柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

理想

2009-04-30 08:21:35 | Weblog
インフルエンザ、WHOの警戒レベルが phase5 に上がりました。アメリカで死者が出たからです。アメリカだからこうなった、というわけでしょうが(例えばコスタリカとかペルーとかだったらこんなに早く変更されたかどうかという天邪鬼です)、パンデミックだと宣言したということです。あなたの近くにも早晩行きますよとWHOが言ってるわけです。そうですか。ここは世界の防疫機構、防疫機能をとくと見せてもらいましょうという場面ですね。こんな見せ場はそんなにないでしょう。あれだけ今まで恐怖を煽っていたことが現実化したのです、関係者さん達しっかりやりなさいよ、ですわね。さて、この騒ぎはやがて必ず終息します。新たな感染症はボカンと爆発して終息します。メキシコが終わればどこそこという時間的な違いはあるでしょう、ですから世界中見ればすっかり感染や流行がなくなるまではそのタイムラグ分の時間を要しましょうが、もうすぐメキシコでの流行は終わるのでしょう。ああでもなこうでもないといってるうちに終息して、理由や治療法などの対応策が考案される、そういう流れです。インフルエンザを日本に入れるな。これが第一なんでしょうが、昨日も書きましたがこれは余程に強権発動しなければ徹底はできません。空港で自己申告せずにそのときは発熱もなく検疫をすり抜けた人がたった一人で、何人もを感染させるのです。「感染列島」という映画であった通りのことが起こりえるから、あれだけ専門家やマスコミは不安を煽ってきたのに、現実はあのユルユルです。メキシコからあれだけ帰ってきて、すぐに帰宅させてる。他国の世情不安定による生命の危機から逃れて帰国した人じゃないんです。帰って来てよかったね、じゃないですよね。やがて必ず日本でも感染者が出ます。海外渡航者でしょうきっと。どうした水際?!目に見えてますが、ここを動かしませんよね。ま、高をくくっているんでしょう、死んだって何人のことだろうって。専門家達の知識の役に立たぬこと、正確には役に立てることのできぬこと、改めて実感しますね。理想と現実との差。どうか埋めようと思ってくれよ。です。
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制限

2009-04-29 08:03:24 | Weblog
豚インフルエンザが新型インフルエンザに格上げされて、新聞各紙やTVは一般への教示(こういう時によく啓蒙という言葉を使いますが、私は言葉狩りに大反対する方で長く人口に膾炙されてきた言葉を一方的な正義感やら嫌悪感、マニュアル化した平等至上主義で抹殺することを嫌う者なのですが、この言葉は嫌いです。大衆を蒙昧と前提していますからね。今の時代には少なくともそぐわないと思います)を繰り返します。そして二言目には水際作戦と強調します。一体どこまで徹底されているんでしょうか。パンデミックとやらの横文字で恐怖感を煽る。これまた常套ですがスペイン風邪の惨状を持ち出して不安を煽る。スペイン風邪って1918年のこと、大正7年の出来事です、医療状況ってどんなことだったんですか?死亡者数を書き並べるは無用の脅迫です。きっと今の医療技術があれば死亡者数は1/10、1/100のオーダーで減ったことでしょう。つまり普通のインフルエンザ。インフルエンザで毎年何千何万人と死ぬのですが(正確な数字を知りません)、こっちは問題にしません。インフルエンザを高齢者の死亡装置、つまりこういう病気があるから年寄りから順に死んでいくのだ、そういう大なる力なのだという解釈もあるくらいのことです。年寄りが死んでいくのは仕方ないことだからでしょうね。じゃぁ、今の「新型」はどこが違うのか、どうしてこんなに騒ぐのか。メキシコの死者の死因が全てこのインフルエンザによるものと仮定して、それが世界中に広がるなんて大変だ!、この情報化した世の中です、恐怖も不安も世界中に一気に回ります、こうなると各国政府行政は手を拱くことは許されませんから大声でアナウンスするしかない、そういう流れですか。ですから実態からどんどん離れていきますね、空騒ぎです。いえ、空騒ぎでもいいんです、オーバーにやる分には公衆衛生上、安全管理上は大切でしょう、事が起こらねばそれで成功なんですから。その逆がまずいから行政は大騒ぎするのです。何がまずい?国民の不利益と言うより、後からの非難突き上げが辛いことですからね。もう一つ、若い人たちが死んでしまうという「恐怖」ですか。何年か前のSARSもそうでした、東南アジアでのインフルエンザ騒ぎの時もそうでした、若い奴らが死んでいく。それは免疫反応が過剰過激に起こってしまって自分を傷めつけてしまうのだと説明されることが多いです。ウイルスの毒性が強いものなら年寄り子供のほうが弱いはずですね。若い、強いはずの者が先に死んでしまうというのはウイルスの毒性じゃない、他の要因だとういう説には説得力があると思います。なれば体の正常反応ですから防ぎようがありませぬ。侵入者に対して体が正常に反応した結果が過剰反応となって自らを痛めるものなら、そういう体だったってことですわね。くどいですがスペイン風邪の時代とは違いますよ。今回のような機序(理由)で死んだ若い人たちもきっといたでしょうが、今の時代なら点滴して体力の回復を待つだけで治る人たちの方が多く死んだに違いないです。つまりウイルスの直接の毒性による死因ではない、二次的な(インフルエンザに罹って弱った体が、別のばい菌によって肺炎になったり別の病気を併発して死に至らせる)死因が多かったに違いないです。こんな流行もあったのよ、という歴史的な意味しかないことと思います、スペイン風邪は。で、水際作戦です。これどこまで徹底されるんでしょうね。こういう時に問題になるのは、いかに国民が非常事態における自由の制限を許容できるか、制限されることを諾するかというレベルでしょうね。裏返せば、政府が(国が)どこまで国民の自由平等を制限できるか、どこまで制限できると考えているか、です。歩いている発熱者を捕まえて隔離するなんて行為に対して、する側とされる側がどこまで共通認識持っているのか。する方がおっかなびっくりならされるほうも腰が引けます。する方が居丈高なら、される方は反発しましょう。こういう時にはこういう処置措置は仕方ないのだと考えるほど、国民が成熟していましょうか。する方にそこまで安全意識が高かりましょうか。と言っている間にどんどん飛行機はやってきて、海外から人や荷物が入ってきます。水際水際と言えば言うほど不備不足が露になるという皮肉ではあります。権利には義務が伴うのです。全体の利益の為には個人の自由は制限されるのです。ここのところ、ちゃんと理解されていますか?
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水際

2009-04-28 08:21:55 | Weblog
さてさて豚インフルエンザ(この名前どうにかなりませんかね、何だか中華料理の響きがします)、噂や風説のレベルから流言飛語のレベルに上がりそうです。ちょうどWHOがphaseを3から4に上げたように。アメリカが非常事態宣言しました、今朝早くに舛添大臣が原稿読んでました、日本も大変なことですと宣言しますって。どうして日本の政治家を初めとして人前で話す奴ら達は言葉を大事にしませんかねぇ。キッと顔を上げて前を見据えて聴衆の顔を見て話せない奴ばかりです。原稿ばかり読んでる。たったあれだけの短い文章を覚えられないんですから、トホホです。それは措いて。NHKに頻りに出てくる学者(東北大教授)の解説や説明聞きながら、ああ、流言飛語の大元はここなんだなと思うことです。司馬遼太郎か誰かが喝破していましたが、日本の専門家達は素人の質問や指摘に対してまず「そんなことできない」と言うんだそうです。この人もその通りで、わからない、わからないの連発です。メキシコで多く死んでいるけれどそれがインフルエンザだけが原因なのかどうかわからない、このインフルエンザがどこから来たのかはわからない、この先どうなっていくのかはわからない、などなど。そんなこと言われずとも想像つきます。いきなりインフルエンザが名札つけてやっては来ないでしょう。こっちも、いきなり一から十まで正体突き止めろなんて言わないんです、今こうしているうちにも広がっているんだろうこの状況に即した反応してくれ、それだけ恐怖心煽るのならそれに見合った対応してくれといううだけです。国境封鎖などはもう遅いんだそうです、WHOはそう言ってます、つまりそれだけ広がっちゃったってことです。じゃぁ、まだ感染者がいない(とされている)日本はメキシコからの飛行機、止めればいいんじゃないの?水際作戦しかないなんて口すっぱく言ってる割にはズルズルですよあれじゃぁ、TV見ていると。ワクチンを優先して作りますなんて半年先の与太話すると、普通のインフルエンザワクチンができなくなる、それは困るなんて年寄りの団体が横槍入れたりする。何が大事なのか、ここの指揮系統がないんですね。学者がめいめい勝手を言ってる。おまけに水際が一番ユルユルと来て。今に日本にも出ますよ。でも大した奴じゃないんじゃないんでしょうか。と、天邪鬼は楽観的に。さてさて。
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成長

2009-04-27 08:19:01 | Weblog
民主党の河村さん、名古屋市長です。この人、民主党の中でも異色で、何度も党首選に出てその都度落ちて、結局小泉さんのようには行かなかったのですが、TVへの露出もその言動の面白さ(およそ民主党らしからぬ物言い、物腰)から多かった人です。TVでは名古屋弁丸出しでやる人でした。語尾は標準語でもイントネーションが名古屋。~だぎゃぁとまでは言わずとも~だわなとかのあのイントネーションです。それが受けてた人です。尤も、確信犯でしょうが。名古屋人はこっちを選びました。とはいえ、選挙相手を全く知りませんからこっちもあっちもない話なんですが、この選挙、明らかに個人を選んだ結果なのに、マスコミは民主党が自民党に一矢報いたとか小沢献金問題が沈静化かなんて見ます。違うでしょうにね。河村さんも迷惑な話なんじゃないんでしょうかね。どれだけ民主党から資金援助があったのかは知りませんが、今の執行部にずっと反発してきた人です。鳩山さんなんかと合う筈がない(外から見ているだけですが)感じの人です、応援に来てもらっても・・だったでしょう。この人ならはっきり「要らん」と言いそうですが、まぁそこは微妙な選挙心理下のこと、できれば穏便になんてことだったんでしょうか。とまれ、この人が選ばれたという事実。国政への影響なんてことじゃなくて、市井の人々の閉塞感を表すのではないのですか?千葉県知事選もきっとそうだったんでしょう。不景気の何のと重苦しい世情がずっと続いている中、一発やってくれ!という期待と山っ気、射幸心というのか大衆心理というべきか。時満ちて人来る、ですか。
 軍艦島の報道が重なります。あんな狭いところに五千人も住んでたという事実。海底深くにもぐりこんで石炭掘り続ける肉体労働。九州の炭鉱の劣悪な労働環境を書いた本を何冊か読んだことがあって、そのイメージが大きく被さります。日本の高度経済成長を支えたものは?なんて大上段ではなくて、「人が生きていくこと」を深く考えさせられる歴史です。あの映像には心が止まる気がしました。
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解説

2009-04-26 08:11:23 | Weblog
作家の篠田節子が毎日新聞にエッセイ寄せています(4/25)面白いですよ。「男子禁制!!ロッカールーム」というコーナーです。性差は何故あるのかという生物学者の長谷川真理子さんの講演から書き起こしての話、男をしっかりおちょくり叩きながらの文章は軽妙軽快です。長谷川真理子さんという名も私はこういうジャンルの本の翻訳者としてよく知ってますし(ご自分の著書も多くお持ちなのでしょうがこちらは知りません)、竹内久美子さんと並んでこういう性行動を解明していくジャンルの女性学者として出色の人です。生殖行動はひとえに自分の遺伝子を残そうという目的なのだとか、多くの動物でオスの方が見た目が派手なのはそういう意味があるのだとか説明する、あれです。へぇ~と思いますし、話し方が科学の衣を纏いますから信じてしまうのですが、その説を私は人間の目から見て上手く辻褄を合わせただけの後解釈(あとかいしゃく)だ、物語だと常々思っていて「聞いたんかい?!」といつも突っ込み入れてます。若い頃に、人間とは生殖細胞を継代していくための乗り物(vehicle)だという翻訳本を読んで、なんのこっちゃ?と読みづらかったのを思い出しますが、こっち専門の学者の頭、思考回路はこういう風にセットされていて(こういう考え方ができなければこの業界では生きられないのですが)こちらの頭をそう対応させるに時間がかかりました。つまり遺伝子を中心に据える極論なのですが、人間の体は突き詰めていけば最後にはこれだけが残るわけです。肉体は衰え朽ちるばかり、魂も(あるとすれば)どこかへ行きます、目に見えて残るのは先祖代々継がれてきた(とされている)精子卵子の生殖細胞だけだという事実から説明しなおすと言う手順です。身も蓋もない、説です。この二人の女史もこの思考回路でもってバッサリ斬っていかれるのです。確かにこの考え方は面白いんです。特に男のあれこれの行動が滑稽且つ哀れに見えますから。あれだけ威張ってるのはこうこうこういう理由だとか解説されるとこそばゆいことです。そう、この説は動物の営みはメスが中心で(子を産むのはメスですから)、オスは周りで何とか自分に有利に持っていこうとあくせくしているというのが基本図です。私は男が女に勝るなんてこれっぽっちも考えていませんが、長く男尊女卑であった世界の歴史は厳たる事実、それは社会を形成維持していくためにより重要な性は間違いなく女、メスであることを人や動物は本能として知っていて、その言葉は時代時代によって違っていたのでしょうが女を社会維持に専業させようとする意思の発露としての行動であったのではないですか。その手立てとして男が威張って腕力で持って女を抑えつけてきた。このエッセイにはアシカのハーレムのことが書いてあります。あの環境をどう説明するかには異論もあるでしょうが(私は眉唾と思ってます)、あの種はああやって保持されてきたのです、これは確かなこと。なればヒト種はどうか。昨今の少子化は必ず原因があるのでしょう。そこを考える、生々しいきっかけになれば十分に意味のあることと思うのですが、この説はもともと肉体的にも精神的にも劣っているオス達をより萎えさせる(そこまで言う?)結果になるんじゃないかと、それでなくても草食系かテカテカの下ネタ絶倫オヤジしかいなくなってるオス世界を縮ませるんじゃないか、それはつまりメスたちの選択肢を潰していくんじゃないかと思うのです。男はバカよねぇ。そう、その通り、それでいいんですが、どうかそこで止めておいてください。どうかよろしくお願いしますと、そう思うこと、頻りです。
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正義

2009-04-25 08:10:24 | Weblog
マスコミの集団暴力は続きます。格好の餌食ですからね、相手といいその様態(罪状)といい。嗤い蔑み叩きなじるにはとっても適当です。本人もここは頭下げるしかないですからね。ケツまくる度胸はさすがにないでしょうし、神妙に神妙に。しかし鳩山って兄弟はほんとにバカですね。クサナギ君はバカやってしょうがない奴でしたが、こっちの二人は本当におバカ。弟が確信犯的な馬鹿なら兄貴も言葉だけ丁寧なおバカ。バッサリ斬りたいところですがマ様と空様とにしっかり書いていただきましたので、私はこの辺りで。
 水泳100m自由形で夢の記録が出たそうですが、またまた水着の問題がついて回るそうです。浮力が出るような水着はいけないんだそうです。どうやって線を引くんですかね、その浮力の大小に。前にも書きましたが、他の動力を使わない、生身の体の力での競技、なんですよね。装具をつけた隻脚の陸上選手がその装具による推進力が余計に加わるからなんて理由で一般のレースから除外されたことがありましたよね。そんなナイーブに規制するなら水着もガツンと決めればいいのにと思います。素材から厚さ重さに至るまで事細かに。人間の生の力、なんてのはそれこそすっぽんぽんで走る飛ぶ泳ぐのが究極ですよね。素っ裸で泳ぐのではきっと遅いんでしょうね、これは想像がつきます。走るのは?こっちも違いましょうか。シューズの差でしょうか。出っ張りを押さえつけるのと反発力推進力浮力を加えるのとは違うと思うのですが、そこに線を引けないのでしょうね。そして何より強いのは業者からの協賛金でしょう。規制する人がいるわけですから、そこに金持って行けば曲がるわけです。こっちはきわめて単純。スポーツ界も所詮は規制やルールを巡る金まみれの業界です。妙な神聖視はいけませんや。
 大阪の小4女児虐待死事件。もうこういう事件には慣れてしまって、私もここで何度も書き散らかしてきました、子は親を選べないからなんて謂いで蓋を閉めて目をそらしてきたのでしたが、今朝の天声人語で改めて怒りと哀れみと悲しみを思いました。怖い男が一緒にいる、そいつが殴ってくる、助けを求めるは母親だけなのにこいつがまた男にうつつをぬかしている。学校の対応のまずさを指摘する識者もいますが、もうこういう建前論はやめるがいいです。学校やら行政には何の手も出せません。出せなくしているからです自分たちで。本当にこういう「人でなし」から子供を守ろうとしていないんですから。正義の味方がいないなら、諦めるしかありません。かわいそうだったが、こんな親を持ったことが不幸だったね。次に生まれてくる時は別のやさしいお母さんの元にしなさいね。そう言うしかないじゃないですか。本当に悲しいことです。胸が潰れます。そう思います。
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共振

2009-04-24 08:09:11 | Weblog
スマップ「草食系」と冠されますクサナギ君(簡単に変換してくれませんから片仮名ですみません)事件、公然猥褻罪は刑法上の罪ですから容疑者です。しょっぴかれます。マスコミがわっと飛びついてすぐに食い散らかしてポイ捨てする題材ですが、新聞には識者達が常識人ぶって眉を顰めて説教してます。騒ぎすぎ。女房の感想です、たかが若い男の酒の上でのバカじゃないの。御意。それで終わりです。社会にはこれっぽっちも影響なぞありません。
 日経のコラムに博士号への揶揄謎掛けが載ってます。博士号と掛けて、足の裏の飯粒と解く、そのこころは「取っても食えない」。ううむ。この手の揶揄は何種類かあるんでしょうが、私がよく聞いたのはこうです、いささか下卑て下品ですがお許し下さい、博士号と掛けて陰毛と解く、そのこころは「ないと恥ずかしいが、あっても何の役にも立たない」こっちのほうが座布団でしょう?天声人語には市井の歌人達の歌を載せています。天声人語はこういう題材をよく採り上げます、これがまたいいです。31文字に詰めた思い。沁みます。前に高校生の歌をこの欄で読んで、その感性にびっくりしましたが、こっちは人生の濃さと言うか感情の深さ纏綿さが心に刺さります。子や連れ合いや自分以外の者を思い遣る心、気持ちの丈の高さ。巧まざる表現に人の心は共振するのだとは思いますが、これだけの気持ちをこんな短い文字に詰めるは才能以外に何物でもないとやはり思ってしまいます。自分にできない口惜しさを才能の所為にして慰めてます。しかし、悲しみを詠んだ歌を前にして不遜とは知りつつ思うのです、人の心って優しいんだなと。日本語って、日本文化っていいよねと。これらの言葉に共振している自分の心を嬉しく思ってます。
 
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高給

2009-04-23 08:10:40 | Weblog
天下のJ1鹿島アントラーズ、ルーキー大迫はレギュラーです、こいつはタマでしたね。今年の正月の高校サッカーで得点王になったばかりの「子供」ですが立派な即戦力。清原や田中マー君並みの優れものなんでしょうね。あの平山も(この人は大学行ったんでしたか)カレン何とかも、プロの壁は厚かったのは周知の如く、そこを軽々と越えちゃってます。監督の起用方針もあるんでしょうが、見ていて颯爽。「下でしっかり育てる」なんてのも方針なんでしょうが、華のある奴は「上で人目に晒しながら育て」て欲しいものです。
 奈良の県立病院、産婦人科医師が当直代を割り増ししないのは労基法に違反すると訴えた裁判、奈良地裁が原告勝訴させました。新聞見出しには「医師当直は時間外労働」なんてあって、一見したところ「何のこっちゃ?」でした。当直が時間外じゃなくて一体何が時間外労働なのよ?何々?と読めば、当直代が安すぎるという賃金闘争でした。一回2万円ですって。私は医者ですから相場(と言っても勤務医辞めて17年ですから今の相場からは離れてましょうが)はわかるのですが、一般の皆様にはこの額をどうお感じになられましょうか。そこに(公的機関ですから相当の算出基準があるはずです)時間外の割り増しが加わっていなかったのでしょう。何かの弾みでこの産婦人科医を怒らせる出来事があって、病院事務方と賃金闘争となり、敵さん(県側)が算出基準を盾に、そして今までこうやって運営してきたのだから、みんなそれでやってきたのだからと我慢しろよとでも押し込んだんでしょう、それならと誰かに(弁護士)相談してその算出基準に噛み付いたって図でしょうか。確かにこの当直料は何十年も前から綿々と続いてきたことでしょう。こんなもんだとどの医者も、もちろんこんなに安いの?なんて不承不承の者も沢山いたことでしょうが、ここは(公立は)こんなもんとあきらめてやっていたんです。仕方ないですもの、歯向かったところで。これで安い?そうお思いの方に、20年前の当直料相場をお教えしましょう、民間病院へ行けば当時で3~4万円出てましたよ。これは大阪での話です。医者に夜昼なく働かせたいのでしょう?それならそれなりに評価対応してくださいよ、という話ではあります。でも例の小泉改革とやらでこっちに回る金がうんと減らされて、特に公的医療機関が火の車になっちゃって、人件費こそが出せなくなって、医者がどんどんいなくなっているのは周知の通りです。どこが悪いのですか?社会保障に係る交付金を、社会生活に必需の交付金を削減するという愚策の所為です。医者が突然欲深くなったのではないですよ。高給を突然に要求し始めたのではないですよ。夜昼なく働かせたかったらちゃんと手当てしなさいということです。医者の職業意識ばかり責めていたのでは事は解決しないのです。よろしくご理解いただきたいと思います。
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手順

2009-04-22 08:10:31 | Weblog
ヒ素入りカレー事件林被告の最高裁判決、上告棄却で死刑確定です。合理的な疑いを差し挟む余地のない程度に証明されている、という理由です。相変わらず裁判官達の使う日本語は生硬で翻訳調でわかりにくいこと甚だしいのですが、合理的という言葉もちょっと違和感でしょう?先の大学教授の痴漢事件で(結局冤罪、無罪判決出ましたね)、犯罪と断定するに合理的な疑いのある場合は無罪という判例ができたすぐ後のことですから、その裏返し、合理的な疑いがなければ有罪なのでしょう。疑わしきは被告の利益に、という大原則の裏解釈。ここには反論が吹き出ます。読売のコラムが上手くまとめてくれてます、直接証拠なし、動機不明、本人の全面否定、と揃っても有罪(死刑)になる違和感。状況証拠だけで有罪になるのです。松本サリン事件で一時強く疑われていた河野さん(この人の奥さんはサリンにやられて寝たきりですね)の弁です、私も検察(警察)に締め上げられた、状況証拠は真っ黒だと、そんなことで真実は見えないだろう、こういう判決を危惧すると。確かにそうですかね。法律の本読んでた頃に、民事は状況判断でいいけれど(灰色で十分罰せられるけれど)、刑事事件は真っ黒でなければ罰せられぬとあって、へぇそんなもん、と感心したことがありましたが、つまり刑事事件も灰色でやっちゃうという、いわば画期的なことなのでしょうか。でも痴漢事件と殺人事件とでは重さが違いますわね(当事者にとれば、特に先の大学教授さんにすればとても軽い事件ではなかったのでしょうが)おのずと判断基準が違うだろうと普通は思いますし、だから直接の証拠がなければ罰せられぬという敷居の高さも理解できます。が、一方でそれを遵守すればするほど、裁判自体が長期化して(これもも10年も前の事件です)、その間真犯人はのうのうと生きている、税金で食わせているという結果です。この辺りで一つ流れを画さねばならぬ時だとは思います。そういう意図であれば司法の方針として受け入れるべきでしょう。もうすぐ裁判員制度始まります。こちらへの影響という観点で新聞各紙はあれこれ書いてますが、どうでしょうかね。所詮素人はプロの誘導に従うばかりです。手続きを外せないのですから。ですからこれが司法の意図した刑事事件解決の新手順であればそれでいいわけですね。でも、真犯人が他にいたら、これまたすごい話になりますがね。でも、それでもそれで終わりです。そうですよね。
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一発

2009-04-21 14:56:06 | Weblog
朝いつもの時間に、ブログのメンテナンスとかで打ち込めず、昼に書いています。
 新聞にグループサウンズ「ジャガーズ」のボーカルだった人(岡本信さんというそうです、知りませんでした)が一人寂しく浴槽内で死んでいたという記事です。ジャガーズといえば「君に会いたい」一発のバンドです(もちろんミーハーさん達には別の評価でしょうが)。「若さゆえ~な~やみ~」です、「初めての口づけに~知った恋の喜びよ~」です。でもこの一発で残ったバンドです。あの人は今、ではなくて懐メロ大会に呼ばれるバンドです。スパイダース、タイガースは別格にしても、ああいう番組に呼ばれるのはワイルドワンズであり、カーナビーツであり、パープルシャドーズであり、そしてジャガーズでしたね。ブルーコメッツは早々に井上大輔が死んでしまいましたがNHK好みなんでしょうね、三原綱木がブルーシャトーよく唄ってます。ショーケンは解散後テンプターズのクレジットで出た事はないんじゃないんでしょうか、デーブ平尾が(この前亡くなりましたが)元気な頃には偶にゴールデンカップスも出てましたね、そういう中で名を残しているバンドですからジャガーズはそれなりだったんでしょう。私はあるきっかけがあって、昔のGS(グループサウンズ)の主演映画をDVDで集めた時期があって、タイガーズとスパイダースが双璧、ビレッジシンガーズが3,4本あって、テンプターズとジャガーズが一本ずつだったと記憶します。主演映画があるくらいですから当時売れたんでしょうね。'67,68,69年辺りの頃です。それぞれ映画に筋なんてありません、ペラペラ。ただ売れてる彼らが映画の中で歌うって物語。でもみんな若いから、当時を偲ぶには結構いいものです。この岡本さん59歳ですって。ええ、たった7歳の年上?私が57年生まれですから、この映画の中ではハイティーン?!ジュリーが去年かおととしに還暦ですからね、それでいいんですか?キャーキャー言われてたのが20歳そこそこ。どの時代のアイドルもそうですわね、そう考えれば。ビートルズがアメリカで大成功したのが'64年、ジョンとリンゴが一番年上で24歳です。ううむ、いいのか。いや、もっと自分より年上だろうと思っていたわけです。59歳に驚いたのと、一人暮らしだったという記事に末路哀れ感が滲んだのと、一曲で食っていけるなんていい世界だのうなんて思っていたこともあるのですが新しいことを何もできない、同じことばかり要求されてやり続けるばかりだというのもこれはこれで辛いことだったのだろうなと思い直したことでした。このバンドを生で見ることもなくなりました。このイケメンボーカルだけで持ってたバンドでしたから。合掌。
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