ケーキ嫌いでしたが…

今日、チーズケーキを作りました。

以前は、午後のティータイムのスイーツとして、
作ったチーズケーキをそのまま切って食べていました。
でも今は、デコレートして食べることが多くなりました。
我が家では、『デコケーキ』と呼んでいます。

私は子供の頃からケーキが食べられませんでした。
むしろ嫌いだった…と言った方が合っていると思います。
食べるとは吐き気さえ感じていたのです。

その当時は、今の生クリームケーキではなく、バターケーキでした。
昭和４０年代頃までの一般家庭では、ケーキは特別な時…だけのもの。
お誕生日とか、クリスマスくらいですから、年に数回だけでした。
しかも豊かではなかった我が家ではお誕生日にはケーキはなく、
クリスマスにケーキをいただいたりすると、家族で分け合って食べていました。
そのケーキがバタークリームの時代だったのです。

私のケーキ嫌いは、その頃から始まっていました。
私が社会人になった頃は、お友達と喫茶店に行ったりすると
社会人になったという実感を味わいたかったからでしょうか、
みんな、ケーキとコーヒーを注文しますが、私はコーヒーだけでした。

そんな私が、今では毎日…と言ってもいいほどケーキを食べています。
糖質制限をしていますので自家製ですが、生クリームを使ったケーキで
昔のケーキとは違ってとても美味しくて、ケーキ嫌いは棚上げです。

我が家のデコケーキは、チーズケーキをホイップやカスタードクリームなどで
デコレートしたものです。
切り方やトッピング、コーティングに変化を付けるだけで、
違う味や食感が楽しめますので、最近はよく作るようになっています。

そういえば、最近はバタークリームケーキの人気が出てきていると知り、
ちょっと驚いたのですが、バターの品質が良くなっていると思います。
昔のバタークリームケーキは、口の中にべっとりと絡みつくようでしたし、
臭い(香りと言うべき？)が好きになれませんでしたが、
そうしたことも改良されたのでしよう。
今人気が出ているバタークリームケーキは、昔のそれとは比べ物にならないほど
美味しくなっていることでしょうけれど…、
私としては、自家製のケーキで十分満足しています。


　こんな感じに仕上げることが多いです。
　中は、カスタードクリームやホイップを層にしています。