柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

人気

2019-09-30 08:25:13 | Weblog
やはりラグビーにチャンネル合わせます、面白いですから。中継も5Gだとかで気合入ってますから臨場感たっぷりです、通常の日本のリーグ戦中継とは大違い。でもやはり内容です、デカいのがドカンドカンぶつかって弾かれて引きずり倒されての迫力、点の取り合いなんて大味はほとんどないです、大差のつくゲームはありますがそれはレベルの差を感じるいい機会になります。強いチームは守りも強い。だから面白いのですが、昨日はウエールズ対オーストラリアでした、僅差の好試合。昨日キックパスの話を書きましたが、昨日はドロップゴールでした。大概相手チームの大きいのがチャージに飛び込んできます、その一瞬前にゴール狙って蹴る、あのスリルですね。ペナルティーキックのようなセットがない分、そしてあの突然感です。そもそも日本にW杯を誘致すること自体が無謀なことだったという記事を新聞に読みましたが、五輪もそうです、白人が作ったスポーツや大会はいつまで経っても排他的なもんです。で、これでラグビーがメジャーな競技になるだろうと論評する向きがいますが、そんな簡単じゃないでしょうに、女子サッカーなでしこが好例です。有名どころがいなくなるとあっという間に忘れられました。ラグビーも五郎丸が大したことない選手だったと分かって(世界で通用しない)絵に描いた如き尻すぼみでした。今は盛り上がってるし、ラグビー人口は相当にいるのでしょうが、さて今後ですねぇ。
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醍醐

2019-09-29 09:17:47 | Weblog
ラグビーW杯、前回に続いて日本が大金星です。相撲で言うように格下が上位に勝つのを金星と呼ぶのですが、去年は南アフリカ、昨日はアイルランド。観てました。ゲーム後のインタビューで選手が言うてました、日本中誰も信じてない勝利を我々だけが信じてたと。ふむ、そうでしょうね、誰も勝つなんて考えてなかったでしょう。私もそうです、いつ大逆襲を喰らうかと見てました。ここでよく揶揄してますマスコミの神風報道でさえ「まさか」でした。前半に目立ったのはアイルランドのキックパスです。ああそうか、前に出すにはこれかぁと、結構ラグビーは昔から好きで観てましたが初めて気づいた感でした。前には投げられない(スローフォワードの反則)のですが、蹴るのはいい。でもラグビーのキックはハイパントと呼んで陣地を回復するためのものという印象です。時には短く蹴って相手の裏に出すとかあの楕円のボールの特性であるどっちに撥ねるかわからぬ面白さを利用するんだといういわば固定観念があったのですが、サッカーと同様にオフサイドには注意でしょうが、外側を走りこんでいく選手に向けて蹴り出すセットプレイですね。あれには感心しました、日本のラグビーにはないでしょう?そしてもう一つの気づきはペナルティーキックの重要性ですか。トライとコンバージョンで7点ですが、ペナルティーキックは3点。ドロップゴールの方が面白いと思いますが、これはなかなか見られません。前半は向こうがトライで点重ねてくるのをペナルティーキックの成功で離されずについていく。バスケットで言えば相手の3点シュートに、ターンオーバーやゴール下のリバウンドなどでしぶとくついていく、フリースローを落とさない、ですか。もう一つはファウルをしない、ですかね。ここぞの場面のノッコンやスローフォワードは会場埋めた大観衆の溜息を誘ってましたが、ゲームを荒らす反則がなかったですね両チームとも。日本が勝ったから、だけではなくあの試合は名勝負だったんじゃないですかね。ラグビーの醍醐味を十分に堪能させてくれたと思います。醍醐味とは何ぞ?私は単に観衆です、やったことはありません。が、釜石の7連覇、同時期の平尾・大八木の同志社大の隆盛をリアルに見続けてきた(毎年1月15日でした日本選手権)者です、愛好者として述べれば、しっかりしたディフェンス、大男たちの集散の妙です。ぶつかりの激しさ、つまりタックルの美しさです。サッカーも同じことですがやはりW杯は違いますね。何より面白い。レベルの差は素人目にも明らかですから。
 ビートルズの最後のアルバム「アビーロード」発売50年だそうです。ああ、ついこの前にデビュー50年とやってたのに、と思い出すことです。そうですビートルズは実働8年です。たった8年。62年から70年まで。もちろんご存知の方には当たり前の知識ですが彼らはレコードデビューの前下積みが結構長かったのですが、それは措いて。私に言わせればどのアルバムも名盤なのですが、サージャントペッパーズとこのアビーロードを筆頭に挙げる評価が一般的です。アビーロードのB面は(CDの時代にA面B面なんてないですが)3曲目からはひと繋がり、これが画期的だったのです、しかもどれも質が高い。50年前の作品ですが全然古くないです、それは今の音楽がここから派生しているからですね。未だに手本でい続けるビートルズというわけです。50年前の作品が未だに世界中で売れ続けるって他にないでしょう?売れるから製品化されるのではありますが。ローリングストーンズや当時の人気バンドのアルバムも出てくることがありますが、マニア対象になってしまう。この辺りもこのバンドの凄さではあります。
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誘致

2019-09-28 08:26:31 | Weblog
福井高浜原発誘致を巡る市役人と関電幹部との贈収賄事件、いかがですか?別にぃ~。ですよね。こんな話どこにでもあるでしょうに。原発できれば補助金が山ほど降ってきます、誘致する自治体の目的はそこなんですから。それを見込んで金をばらまく、どうぞよしなに。国策とあらば湯水の如くですからね。使っても使っても降ってくるんですから。当地上関も誘致から始まって漁業権やその他の迷惑料でどれだけの金が落ちたでしょう、受け取った人たちの話を聞くとへぇ~をはるかに越えますよ。それだけやってもまだできない。中国電力はまだあきらめない姿勢ですが新設はもう無理でしょう、上関町長も補助金頼みの町政からの脱却を謳ってます、ですから二期続けて町長選は無投票です、対立する理由がないって。それだけ潤うのです、だから呼ぶ誘致する。市長が手を汚さずにと助役や収入役が実務を担う。これもよくある図でしょう。20人に3億2千万、単純に割って1600万円一人当たり。ま、こんなもんでしょうなぁ、これくらい出さねば効かないでしょうし、これだけ潤うのよという提示にもなるし。ま、今更言うても死人に口なしですから、関電側はのらりくらりで逃げるのみですな。つまらん話ですわ。
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代物

2019-09-27 08:22:29 | Weblog
愛知のトリエンナーレ(三年に一度という意味のイタリア語だそうで)、表現の不自由展が三日で中止になったあれです、あそこに文化庁が補助金出さぬ(不交付)と決定したそうです。担当大臣は萩生田さんです、なるほどこういうことにはこの顔がお似合いです。早速河村名古屋市長も賛同の意を表してます。この人がまず噛みついたことから始まった騒動ではありましたから。そして大村知事が目を三角にして、と言うか驚いて取り乱して、裁判に訴えると怒ってます。検閲ではない、単純に手続き上の瑕疵だと大臣は涼しい顔ですが、どうなりますか。何でも総予算が12億円、文化庁からの補助が7600万円、名古屋市からは協賛で3000万円だそうです、もちろん河村さんも出さんでしょうねぇ。それにしても12億円ですか、こんなもんですか?そんな所に昭和天皇燃やしたり、慰安婦像並べちゃダメでしょうねぇ。で、新聞の扱いがまた違うこと、まず朝日、一面トップ、めくって二面に半分とって、社説で叩き、さらに最終面(三面)でも採り上げる。よほどに腹が立つことなのでしょう。毎日は社説で書きますが、他紙はベタ扱いとは言いませんが普通の記事です。公共の場だから、行政から補助を受けてるから良いいけないではなくて、もっと常識的な判断でしょうにね。昭和天皇の写真を燃やすなんてことが芸術として許されることじゃないでしょう。もちろん芸術、アートの定義の問題でしょうが、普通に見に来る人を不快にさせるような展示はどうなんでしょうねぇ。そういうのを見に来る人相手じゃないですからね。でも、アートとはそうやって人を驚かせ不快にさせるものだという定義を読んだこともありますから、定義云々では論議にならないのでしょうが。でも、国が金出す代物じゃないですねぇ、普通に考えて。
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天網

2019-09-26 08:28:00 | Weblog
何日か前に朝ドラ話題の中で貫地谷かおりと書きました、しほりさんの間違いでした。調べればわかることを、いつもの思い込みでした、訂正します。
 How dare you? と国連で言い放った16歳少女のことを昨日書きました。先にノーベル平和賞を受けたマララさん(でしたか。また調べずに書いてます)のああいう場での喋りとはちと違う印象でした、原稿読み読みでしたが目を見開いて言い放つ感、観。今朝の新聞に記事がありました、精神疾患のある少女が左翼や活動家に唆されての仕儀だと米FOXであるコメンテイターがやったそうで、それはそれで非難浴びてるそうですが、この少女はネットか何かで自分がアスペルガー症候群であると載せているそうです(発言後は他の文章に差し替えられているそうですが)。ああ、そうかい。そりゃ食いつかれるなぁ。となるとあの冒頭のセリフのニュアンスもなんだかわかるような気がします。場を弁えぬ乱暴な謂いだったのではないですかね。昨日書いたように英語のニュアンスはわかりません、あくまで推測です。自閉症は決して珍しいものではなく、話題にするとすぐに差別排除のPC網にかかるのです。微妙。ですね。
 増税間近です。TVは面白がって日付の変わる時刻の買い物を話題にしてます。10月1日の午前零時をまたいでの買い物です。答えはいつレジを打つかで決まるそうです、通販の場合はいつ注文したかではなくいつ発送されたかで。それだけの事ですが、あれこれ細かい設定して面白がってます。勝手にすればいいですけれど、普通に暮らしてる人はそんな時間に買い物に行きませんから。
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一石

2019-09-25 08:25:34 | Weblog
How dare you? 初めて聞きました。dare って、受験英語にも出てこなかったでしょう?私のような英会話に不自由しているものには、つまり口語に疎い者には初出でした。辞書引きましたが却ってわからない。英語独特の使い方、つまり日本語にない使い方する単語、marry miss let の類。16歳の少女が言い放つ、そのニュアンスがわかりませんが、よくもそんなことが言えるな、という意味だそうです。罵詈の方なのか、もっとおとなしいニュアンスなのか。彼女の投じた一石がどう波紋を呼ぶか。それにしても小泉大臣の軽いこと・・。
 茨城の家族殺傷事件、この手の事件は見ている方も慣れてしまって、あの無傷だったという長女は?ぼちぼち証言し始めている怪我した長男は?と勘繰ります。外に不審なスリッパが落ちていたりそれなりの進行ですが、どうなんでしょうねぇ。
 西武優勝です。最終盤で滑り込むってのも劇的でしたが、ソフトバンク、ここでの千賀の不調が痛かったですね。やっと帰ってきた柳田も存在感なしでした。が、去年のこともあります、セパともにリーグ優勝したチームがCSで負けましたからね。西武はここからが気合の入れ直しですか。
 ラグビー、もう一つ知りました。またイギリス話題ですが、アイルランドはアイルランド島として出ているんだそうです。北アイルランドはUKの一つです、国境があります。そうかぁ。ラグビーとサッカーはこの二島の歴史を教えてくれるわけです。勉強になります。
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高説

2019-09-24 08:27:07 | Weblog
今後TVドラマ張りに school lawyer 学校弁護士を置く方針だそうです。なんとかカウンセラーでは飽き足らず、です。教員だけでは対応できぬからという理由でしょうが、じゃぁ教員の仕事って何?ですね、そもそも論です。 弁護士置いて、何か問題が起こるたびに法律に照らし合わせて・・・先が見えますね。それでなくても今の学校は事なかれの安直に流れ流れているのに、さらに棹差すことになります。事前に事前にと予防線を張って、何もできなくなりますよ。大丈夫かいな。バカ親対策いじめ対策、校長教頭の管理職の能力でしょうに。
 千葉の大停電問題、朝日新聞が社説で再びご高説です。復旧がゴールではない、との見出しで、言いたいことはこれだけでわかるとはいえ、中身は後出しじゃんけんのオンパレード。状況がつかみ切れぬ、過去に例のない被害からの復旧なのに、過去の経験をもとに対応したから遅れた、と難じてます。おいおい。どうすればよかったんだじゃぁ?想定外の被害には準備外の対応しろと?ついでに無電柱化や電源車・小型発電機の必要性も並べて。まぁまぁ、自分の仕事じゃないから言いたい放題です。安全供給が使命という電力会社の言葉が試されていると〆て見出しに繋がります。いい立場ですねぇ高みの見物です。それにしても森田県知事の情けなさはどうです?千葉県民は見限ったでしょうなぁ、危機管理が全くできない。マイクの前であのフニャフニャはどうにもなりませんわ。そう思われませんでした?
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仮名

2019-09-23 09:37:29 | Weblog
朝ドラ最終週です。今回のも十分に面白かったです。ヒット作が続きます。いつ外れるか、却ってこちらの興味の方が強く、です。いえ、毎回初めは皆(そうでしょう)眺めているわけです、どうしても導入部は様子見です。で、どう引き込んでいくか。NHKです、キャストは贅沢です。初めはキャストのキャラに引っ張られて、やがて筋に吸い込まれる。今回は百作目記念とかで過去の朝ドラヒロインたちが多く登場してます。浅茅陽子に始まって松嶋菜々子、おしん、沖縄の人(名前が・・すみません)、貫地谷さおり。銘々適材適所の態でした。どれも見てましたからファンとすればそれぞれに楽しみ方があったわけでした。で、来週から新作です。なんでも働き方改革とやらで今次から土曜日の放送がなくなると記事にありました、つまり製作本数を減ずると。ま、これも時代の波ですが。
 産経新聞に仮名交じり表記への批判文が載ってます(正論)。飛翔を飛しょうと書くNHKへの非難。このことは私もよくここで噛みついていたことです。拉致をら致、罹災をり災と書く類。せっかくの漢字文化を何と心得る!大賛成です。ひとつ新たに知ることもありました。障害者です。害の字がいけない(傷つける)として障碍者とか障がい者と書き直す風潮が広まっててPC(パソコンじゃないですよ)の安直さを非難していたことでしたが、この人に言わすと逆なんですね。そもそもが障碍者なのだ、それを碍の字が常用漢字から外れたから害の字を充てたのだと。障碍があって車椅子に乗っている人になんの害があるというのですか、と本文です。なるほど、順が違うのか。こんな話は初めて聞きました。害の字がいけないというPC理論が前面ですから。勉強になります。
 女子ゴルフ、スマイリングシンデレラ渋野が最終日8打差を逆転して優勝したと大騒ぎです。うむ、それはそれで快挙だったのでしょうが、そればかりです、渋野を写すばかりです。抜かれた者がいるのですね。スコアみると二位が上田桃子です。彼女の後ろ姿も流れませんから。宮里藍らと鎬を削った選手ですね、よく露出してた人です。はぁ、栄枯盛衰とはこのことかと思いますね。渋野の世代は畑野とかもっと実績のある選手もいますがこの明確過ぎる差別ですな。カメラ写りとか派手さとかTV向きとかあれこれ要素はあるのでしょうが、ちやほや持ち上げて落とすはマスコミの常套で。僻みやっかみ足引っ張りのドロドロに引きずり込まれるも強い者の宿命でしょうが、これからですなぁ。
 ラグビーW杯、面白いですね。やはりレベルの違うゲームです。まずデカい、本当にデカい連中ばかり、それがガツンガツンぶつかる迫力です。ああ、これが醍醐味かと気づかされるのは、倒されても倒されてもガンガン前に出る正中突破を繰り返す、ここぞの場面でサイドに振る、あるいは間隙を縫う。これが基本なんでしょうし、この面白さです。日本もこれに忠実なんでしょうが、いかんせん思うように前に出られない、そしてじれてノッコンノッコン。昨日はアイルランドとスコットランド戦でしたが、面白かったです。もう一つ、ラグビーとサッカーだけの特徴です、イギリスがいない、一国から三チームが出て来るんです、イングランド、ウエールズ、スコットランド。歴史的慣例であってどうこうではないですが、スコットランドの離脱騒動や今次のブレグジットを図らずも解説してくれる、UKの意味を教えてくれるわけです。
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自然

2019-09-22 10:49:16 | Weblog
東電旧経営陣強制起訴裁判、承前。しつこくてすみません。天声人語、サンデーモーニングで採り上げられていて、私も改めて気づいたことがあってまた書いてます。一番怒っているのあの原発事故で入院先からの退去(避難、転院)を余儀なくされ、その途中であるいは転院して間もなく死亡した人の遺族です。その人は生きてます(もちろん)、今も避難生活しているのかどうかは知りません。故郷を追われて知らぬ慣れぬ地での生活を強いられている人はまだ多いのでしょう、その人たちも原告に加わっていましょう。でも、TVがマイク向けるのは遺族たちです。あの強制避難がなければ死んでなかった。そこにいた医者や関係者も「そうだったろう」と肯定します。東電以外に原因はないじゃないか、と叫んでます。ううむ。そこに原発があって果たして事故が起こって放射線が漏れて放射線被害やその後の停電断水による悪影響とここから動かす(転院させる)危険とを秤にかけての決定だったとの因果環境はその通りで、事故がなく動かさないであのままでいたら死んでなかっただろうという推測は立っても、あの時は大事故が起こったのです、その後の決定に皆従ったのです、あの選択が正しかったのです。そこに立たねば話ができぬことでしょう。誰も言いませんが例えばあの時の菅さんや枝野さんの避難命令に誰も従わなかったとして、放射線被害がどれだけのものだったか、です。人がそこから逃げなかったらそれなりの日常は維持されていたでしょうし、福島原発が動かなくなったからと言って北海道の時のように一斉停電にはならなかったんじゃないですかね。でも皆逃げた。命令ですからね。あの命令が必要だったのか(正しかったのか)どうかには誰も言及しませんよね。強制避難させられた者の身にもなれ!という同調圧力は甚大です。原発は安全だと信じていたのはそうでしょうが、そこには想定内外の反論がある。15m津波の警告を恣意に受けなかったという非難にも、あれだけの大津波にただ高さだけを満たした壁が役に立ったかどうかは甚だ疑わしいという反論がある。もっと低い、その分基礎が頑丈でしょう、防潮堤がどこかの港で根こそぎ倒されてましたよね、役に立たなかった。でも建ててなかったことが事実ですからそこを責める。どこまでも仮定の話。それを天声人語は書いてますが、論点をすり替えます、鈍感だったと。危険認識に鈍感だったと。ふうむ、結果的に遡ればそうでしょうが、どれも後出しじゃんけんです。弁護側の弁護士が斜に構えて嘆いて見せてました、絶対的な安全性まで求められていないなんておかしいというくだり、天声人語が「事故前の法規制は、絶対的安全の確保を前提としていなかった」との判決理由を教えてくれてます。自然現象に絶対的な安全なんてない。そう読むのが常識的な判断でしょうし、それは誰もが身をもって受け入れていることでしょうに。大地震大津波は自然現象ですわ。東電の所為じゃないです。だから予見可能性という争点なのですが、備えくらいしておけ、それがたとえ役に立たなかったとしても、という感情論になってます。そして天声人語が言う如き鈍感敏感論。引きます、「当局も専門家も電力会社も、原子力業界全体が安全に鈍感だったので、3人だけを責められない。そんな理屈で責任者を消してしまう手際は手品のようだ」。誰かを悪者に仕立てて謝罪させて留飲を降ろす、世間はそれを求めるので、どんな些細な事故事件でも早々に組織の長がカメラとマイクの前で頭を下げるマニュアルです。それが危機管理だと。正義の味方のマスコミは謝るまで叩きに叩く。謝ればさっと引く、被害者感情などどうあれ。謝罪の場や裁判の報道は過剰に煽るくせに、その後は知らん顔するのみ。被害者弱者に寄り添う振りをして、行政や企業を叩くだけ。サンモ二のコメンテーターたちの言もそこから外れません。言うだけなら楽なことで。自然畏るべし。ここをもっと強調すべきでしょう。違いましょうか。
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基本

2019-09-21 08:26:07 | Weblog
ラグビーW杯始まりました。格下のロシアに勝つには勝ちましたが、素人目にもあれじゃぁ上には勝てないですね。南アフリカとのテストマッチもそうでしたがノッコンの嵐。まぁ落とすわ落とすわ。最初の失点はパントを受け損ねてのものでした。おいおい。緊張してボールが手につかぬとごまかしてましたが、いいえ、下手なんでしょう。そしてバスケットで言うノールックパスや意表を突くパスをTVは採り上げます。基本の下から投げじゃなくて頭越しとかのあれです。アメフトのような股を通すパスもよくTVに流れますが、あれがポイントなんて勘違いしちゃだめですよと、わかったように苦言を一つ。
 埼玉の小4男児殺人事件、最初のTV報道具合から私たち夫婦はすぐに父親じゃ!と言うてました。その後10歳年下の再婚義父だと晒されて絶対じゃ!と。女房は小4生にもなったら殺されるときの絶望感が悲しかったろうと嘆いてました、きっと義父であることをなじられたんだろうとも。そのままでした。なんともステレオな犯行。子どもに腹立てて(立つことはありますが)殺してどうする?です。こういう常識の通用せぬ者がああなたのそばにもいるのですよきっと。怖ろしいことではあります。
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