧力をかけます。

その結果、友だち関係はスムーズで、「学校はけっこう楽しいよ」というのですが、家に帰ると「しんどい」「だるい」「疲れた」ともらします。

もっとも、中学時代も途中からは、自分を出してもいいような仲間、相手に気を遣うことだけにならない仲間関係が育ってくるのですが、それは「自分は自分」という自我が確立しはじめてこそです。

それまでは、子どもは家に帰ると、「疲れた」と訴えてきます。

親に嘆くことができるときはいいのですが、疲れているのにうまく自分で表せない子は、疲れるのは、自分に問題があるからとか、自分が悪いと思いこみ、親に相談もしにくいのです。

このような現状に置かれたいまの子どもは、程度の差はあれ、多かれ少なかれ疲れています。

ですから、疲れている子には、ホッとする時間と空間が必要です。

とても疲れている子には、大人が「ああしなさい、こうしなさい」ということは、できるだけ控え、ゆっくりする時間を家でもってほしいと思います。
(写真と本文の内容は関係ありません。)
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地域で活躍する三中生

2016年10月22日 17時10分13秒 | 校長からのメッセージ

きょうは、西南小校区の地域運動会「みんなおいでよ運動会」でした。

三中演劇部が放送担当でMCを務め、吹奏楽部が開会式での入場行進を先導しました。

また、吹奏楽部は開会式のオープニング演奏を披露しました。

このように、三中では地域の活動に参加する生徒が、最近増えてきています。

事実、今年度の全国学力学習状況調査の結果では、地域の行事に参加していると答えた生徒は、三中の場合、55パーセント以上いました。(全国平均では約45パーセント)

これは、好ましいことです。箕面市は就職で一度他府県、市外へ引っ越しても、また戻ってくる人が多いまちです。

ですから、子どものときに地域で活動した人は、将来、地域活動の担い手になるかもしれないのです。

また、将来、ボランティア活動にかかわる人になるかもしれません。

ボランティア活動は、元来、自分の意思で人の役に立ちたいと思い、自発的に行う活動のことです。

誰かから「やりなさい」と言われてする活動はボランティア活動とは、少し違うと考えています。

ただし、自発的に自分がしようと思い、行うボランティア活動には、子どものときからの土台がいります。

その土台とは、家庭でのお手伝いです。お手伝いは、家族の一員として、当然果たすべき役割なのです。

しかし、いまや、家庭ではお手伝いの仕事自体が減っています。電化製品がやってくれます。

三中の生徒の場合、家の手伝いをしている生徒は、全体の約75パーセントいます(全国では約67パーセント)ので、この子たちが、家でのお手伝いを土台に、将来、地域のボランティア活動に、自発的にかかわる人になってほしいと願います。

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ネグロス島からのお便り

2016年10月20日 18時15分36秒 | 校長からのメッセージ


こんな英文の手紙が、三中に届きました。

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Dear, To All members of Mino 3rd Jr. High School

How are you?

I’m so happy for my first experience in high school.

I have lots of friends and good and kind new classmates.

I like them because they are lovable and understanding.

I know some of my classmates are shy to introduce themselves, but I understand because they are new and they don’t know the routine of the school.

I have met kind, lovable and caring teachers.

I love them all, and they love us too.

Thank you!! Have a nice day!!
Your faster child,
Kara Joy D. Victoria
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《意訳》

箕面三中のみなさん

お元気ですか。

私は高校で今まで経験したことのない経験ができて、とても楽しいです。

私には、友達と新しいクラスメートがたくさんできました。

私はかわいくて思いやりにあふれたみんなが大好きです。

クラスメートの中には、自己紹介を恥ずかしがっている子もいます。
でも、その子たちは新しく来たばかりだし、学校の日課に慣れていないから、
その気持ちが私にはわかるの。

出会った先生方は優しく、愛情があり、温かいわ。

先生方が好きだし、先生方も私たちを
大好きよ。

ありがとうございました。どうか楽しい日々を送ってね。
                       カラ・ジョイ・ヴィクトリアより
🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸

箕面三中生徒会では、ずっと以前からフィリピンネグロス島への募金活動を地道に行っています。

カラ・ジョイ・ヴィクトリアさんは、数年前から箕面三中が里親になっている生徒です。このたび、無事に高校へ進学できました。

この手紙は、お礼の意味を込めて、三中生徒会へ送られてきたものです。

全校生徒にも、この手紙を、生徒会通信で紹介します。

いまの生徒会メンバーは、明日の生徒会役員選挙で改選します。三中のために力を尽くしてくれて、ありがとう。


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子どもを変えようとする誤り

2016年10月19日 06時53分29秒 | 校長からのメッセージ

子どもについて、教員を含め、おとなが誤りがちなことがあります。

それは、子どもに何か問題が見えるときや子どもに心配な行動が現れているとき、子どもを変えることが、解決になると思ってしまうことです。

今は心理学がもてはやされ、カウンセリングが重宝がられています。臨床心理士は大活躍です。

教育委員会も、学校での生徒指導は、生徒を厳しく指導するのではなく、教員がカウンセリングマインドをもち、生徒に接することの大切さを言います。

たしかに、カウンセリングマインドは必要です。しかし、それには大人がはまり込みやすい誤りの危険性が潜んでいます。

たとえば、学校に行きたがらない子どもの担任が、子どもをカウンセリングしてやってほしい。問題を抱える子どもにカウンセリングを受けさせたいと言うときです。

カウンセリングによって、その子の気持ちを変えさせる、気持ちを変えれば、学校に足が向くのでは、問題が軽くなるのではと考えているなら、それは子どもを変えようとしているのです。

カウンセリングによって、子どものつらさに共感することは可能です。またその子の気持ちのもちようを変えることができることも、実際にあります。とくに、本人がカウンセリングを望んでいる場合は有効です。

しかし、教員や親が「カウンセリング頼み」になってはいけません。もし学校での人間関係で悩んでいるのなら、うまくいかない相手に働きかけ、人間関係を改善することが、いちばん効果があり、有効なのです。

もし、いじめる友だちがいて、その理由で学校に足が向かないことがはっきりしている場合なら、いじめる子どもを指導して、その子が謝ることの方が、カウンセリングより、なによりも有効です。

子どもを変えようとする大人の場合、子どもたちの人間関係は、往々にしてしっくりいかないものです。

(写真と本文の内容は無関係です。)
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一生残る言葉

2016年10月17日 19時57分01秒 | 校長からのメッセージ

教師の言葉が生徒を勇気づけることがあります。

もちろん、生徒と教師の間に信頼関係があればの話ですが。

生徒は、時として、不安に押しつぶされそうな心境になることがあります。

たとえば、以前に、3000人の吹奏楽で、豊能地区合同バンドを代表して、ソロでトランペットを吹く吹奏楽部の生徒がいました。

会場の京セラドームのスタンドには、内野席、バックネット裏を、ほぼ埋め尽くす観客がいます。

吹奏楽関係者や観客が、たった一人の演奏に注目し、聴きいるのです。

ソロ演奏する当事者の生徒が受けるプレッシャーは、はかり知れません。

その時、教師の言葉が生徒の背中を押しました。

その言葉は、
「ここに立つということは、あなたにその力があるということだよ」

この言葉をもらった生徒は、自分のもてる力を精一杯出そうと思いました。そして、本番では、よどみのない音をみごとに出してくれました。

これは実話です。おそらく、ソロを吹ききった生徒には、この教師の言葉がずっと残っていくでしょう。

また、私が以前、別の学校で中学生の弁論大会に出ようかどうかを迷っていた生徒に対して、次の言葉を言いました。

「『できる』と言った時点で、自分の可能性は広がるんや」。

その子は、出場を決め、本番ではみごとに、スピーチをして、聴く人をひきつけました。

生徒の心に届き、響く言葉は、相手のことをよく理解していなければ発することができないものです。

何年かたって、その生徒と再会したとき、「あのときの、先生のあの言葉は、一生忘れることはない」と言ってもらえることがあります。

そんなとき、自分もこの子のために、少しは役にたつことができたのかも、と小さな喜びを感じるのです。

(写真と本文の内容は関係ありません。)
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紅葉が真っ赤に染める

2016年10月15日 11時47分23秒 | 校長からのメッセージ



わたしのふるさとでは、いま、もみじの葉が色づき始めました。

1枚目の写真は、そのふるさとで撮影したものです。緑色の葉と赤色の葉が見事なコントラストを作り出しています。

今年は、9月の日照時間が例年より短く、もみじの色づきが芳しくない。そして、紅葉しても赤色が薄めであると聞きます。

もみじというと、映画「ちはやふる 下の句」を、私はすぐに思いつきます。

ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは

今年は竜田川の水も、真っ赤にはならないかもしれません。


2枚目の写真は、三中生の作品です。秋中頃を想い、想像力をはたらかせ、言葉にして表現しています。

「ちはやぶる」の句は、小倉百人一首に出てきます。

1000年以上の時代の流れを越えても、「紅葉で真っ赤に染まる」という感覚は、子どもに引き継がれています。

たかだか紅葉、されど私たちには、やはり紅葉なのだと、あらためて思います。

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学ぶ教師から学ぶ子どもが生まれる

2016年10月14日 18時20分30秒 | 校長からのメッセージ



今日は朝礼がありました。

この時期は、衣替え調整期間であり、体育館に集まってきた生徒はさまざまな服装をしています。

冬服のセーラーの子、夏服のセーラーにカーディガンをはおっている子、半袖カッターシャツを着ている子、長袖カッターシャツにカーディガンを着ている子など、いろいろです。

朝礼での校長講話を紹介しておきます。

<H28(2016).10.14 朝礼講話>
「制限のある中で、ベストを尽くす」

みなさん、この着物を知っていますか。
これは十二単といいます。この着物にはたくさんの色が使われています。そしてその色は和色といいます。

和色とは、たとえばおなじ赤色も様々にあります。緋色とか茜色などたくさんあります。緑色にも、日本らしい名前があり、色は少しずつ違っています。萌葱色、若竹色など10種類以上あります。

青色にもいろいろな名前の色があります。群青色、それから2,3年生が1,2年生の時、合唱祭でうたった「いつか この海を越えて」に出てきた瑠璃色など様々にあります。

きょうは、和色を生みだした日本人のエピソードについてみなさんにお話しします。
そして、その話から「制限のあるなかで、ベストを尽くす」ことの大切さを、みなさんに伝えたいと思います。
 
江戸時代後半の話です。そのころわが国で強い力をもっていたのは商人でした。何しろ、ず~~と戦のない時代が続いていましたから、やることのない武士よりも、経済を動かす商人の方がお金持ちになっていました。

このことをおもしろく思わない江戸幕府は、「商人が生意気だ」という勢いで何度も「贅沢禁止令」を出しました。たんに「無駄遣いをするな」だけでなく、花火や花札などの遊びを禁止するなど、こまごまとしたことまで禁止しました。

そして、着物にも色についての禁止をしました。「着物の色は茶色、ねずみ色、藍色の三色のみとする」と決められました。おしゃれを楽しもうにも、この三色しか使えないのです。

そんなことで「はい、そうですか。わかりました」とだまって引き下がらないのが商人たちでした。限られた三色の中で、微妙な色の違いによって、無限とも言えるバリエーションを増やしていったのです。

茶色にしても江戸茶、利休茶、千歳茶などのカッコイイ名前をつけたのです。このようにして和色はどんどん広がってきたのです。

これがプロの仕事です。制限がある中で、ベストの仕事をするのがプロなのです。思えばみなさんは、さまざまな制限のある中で家庭生活や学校生活を送っています。「スマホは夜の10時まで」とか「友だちの家に泊まることは許しません」とか「提出物はいつまで」とか、いろいろな制限があります。

でも、どんな制限があっても、やりようはあるのです。たとえば、先日体育祭前の忙しい時期に3時間ほど時間が空きました。「よっしゃ、映画を見に行こう!」と、「4月は君の嘘」を観に行きました。すると三中の3年生も同じ映画を見に来てました。

部活があったり、勉強しなければならなかったり、塾へも行かなあかん子もいる中で、その子たちはうまく時間を使っているなと思いました。

みなさんも、中学生だからという理由で制限をかけられこともあるでしょうが、かえって「しばりがある方がやりやすい」くらいに考えてはどうでしょうか。制限のあるなかで楽しんだほうが勝ちなんです。
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また、今日は7日に引き続き、授業研究の日でした。

大阪樟蔭女子大から、共同研究者の先生に来てもらいました。

2限に吉岡先生担当の3年B・C組男子体育(ハンドボール)、4限に天岸先生担当の3年C組パソコン授業(グラフ作り)、5限に越智先生担当の2年C組音楽(歌のテスト)を参観してもらいました。

授業後には、各授業者はコメントをもらいました。授業の中での授業者と子どもの関係、子どもの学びある授業という視点で協議を進めました。

学ぶ教師のもとで、学ぶ子どもが生まれます。
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中学生は小学生のロール・モデル

2016年10月13日 21時27分13秒 | 校長からのメッセージ



本日、西南小学校の体育で、陸上種目を行うということで、三中の陸上部の生徒が、教えにいきました。

ハードル、走り幅跳び、走り高跳びなどを小学生に教えたり、計測をしたりしました。

中間テスト明けで、中学生はしばらく練習から遠ざかっていた部員が多かったですが、そこはやはり専門にやっているだけあり、立派なコーチとなっていました。

ふだんの学校で見るよりも、ずっと大人っぽく感じました。西南小の先生の「わずかの間でも、これほど大人っぽくなるのですね」という言葉が印象的でした。

中学生は、きっと陸上のかっこいいお姉ちゃん・お兄ちゃんと、映るのでしょう。

小学生の子どもたちにとって、中学生の存在は自分の近未来をイメージしやすいロール・モデルになるのです。

また、中学生にとっては、小学生をサポートできる役立ち感を味わうこともできます。
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反抗、じつは「甘え」

2016年10月12日 11時56分21秒 | 校長からのメッセージ

私たちは、通常、素直な子はかわいく思います。自然と愛情をかけてしまいます。

一方、反抗的でひねくれた言動をする子には、憎たらしく感じ、愛情をかけにくくなります。

しかし、いうことをきかず、反抗的なのは、ほんとうは甘えているのです。

反抗しても、相手は見捨てないという安心感がどこかにあるので、反抗的になれるのです。

このとき、大人と子どもの間には、むしろ一定の信頼関係があると、考えるべきでしょう。

心配なのは、反抗もしない、けれども、心を寄せているとも感じられない子どもです。

たとえば、幼少期に虐待を受けて育った子は、いつ親から見捨てられるかわからないという不安感を抱いています。

したがって、反抗すらできないでいるのです。そのような子は一見、大人にとっては、文句を言わない、「素直な子」に思えます。

しかし、それは大人への信頼関係が薄いのであり、思春期以降には、がまんしていたものが突然爆発し、人に攻撃的・暴力的に出る場合もあります。
こちらの方が深刻てす。

親御さんにしてみれば、反抗ばかりするわが子に、「問題だ」と思われるかもしれませんが、じつは子育てはうまくいっているのです。

相手に対して、本音では頼っているから、反抗できるのです。

だから、反抗的な子には、口うるさく、クドクド言わず(思春期の子は、これをいちばん嫌います)、そっとしておかれたらいいのです。

そっとしておくと、「ねえ、ねえ・・・」「ちょっと・・・」と、むこうからすり寄ってくることもあります。これが、思春期の子どもなのです。




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秋きたり

2016年10月10日 16時59分07秒 | 校長からのメッセージ


空を見上げると、秋らしい雲が流れていきます。夏のモクモクと発達した入道雲は姿を消しました。

いまの時期、日中の光や陽射しは、夏の名残りをわずかに残しています。

しかし、風が明らかに涼しくなってきました。

作品のように、三中生も、確かに季節の移り変わりを感じとっています。

コメントを読むと、ほんとうにそうだなと感じます。

うまく言葉にしています。

中学生は、自らの想いを言葉に変え、表すことができるから中学生なのだと思います。

この感性を大事にして、伸びていってほしいと思う今日この頃です。
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三中校区教育研究会

2016年10月08日 12時59分37秒 | 校長からのメッセージ


昨日、6限に三中校区教研(三中校区教育研究会)を、三中体育館で開催しました。

2年C組に対して、授業実践家・菊池省三先生が「師範授業」(教職員が参観するお手本の授業)をしてくださいました。

体育館に教室の机といすを持ち込み、生徒の後ろと左右の三方から、教職員が参観しました。

三中、西南小、南小、せいなん幼稚園、瀬川保育所、桜ヶ丘保育所の教職員約100名以上が一堂に会し、菊池先生と生徒のやりとり、かかわりなどを研修しました。

菊池省三先生は、ほめる授業の理論を確立し、自ら全国の学校をまわり、多くの場合、初対面の児童生徒を相手に授業を実践されています。

2Cの生徒たちはたいへん良い表情を見せていました。写真をみて感じたことを、言葉にして書き表し、それをクラス全員の生徒に対して、発表する。

菊池先生からは、すかさずほめる言葉で評価する。その瞬間に生徒の顔には笑顔がこぼれる。

このような授業でした。終わってから、先生に「ありがとうございました」と、何人かの生徒が言ってくれました。

初対面の大人に心を開ける生徒たちを見ることは、私たちは嬉しく思います。

授業参観後は、三中校区教職員によるグループ討議で、授業の感想等を述べあい、なかには、小学校の旧担任は、子どもの成長に喜びのコメントを述べていました。

最後には、菊池先生からの講演があり、たいへん密度の濃い研修となりました。

中学校校区で教職員が集まり、子どものことや授業について語り合うことは、ほんとうに意義深いものです。
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「計画」は必要。でも・・・

2016年10月06日 08時05分03秒 | 校長からのメッセージ


こんなジョークがあります。

ジャック「オレさ、ぜったいに三日坊主にならない方法を発見したんだ」

トム「へえ、すごい! で、どうやるんだ?」

ジャック「4日やるんだ」


ドラえもんの名言のとおり、「1年の計は元旦にあり」とばかりに、「今年こそは1年間、1日も休まずに日記をつけよう!」と決心したのに、正月三が日で終了・・・というような経験はだれにでもあるのではないでしょうか。

日産自動車の社長兼CEOのカルロス・ゴーンも「計画」についてこう言っています。

「素晴らしい計画は不要だ。計画が5パーセント。実行が95パーセントだ」

この言葉、「計画が不要」と言っていないところがミソです。

「計画」は必要。でも、「素晴らしい計画」は要らないと言っているのです。

綿密に練り上げられた計画を立ててしまうと、心の負担になるだけでなく、途中でうまくいかなくなったときに「もうやめた」ってなりやすい。

(以上は西沢泰生著「1分で心に効く50の名言とストーリー」より、原文のまま引用)

中学生の定期テスト前の試験勉強も、同じことが言えると思います。

テストまでの1週間の試験勉強の計画を立てたとき、分刻みで綿密に決めている子がいます。

計画を立てることはたしかに大切ですが、細かすぎる計画は、結果的に計画に縛られることになります。

それよりも、おおまかに計画を立て、計画通りいかないときは、柔軟に学習予定を変更できるように「あそび」をもたしていた方がうまくいきます。

もちろん、ゴーン氏の言うように「計画」は必要です。

三中生のみなさん、勉強の秋です。中間テストに向け柔軟な計画を立て、学習にいそしみましょう。
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