築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

今季初入荷!京都伊根の養殖本マグロ!!

2013-11-21 09:22:33 | Weblog
今日も近海の天然本マグロは非常に少なく、
僅かに出ていた大西洋のカナダ産は
もーとんでもない値段。。
本当にこうなると、生マグロの相場というのは
手がつけられなくなります・・・(;;)

最盛期に比べても2倍、3倍は当たり前!!
しかも、魚が良くて高いのならまだ納得ですが、
最盛期に比べればだいぶ良くないにもかかわらず、
値段だけはバカ高い・・・
そう考えると、1年中食べられるマグロではありますが、
産地単位で考えると時期物なんですよね~(^^;)


そして天然が少なくなってきたこの時季になり
いよいよ出てきましたよ!

『京都・伊根産の養殖本マグロ!!』



すっかり有名&ブランドになっている
京都伊根の養殖本マグロ!
すでにご存知の方も多数だと思いますが、
この伊根の養殖は春の境港の旋網漁の日本海マグロを
そのまま京都や隠岐の島まで運び、
この時期~冬の間にかけて網に入れて養殖しながら
出荷されてきます!
と、いうわけで養殖と言っても「半養殖」ですね(^^;)



日本近海でも奄美大島や鹿児島、長崎、などの
南の地域での国産養殖は多数ありますが、
日本海の京都や隠岐の島などの比較的水の冷たい海域
での養殖はここのマグロだけではないかと思います。
その水温のおかげか??はたまた養殖の技術がすばらしいのか?
この伊根の養殖だけは、築地場内の『上物師』といわれる
特に良いものだけを扱う仲買さんも、
天然が切れてしまった時などには代用品として扱っています!!

要するに・・・そんなクオリティーのマグロです(^0^)


これから冬の時期はますます天然の本マグロは減ってしまう季節!
競り場の中ではすっかり地位を築いている「養殖物!!」

もう・・・『養殖なんて~』なんて言えなくなりますね~(^^;;)


明日もどうでしょう・・・
少ないと思いますが、連休前なんですよね~(汗)