箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

価値観を押しつけない

2017年11月01日 20時37分36秒 | 教育・子育てあれこれ


カウセラーの行なうカウンセリングでは、聴くことが中心で、相談者に自分の意見をあまり積極的に言わないのが普通です。

でも、親子の場合は、少し異なります。

親は積極的に、自分の意見を言わなければなりません。

そうでないと、子どもは「わたしのことにあまり関心がない。わたしのことは、どうでもいいのかな?」と思うこともあります、ら

子どもを見守りながら、必要なときには、「お母さんはこう思うよ」と意見やアドバイスをいうことが大切です。

ただし、それを相手に押しつけないこと、価値観を押し付けないことです。

思春期の子どもは、すでに一つの人格であり、親は助言しても、最終的にどうするかは、子どもに決めさせます。

また、価値観でいえば、偏見や差別的な見方の価値観は、子ども自身が豊かで幅広い生き方をできなくすると思います。

何が大切か、どう考えるかは、子どもにまかせます。