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こころの羅針盤

私の人生に待ちうける「意識」の大海原・・・心と身体と魂と、日々の感情生活を語ります。

五感の記憶と光の旋律

2010年11月22日 | 和解と平和
20代の五感の記憶が、なにやらよみがえってきています。
ほっとする暖かな記憶には、心地よい体感とともに、
五感でキャッチしたものが寄り添っているものなのですね。
打ち解けた交流には、紅茶の香り。
一息つくときの、さくらんぼのジャム。
秋の日の散歩と、キヅタの鮮やかな紅葉。
休日の登山と、山上の清涼な空気…なとなど。

そして20代の長い長い混乱に終止符を打つ、
そのきっかけが与えられたような日には、一つの音楽がありました。
ほとんど会話らしい会話はなくて、いっしょに音楽を聴く・・・
彼女はただ、そのことだけによって私の
自分だけではどうにもならなくなっていた厚くて固い自己防衛の殻に、
“幸いな亀裂を入れるため”に訪問してくれたのかもしれません。

他者否定の上に、辛うじて保たれるような心のバランスは、
緊急的な避難方法のようなもので、そこに真の平安はありえません。

真実で永続的な平安のためには、どうしても気付く必要がありましたが、
いちばん大事なことを気付かせるのに、言葉は不要だったようです。
あの日、あの場所で感じていた研ぎ澄まされた気配と優しい光の旋律と…
希望に連なる五感と体感の記憶を意識して、大事にしたいと思うのです。

(99-5)
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