田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道低山紀行 70 礼文岳(489.8m)

2017-06-20 17:14:05 | 北海道低山紀行 & Other
 小さな山だと思っていたが、なんのなんの…。アプローチが長いのだ。しかも登山路は途中で2度ほど大きく下る個所があっため、登山にけっこうな時間を要した。しかし、礼文島では最高峰なだけに山頂からの眺望は見事だった。 

               
               ※ 礼文岳登山の概念図です。図では「ニセピーク」と称しているところを、私は「にせ頂上」ど呼称しました。

 フェリーターミナルのある香深(かぶか)地区から路線バスで約20分、登山口のある「内路(ないろ)」という地区でバスを降りた。バスにはトレッキング客が大勢乗っていたので、何人かは一緒に登るのかなと想像していたが、案に相違してそこで下りたのは私一人だった。
 バスを降りたところに立派な案内板が立っていた。
 その横に鉄製の階段があり、山には不似合いな登り始めに違和感をもったが、すぐに自然道になった。
 ところがその自然道に雑草が生い茂っていて、この先どうなるのだろう?と心配したが、まもなくそんな心配は杞憂に終わるほど登山道は整備されていた。

               

               
               ※ 礼文岳登山は写真右端の階段を上がるところから始まりました。               

               
               ※ 上り始めの雑草が生い茂っている様子にはちょっとびっくりしたのですが…。
               
 最初は海辺から一気に高度を上げ、眼下に内路地区の小さな漁港が目に入るようになった。そこを登り終わると、平坦な道にかわり淡々と森の道を往く感じの登山路となった。
 登山道わきには聞いていたほど花は多くなかったように思った。(花に関心が薄い私だから目に入らなかったのかもしれない)
 私が目にした花はキジムシロ(?)、ハクサンチドリ、オオバナノエンレイソウ、そしてここでも非常に目立ったマイヅルソウくらいだった。

               
               ※ 登山路をちょっと上がると、内路集落や港が見えてきました。
               
               

               

               
               ※ これはキジムシロ(?)

               
               ※ ハクサンチドリ

               
               ※ オオバナノエンレイソウ

               
               ※ 繁殖力旺盛(?)なマイヅルソウ

 淡々とした林の中を往くと、やがて少しずつ傾斜がきつくなったと思ったら第一見晴台となって見晴らしがようやく良くなり、遠くに礼文岳山頂も望めるようになった。
 そこからはようやく斜度もきつくなり始め、登山らしさを増してくる。

               
               ※ 時にはこんな岩場もありました。

               
               ※ 第一見晴台から見た礼文岳山頂です。

 けっこうな岩場も経て25分後に、地元の人が「にせ頂上」と読んでいるピークに到達する。なるほど登りきったところではあるが、もう一つのピークが見えているので、「にせ頂上」と呼ぶには無理があるようにも思われる。
 その「にせ頂上」から、一度急激に下りた後、最後の登りを登りきると頂上だった。
 頂上は小さな草地と岩場からなっていた。
 天気に恵まれ、360度全島が見渡せる眺望だった。利尻山の山頂付近が雲に覆われているのがちょっと残念だった。

               
               ※ にせ頂上からこんな岩場をいったん下りて…。

               
               ※ 山頂はもう直ぐです。

               
               ※ 礼文岳の山頂標識です。

          
          ※ 礼文岳山頂からのパノラマ写真です。

                                         
 私が山頂で憩っていると、私より年長の方が登ってきた。山登りのベテランのようだったが、「やぁ~、アプローチが長くて、思っていたより苦労しましたねぇ」と語っていたが、私と同じ感想だったようだ。この方は鹿児島からやってきて北海道の山を登っているとのことだった。
 標高だけではけっして測れない、山の奥深さを教えてくれた礼文岳だった。

【礼文岳〈内路コース〉 登山データ】
標 高  489.8m (標高差 485m)
駐車場  登山口に乗用車が10台くらい駐車できるスペースがある。
行 程  ※ グランドシニアの足とお考えください。
     登山口→(70分)→第一見晴台→(25分)→にせ頂上→(15分)→礼文岳山頂→(100分)→登山口 
時 間  上り(1時間50分)  下り(1時間20分)  ※ 休憩時間含む
天 候  晴れ、微風
登山日  ‘17/06/16


帰宅

2017-06-19 19:56:45 | 道内の旅

 稚内からおよそ350キロを約6時間かけて、先ほど帰宅した。予定とはやや違ったのだが、私自身にとっては充実した5日間の旅だった。

          
          ※ 日本海オロロンラインとは、小樽~稚内間を指すようだが、もっともそれらしい風景といえるのは、天塩~稚内間であろう。
            写真のように人工的な造営物が何もない風景が延々と続く様は見事である。 
          

 当初の予定では、本日は利尻島観光の予定だった。
 ところが! レンタバイク or レンタカーを利用するには免許証が必要なのだが、免許証を稚内に駐車した車においてくるという失態を演じてしまった。
 周遊観光バスを利用する手もあったのだが、どうも純な観光客になることには抵抗があり、利尻島観光は断念することにした。

 となると、帰心矢の如しである。
 私の中では、この旅最大の目的であった利尻山登山を果たしてことで、すっかり充足感に満ちていた。妻からかかってくる毎日の安否確認コール(けっして“帰れコール”ではないのだが…)も私を後押しした。
 結局、利尻島発一番フェリー(8時30分発)に乗船し、帰宅することになった。
 旅の構想としてはもう一つの山を、ということも考えてはいたのだが…。

 車中の6時間、今回の旅を振り返りながらのドライブだった。
 明日からのレポは、もちろん礼文岳登山、礼文島フットパス、利尻山登山のレポがメインであるが、その他にもテーマがいろいろと思い浮かんだ。
 それらもレポできたらと思っている。テーマとして今思い浮かぶのは…。
 ◇離島のコンビニ事情 ◇赤いレブンアツモリソウ顛末 ◇一杯の水 ◇民宿のおかみ ◇著名登山家 山田淳氏との出会い ◇日本海オロロンライン ◇村祭りの風景 などなどである。これらの話題も、例えば「利尻回想」と題してレポできたらと思っている。

 明日から数日、この旅全体を振り返ってみたい。


利尻山登山

2017-06-18 18:59:31 | 北海道低山紀行 & Other

朝5時05分に3合目登山口から登山を開始し、15時40分に登山口に帰り着きました。
山頂で40分間休んだ以外は、各合目で小休止を取っただけ。
行動時間、実に10時間!精も根も尽きてしまいました。
詳しくは帰宅してからレポします。
今夜は早々に寝ることにします。



*写真は下山時に8合目まで下ったときにちょうどフェリーが出航したところを撮りました。


利尻山々頂にて

2017-06-18 11:09:03 | 北海道低山紀行 & Other

標準時間を大幅に超過して、なんとか利尻山々頂に立ちました。
天気は快晴、眼下に少しだけ雲が浮かんでいます。
しかし、風が非常に強いです。
利尻山は想像していた以上に手強かったです。昨日、一昨日の疲れが十分に取れていないことも影響しているのですが…。
ともかく山頂に立てたことで一つ目的を達成することができました。

疲労困憊なので、下山に十分注意します。

写真は、昨日フェリーから撮ったくっきり利尻山と、長官山(8合目)から撮った利尻山の山頂部、そして山頂から下界を撮ったものです。この写真は手前が雪渓、中ほどが眼下に浮かぶ雲、そして日本海、その向こうに礼文島が見えるのですが、写真では無理ですかね?






礼文島花巡りの道

2017-06-17 13:35:02 | 道内の旅

礼文島から利尻島へ向かうフェリー船上です。
朝早くから(6時30分のバスに乗車)行動を開始し、岬めぐりコース(別称:礼文島花巡りのみち)を巡ってきました。
海霧が立ち込め眺望はまったく効きませんでした。
しかし、 花のほうは、レブンシオガマ、チシマフウロ、サクラソウモドキなど、たくさんの花に出会いました。

礼文島を代表する固有種がレブンアツモリソウです。
実はレブンアツモリソウの群生地の遊歩道の開放が昨日で今年は終了していました。
それでもあきらめずに管理事務所のところへ行き、「管理地以外のところで見ることはできないのか?」と尋ねたところ、管理事務所のスタッフが咲いているところを教えてくれました。
それがしたらの白い方の写真です。

さらに幸運だったのが、今朝知り合いになった方がから「赤いレブンアツモリソウが咲いているところがある」と教えられて、路傍に咲く赤紫色のレブンアツモリソウを写真に収めることができました。
聞いたところ、赤いレブンアツモリソウはこの株だけという噂もあり、礼文島の人には有名な個所ともなっているようです。
ラッキーでした。

礼文も、利尻も、島だけに天気がコロコロ変わります。朝見えていなかった利尻山が今はフェリー上からくっきりと見えています。
明日も天気はあまり期待しないで、登山に集中します。





礼文島

2017-06-16 19:46:39 | 道内の旅

礼文岳を下山し、登山口に戻ったのは、14時ジャストでした。
ところが、帰りのバスが登山口のところを通るのは16時33分です。
2時間30分あまりもじっと待つということは考えられません。仕方なくウオーキングをすることにしました。宿はフェリーターミナルの近くなので、結局10数キロのウオーキングとなり、へとへとになって宿に着きました。

おかげで、少しは礼文島のことを知ることができたかもしれません。
一つは、礼文島の海岸線は岩だらけだと感じました。しまの反対側は見ていないのですが、夕食を摂った居酒屋の主人に聞くと、反対側はもっと岩石だらけとのことでした。

二つ目は、歩いていたとき、小さな島には不釣合いなほど大きな建物がありました。
そばに寄ってみると「礼文町立総合体育館」とありましたが、よく町にある体育館とは比べものにならないくらい、高く広い建物です。壁には「潮騒ドーム」と記されていました。ドームといわれて納得です。
しかし、ドーム内で何をするのでしょうね。何人かの町の人に聞いても納得いく答えを得られませんでした。

三つ目です。これも歩いている途中にコンビニの「セーコーマート」がありました。島の中心街からは相当に離れていました。「島唯一のコンビニですか?」と問うと、「そうだ」という。どうして中心街にないのだろう?と思い、これも居酒屋の主人に聞いたところ、やはり島ならではの事情があるようでした。

そんな数々の発見があったウオーキングでした。
歩いているうち、対岸の利尻山の頂上部にかかっていた雲が取れました。礼文島の海岸の様子と一緒にご覧ください。ところが、宿に帰り着いたころには、今度は礼文島が霧に包まれてしまって、辺りが何にも見えなくなってしまいました。
宿の方が「よくあることです」と言っていました。


礼文岳山頂にて

2017-06-16 11:55:30 | 北海道低山紀行 & Other


* 礼文岳の山頂標識とその向こうに雲をかぶった利尻山が、見えます。

先ほど予定どおり礼文岳山頂に立ちました。素晴らしい天気の中、汗をいっぱいかきながらの登山となりました。

標高490メートルの小さな山とあなどっていましたが、私の脚で2時間弱、けっこう疲れました。

明後日予定の利尻山は今日の4倍の時間を要するのですが、今日のような調子では若干心配になります。

山頂からの眺望は360度効くのですが、隣に見える利尻山(利尻富士)は山頂部分に雲がかかっているのが残念です。

天気も良いし、宿まで帰るバス便がないので、山頂で少しゆっくり休んでから下山します。


* 登山の途中に礼文岳山頂を撮ったものです。


サロベツ原野

2017-06-15 15:32:11 | 道内の旅



稚内に来ています。
昨日、私にとっては重い仕事だった北海道内の教育関係団体を束ねる某団体の総会が無事終了し、2年間の事務局長の任から解放されました。
そんな自分を自ら慰労するために旅に出ました。

稚内まで石狩市から日本海沿いをひたすら北上しました。稚内に着きメーターを見てみると、346キロと表示されていました。

手塩町からの海岸沿いは日本海オロロンラインと称して、何もない風景が延々と続きました。その中心に位置するのが「サロベツ原野」です。

途中、寄り道して「サロベツ湿原センター」に寄ってきました。展望デッキからはなあ〜んにもない自然そのものの風景が広がっていました。

今回の旅の目的は、礼文島、利尻島を訪れ、登山とフットパスを楽しむことです。
スケジュールは、明日16日礼文島に渡り、礼文岳に登る予定です。
17日は礼文花の道のフットパスを楽しんだ後、利尻島に移動します。
18、19両日は利尻島に滞在し、二日間のどちらかで利尻山登山に挑戦したいと、思っています。残りの一日は利尻島観光を、と考えています。

利尻山登山は以前から憧れでしたが、調べてみると、かなり手強い山で、私には難しいそうなので、決して無理せず場合によってはいさぎよく撤退しようと思っています。

明日から4日間、楽しみたいと思っています。

* 添付写真は、サロベツ湿原センターの展望デッキからサロベツ原野を撮ったものです。


細やかな、細やかな地域への貢献?

2017-06-14 20:01:56 | ボランティア
 ブリリア会は今朝、今年第4回目の活動を行った。「近代美術館の前庭の緑に癒され、楽しませてもらっている私たちが、ちょっとだけ美術館周辺の美化に取り組みませんか?」との呼びかけで始まった「近美を愛するブリリアの会」の活動も今年8年目を迎えている。 

               
               ※ 「MUSEUM」の文字なのですが、素人ゆえ思い切って刈り込めません。写真の向こうからMUSEUMと描いています。

 私は8年前、マンション内に住まわれている方々(71戸)に表記のような呼びかけの前に次のように訴えた。「北海道を代表する美術館の前に雑草が目立っている状況を私はとても恥ずかしく思います。道内外からたくさんの美術ファンがやってきて、こうした光景を目にしたときガッカリするんじゃないでしょうか?」と訴え、先のような呼びかけをしたのだ。

               
               ※ マンション周囲の街路樹升に植栽した花苗です。向こう三か所の街路樹升に植えています。

 すると、私の呼びかけに賛同する方が10戸15名の方々から賛同の連絡をいただき、私たち「近美を愛するブリリアの会」がスタートした。それからは毎年夏期間だけだが、2週間に1度のペースで集い、近代美術館前の歩道の清掃活動を続けてきた。
 以来、今年で8年目を迎えているということである。
 会員の入退はあったものの、現在18人の会員(活動に参加する一般会員、活動には参加できないが会費納入で応援してくれるサポート会員を含めて)が在籍している。

 今年は前記したようにこれまで4回の活動と、花苗の植栽活動を行った。
 花苗の植栽は、近美前だけではなく、マンション周囲の花壇にも植栽するため、会員以外にも呼び掛けたのだが、実質的には会員の活動となった。

               
               ※ 会員による花苗の植栽活動の様子です。

               
               ※ この花壇もマンション周囲の街路樹升に植えたものです。

 私たちが近美前の空き地を利用して「ART」と「MUSEUM」という文字をクサツゲという樹種で描いていることは拙ブログでも時おり触れている。ところが、美術館前庭には大きなポプラが屹立していて、そのポプラが初夏に大量の綿毛を降らせ、特に「ART」文字に絡みつくのが私たちの悩みの種だった。その悩み解決のために会費からネットを購入し、クサツゲをすっぽり覆って綿毛の被害を防ぐ工夫をした。そのネットの敷設を第3回目の活動で行った。

               
               ※ 「ART」文字の方は綿毛に生長を妨げられたせいでしょうか?生長が遅いのです。

               
               ※ その「ART」文字に防綿毛ネットを覆いかぶせた様子です。
 
 他には、そのクサツゲで描く文字を浮き立たせるためには、時おりクサツゲの葉を刈り揃えることも必要である。
 さらには、歩道のところに植栽されているスピレアマジックカーペットという樹種は成長が早い。伸びたままでは見苦しいので、葉先を刈り揃える必要もある。

               
               ※ 一見刈り揃えられたように見えるスピレアマジックカーペットですが…。

               
               ※ 今朝、素人植木屋さん(?)が刈り込みました。スッキリしたと自己満足しています。

 今日(14日)も朝6時から7名の会員の方が馳せ参じてくれ、歩道をきれいに清掃してくれた。
 課題は会員の高齢化である。私もそうであるが、活動自体が徐々にきつくなってきている。「せめて10年間は継続したい」と近々の会報で訴えたが、いつまで続けられるか?
 細やかな、細やかな地域への貢献だと思っているが、出来るかぎり続けたいと思っている昨今である…。

オヤジたちの恍惚 ススキーノコンサート2017

2017-06-13 19:15:00 | ステージ & エンターテイメント
 コンサートプログラムの表紙に「俺たち 青春 真っ只中!」と大書して、歌う喜びに溢れたオヤジたち90数名による迫力いっぱいの「男声合唱団ススキーノ」の歌声を聴いた。ステージから遠く、ひとり一人の表情はうかがえなかったものの、きっとオヤジたちは恍惚に満ちた表情だったに違いない。 

        

 6月11日(日)夜、教育文化会館において「男声合唱団ススキーノコンサート2017」を聴くことができた。それというのも、知人のK氏がチケットを用意してくれ、お誘いしてくれたからだ。

 当日、開場時間の18時30分に行ってみると、長蛇の列が続き、入場までかなりの時間を要した。会場内に入ってみると、キャパ1,100名の座席はほぼ満席。ススキーノの人気の高さがうかがえた。
 それでも団長の挨拶のなかで、3年前に創立10周年記念でキャパ2,000名のキタラ大ホールを満席にした感動が記憶に刻まれているようで、1,100名では少々不満のような口ぶりだったのは贅沢な不満に聞こえた。

                  
                  ※ 合唱団創立10周年記念でキタラで開催した際のポスターです。

 プログラムは、団歌「札幌気質」から始まり、4部構成となっていた。
 ◆第1ステージ 日本の名曲「沙羅」 (清水重道作詩、信時潔作曲)
           1.丹澤 2.あづまやの 3.北秋の 4.沙羅 5.鴉
           6.行々子 7.占ふと 8.ゆめ
 ◆第2ステージ 「世界の名曲」
   ◇歌劇「ナブッコ」より「行け、思いよ黄金の翼に乗って」(ヴェルディ作曲)
   ◇歌劇「ファウスト」より「兵士の合唱」(グノー作曲)
   ◇歌劇「ニコラ シュビィチ ズリンスキ」より「ウ・ボイ」(ザイツ作曲)
   ◇「イマジン」(ジョン・レノン作詩・作曲)
 ◆第3ステージ 直江香世子編曲による「時代を歌う」
   ◇「少年時代」(井上陽水作詞・作曲)
   ◇「学生時代」(平岡精二作詞・作曲)
   ◇「青春時代」(阿久悠作詞・森田公一作曲)
   ◇「時代」(中島みゆき作詞・作曲)
 ◆第4ステージ 「北海道賛歌メドレー」(浜頭瑛嗣編曲)
    「時計台の鐘」~「虹と雪のバラード」~「雪の降る街を」~「宗谷岬」~
「知床旅情」~「恋の町 札幌」~「この青空を」
 アンコールで「大地讃頌」、さらにビートルズ曲「Let It Be」が披露された。

 合唱の巧拙について私にそれを評する力はない。ただ、北海道の合唱界ではその名を聞く長内勲氏が指揮者を務めていることから、力量的にも相当のレベルにある合唱団なのだと思われる。
 ススキーノらしいと思えるのは、その選曲である。1部、2部ではいわゆる合唱団らしい選曲で、長内氏の意向が反映されたものと推察できるが、3部、4部はススキーノらしい選曲なのではないだろうか?特に第3部の「時代を歌う」は、その企画性がオヤジたちの感性をくすぐったことだろう。

                  
                  ※ 今回のコンサートのポスターです。

 今回のコンサートは別の意味での発見があった。
 ススキーノの伴奏ピアニストは、K氏のお嫁さん(K氏の息子さんの奥さん)である小泉香織氏が務めている。小泉氏の演奏はこれまで何度も聴いている。これまで聴いた小泉氏の演奏は、声楽の伴奏であったり、ヴァイオリンやチェロの伴奏だったりという形で、その存在がどちらかというと隠れがちな存在の場合が多かった。
 ところがこの日は、90数名の男性合唱を小泉氏のピアノがリードしていることがはっきりと見て(聴いて)取れた。このことは私にとっては意外な発見だった。
 小泉氏の鮮やかな演奏が、男性合唱の良さを見事に引き出していたステージだったということが言えそうだ。

 歌うことが大好きなオヤジたちのますますの活躍を祈らずにはいられない。ガンバレ!!同年代の星たち!