箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

Happy Wedding Day

2019年04月28日 16時02分00秒 | 教育・子育てあれこれ
 
 
 
本日は、この3月まで私が校長を務めた箕面三中の教職員の結婚披露宴でした。
 
その教職員は、新郎として神戸市のハーバーランドにあるアニヴェルセル神戸という結婚式場で結婚式と披露宴を挙げ、私は新郎と同じ職場のもと上司ということで、お招きに預かりました。
 
箕面三中に縁のある教職員も私を含め、9名が式に参列しました。
 
 
 
10時からの結婚式でしたが、ウエディングチャーチで夫婦の契りを結びました。
 
 
 
結婚式終了後は、屋外で新郎新婦に花吹雪が舞い、新郎新婦が投げたブーケを参列者が受け取りました。
 
 
 
現在高1になった箕面三中卒業生もお祝いにかけつけてくれ、祝福してくれました。
 
ありがとうございました。
 
白と青の風船を全員がもち、合図とともに一斉に風船を大空にはなちました。
 
今年の3月14日の卒業式で、私が式辞のなかで述べたような、自立への旅立ちの風船を思い出していました。
 
 
 
さて、新郎と新婦の出会いは、大学時代でした。フットサルが二人の縁を結びました。
 
仲良し夫婦になれると、私は確信しました。
 
 
 
 
 
披露宴では、3年担任クラスの生徒たちが作ってくれたお祝いのビデオメッセージを流して、宴に花を添えてくれました。
 
高校生になり、忙しいなか集まり、お祝いの言葉を贈ってくれて、ありがとうございました。
 
 
 
 
 
お料理も美味しく、新郎新婦からのプレゼントであるケーキバイキングが屋外であり、参列者全員にウェディングケーキのおすそ分けもありました。
 
 
 
新郎新婦にとって、またご両親にとっての喜びが私にまで伝わってきて、ホロリとときました。
 
ほんとうに、ほんとうに、おめでとうございました。
 
 
ちなみに、私の主賓あいさつを紹介しますと・・・
 
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結婚披露宴お祝いのことば
 
 
「経験と時間が人をつくる」。 新郎( )さんは、私にこのことをあらためて教えてくれました。
 
本日はまことにおめでとうございます。ご両家のみなさま、ご親族のみなさまにおかれましても、喜びはひとしおのこととお察しいたします。心からお祝い申しあげます。
 
ただいまご紹介にあずかりました大阪府の箕面市立第三中学校もと校長でございます。この3月まで校長を務めていました。
 
新郎と同じ職場のもと上司ということで、ご指名をいただきました。ご来賓の方々、ご年長の方々をさしおきまして、たいへんせんえつとは存じますが、ひとことお祝いの言葉を述べさせていただきます。
 
新郎( )さんは保健体育科の若手教員で、現在1年生の学級担任を務めておられます。
 
3年前、彼は初任者として箕面三中に着任して、1年、2年、3年と学級担任を務めてきました。
 
そして、3年を担任した彼は教師として大きく成長された1年でした。
 
クラスに学校に来にくい不登校傾向の生徒がいました。彼はその生徒に寄り添い、温かくサポートしました。その結果、その生徒は、自分で進学する学校を考え抜き、みごとに高校進学を果たしました。
 
3回の学級担任という経験、そして3年間いう時間は、人をつくります。彼は、この真実をあらためて、私に教えてくれました。
 
もう一人前の教師として、どこの学校に行っても恥ずかしくないほど、成長し、育ってくれました。
 
これからも、教員としてのますますの活躍が期待できる人物であることを、まずもってお知らせさせていただきます。
 
 
さて、ご結婚という門出に際して、私がお伝えしたいことの一つは、自身の経験を通しても思うのですが、「夫婦というものは、自分が変わるということがポイントである」ということです。
 
ふつう人は、人間関係で衝突が起きたとき、どちらに非があるかを考えます。とこが、ほとんどの人は「悪いのは明らかに向こうや」と考えてしまいやすいのです。でも、こう考えている間は、残念ながら夫婦ゲンカが絶えないでしょう。
 
しかし、なかよし夫婦は、違う考え方をします。「自分が変わる」という選択をするのです。「たしかに向こうも悪いかもしれないけど、自分も直したほうがいいことは、実際あるよね」と考え直すのです。
 
学校の先生は、生徒を指導して、子どもを変える仕事です。ただし、大人の場合は「相手を変える」のは、無理です。無理と言えば言い過ぎかもしれません。「相手を変える」のはかなり難しいです。
 
だとしたら、自分を変えるほうが手っ取り早いのです。かといって、我慢しすぎるのも考えものです。言いたいことはお互いしっかり言って、小さなケンカをしながら、柔軟に自分も改める点がないかを見つめてほしい。このようにお二人に期待します。
 
最後になりますが、私が中学生に伝えてきたことがあります。
 
学校には先生や友だちの代わりはいくらでもいます。
 
しかし、自分を産んでくれた父親や母親の代わりはひとりもいないということです。
 
新郎新婦が今日という日を迎えることができたのは、とりもなおさずご両親のおかげです。
 
お二人は「与えて恩を願わず、受けて恩を忘れず」と心に刻んでください。
 
ご両親の後ろには、長年のご苦労と喜びが鮮やかに色づいています。よく、今日の日をお迎えになることができました。心よりお祝い申しあげます。
 
みなさま、このたび( )さんは、( )さんとの縁を、結婚という形に結実されました。
 
お二人が幾久しく、末永く幸せでありますよう、またご参会のみなさまのご健康とご多幸を心よりお祈りし、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。
 
ありがとうございました。
 
平成31年(2019年)3月28日
 
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