「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

いよいよ、選挙戦。無所属/前中央区議会議員/小児科医師/44歳

2011-04-16 23:59:59 | マニフェスト2011

 いよいよ、明日4月17日から1週間、選挙戦が始まります。

 このたびの立候補に当たっては、ある意味、「リスクを犯すことなく、区議選に出て、区議として活躍した方が区民のためになる」というご意見もいただきました。

 ただ、今までも書いてきましたが、同じ区政をそのまま続けてはならないという危機感にも似た強い思いがあります。
 それを、今の立候補予定者の誰にも託すことなく、自分自身で切り開いていく所存です。
 無所属の小児科学を専門にする一医師の挑戦です。

 

参照→

中央区長選挙に立候補致します。大きな転換点に立つ今だからこそ。

 

http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/81bf2084bee66a8d2fe8f2d6ce94f781

 

 


 本日16日の東京新聞では、「中央区は混戦か」と書かれています。

 

 無所属ゆえ組織に頼らない手作りの選挙戦となります。周りの親御さん達が立ち上がってくださいました。

 たいへん感謝致しております。

 

 以下、十二名の方々が推薦人に名を連ねてくださいました。

 ご期待に添えるように頑張る所存です。

 

 

大学の先生方

花井 等(はない ひとし)筑波大学名誉教授(国際関係論)

三宅 正樹(みやけ まさき)明治大学名誉教授 文学博士(外交史・文明論)

石井 貫太郎(いしい かんたろう)目白大学教授  法学博士(政治学)

坪井 善明(つぼい よしはる)早稲田大学教授 社会学博士(国際開発学)

大西 良雄(おおにし よしお)早稲田大学オープンカレッジ講師

 

地域で活躍されている方々

駒崎 弘樹(こまざき ひろき)NPO法人フローレンス代表理事/内閣官

房「税と社会保障の一体改革」に向けた集中検討会議委員

木下 斉(きのした ひとし)一般社団法人AIA代表理事/内閣官房地域活性化伝道師

山凬 治雄(やまざき はるお)築地仲卸/(株)山治 代表取締役社長

野末 誠 (のずえ まこと)築地仲卸/(株)なり市堺浜会長

三浦 進(みうら すすむ)築地仲卸/(有)鈴友三浦水産

牧野 辰雄(まきの たつお)子どもの環境デザイナー

増田 おさみ(ますだ おさみ)あそび子育て研究協会代表理事

(順不同)

 

 

 選挙期間中は、新たな医師の協力のもと、クリニックも開院し、病児保育も行います。

 今後も、もちろん、医療法人小坂成育会こども元気クリニックの医療や病児保育サービス、子育て支援は、新たな医師の協力のもと、変わることなく続けていくこともまたお約束させていただきます。

 

参照→

今後の『小坂こども元気クリニック・病児保育室』の診療体制について

 

http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/46e82c5690ad47fdc5ef871e8b7b67c8

 

 以下、前回の選挙に臨むにあたっての思いのブログを転載します。

******転載******

http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/930c2aa773626a9861276042b7fb348f

 

中央区候補者38人(予定)の共同作業

まず、はじめに、
この日、中央区議会議員選挙を向かえることができましたことに、
私を支援してくださった皆様、
応援くださった皆様、
協力してくださった皆様に、
お礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

3/6大安に立候補宣言をしてから、
様々な奇跡といえるようなことの連続でした。
一度は、病児保育事業の存続のために、
この立候補を取り下げることを区役所に、
申し入れましたが、叶わなかったという
エピソードがございました。

中央区医師会と一線を隔すために、
医師会理事を辞任いたしました。
今は、一医師会員。

NPOフローレンスの理事も、
政治的中立性を明確にするために、
辞任いたしました。
今は、フローレンスの預かった
子ども達の安全をまもる一小児科医師。



一ヶ月の選挙の準備期間。

その短い中で、
選挙の道具がそろっていきました。
これらの道具は、
はっきりいって“作品”です。
おのおのに魂が込められています。
作者の魂が。

選挙事務所看板、
選挙ポスター
選挙はがき
選挙事務所の掲示
選挙公報

選挙の旗印
選挙のチーム・ジャンパー
選挙街宣車

必勝弁当

ホームページ(http://e-kosaka.jp/

マニフェスト


小坂は、この日を向かえることができただけでも、
うれしいです。
でも、うれしがって、満足しているだけでは
なりません。
私には、大いなる責任があります。

皆様の声を形にしていく責任が。


明日から、皆様に、
ご挨拶にお伺いいたします。
中央区全域を回っていきます。

小坂の考えをお伝えしに行きます。
そのとき、是非、皆様の考えもお聞かせ下さい。

応援スピーチ、飛び入り大歓迎です。
皆様の子育ての思いをいっしょにぶつけませんか?
外来やってますと、是非、スピーチを
お願いしたくなる親御さんが、幾人もいらっしゃいます。

応援ウグイス嬢、大歓迎です。

応援スタッフ、大歓迎です。


明日は、
私を“教養の政治学”から
“実践の政治学”に導いた張本人:
石井貫太郎先生
(目白大学人文学部教授、国際政治学)
も遊説に加わってくださいます。
私は、石井先生を尊敬申し上げています。
石井先生と遊説できること、大いに楽しみです。
石井先生の迫力、すごいです。
石井先生の政治学の授業を受けていますが、
90分間、釘付けです。


この選挙戦、
『地盤、看板、かばん』のない
一小児科医に勝ち目があるのか。
純粋に、“無所属”で戦えるのか。
この戦い、
“桶狭間の戦いと”私自身は認識しています。
“一点突破”
『子どもは、地域の宝。
中央区を、子育て日本一の区へ。』

区議は、すべての区民への奉仕者です。
子育てに携わる人へのメッセージだけでいいのかと
思われるかもしれません。
私は、子どもに優しい政策をとることは、
すべての人に優しい政策、街づくりにつながり、
結局は、すべての区民に貢献すると考えています。

子どもの目線を区政に生かします。

私は医師であり、
大人の医療健康政策、福祉政策、
高齢者の医療介護福祉も当然関心があり、
課題を解決して行きたいと考えています。
ただ、焦点がぼやけますので、
積極的には出しません。




この選挙、中央区候補者38人(予定)の
共同作業であるとも、認識しています。
すなわち、投票率が、50%を切るなら、
“全員不信任”だと思っています。
中央区の有権者の皆様が、
投票所に足を運びたくなるような
戦い、主張をしていかねばならないと
思っています。

今の選挙制度では、“棄権”がありません。
候補者に“いい人”がいなくて、
投票所に足を運ばなかった声を反映していません。
棄権票があると、
もっと選挙が面白くなるかもしれません。
棄権票が過半数なら、
その選挙は、無効、
候補者入れ替えて、再選挙。
現在の選挙の投票率が低いのは、
魅力ある候補者がいないという、
“積極的理由”の人も結構いるために
低いのだと私は思っています。

候補者38人の共同作業で、
実のある選挙戦を作って行きたいと
考えています。
少しでも投票率があがるように。



私の事情として、
選挙中、クリニックはどうするのか。
ということが、あります。
私は、病気のこども達をほったらかして、
戦えません。
午前診療と病児保育は通常通り
致します。
午後は、一部時間を短縮して、
診療いたします。

この戦い方は、中途半端にうつるかもしれませんが、
私の考え抜いたやり方です。
私がいない間も、信頼するスタッフが、
皆様に声を届けにお伺いいたします。



政治を“まつりごと”とは、
よくいったものです。
いよいよ、
“おまつり”の1週間がはじまります。

スタッフとは、楽しく戦って行きたい。

ただ、小坂自身は、ぶったおれるまで、
一週間の選挙戦 戦い抜きます。
走ります。
趣味、マラソンです。
来年は、東京マラソンでたい。。。


では、一週間後、
4月23日(月)00:00:01に
お会いしましょう。
さて、結果は如何に?

****以上転載終わり****

 選挙を終えた感想は、

****転載*****
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/757b339e52bd406143d221061ae27eff

 

 

選挙とは、

選挙とは、
自分自身の選挙活動を通して、感じたことを書きます。

1)立候補する側から見ると
�周りの人に迷惑をかけるもの
支援してくださる人は、自身の仕事の調整をつけ、身を粉にして頑張ってくださいました。また、選挙カー、街頭演説は、大きな音を出し、これは、聞きたくない人にとっては、騒音公害でもあります。また、私は、午前診療と病児保育は通常通り致しましたが、午後の診療を短縮し、かかりつけの患者さんにもご迷惑をおかけました。選挙期間中、大変な迷惑をおかけした分、区議として働いて返す所存です。

�ネットワークが確かなものになるもの
自身の主張をはっきりだしますので、支援者もその主張に賛同かどうか、意見をはっきり出してくださいます。俺が何とかしてやる、私が何とかするという方が現われてくださいました。このような方とのネットワークをこれからどんどん生かしていこうと思います。人生の宝です。

�人の気持ちがわかるもの
朝早くの出勤していく人、朝早くの商店街で準備する人、築地で威勢よく働く人、街で働く人、その人たちの息づかいに直接接することができました。目を合わせ、挨拶していく中で、その方々の、仕事への情熱、思いを改めて認識させていただきました。

�他の候補者との友情・交友が深まるもの
選挙カーが出くわすたびの、お互いの健闘を称えあう行為、先に街頭演説をしていた場合、静かにその場を去る行為など、スポーツマン・シップに似た正々堂々とした戦いは、大変気持ちよく、どの候補者にも近づくことが出来、よかったです。

�体によいもの
結構、歩きました。歩いて、声を出す。人間の基本的な活動です。周りには、日に焼けて、スマートになったと、お褒めいただいています。




2)投票する側から見ると
�迷惑なもの
やはり、選挙カー、街頭演説などは、興味がなければ、うるさいものと思います。しかし、声をとどけるには、有力な手段であり、用いざるを得なく、もどかしさを感じ、やって参りました。赤ちゃんが泣いたというクレームがあり、街頭演説を早々に切り上げたことも、ございました。

�政治に参加するもの
たかが、一票ではあるものの、とても大切な政治参加の手段であります。


3)選挙に関わるマスコミ、その他
�マスコミは、選挙に中立であるべきである。
中央区民新聞というものがあります。
その平成19年4月16日号
これは、まさに選挙期間中の発行のものですが、
そこで、私は、事実無根のことを書かれました。
一面の中央区議選の分析において、

『自民党は、新人一人を公認、民主党も公認・推せんの現職に新人一人を公認。直前になって立候補を決意した月島の医師からの協力要請については断っている。』

私は、どこの政党にも、
それは、自民党であれ、民主党であれ、
公明党であれ、共産党であれ、
公認・推薦をもらうことは、
毛頭考えていなかった。
公認・推薦をもらうつもりは、
一切なかった。

逆に、「しがらみのない無所属」を
売りにしていた。

私にとっては、選挙期間中のこのような記事は、
残念でした。


�暴力で言論の自由を妨害する行為
選挙日当日、特定候補の選挙ポスターをはがされた看板を目にしました。非常に残念な思いでした。

*****以上*****

 

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中央区を変えなくてはならない理由

2011-04-16 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

<中央区を変えなくてはならない理由 在宅医療介護の視点から>

 昨日もこの中央区に危機感を覚えている人がどんなに多いことか実感した一日でした。

 もちろん、私もそのひとりです。だから、行動を起こさなくてはならないと考えています。

 一見、人口増加が順調で、本区はこれからも安泰であると安心感をいだくひとがいらっしゃるかもしれません。

 人口増加の裏返しは、例えば急激な人口増加により、保育園・学校施設不足や駅・交通機関などインフラ整備が追いつかないこと、急激な人口増加によりコミュニティの形成ができにくいこと、今はよくても20年後30年後に介護福祉の問題が生じることなどあります。

 中央区を変えなくてはならない、危機感を覚える理由のひとつは、在宅医療介護をもっと真剣に取り組まねばならないことがあります。

 ちょうど、昨日2月3日、中央区医師会主催の在宅医療推進シンポジウムが開催されました。


シンポジウムに参加して、私が感じた現況の問題点を列挙致します。

*急変時に入院できる病院がない。緩和ケアでは緊急入院率が高い。(急変時の対応として�家族との連絡体制、�訪問看護ステーションとの連携、�後方支援病院が重要)

*在宅医療を担当している医師が携帯をオフにする時間を持てるパートナーがいない。

*病院での退院支援によって、在宅を選択するか否かが大きく影響される。

*国立がん研究センター中央病院、聖路加国際病院(緩和ケア科等)との連携が欠かせない。

*レジデントの段階からの教育に導入していく必要がある。

*がん治療において、ホスピス緩和ケア(とくに終末期では、しかし、がん治療早期からの関わりが重要である。)を提供する必要がある。その場合、多くの他職種との連携(聖路加緩和ケア科の場合:医師、看護士、チャプレン、薬剤師、音楽療法士、アロマ・リフレクソロジーなど専門ボランティア、ボランティア、チャイルドスペシャリストなど)が欠かせない。

*肺炎での死亡が多い。

*緊急ショートステイがない。

*認認介護がなされている。(認知症が認知症を介護)

*他職種で在宅医療を見る場合の情報共有体制、媒体

*訪問歯科診療の体制の整備。訪問でできる歯科治療はかなり制約された中で行わねばならない。

*口腔ケアの徹底が必要。(歯科衛生士の定期的訪問の介護メニューでの選択)。口腔ケアが肺炎を減らす。

*在宅医療の可能性を、医療者側も患者側も知らない。

*家族関係の希薄化から、在宅医療がなされにくくなってきている。

などなど、順不同で感じました。

 

 そこで、中央区は、喫緊の課題として、早急に解決に向けて取り組まねばならないと思っています。

*在宅医療に関する情報提供

*後方支援の病院確保

*訪問歯科診療の普及

*在宅医療の鍵を握る訪問看護、ケアマネージャーの体制強化

*在宅ですごせるための介護予防からの取り組み

*緊急ショートステイ整備

*顔の見える関係でのネットワーク

*認知症対策、成年後見人制度の普及

*特養等整備

*これらを推進する行政側の体制整備と在宅療養支援協議会(2009年11月より設置)支援

 

 上記を、喫緊の課題として行っていかねばならない、そのためには、中央区を変えていかねばならないと思っています。

 国の社会保険財政が破綻する前に、中央区こそ国にモデルケースを示していくことまで見据えて。

<区政を変えなくてはならない理由 まちづくりの情報が区民の皆様に伝わらない>

区民の皆様には、ご自身の周りでなされる再開発の情報を、どれだけご存知でしょうか?

 地域の皆様の声をお伺いする場として「まちづくり協議会」があります。
 地域代表の委員の皆様には、いつも貴重なご意見を「まちづくり協議会」の場から、地域にお届けいただき、感謝申し上げる次第でございます。

 このまちづくり協議会は、中央区を12の地域に割って存在しています。
 まちづくり協議会には、協議会の下に、分会(特定地域の課題を検討)や分科会(特定分野の課題を検討)を設置可能となっています。


   


 まちづくり協議会の構成員は、町会だけではなく、PTA、アパート・マンションの自治会や管理組合、商店街組合、企業らが委員に参加しています。

 しかし、マンション開発が進む中で、新しくできたアパート・マンションの自治会や管理組合は、同じ地域の構成員であるにもかかわらず、まちづくり協議会に委員として参加できない状況にあります。

  
 新たにできた自治会、管理組合がスムーズな形で、まちづくり協議会の参加できていくことで、地域の課題を一緒に考えるまちづくりがなされていくことを期待いたします。


 「まちづくり協議会」や「まちづくり基本条例」の充実を求めた請願が、現在環境建設委員会で審議されています。

*****請願第10号*****
『まちづくり協議会』に自治会参画及び運営の見直し改善 
『まちづくり基本条例』運用基準の明確化及び補完
に関する請願

<請願理由>
 自治会は町会と並んで本区の都心型協働社会の基幹団体と位置付けられている。
 ところが、地域のまちづくりの原点を話し合う「まちづくり協議会」に公認自治会がテーブルにつけないでいる。
 新しく建設されたマンションの自治会にも「まちづくり協議会」参画の門戸を開いてこそ、健全な新旧区民融合のコミュニティ育成やまちづくりにつなげるものである。
 また、以下、五点で、現在のまちづくり協議会に問題点が存在する。

一、区民の行政拠点は町会又は自治会であるにも関わらず、まちづくり協議会の構成は地域事情によって異なっている。

二、町会に加入する管理組合、自治会へ適切な「まちづくり協議会」の情報が開示されていない。

三、「まちづくり協議会」の開催日時、場所、議題等が区の広報から知ることができない。

四、地域を代表するまちづくり協議会の構成メンバーから、当該区民への報告・連絡・相談が十分にはなされていない。

五、学識経験者による座長が長期間不在のままとなっている。


 よって、「まちづくり協議会」への自治会参画を含め構成を再検討するとともに、さらに開かれた運営とするために、会の民主化、情報公開のあり方等見直し改善を要望する。

 また、本年十月一日から「まちづくり基本条例」が施行された。「区民主役の住み良いまちづくり」を考え、具現化していくよりどころとして歓迎する。
 ついては本条例の発意や理念を基に、その運用基準を明らかにしつつ、さらに実効性のある条例となることを求めるところである。
 以下にあげる五点を運用基準の中で、さらに具体化し規定することを要望する。

一、再開発事業における実施設計段階の事業も適用対象とすること

二、地域貢献施設整備は周辺区民の意見を集約して計画化すること

三、再開発事業において、地権者には過分の補償対策が講じられている。同じ区民として近隣区民にも受忍限度を超える減失被害が派生する際の対策措置の責務を明確化すること

四、エコタウンの視点から駐輪、駐車場確保基準の見直し明確化すること

五、大規模開発には住戸の少なくとも30%位の居住者が集えるコミュニティスペースを備蓄倉庫同様に義務づけること。例えば、その場所は、可動パーテーションで日常は大規模集会、居住者・地域住民コミュニティの活用できるスペースなどに多目的利用し、非常時における防災拠点とする。
 同時に、管理組合や自治会事務所としてのスペースも確保すること

以上、

 

<中央区を変えなくてはならない理由  区政のスピード意識と合意形成>

住民A様、貴重なご意見をありがとうございます。

 まさに、おっしゃるとおりです。
 また、住民A様にご指摘をいただいたような区政となってしまっていることに対し、私も区議のひとりとして、区民のみなさまに対して大変申し訳けなく思っている次第です。

 民主主義という時間とコストがかかる制度の中ではありますが、スピード感を持って施策を行っていくことが求められています。
 「環境の変化のスピードが加速している現在、意見が纏まらず何も施策を打てなければ全員が不幸になります。」
 無所属会派友愛中央の中でも、「スピード感」の重要性の議論が何度も出て参りました。

 『思い』のブログで私は、書きましたが、
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/97f1d52847c581c23900d983919bd190
「1)科学的な裏付けのもと政策をつくり、
 2)それを早い段階から情報公開し、
 3)議会・審議会で十分に議論し、
 4)少数意見を尊重しつつ多数の合意形成(中央区としての方針策定)
 5)施策を行った後の再評価、そして
 6)施策の見直しと、
時間とコストはかかるが地道な民主主義のプロセスを再認識せねばならないと思います。」

 これら各“段階”で、ご指摘いただいている
*計画段階での参画⇒参画にできる工夫を積極的に行っていかねばならないと思っています。
*リーダーシップ
 の要素をきちんと入れていかねばなりません。

 それら各段階、各要素を欠くと、結局、合意形成が得られず、しかも、スピード感のまったくない区政運営になりかねません。

 今、中央区の施策を作る過程そのものを見直す時期に来ていると考えます。


****いただいたコメント*****
Unknown (住民A)
2011-02-04 18:45:44

勝どき在住の者です。
区議の方々の活動について思うことを書かせて頂きます。
全体としては、意志決定が遅いということ、
関係各所との意志疎通が不十分に思われます。
築地の問題、明石小の問題についても聞いてなかった、
勝手に決められたという言葉を耳にします。
計画段階での参画、中央区としての方針策定、リーダーシップが十分でな無く、なんでも後手後手に廻っているように感じます。
私の近隣の問題についても、勝どきの地下鉄の混雑ももう10年以上続いている問題です。
来年度からLTRに調査に着手、約10年後に実現というニュースを聞いてもスピード感に唖然とします。
少数意見を尊重し多数の合意を得るとブログに書かれていますが、
信念を持って区政を前進させることにもっとエネルギーを費やして欲しいです。
環境の変化のスピードが加速している現在、意見が纏まらず何も施策を打てなければ全員が不幸になります。
*******以上******

 

 

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マニフェスト:築地は死守。市場を土壌汚染地にはつくらない。築地ブランド・食文化・賑わいを守る。

2011-04-16 22:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

東京都中央卸売市場築地市場は、銀座の隣という一等地に位置し、昭和10年(1935年)に開場して75年、場外市場とともに、日本の魚食文化と伝統を守り続けてきた。前身は日本橋の魚河岸で、江戸開府以来400年以上続いて来たが、関東大震災により壊滅的な被害を受け、現在の築地に移った経緯がある。今や、築地市場は都の水産物の89%、全国の10%を賄う東京都の台所、日本の台所である。水産物の取扱量は、平成21年(2009年)で一日当たり1984トン、15億8564万円、年間54万3644トン、4345億円であり、世界一の水産物の取扱高を誇っている。そして、築地市場の周りにある場外市場356店舗(09年)とともに、築地市場地区のまち並みが形成されている。


 築地市場は、開場から50年たったころから、老朽化、狭隘化などを理由に、再整備の話が出始めた。そこで、昭和61年(1986年)に築地市場再整備推進委員会を設置して、再整備計画は具体的に始まり、昭和63年(1988年)に築地市場再整備基本計画、平成2年(1990年)基本設計へと進み、総工費3000億円、工期十二年の計画で、平成3年(1991年)に現在地再整備に着工した。資金は、東京都の特別会計1000億円と神田市場売却による2,000億円を原資とした計画であった。ところが、平成8年(1996年)、立体駐車場や冷蔵庫棟などの整備に380億円使った段階で中断となった。
 現在地再整備頓挫の最大の理由は、神田市場の処分経費2,000億円があったが、具体的に市場の再整備が始まった時点では、まだ市中金利が6~7%であった。それが、平成8年ころに、ほとんどゼロに近い金利まで落ち込んでくる状況下、財政見積もりが破綻したことによると考えられる。(平成22年3月18日中央区議会予算特別委員会において吉田不曇中央区副区長からも同様の答弁)


 平成11年(1999年)4月に就任した石原慎太郎知事が同年9月に市場を視察し、「古く、狭く、危ない」と発言、同年11月第28回築地市場再整備推進協議会において移転整備の方向がまとめられた。地元中央区は「築地市場の移転を断固反対する会」を結成、11日間で11万の署名が集められ、その後現在に至るまで区と区議会は断固反対の姿勢には代わりはない。平成13年(2001年)東京ガスは、豊洲土壌汚染について公表するも、同12月第7次東京都卸売市場整備計画で知事は豊洲に移転すると表明し移転論議が活発化する事になった。平成19年(2007年)4月の東京都知事選挙では、築地市場移転の是非が争点の一つになり、土壌汚染に関しては、翌月専門家会議が設置された。
 その専門家会議で、豊洲の移転候補地東京ガス工場跡地の汚染が日本最大規模の汚染地であったということがあきらかになった。すなわち、発がん性のあるベンゼンが、35カ所の土壌から最高で環境基準の4万3000倍、地下水は561カ所から最高一万倍の濃度で検出。シアン化合物も、90カ所の土壌から最高で環境基準の860倍、検出されてはならないという地下水から966カ所(全調査地点の23.4%)で検出されたと報告された。基準を下回ると見られた水銀、六価クロム、カドミウムも基準を超え、ヒ素、鉛をあわせ調査したすべての有害物質が検出。その数は、全調査地点4122カ所中の1475地点(全調査地点3分の1強)の地点が環境基準を上回るという深刻な汚染の広がりが明らかになった。


 豊洲移転候補地は、東京ガス豊洲工場が昭和63年(1988年)まで操業されていた土地で、特に昭和31年(1956年)から昭和51年(1976年)までの20年間、石炭を原料に都市ガスを製造していた。製造工程でベンゼン、シアン、ヒ素などの有害物質が複製され、敷地土壌と地下水を汚染した。同工場で勤務していた元社員からは、土を盛って土手の囲いをつくり、その中に石炭からガスを取り出した廃タールをリヤカーで運んでためていた。当時は下にシートを敷く発想はなく、囲いの中にそのまま流し込んでいたと汚染物質管理がずさんであった状況が報道されている。
 東京都は、専門家会議の提言を受け、提言に沿った土壌汚染技術を検討するための技術会議を平成20年(2008年)8月に設け、座長以外は委員名もふせ非公開で審議した。その最終報告は平成21年(2009年)2月に出され、昨年1月から7月まで現地で土壌汚染技術の適応が可能かという実証実験が実施された。昨年3月にその中間報告が初期値を隠したまま公表され問題となった。高濃度ベンゼンの中温加熱処理実験が未実施であるにも関わらずやったかのように見せかけるためのデータ隠しの意図がうかがえるが、その中間報告をもとに3月の都議会予算審議において卸売市場会計予算案(付帯決議あり)は可決されることになった。この経過は、世界的に権威ある科学雑誌『Nature』26 April 2010にまで批判記事が掲載され、残念ながら世界中の科学者が知るところとなった。
 専門家会議、技術会議から見られる豊洲土壌汚染とその対策の問題点は畑明郎先生、坂巻幸雄先生ら日本環境学会の土壌汚染専門家の先生方が指摘され、�有楽町層以下の土壌汚染未調査�盛り土汚染�地下水汚染処理�地盤沈下�液状化対策などがあげられる。2月13日には、築地市場移転問題シンポジウムが開催される。


 都民、消費者、NPO法人「市場を考える会」を中心に市場関係者からは、土壌汚染の状況を示す唯一の証拠であるコアサンプルを破棄(証拠隠滅)しないように「コアサンプル廃棄差止め請求訴訟」が提起され、平成21年10月7日の第1回公判に始まり、本年2月17日には第9回公判が東京地方裁判所(13:10~東京地裁610号法廷)で行われる(第10回は4月21日13:10~東京地裁610号法廷予定)。公判では現在、都の土壌汚染対策の問題点や盛り土汚染問題が大きな争点となっており、築地市場の豊洲への移転政策の可否そのものを問うべく公判が続けられているところである。
 また、汚染を知りながら汚染が無いものとした価格で豊洲土地を平成18年(2006年)に一部購入した経緯が昨年1月5日の朝日新聞で報道されたのをきっかけに、余分にかけられる土壌汚染対策費分支出の公金返還を求める裁判「豊洲市場用地購入費公金支出金返還訴訟」が昨年9月28日に初公判が行われ、第3回が2月8日開催(11:00~東京地裁522号法廷)される。この裁判では、築地市場移転候補地である土壌汚染の土地(全体で37.32ヘクタールのうちの10.18ヘクタール、27%)を不当に高い価格601億円(59万円/m2)で購入しており、余計にかかることになる土壌汚染対策費 全体で586億円のうち、27%分の158億8000万円(=586×10.18/37.32)を、都知事と当時の都幹部5人に返還を求めている。
 さらには、本年度執行予定の残りの土壌汚染の土地を東京ガスから汚染がないものとした価格(23.54ヘクタールを1260億円、53.5万円/m2)で購入することについて、住民監査請求がかけられていたが、都から請求不受理の通知が1月20日付で出された。不受理を受け、都による豊洲土壌汚染地購入の予算執行の差し止めを求める築地市場移転問題関連で3つめの裁判がなされるところである。
 築地市場移転候補地である土壌汚染の土地を不当に高い価格(汚染がない価格)で都は購入し、また、今年度予算でも残り分を購入しようとしているが、不当に高くなった購入費のしわよせが、果たして都民や市場関係者の負担になってよいものなのだろうか。「ブラウンフィールド(塩漬け土地)」という概念が、環境・土木分野でいわれている。汚染対策費が、土地購入費の20%を上回ればそのように定義され、豊洲の土壌汚染地は、土壌汚染対策費586億円、土地購入費1980億円(すでに購入720億円と今年度予算執行をするという1260億円の合計)であり、586億円÷1980億円=0.295 30%で、ブラウンフィールドの定義に合致する。なお、専門家会議が提言した当初の土壌汚染対策費は、973億円であったが、973億円÷1980億円=0.491 50%で、さらに不採算なブランフィールドと定義されることになっていた。ブラウンフィールドを、汚染がないものとして購入し、なおかつ、その汚染対策費は、買主の都が負担(結局は都民や市場内関係者が負担)するということが、なされようとしている事実をきちんと認識をし、審議していく必要がある。
 これら裁判の経過報告や、移転問題全般について都民、消費者、市場関係者、国会・都議会・区議会議員と情報交換や情報共有する目的で「築地市場を考える勉強会」が立ち上げられ、平成19年(2007年)から現在まで13回にわたり勉強会が開催されてきた。


 平成21年7月の都議会議員選挙で民主党が築地市場の移転反対を争点のひとつにして都議会最大会派に躍進、共産党及び生活者ネットをあわせると与野党が逆転をした都議会において、「東京都中央卸売市場築地市場の移転・再整備に関する特別委員会」が設置され、参考人招致や小委員会を設置しての現在位置再整備案の検討などの審議が進められてきた。平成23年1月現在、晴海地区を種地として使いながら現在地再整備も可能であるとした中間報告が出され継続審議の状態にある。
 一方、都知事は昨年10月22日予算執行に踏み切ることを発表した。予算執行の前提とされる付帯決議(*下記参照)が遵守されず、議会軽視も甚だしい強引な決定が、都議会内外にそして中央区議会に大きな波紋をよんでいる。新市場建設工事の環境影響評価書案作成、新市場用地取得手続き、豊洲新市場基本設計委託の参加者ヒアリング(2月)と業者決定(3月)や土壌汚染対策設計発注手続きを都は進めていくことになるが、2月から開催される都議会第一回定例会及び予算特別委員会(新市場関連で中央卸売市場会計において21億3900万円計上)では激しい論戦が繰り広げられることになるであろう。果たして、築地市場移転問題は、都知事選挙(告示3月24日、投票日4月10日)の大きな争点のひとつとなっていくことが予想される。


 今後、東京都の財産価格審議会での豊洲土地購入価格の鑑定評価、環境影響評価審議会での環境アセスメント、卸売市場審議会での「第9次東京都卸売市場整備基本計画」や農林水産省 食料・農業・農村審議会 食品産業部会での「第9次卸売市場整備計画」における土壌汚染地での市場開設の位置づけが注目されるところである。特に民主党政権交代後の平成21年9月24日築地市場を視察した当時の赤松農林水産大臣は、豊洲地区への移転について、「安全について納得できなければ認可しない」という考えを示し、その考え方が農林水産省に引き継がれている以上、改正土壌汚染対策法上の土壌汚染指定区域とされる場所への新市場開設認可がなされることはないと考えられる。
 さて、1月28日東京魚市場卸協同組合(東卸)理事が改選され、2月に理事長選挙が行われるが、市場内関係者が、移転に断固反対し現在地再整備を目指す理事長を選ぶのか、移転容認の理事長を選ぶのか大いに注目される。移転問題の大きな試金石となるであろう。


*参照 都議会第20号議案 平成22年度東京都中央卸売市場会計予算に付する付帯決議
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/opinion/2010/e10i1301.html
築地市場の老朽化を踏まえると、早期の新市場の開場が必要であるが、これを実現するためには、なお解決すべき課題が多いことから、予算の執行に当たっては、以下の諸点に留意すること。
1 議会として現在地再整備の可能性について、大方の事業者の合意形成に向け検討し、一定期間内に検討結果をまとめるものとする。知事は議会における検討結果を尊重すること。 
2 土壌汚染対策について、効果確認実験結果を科学的に検証し有効性を確認するとともに、継続的にオープンな形で検証し、無害化された安全な状態での開場を可能とすること。 
3 知事は、市場事業者それぞれの置かれている状況及び意見などを聴取し、合意形成など「新市場整備」が直面している様々な状況を打開するための有効な方策を検討すること。 

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区長選挙に臨む自分の4つの政治信条 1民意尊重主義 2無所属主義 3直接民主主義 4全員参加主義

2011-04-16 10:07:46 | マニフェスト2011
 このたびの区長選挙。
 臨む自分の4つの政治信条を書きます。
 これは、いままでの無所属区議会議員としても貫いて来たことでしたが改めて述べます。

① 民意尊重主義
“すべては区民の意思に基づいて”
 
 私の政治家としての信条の第一は、徹底的な民意尊重主義です。私が遂行する政治活動のすべては、区民の皆様の意向を反映した形で行います。政治の主権者はあくまでも区民の皆様であり、私たち政治家は皆様から権限を委託された代理人にすぎません。その身分を勘違いしてしまったならば、政治家は尊大な権力者となり、その行われる政治も「政治」ではなく「支配」となってしまいます。
 私は区民のエージェント(代理人)としての自己の身分を決して忘れません。


② 無所属主義 
“どこにも属せず、だからすべてと連携できる”
 
 民意を尊重する政治を行うためには、個別の党派や特定の集団など、一部の人々との利害関係があってはこれを達成できません。特に、政党政治に伴う利権構造や汚職から独立して、すべての区民の皆様のための行政を遂行していくためには、どこにも所属することなく、だからこそすべてと連携できる立場である必要があります。よって、私は、過去・現在・未来を通じて、あくまでも無所属の政治家として活動いたします。


③ 直接民主主義 
“みんなで決めよう”
 
 上記の①②を受けて、区民の皆様のための政治を実現するためには、区政における直接民主主義を実現することが肝要です。すなわち、区長と区民の皆様との間は、政党や業界団体などの組織が介在する間接的な関係だけではなく、“より直接的に”両者が連携する必要があります。そこで私は、「全区民アンケート方式」と「常設住民投票制度」によって、区長と区民の皆様とが直接的につながる直接民主制を確立したいと思います。
 この二つの制度が区民の皆様の意見や利益を集約・表出します。


④ 全員参加主義 
“みんなで実現しよう”
 
 私が掲げる夢は、中央区を「子育て日本一」の地域にし、“世界が見ならう中央区”を実現することです。しかし、この大きな夢は、私一人の力だけでは到底実現することはできません。この夢は、区民の皆様一人一人に協力して頂いて、はじめて実現できるものです。
 どうか皆様のお力をお貸しください。
 皆様と夢を共有し、ともに大きな一歩を踏み出しましょう。

以上、
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