「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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築地市場移転問題と都知事選「今の市場は古すぎるし、狭すぎるし、危険だし、汚い。」は問題発言では?

2011-04-08 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 東京新聞が都知事選挙と絡んで、都の課題を整理する記事を書いています。
 
 そのトップで取り上げられたテーマが、中央区の重大問題でもある築地市場の移転問題です。

 こちらでも、掲載致します。

 「今の市場は古すぎるし、狭すぎるし、危険だし、汚い。」
 この発言は、たいへん残念で、遺憾であります。

*****東京新聞(2011/04/07)*******
対立軸 都の課題<上>

築地市場 消えぬ「移転反対」の声
2011年4月7日


 東京港と運河に囲まれた江東区豊洲地区に約四十ヘクタールの広大な土地が広がる。開場から七十六年がたち、老朽化の目立つ築地市場(中央区)の移転候補地に挙がってから十年余。この間、環境基準を超える土壌汚染が見つかり、都は汚染除去した上で、三年後の移転完了を目指す。前回選挙でも争点となった築地問題。移転反対の声は今も消えない。
 「移転計画は白紙撤回。築地での現地再整備しかない」。先月二十九日、小池晃さん(50)はスーツに長靴姿で視察した後、市場前で訴えた。「移転は市場関係者の合意が得られていない。豊洲案は公共市場の役割を壊し、大手物流や外食チェーンのための拠点に変えるものだ」と批判する。ドクター・中松さん(82)も土壌汚染を理由に「築地で再整備するべきだ」とする。
 渡辺美樹さん(51)と東国原英夫さん(53)は慎重な姿勢を示す。渡辺さんは今月二日、早朝の市場を視察し「食の安全を最優先に考える。どちらの方が安全で、投資対効果が高いか。白紙でゼロから判断したい」と再検討の可能性を示唆した。東国原さんは先月二十九日に移転反対派の業者の声に耳を傾けた。「豊洲がどれくらい安全かを調べ、現場の意見を聞いて一年以内に成案を得る」と話す。
 都は現在地での再整備は時間がかかる上、財政的にも負担が大きいと説明する。先月下旬には、汚染源のガス製造工場を稼働していた東京ガスが土壌汚染対策費五百八十六億円のうち七十八億円を負担することで合意。用地取得もほぼ終えた。
 現職の石原慎太郎さん(78)は「これで着実に進んでいくと思う」と断言する。「今の市場は古すぎるし、狭すぎるし、危険だし、汚い。土壌汚染対策など日本の技術は一番進んでいる。日本の技術を日本人が信じなくてどうするのか」
 東日本大震災では、移転予定地内の約九十カ所で液状化現象が確認されている。石原さんは「きちんと固める。上に建物が建てば大丈夫」と、移転に迷いは見せない。
   ■  ■
 都知事選の投開票日まで、あと三日。大震災の影響で、有権者の関心が「防災」に集まる中、都政に残る課題に焦点を当てた。

*****以上******
コメント
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