経験

台風が近づいてきます。見事に予想通りに進んできます。お見事、なのですがしかしどうしてあんな急な進路変更まで読めるんですかね。当地に関係するいつもの台風はフィリピン近くで発生して台湾沖縄と巻き込んで東シナ海を北上して九州沖のどこで東側に首曲げるか、どこに上陸してどう抜けるかという言わば微妙な違いを見つめるわけですが、今次の台風のあのＶ字旋回と言うか、急な北上です。台風自らには推進力はないのだとよく言いますね。周りの高気圧や低気圧、偏西風によって行き先が決められるのだと。そして海水温が高いとどんどん発達して大型化強大化するとも。それから素人が推測するに暫くずっと太平洋沖を直線状に北上せずに西行していたのは北からの高気圧に抑えられてからでしょうか。ならば、あの台湾近くでのあの急な北上はその勢力が届かなくなるからというわけですか、でもそれにしてもよくぞ何日も前からあんな特異な予想が立てられるものだと感心します。この高気圧が逃げて行って上（北向き）に道が開くから、という推測なんでしょうけれど、どうしてそれがわかるんだ？です。いやいや、これが素人の悲しさじゃと言われればそれまでです。天気予報とはそういう経験則や推測の積み重ねじゃと。どの業界にもあるプロの技、知識、智慧。おばあちゃんの知恵。いや、それとは違いますねきっと最新のデータに裏付けられているはずですから。失礼。