柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

裏返

2022-06-30 08:24:38 | Weblog

NATOが動いてます。エルドアンさんが急に矛を収めてスウェーデンとフィンランドのNATO入りを認めました。もちろん交換条件があれこれあって、それこそ条件闘争の末の決定でしょうけれど、今までの国際紛争時のトルコの動きから素人が考えるに、もう十分に目立って注目を集められたという満足と、アメリカとロシアの天秤がけで今次はアメリカに恩を売っておくという判断でしょうね。新聞にはバイデンさんから直接の電話依頼があったやに載ってます、プーチンさんがどう動くかですね次は。ウクライナが侵略されたのはNATOに入ってなかったから、そういう認識なんですね現場の肌感覚でしょう。で、会見の場の後ろに見えるNATOのロゴですが、上にNATO、下にそのままスペルを逆にしたOTANと併記してあります。ああ?デザイン?オータンて何?どこかのエアコンの名前が aircon ひっくり返したものであるのは宣伝で聞きますが、こんなところでそんな遊びやらんでしょうし。ググると、NATOをフランス語で略語表記するとOTANになるんだそうです。へぇそうなの。英語だけの表記にしないところ、フランス人の気概と言うか。連中の自国語への思いはとても強いとよく聞きますからね。まったくの裏返しになるところが面白いことではあります。

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印象

2022-06-29 08:24:14 | Weblog

昨夕NHKで政見放送見ました。公選法に則った放送ですと仰々しくアナウンスがあって昨日は4人が出ました。当県山口は一人区ですが7人が立候補してます、乱立です。それだけで自民党現職の勝ちですが、粛々と選挙期間は過ぎて行きます。で、その政見放送、久しぶりに見ましたがああ?こんなに変わったの?と驚きました。立憲、共産、NHK、自民の順でしたか。どの党も最初に(ほとんどの時間を)党首が話すんです、ビデオメッセージです、全国一律なんでしょう。立憲と自民は候補の話が結構ありましたが、共産党は志位さんばかりが出てきて候補さんはものの一分、NHK党に至っては候補者が出てきません。端から候補者を当選させようという気がないんでしょうか、本人見せずにどうするの?ですが、今までのように候補者がボソボソ原稿読み読み主張も何もない演説するよりは演出の利いた党のアピールをと考えるんでしょうねぇ。NHK党はNHK使いながらボロクソです、受信料不払いの仕方を教えます、受信料裁判の時には協力しますとやってました。これはこれで面白いなと思いつつ、法の遵守とはこういうことじゃなと感心もし、公共放送を謳っている以上はこれの仕方ないことじゃろうけれどそれを逆手に取るNHK党もどうかなと思うことでした。やはり人は顔じゃな、品じゃなとの思いました。特にこういう人気モノはそうです。第一印象です。顔つき、表情、態度、言葉遣い、話しぶり、そして品の良し悪し。人の世は面白いですよやはり。

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近頃

2022-06-28 08:25:09 | Weblog

なんともう梅雨明けだそうです。6月中に?そんなに毎年気にしているわけでもないこと、例年いつ頃梅雨明けするんだ?と問われれば答えられないのですが、6月じゃないですよね。で、猛暑。どこかで40℃と言うてました。ああ?今の現象を説明はしてくれるのでしょう、太平洋高気圧が強すぎるとか、相対的に北から押し返す力が小さいとか、新聞には偏西風の蛇行とありました、これで黒潮の流れまでが蛇行して普段獲れる魚が獲れないという記事もそう言えばありましたね。空梅雨となれば水不足です当然ながら。そこに猛暑。電力逼迫の文字が新聞に踊ってます。クーラーは適切に使え、電力は節約しろ。ああ?どないせぇちゅうねん?全ては脱炭素しないといけないからという強迫です。でも、だからと言って降らないわけではないのでしょう。こういう時には台風がどんどん発生して大雨を降らす。よくあることですわね。ダムが干上がって節水断水と騒いでいると、これでもかと大雨が降って辺りを浸す。今朝の毎日新聞のコラムにあります、いつの時代も近頃どうもおかしいと言われるのが、若者、言葉、天気だと。なるほど、頷きますね。今日も暑そうです。どうぞご自愛のほどを。

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余裕

2022-06-27 08:27:10 | Weblog

参院選始まりました。公示後に岸田さんはG7に外遊してます。余裕ですか。新聞各紙は自民党(与党)の優勢を伝えます。この辺りの判断基準は何なのかと訝りもするのですが、単純に電話での世論調査だけが根拠でもないのでしょう。でも、素人目にも野党の、特に野党第一党立憲の為体が目につきます。玉木さん(国民党)はそもそも立憲に呑み込まれるのを嫌っての自民党左派(ハト派)体質ですから、今の立ち位置は彼には居心地いいんでしょう。連合を味方にできます共産党を嫌っておく限り。維新は立憲の自壊自爆を奇貨に(奇でもないですか)野党第一党を狙います、一方で過激なことを言いながら保守中道を言うておけばいいのでしょう。共産党は野党統一候補策が挫折してしまってこれまたアウトです。志位さん小池さんは立憲党を呑み込みたくて仕方ないのですが泉さんが枝野さんほどに決められない人なのでヌルヌル逃げられてます。相手が勝手にこけてくれている背景に、岸田さんの口当たりの柔らかさが無党派層をぐいと掬うているという状況でしょうか。岸田さんは実は何も具体策言うてませんよ。円安、物価高、給料アップ、どれもこれも見ているだけです。補助金出すって、どれだけ余裕があるの?国に。それこそお金は刷ればいくらでもあるという理屈でしょうか。金利はこのままでいいのか?素人が訝り始めてますよ。アベノミクスはやはり失敗だったのか?全てがロシアの所為じゃないんじゃないの?でも、こんな時にまさか立憲に任せられぬわけです、ルーピー・イラ菅の悪夢は忘れてないのです国民は。余裕の自民党。となるわけですか。

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類似

2022-06-26 09:44:14 | Weblog

今朝のサンモニで寺島さんがロシアを指して大きな北朝鮮だと言うてました。核兵器保有数だけが突出した張りぼてという意味です。核兵器使用で威嚇するだけですが、それだけで世界は手を出せないのも確かなことでずるずると4カ月が過ぎました。NATO総掛かりで潰しにかかれば戦力火力はこちらに分があるのでしょうが、世界大戦への波及は避けねばならぬというバイデンさんの最初のコメントの如く核兵器を持っているということがいかに戦力行使への抑止力になっているか改めて全世界が知らされたわけで、一旦具体的に使うと完全に孤立するということも分かったのでした。大きな北朝鮮。ならば今後もずるずると制裁と懐柔を繰り返すしかないのでしょうか。うっとうしい話でしかありませんし、そういう為政者の国に境を接している国の悲劇です。この科学と技術の時代に未だに問題解決の手段として破壊と殺し合いが選ばれているという落胆というのか呆れ、憤り、侮蔑の気持ちです。強国の専横、独断専行への抵抗と粗野野卑野蛮とは必ず区別すべきなのでしょうが、だから暴力革命なのだというそういう思想が生まれる素地もここにあるとは理解します。

 吉田拓郎がいよいよ引く時と宣言したそうです。肺癌でしたかそれを公表した時に次々にあれやこれや編み直したCDが多く出されて、あの時こそああ死ぬのかぁと思ったことでしたが、あれからもう何年も経って。週刊誌には井上陽水も調子が悪いように出てました。昭和23年生まれの組が多いのです、陽水もジュリーも財津和夫も五木ひろしも同い年です、拓郎はその二つ上、橋幸夫は拓郎の三つ上です。橋幸夫と拓郎とが三つしか違わぬなんて聞くと違和感ですが、実はそうなのです。橋幸夫を知ったのが幼少時で、拓郎は中学時分でしたからそういう環境が記憶を作っているだけですが。ポールマッカートニーが80歳です。全然声が出なくなってます。それでも彼はやめませんけれど。私の世代の10歳15歳上が如何にこの業界を引っ張ってきたのか改めて知らされます。そしてやがて黄昏る。そういうことですね。

 日本医師会会長が改選され松本さんという人に交代しました。前会長は一期で退陣です、コロナ対策も診療報酬対策もまずかった人でした。皆さんには何の関心もないことでしょうが、会員の私達も同じです。松本?Who?

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歌詞

2022-06-25 08:27:09 | Weblog

今朝の日経のコラムはユーミンのキャリア50年を枕に振ってます。ソーダ水の中を貨物船が通る。海を見ていた午後という曲の一節です、きっとユーミンファンならずとも私と同世代の人ならここのところのフレーズを口ずさめるんじゃないですかね曲名は知らずとも。有名な曲、有名なフレーズ、ユーミンのイメージの象徴ともいえる詞。ユーミン(当時は荒井由実です)はデビュー当時から違いました。ええ?という感じ。ギターでコードが採れないんです。メロディーは美しいんですが従来の歌謡曲やフォーク曲とは明らかに一線を画してる。よく覚えているのは中央フリーウェイ。コードを採れないのです(いまだに弾けません)。デビュー当時から当時の最高のスタジオミュージシャンに認められての作品発表でした。今の旦那の松任谷さん、ギターはあの鈴木茂。チャイニーズスープも「ああそうかぁ」でしたね。でも、メロディーだけではなく歌詞も魅力的でした。冒頭のフレーズが象徴的ですが、ぱぁっと情景が目の前に浮かぶ言葉。演歌の歌詞に出てきそうなフレーズではあるのですがやはりおしゃれ。フェリーボートが窓を横切る部屋でした。こうなると少し演歌のテイストでしょう?この違いです。

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長尺

2022-06-24 08:27:04 | Weblog

沖縄慰霊の日式典を昨夜は各局報道するに普段より長尺じゃなと思いつつ観てました。沖縄が返還されて50年、ウクライナでは戦争が続いてる、そういう背景ですからこういう流れなのでしょう、それはわかりますが。しかし知事も首相も言うことは毎年同じです、基地負担の不公平がメインです。言い続けねばならぬのは理解しますが、それこそ台湾有事尖閣有事がこれだけ言挙げされているときに沖縄から米軍が引き揚げるは現実的な話ではありません。新聞は首相がうウクライナ戦争に言及しなかったことを記事にしてますが、この辺りのツッコミ方ですね。そっちもそっちだけれども・・です。そして報道ステーションでは7歳女児の発表を全文流してました。これは思わず聞き入りました。小さい子が一所懸命読んでる、教えられた通りに発表してるのがまず健気で。広島や長崎で選ばれた6年生とはまた全然違います。この子は頭がいいんだろうなぁと思いながら、しかしやはり健気さに手が止まって観てましたね。内容がいいと女房は感心してましたが、いやいや大人の文章ですよ、と身も蓋もないことを言い返してました。最後のリフレインは特に意図を感じましたが、それだけこっちも聞き洩らさぬように聞き入ってたということでした。よく話せたね。この感心は皆さんと同じでしたが。

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削減

2022-06-23 08:25:37 | Weblog

JR九州が人件費節約の為に車掌を廃止するんだそうです。長崎熊本鹿児島の三県が検討している、長崎は新幹線の開通に合わせて実施すると記事にあります。新幹線開通によって在来線の本数や内容がが大幅に改変削減されるは常です、その昔山陽新幹線の開通によって山陽線の特急急行がいきなりゼロ、全廃されたことは記憶に生々しいことです。九州新幹線の開通の時もあれこれ記事になってましたね、今までは本線の駅だったのに新幹線から外れたばかりに支線あつかいになるとか。そういう変化は仕方ないこととは言え、今次は車掌をなくすそうで。さすがにええ?と思いますね。新幹線や都会の地下鉄でのあの放火事故を横目で見ながらの決定ですから。あの事故の時には車掌の役割の重要性があれだけ強調されたことでしたね。いかに田舎のローカル線とは言え大丈夫かいなとは思いますね。バスのワンマンカーと同じようには行かないでしょうにね。ああいう事故は想定しておかねばならぬでしょうと思います、田舎ですから頻度はうんと少ないでしょうけれど。もっとも車掌がいるから起こらぬ事故ではないし、抑止力にはならないにせよ、です。と、きっとやんやの反論批判が湧くのでしょうが、経費削減方針は揺るがないことでしょう。昔は貨物列車にも最後尾に車掌車が繋がってましたものね、隔世の感です。

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啓発

2022-06-22 08:22:48 | Weblog

朝ドラ見ておられますか。始業前なので私は地上波の朝の分から見てます。今次は沖縄モノです、昭和50年代設定です。頻りに男女差別話題が出てきます。長男の嫁が教員への復職を嫁ぎ先の祖父(家父長そのもの)に大反対される場面。嫁が外で働くなんぞは許さん、嫁は家のために働けばいいと言い放つ。旧家や由緒ある家柄ではこういうことでしたでしょう。以前には女は嫁に行くものだ!という決めつけを頑固オヤジに言わせてました。確かにあの時代はまだそういう空気ではありましたろうけれど、いいの?今時そんなこと大っぴらに言うても?と聞いてる方がヒヤッとするくらいでした。結構にとんがっていることは自認しているのですがそんな私がこんなに思うのです、「言論統制」は昨今行き届いていることに気付くことでした。昔はこうだったと殊更に強調して、これは違うでしょう?と啓発してるんでしょうが、脚本家さんは結構過激です。女はこんなに虐げられていたと言いたいのでしょう、と思ってしまいます。いえ、私の世代65歳辺りでもまだまだこういう気風は残ってますよ。前の世代の両親の影響は大きいのです。が、それでも男の女のと言わぬのが半分ですかね。子供たちの世代30代40代の連中は全くなくなってます、これは驚くことが多いです。だから世の中は変わってます確実に。だからこういう歴史モノ的な啓発は意味があるという言い方もできるのでしょうが、この嫌ぁな感じはなんだろうなと思うことです。私もきっちり啓蒙されているということではありますが。

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合憲

2022-06-21 08:26:55 | Weblog

同性婚を民法や戸籍法が認めないのは憲法違反だという訴えに対して大阪地裁は合憲だと断じました。憲法とは24条の婚姻の自由、14条の法の下の平等です。14条はこの手の訴訟の際に必ず出てくる条文です。公序良俗に並ぶ大原則、公理です(私はそう思ってます)。各紙に判決の要旨が載ってます、今回は要旨ではなくてこの裁判官の言葉そのもの(全文)を読みたいと思いました。そもそも婚姻制度とは男女の共同生活と子孫を残すことを法的に保護すること目的にしている、この制度自体には伝統歴史を踏まえても十分に合理性はある。これ以外の同性婚等の権利擁護のための制度を作ることを憲法は妨げていないと。訴えに対して穴のないように答える手本のような判決に思います。面白いのは(こういう時にこそ差が出ます)新聞の伝え方です。毎日は一面トップです、朝日は何枚にもわたり紙幅を割いておかしい!と訴えます。一方産経は探さねばならぬほどの小さい記事です。男女が子孫を残すために、というくだりが気に入らぬのでしょうね。LGBTQやら性的指向SO、性自認GIとかあれこれ言葉を並べてマイノリティーを守れの合唱側にいるかそうでないかの相違なのですが、これも個人の見解が大きいことです。あなたはどう思われます?

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