柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

大晦

2022-12-31 08:02:46 | Weblog

今年も読んでくださる皆様のおかげ様で一年続けることができました。心より感謝いたします。有難うございました。この年になると(もうすぐ66歳です)もちろん自分の特性、他人様のと違いは数々認識しているのですが、しつこさは結構なものと思っています。このブログも連続して6000日を越えてます、こういう単純な繰り返しは強いのです。単純作業に強い。昔からそうでした、山と積まれた書類を四つに折るとか何百枚のはがきに切手を貼るとか。不思議と途中で飽きたりせずに、さすがに面白いとも思いませんが、ずっと続けられました。これが才能だと気づくのはそうでない人(女房)を傍に見たからです、そうでなければ特別なこととも思いませんから。これが時間割人間のバックボーンなのでしょう、面白くない人間。決められたこと(自分で決めているのですよ)に強迫されるという。予定通りに事が運ばない時のあの苛々感。単純作業は得意と書きましたが、得意の真横に一番の苦手があるのは世の中の習いです、積み上げられた仕事をこなすのは得意なのですが、積み上げられるとイライラする腹が立つ。これはどなたにも覚えのあることかもしれません。たとえば、立て板に水で他人を批判非難するのが得意な人は、一言反論されると実は弱いとか。大声で罵倒する人は逆に怒鳴られると弱いとか。まだまだこの歳になっても修行が足りぬというわけです。

 ペレの死亡記事です。どの記事も同じテイストです、名だたる往年の選手たちからの弔辞を載せる、マラドーナと比較する。私はここで何度も書いているようにサッカーには疎い青春時代でした、のでペレのプレーは観たことありません。マラドーナやプラティニ、ベッケンバウアーから始まります、中西稲尾の西鉄に間に合わなかったように。でも、どの記事も書いているようにペレは高潔無垢で通した人、一方のマラドーナは晩節を汚した人(だから人気もあったとの相対効果)との対置です、まさにリジェンドです。時代は歴史はやはり誰かから始まる、ことサッカーにおいては万人の評価がこの人で一致するところが偉大さの証しなのでしょう。合掌。

 明年もよろしくお付き合いください。

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郷愁

2022-12-30 08:03:37 | Weblog

TVは地上波ばかりでなくBSも年末モードになって全然面白くなくなってるのです。ニュースや情報番組かスポーツ番組ばかり見てる身には当然の結果なのですが、バラエティー番組のいかに馬鹿馬鹿しいことか、です。それは措いて。昨夜松本清張のドラマをNHKがやってました。帝銀事件と彼のその小説に係るドラマでした。731部隊、これは森村誠一が偽著作で史実を曲げたことでしたが、そしてGHQ絡みの戦後特有の背景には引き込まれました。この人の小説を読んだことがなく(理由はありません、避けてたわけでもありません)、ただ映画は観ました、張り込みや点と線。「張り込み」は昔少しだけ鉄っちゃんだった身にはそれこそ郷愁をかきむしられるもので、あの東京から九州へ向かう夜行急行のシーンだけでも貴重です。寝台列車じゃなくて座席列車です、あの時代です。私が小学生時代は東海道新幹線ができて、山陽新幹線の建設中(岡山までつながったのが昭和50年高校卒業の年です)寝台特急全盛時代、ブルートレインです、山陽線は特急急行の花盛りの時期です。九州発新大阪行京都行の急行列車が何本かありました急行つくしとか。でもさすがに普通の座席列車の夜行便はなかったんじゃないですかね。ですから、私の記憶の一昔前、戦後すぐ。当然の如く白黒映画。この郷愁、ノスタルジー。帝銀事件の犯人とされた平沢さんの名はよく知られてますね。世紀の大冤罪だったのだという筋です。何十年も獄中にいて亡くなった彼。今日も続編があるそうです、これは面白そうですよ。

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真相

2022-12-29 08:26:23 | Weblog

昨夜の報道1930は結構突っ込んだ内容でした、安倍さん三代と統一教会との関係です。爺さんの岸信介から関係が深かったというのは以前から知らされているプロフィールですが、85歳の教会の元幹部という爺さんがインタビューに応じていて赤裸々です。悪いのは教祖だとはっきり言うてました。反日で日本人から金を毟り取ることに何の呵責もない人だったと。で、スタジオには昔から取材を重ねているジャーナリストが呼ばれていて、一人はよく聞く名でしたが他の二人は初めて見るような人。でも、この人たちの言葉が重いこと。安倍晋太郎の挫折(総理になれなかったこと)を間近に見ていた晋三さんの現実的な権力志向、とにかく数を集めねばという執念。統一教会であろうが何であろうが票を集めるための手段の確保、そしてその差配を握ることが権力そのものだというリアリズム。統一教会(教祖)の思惑はもちろんわかっていただろうし、危ないとの忠告もあっただろうが、票田としての重要性であると。そうですよねぇ。誰もがそうだろうと思っていることでしたが、はっきり初めて聞いた気がしました。

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地位

2022-12-28 08:26:52 | Weblog

昨夜の報道1930で岸田さんのインタビューが流れてました。朝日の後藤爺さんが相手をしてました。キャスターの松原さんが頻りに煽って誘導していきますが、こういう流れにはさすがに乗らず苦笑しながら躱してましたが、聞く力と頑固さ(聞かぬ力)は拮抗しないのかとの問いに、国民への説明が足りない、閣議決定が多すぎる、与党内だけでなく野党とも話し合うべきという後藤さんの指摘に対してはきっちりと反論してました。あなた方(メディア)が報道しないだけで十分に討論した末の決定であると。聞く力があるから十分に吟味して決定する、その後はぶれない、頑固と言われればそういう見方もあるかもしれないという言い方でした。キャスターのなんとか本音を引っ張り出そうという意図みえみえの質問も上手く逃げて、権力一年の経験は余裕を生んでましたね。堂々とはまだ言えませんがそれでも窮してよく見せてたおどおど感は消えてました。えらいもんだと思いました。地位が人を作る。ですね。

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贔屓

2022-12-27 08:25:10 | Weblog

最近夜10時にNHKがいい番組やります。が、前もってチェックする習慣もなく、たまたま新聞で知るとか週刊誌で知るとかで観ることがあるくらいで全くの偶然でぶつかることの方がうんと多いのですが、先日はユーミンの特集、そして一昨日でしたか矢沢永吉が生出演してました。武道館公演の150回記念で(これは記録だそうです。さすがに150回も来る外タレはいないでしょうし、あのベンチャーズはもっと来てたかもしれませんが武道館は使いません)、昔の映像も十分に用意しての構えだったそうですが、その本人の咽の調子が悪くその150回目を中止にしたとのアクシデントの直後、番組自体がキャンセルになりかねなかったそうですが本人が受けてくれて、といういきさつだったそうです。へぇ~そうなの。キャロルの時代からソロの初期、ゴールドラッシュくらいまではずっと追いかけてた(アルバムレコードでです)者です、伝説の著書「成り上がり」も発売当時に買い込んでどきどきして読んだクチです。その後も何枚かライブのDVDを買い込んで、歳をとっていく永ちゃんをそれなりに追いかけてきた身ですが、生放送で喋る彼をやはり食い入るように見てしまってました。自分のことを「ヤザワは」と呼ぶところ、見覚えのある手ぶり。昔は「30秒で済むことを3分かけて喋る」と言われてて、一旦喋り出すと・・の態でしたが、今次もその傾向は見えましたが、インタビューするベテランアナウンサーがきっと永ちゃんファンで、冷静はインタビュアーではなくてすっかりアイドルを見る顔でデレデレで、こっちもそれを口開けて観てるのでした。何より証拠に73歳の爺さん相手にして、若い頃のやんちゃな頃書いた上記「成り上がり」の本の内容をあれこれ聞いてるんです。本人を前にしたらああなるのもわかりますが、当の永ちゃんもあれは若い頃の話でねと困ってました。でもかっこよかった。こっちも十分に長年のファンですから(コンサートでYAZAWAタオル投げてるコアさんたちとは違うのですが)、そんなことはどちらでもいいことでした。ああいう歳のとり方をしたいと思うことでした。いい番組でした。

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居直

2022-12-26 08:29:32 | Weblog

今年もあと一週間です。夜が一番長い頃、今朝がそうでしたが空に雲がない時も6時半まで夜の内です。寒波到来とかで温暖の当地もさすがに寒いです、北国のように雪は降らぬのですが。TVは頻りに行動制限のない年末年始と煽ります、外国客が増えていること、国内旅行も数字戻していることを示しながら。一方でコロナは未だあの法律の枠内のままですから感染すると相変わらず面倒なことになります(出勤禁止、外出自粛強制)。ウイズコロナってつまり「みんな罹ってしまえ」という意味ですから。中国はとうとう新感染者の発表すら止めると言い出しました。隠すほど現るるなしってのは中国四千年の智慧じゃなかったですかね。知らなければ(知らさなければ)ないということだ。こっちもきっと中国発。ゼロコロナの失敗とワクチン頼みの無効さとが明らかになって、どう居直るか。罹ったらゾコーバ飲んで寝ておけばいい。こうならなければ終息じゃないんですが。

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愚策

2022-12-25 14:47:47 | Weblog

4回目5回目のコロナワクチン接種が進まないと記事になってます。思い出すのは菅さんが首相の時に一日百万接種しろと号令かけた時です。そんな無茶を・・と当地の行政担当は顔ゆがめてましたが、我が国の役人さんたちの優秀なところと言うべきか上意は必ず下達される組織というのかその数を上回る接種数達成しましたね。でもそれで止まずに、その後射っても射っても感染の波はやって来る。副反応の強い人も同調圧力を撥ね返せないうちはそれでも辛抱して発熱や倦怠感を我慢してましたが、7波8波と繰り返されるにつれてもう射たないと決めてる人を多く知ってます。全国でそうなのでしょう。仕方ないですね。あの尾身さんも5回ワクチン射っても感染したそうです。オミクロン株対応のワクチンだとその違いを強調しても、敵さん(ウイルス)はどんどんその姿を変えて行くんですから、mRNAがどうのこうのと(モデルナがよほどに儲けたんでしょう報道ステーションでしたかのスポンサーに加わってます、素人さんには何の宣伝かわからぬでしょうが)新しい方法で作っても追いつきません。できたと相手を見たらもう姿を変えているわけです。完全な感染予防はできません。天然痘(種痘)は例外的。そう言えばサル痘ってどこかへ消えてしまいましたね。種痘で防げるとのことでしたが。終生免疫がありますね、麻疹(はしか)百日咳、一回罹ったら二度と罹らないやつ、これはウイルスの変異が少ないからでしょう。一旦体が覚えるとその構えだけでずっと対応できる。もちろんその免疫力が年次薄れて行くことはあることで、二度罹りは皆無ではないとされてますが。でも、ウイルスがどんどん変異していく場合は無力と思い知らされてます。細菌もそうです、効果的な免疫が構築されない場合や薬が効かぬ相手は根絶できません。3年も経ってやっと、スエーデンだかが当初目指していた集団免疫、当時は日本の専門家は口を揃えてバカにしてましたよ、それに向かうしかないということをもう一方の極端ゼロコロナ政策の破綻で中国が教えてくれました。いち早く気づいたのがイギリスやの欧州(ひとえに手間がかかる割に効果もない、おまけに大金がかかるからでしょう)、そんな乱暴な政策変更を採るに取れない日本、ワクチン作ったら儲かるからそっちはそっちで押しといて表向きは知らん顔(トランプが吠えていたでしょう)をと使い分けてたアメリカと多様な対応。行政は6回目7回目とワクチン射たせようとしてます、但しその時は保険で。いったいこの3年間でどれだけの大金注ぎこんできたんです?

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張所

2022-12-24 08:30:10 | Weblog

岸田さんが言うてました、防衛費の増額は端的にミサイルを買うためだ、その支払いを孫子の代に押し付けるのではなくて現役世代にも請け負ってもらうための増税だと。うむ、はっきり言うてくれるはいいことなのでしょうが、やはり岸田さんが言うと何か違和感が漂いますね。こんなことは安倍さんしかできぬのだろうと勝手に思ってることと、ハト派宏池会の弱っちさの象徴のような岸田さんがまさか(強面古賀さんとは違います)という先入観が合わさってのものでしょう。ウクライナ事変を見ながら、台湾有事は日本の有事との安倍さんの遺言が頭に響いて、一方で国債で賄えばいいと言うていた安倍さんの向こうを張る意向もあったんじゃないですか。聊か悲しい決意のようなテイストですが、ここは張り所と心得ているんでしょう。頑張れ!ですか。

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鼻白

2022-12-23 08:29:32 | Weblog

北海道の知的障害者施設でカップルに対して不妊処置を要求していたと施設長らが会見の場で吊し上げられてましたね。ああいう会見の場を設けるんですから施設長も主義主張があったのでしょうが、事実堂々たる態度でした(横着とも言いますが)。子供ができてあなたたちは育てられるんですか?この施設にはそこまで準備はないし、他の誰が面倒見てくれるのか?だからああいう対応してきたと言うてました。何が悪い?との態度言い方でしたね。うむ、真っ当な論ではあるけれどもああいう言い方物言いは反発喰らうなぁと聞いてました。案の定天声人語が21日に叩いてました。施設入所者による出産や子育てをそもそも想定してないということを知って驚くと書いてます。外野がどんな正義振り回してもできぬことはできぬのです。後々の面倒を避けるためにという安直さが人権問題なんだと怒るのです。ふむ、正義ですねぇ。結婚や同居を望むカップルは本当の気持ちを伝えられたのか、とも。正論です。そしてこういう朝日的な正義の味方論PC原理主義にはいつもながら鼻白みます。

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見目

2022-12-22 08:28:31 | Weblog

ゼレンスキーさんが訪米してバイデンさんと会見してます。公式の会見場ですが、ゼレンスキーさんはいつものモスグリーンの戦闘服姿でした。昨夜の報道1930でプーチンと彼との見せ方の差、アピール度の差を指摘してました。ゼレンスキーさんはいつもの服装で最前線の兵士を見舞う、かたやのプーチンさんはモスクワの宮殿でウクライナで占領下の州知事だかを呼んで表彰してました。どちらが士気を高めるかとか評価してました、それは素人にもわかることでしたが、二言目にはゼレンスキーさんは俳優出身だからこういうことはうまいだろうと誰もが枕に振りますが本人はもううんざりでしょうね。もちろん演出するスタッフが自国にもいるだろうしNATOからも派遣されているとのことでした。そりゃそうでしょうね。厭戦気分を和らげる、士気を高める、愛国心を煽る。言う所の情報戦です。最新兵器のパトリオットを供与するということでした。バイデンさんはpatriotをペイトリオッツと発音しているのに、どうしてパトリオットと表記するんだ?と不思議です。フットボールチームはペイトリオッツと呼んでいるのに。こういう所は頑固なんでしょうね、はじめにこう呼んだから変えないと。よくあることですけれど。

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