2017年4月発売タイトル第2弾は、ぱれっとの「9-nine-ここのつここのかここのいろ」でした(*'∇')
待望のぱれっと×和泉つばす最新作です!今作は1エピソード毎の分割販売になっています。
店舗特典はこちら。
抱き枕カバー付で買うかどうか迷ったんですけど、結局抱き枕カバー付では買いませんでした。
・・・でも、買っておけば良かったなぁ・・・。都ちゃん可愛すぎるでしょ(*´Д`*)b
9-nine-ここのつここのかここのいろ 世界観・設定
舞台となっている白巳津川はいわゆる学園都市で、コロナ飲料という有名な企業の本社があることでも知られているが、それだけでは足りないため町興しとして「輪廻転生のメビウスリング」というアニメを作った。アニメは2クール全25話で白巳津川の伝承を元に作られた。作画は一定の評価はあったものの、感想をSNSに書くとバカにされるという程に大失敗している。そのため、ファンが非公式ファンサイト「アガスティアの葉」を作り、そこでファン同士が細々と交流している。関連したイベントを毎年聖地である白巳津川で行われているが、それも盛り上がることがない。
白巳津川にある白蛇九十九神社には、遥か昔から奉納されてる本物の神器があり、これもアニメに“神様が残した秘宝”として登場している。神器はこぶしより少し小さいくらいの歪な球体をしており、ぱっと見、錆びた鉄の塊のような物だが、アニメフェス開催中に発生した大地震により壊れてしまった。それにより、都たちに不思議なことが起こるようになる。
主人公の新海翔の行きつけのお店である「喫茶ナインボール」は値段が安くボリュームもあることから学生たちに人気がある。このお店はコロナグループの創始者が引退後に始めたもので、今は孫の九條都がウェイトレスとして手伝いに来ている。その時の都はメガネをして雰囲気が変わっているため、翔がウェイトレスが都であることに気付かず、認識したのはつい最近のこと。ここには“パフェクイーン”と呼ばれる女の子の常連がいる。
白巳津川で発生した大地震以降、シルバーアクセのような物を所有している人物を“ユーザー”と呼び、ユーザーはアクセサリを所有することで超能力を使うことが出来るようになった。そのアクセサリは「輪廻転生のメビウスリング」にも登場しているため、その名称はそのアニメで使われていた“アーティファクト”となった。命名者は九條都(ただし、元々その名前だったらしい)。アーティファクトにはそれぞれ違う能力が備わっており発動条件も変わる。又、アーティファクトは所有者を選び、所有者が死亡すると自分を扱える人間の下へ移動する。その場合、世界を超えることも出来る。又、そのアーティファクトの力がその人の本質となる。そして、ユーザーには能力発動時に身体のどこかに紋様(スティグマ)が浮かび上がる。
アーティファクトは異世界の物であり、神器が閂代わりになっていたが、それが大地震によって壊れてしまったため、異世界へのゲートが開いてアーティファクトがこちら側の世界へ流入してしまった。そのアーティファクトの回収の為に異世界からソフィーティアがやってきて、翔たちは街の混乱を治める為にアーティファクトの回収に協力することとなる。
9-nine-ここのつここのかここのいろ 攻略情報
1度最後まで読み終わるとタイトル画面に戻ります。その後、再び最初から始めると選択肢が出るようになり、全て最初と違う行動を取ればトゥルールートに入ります。
選択肢:フォローする→じゃあ校門集合で→九條を庇う。→手を振り払う
9-nine-ここのつここのかここのいろ キャラクター紹介
九條都
今作最初のヒロイン。白泉学園2年生。有名な飲料水メーカー・コロナグループの社長令嬢。お金持ちだが節約が家訓のためか、家事が得意でいつもお弁当を自分で作ってきている。趣味は節約と貯金。菓子パンを3つ食べてるとブルジョア扱いされるw
翔とはクラスメイトだが、今まであまり話したことがなかった。真面目で責任感が強い。しっかりしているように見えて、実はかなり天然でうっかりさん。よく“ごめんなさい”と謝るため、母親からはあなたの“ごめんなさい”は軽いと注意されている。祖父が経営している「喫茶ナインボール」でもウェイトレスとして手伝いにきており、その時は眼鏡をしているがファッションの一部のため度は入っていない。
アーティファクトユーザーの1人。アーティファクトは髪飾りの形をしている。スティグマは左手の甲部分。能力は「他人の物を自分の手元に移動させ、所有権を奪う」というもの。奪われた持ち主はその持ち物に関する記憶を失い、奪った物品は問答無用で都の物となる。元の持ち主は所有権が戻される間の記憶も無くなる。発動条件は、対象の10メートル以内に近づき、対象物が都の視界に入っていること。ただし、これは都の固定観念による能力の限界であり、実際の能力発動条件は自由度がとても高く、対象も“物”に限らない。この能力名は決まっていなかったが、後に希亜が「メルクリウスの指」と名付ける。
都は自分の能力を“盗人の力”と称し、それが自分の本質だと分かってショックを受けていたが、アーティファクトすら奪えるという自分の力が他のアーティファクトに対しての切り札になると分かったため、ソフィのアーティファクト回収に協力することとなるが・・・。
新海天
翔の妹。白泉学園1年生。両親に甘やかされて育てられたせいか、ちょっとワガママ。見た感じギャルっぽいで賑やかな性格だが、内心は小心者であり、態度では生意気なことを言っているものの、いつも兄と一緒に行動している。翔のことは“にいやん”とか“にぃに”と呼び、呼び方がそのときの状況によって変わるが、本気で頼りたいときは“お兄ちゃん”と呼ぶ。
翔とは兄妹だが現在は一緒に暮らしていない。理由は天が一人部屋欲しいと駄々をこねた結果、天に甘い両親が兄の翔を家から追い出したため。“天(そら)”という名前について中二病っぽいという理由で不満があり、いつか改名したいと考えている。
アーティファクトユーザーの1人。能力は「存在感の操作」。物や人を目立たせたり逆に目立ちにくくすることができる能力。見られている相手には効果がないという欠点はあるが、天の存在に気付いていない相手に対しては透明人間のような状態になれたりする。能力をかける人数が増えるとその分効果は薄くなる。アーティファクトの形状は不明。スティグマは服の下だが、どこに浮かぶかは内緒にされている。
香坂春風
翔たちと同じ白泉学園に通う3年生。人見知りでいつもオドオドしている。小声のため喋ってても何を言っているか聞き取ることが難しい。ある事をキッカケに翔のことを好きになった。
アーティファクトユーザーの1人。「輪廻転生のメビウスリング」の非公式ファンサイト「アガスティアの葉」の掲示板に自分の能力について書き込んでおり、そこでは「エデンの女王」と名乗っている。能力は「異性を魅了する」。春風の目を見ると異性は彼女の虜になってしまう。時々、性格が正反対の女王様気質になるが、アーティファクトの影響なのか、元々そうなのかは不明。
都や天とは違い、躊躇いもなくアーティファクトの力を行使するため、翔たちは要注意人物として警戒するが・・・。
結城希亜
玖方女学院に通うボーイッシュでミステリアスな女の子。「喫茶ナインボール」の常連でいつもパフェを食べているため、“パフェクイーン”と呼ばれている。パフェに関しては並々ならぬ熱意がある。
私服はゴスロリ衣装で言動もどことなく中二病っぽい。自分自身の能力を「ジ・オーダー」と呼んでおり、無敵の力だと絶対の自信を持っている。
翔たちに対して敵意を隠そうとしなかったが・・・。
成瀬沙月
白蛇九十九神社の巫女で教師。翔のクラスの担任でもある。新海兄妹とは親同士が昔から付き合いがあることから親しい間柄。
職業だけなら聖職者っぽいが、口を開けば毒を吐いたり、自分の生徒をネタにして楽しんだりと素敵な性格をしている。アニメ「輪廻転生のメビウスリング」については完全に否定的で、イベント中にもかかわらず巫女服にならずに私服でいたり、地震でアニメフェスが中止になったことについて“ざまぁみろ”と思っている。この手のキャラに必ずあることだが、年齢について話すのはタブー。
深沢与一
翔の友人でクラスメイト。中性的な見た目と愛嬌のある性格で、一部の女子からは“王子様”と呼ばれているが、中身は色欲まみれ。
ソフィーティア
大地震の日に神社に落ちていたあまり可愛くない(翔の感想w)ぬいぐるみ。いつの間にか翔の部屋に置いてあり、それ以降ずっと置きっぱなしになっていたが、後に正体が発覚する。
その正体はアーティファクトを管理する組織“セフィロト”の一員。そのぬいぐるみの姿は仮の姿であり、本物は翔たちと同じ種族であるものの、異世界の人間。本人曰く美人な女の子。やや傲慢な考えの持ち主で翔たちの世界の人間を見下している。騒がしいのが嫌いなため、天がいるときは姿を見せようとしない。
アーティファクトユーザーを自分で見つけることは出来ないが、アーティファクトを複数所持しており、ぬいぐるみには複数の魔法が付与されている。その複数の魔法の1つ、姿を消す魔法はユーザーには無効のため、ソフィが見える人=ユーザーということになる。そのため、ぬいぐるみを見つけた翔のことをユーザーだと判断した。
新海翔
本作の主人公。妹の天の“一人部屋が欲しい”というワガママにより親から家を追い出され、現在は一人暮らし。都がバイトしている喫茶ナインボールの常連の1人で、かつてハンバーグセットばかり頼んでいた時期があったことから、ウェイトレス達の間では「ハンバーグ先生」と呼ばれていて密かな人気があり、とあるウェイトレスからはいつもハンバーグを勧められてしまっている。
無愛想でクールに見えるが中身は割と適当な性格で、女の子に対しては年相応の反応を見せるムッツリスケベ。なんだかんだで生意気な妹のことを心配してたり、面倒見が良い一面がある。その為、アーティファクトの出現という状況の変化に追い付けていなかったにもかかわらず、都に協力することを決意する(下心の方が優先だったが)。
ソフィーティアの判断では、翔もユーザーの1人らしいが、翔はアーティファクトを所有しておらず、その能力も不明。そのため、普通じゃないアーティファクトの力を得ている可能性があることから、ソフィーティアに危険度がトップクラスと判断され、最優先監視対象となってしまった。
9-nine-ここのつここのかここのいろ あらすじ
【1つ目の枝】
自分たちの街にある伝承を元にした「輪廻転生のメビウスリング」というアニメのスポンサーとなったものの失敗してしまった街・白巳津川。しかし、街のお偉方はその失敗を認めず、この年も聖地である神社でアニメフェスを開きますが、大地震が発生したため急きょ中止されてしまいます。そして、コスプレイヤーが数少ない参加者を安全な場所へと誘導していましたが、それに従わない猛者からカメラで撮られていました。その様子を眺めていた新海翔は、先ほどの地震で割れてしまった神器の片付けをしていたときに手を怪我していたため、妹の天が持ってきた絆創膏を受け取り貼ります。その後、神社の巫女で教師の成瀬沙月から未知の菌じゃなければいいけどと言われ、絆創膏の上から消毒液をかけることにします。その後、沙月からもうイベントどころじゃないから帰って良いと言われた翔ですが、先ほどからカメラ小僧たちに写真を撮られて困っているコスプレイヤーの九條都を置いて帰るのは気が引けたものの、イベントではなく神社の手伝いとして来たため、イベントには介入できないことから天と一緒に帰ることにします。
天を駅まで送っていった後、自室へ帰り、ネットを見て時間を過ごします。その後、夕飯を食べに外出し、お気に入りのお店「喫茶ナインボール」へ向かいます。店に入るとウェイトレスとしてバイトしている都が出迎えますが、2人は親しいわけではないため、会話はいつも一切ありませんでした。しかし、この日は違って、翔が都に注文すると、都が少し話があると言って、テーブルの上に髪飾りのようなものを置き、見覚えがないか聞いてきます。その髪飾りは神社に落ちていたらしく、都は落とし主を探していたようでした。しかし、翔には見覚えがなかったため、分からないと答えますが、神社の巫女である先生に預ければいいとアドバイスすると、都はそれが良かったかもしれないと言います。その後、今日のイベントのことで少し話をしますが、翔が都のコスプレ姿について「似合っていた」と話すと都が驚いたため、翔は妹が言っていたと誤魔化し、会話を軌道修正するためいつもバイト大変だなと言いますが、都からお店に来てくれていつもありがとうと返され、ちょっとドキッとするのでした。ナインボールで夕食を食べた後、何気に神社に足を運んだ翔は、そこでぬいぐるみのような物体を発見します。とりあえず、目につくところに置いて帰りますが・・・。
翌日、妹の天と一緒に学園に登校し、自分の教室に着くと、既に都は席に座っていましたが、特に会話することもなく、翔も自分の席に着きます。その後、友人の深沢与一が来て、昨日のフェスについて話をしますが、翔が都もコスプレイヤーとして参加していたことを話すと、与一は自分も行けば良かったと本気で悔しがります。その後、何事もなく放課後を迎え、与一と廊下を掃除していると、教室の中で都と何か話し合っていた沙月に呼び出されます。2人が話していた内容は、都がお祓いをしてほしいというもの。その理由は昨晩から不思議なことが起こるようになったからでした。そして、そうなったのは神器が壊れたからで、神器の傍にいた翔も同じじゃないかと思い、呼び出したのです。その不思議な現象というのは、拾った髪飾りをどこに置いても気が付くと手元にあるというもの。沙月はお祓いなんてインチキだからしても効果は無いとハッキリと断言したものの、神社の巫女としてはその髪飾りは九十九神が宿った神聖な物で悪いモノではないと伝え、都を安心させた後、翔に都を家まで送るよう命令します。しかし、沙月が教室を出て行った後、翔が送っていったほうが良いか聞くと、都はバイトに行くだけだからいいと断るのでした。
その後、家に帰ると何故か天がいて勝手に漫画本を読んでいました。天のワガママで夕飯を奢るハメになった翔は、夕飯を天と一緒に食べ、彼女を駅まで送って行った後、再び都と会います。都と少しだけ会話して家に戻ると、そこには昨日神社に落ちていたぬいぐるみが置いてありました。翔はとりあえず、それを棚の上に移動させますが・・・。
翌日、与一から公園のベンチに玖方女学院の制服を着た女の子の石像が座っているという話を聞き、見に行こうと言われます。すると、都が声をかけてきて、ついていくと言ったため、翔たちは驚きます。放課後、3人で公園に向かうと、そこには話に聞いた通り、ベンチに女の子の石像が座っていました。その顔は苦悶に満ちており、少し不気味でした。少し見ていると、与一が一部の爪だけ本物が使われていることに気付き、そこに触れると爪の部分が落ちてしまいます。すると、その爪が付いていた部分から血が出てきたため、3人は驚きます。都はそれを見て「アーティファクト」と呟きます。翔は都がバイトの時間になったため、与一に都をナインボールまで送るように言い、自分は警察に連絡を入れます。警察から軽く事情聴取を受けた翔は、それが終わるとナインボールに向かい、そこで与一に警察とのやり取りを話します。すると、与一が石像の子が着ていた制服はあの子に似てると顎を軽くしゃくったため、翔はそっちの方を見ていると、石像と同じ玖方女学院の制服を着たボーイッシュな女子生徒がいました。その子はナインボールの常連の1人で、“パフェクイーン”と呼ばれている子でした。その後、都から警察とのやり取りを教えてほしいと言われ、メッセージアプリのIDを教えもらった翔は、与一の追及を上手くかわし、家に帰ります。
都に9時頃に連絡をするという約束をしていた翔は、それまでネットサーフィンをして時間を少し、9時少しを過ぎた頃に都にメッセージを送ると、すぐに返事がきます。そして、与一に話した内容をそのまま伝えると、都は帰りに公園に寄ってみたところ石像は回収されたのかもう無かったらしく、もしかしたら本当に人間だったかもしれないと話します。都はすぐに冗談ですと謝り、その後は普通に雑談して終わります。そして、翌日、翔はネットのニュースを見ると、そこには「行方不明の少女、石像として発見される」という見出しを発見。中身を見てみると、最後に目撃されたのは18日(一昨日)の夜、通っていた塾にて。深夜になっても帰宅しなかたっため、その時点で家族が警察に連絡。住民によって不審な石像があると通報。警察の調べによってただの石像ではないことが発覚。石化した鞄の中から本人の持ち物が、石化した携帯からメモリーが回収され、石像は本人と特定されるも、何故表皮が石化しているのかは不明と掲載されていました。そして、ネット上では例のアニメと絡め、白巳津川には大地震で目覚めた人を石化させるモンスターが出るらしいという噂でもちきりでした。それを見て、翔は神器が壊れたことで厄が降りかかったのかと呟くと、「いいえ、その通り。正解よ」とどこからともなく声が聞こえたため、驚いて振り向きますが、そこには誰もいませんでした。
その日の学校では当然人体石化事件の話題で持ちきりでしたが、昼休みになり昼食を買いに行こうとすると、自動火災報知機のベルが鳴り、天から電話がかかってきます。慌てた様子の天が“お兄ちゃん”と呼んだことから、何かあったのだと思い真剣な気持ちで話を聞くと、クラスメイトが教室に火をつけたと話します。しかも、出口が塞がれてて脱出も無理と言われたため、翔はスマホを通話状態にしたまま天のクラスへ向かいます。都もついていきましたが、1年生のクラスがある1階に着くと、そこは奇妙な光景になってました。1階全体が火の海になっているにもかかわらず、煙が出てなくて熱も感じなかったのです。翔は持ってきた消火器を使いますが、火を消すことが出来ず途方に暮れてしまいます。もう1度消火器を使おうとすると、都が制止し、ここは私に任せてと言って前に出ます。都が火をつけた人を見つけられれば消すことが出来ると言ったため、翔は天に放火した人がいるか聞くと、彼女の教室にまだその犯人が残っていたようでした。翔は自分を盾にして、都を天のクラスへと連れていくと、そこには奇声をあげて燃えている男子生徒がいました。都の射程距離である範囲まで近づくと、都は左手を突きだします。すると、手の甲に紋様のようなものが浮かび上がって光を放ちます。しかし、都が何かを探ろうとすると、男が暴れたため、翔はその男を取り押さえることにします。すると、都は再び左手を突きだし、翔にその男が持っている髪飾りのようなアクセサリを探してほしいと言います。翔は殴って男を気絶させると、どこからか首にぶら下げている銀の十字架という声が聞こえてきたため、首のところを見てみると、そこには声の通り銀の十字架がありました。それを都に見せると、いつの間にか十字架は都の手の中にありました。その直後、男は雄叫びをあげ炎に包まれ倒れると、炎も一緒に消え去るのでした。
午後の授業は中止となり生徒たちは下校が命じられたものの、当事者となった翔と都は事情聴取等事後処理につき合わされることとなったため、翔は天のことが心配だったものの、天の友達に妹を任せ、学校に居残ります。そして、事後処理が終わった後、まだお昼を食べてないことに気付いたため、都から事情を聞くこともあり、翔の部屋で昼食をとることにします。そこで、再び都は自分の力を披露し、アーティファクトについて説明し、そして、先日の人体石化事件も今日のことも全てはアーティファクトユーザーによって引き起こされた事件だと断言します。彼女もまた髪飾りを拾ったときに力の使い方を理解していたため、都が悩んでいたのは心霊現象ではなく、超能力についてでした。自分の力が“盗人の力”だなんてと都が悲観しているとどこからともなく「そんなに難しく考える必要はない、力に善悪なんてないのだから」と声が聞こえます。突然の声に都は驚きますが、翔は3度目だったため流石に驚くことはなく、声の主が誰なのかも気付きます。その声の主は、いつの間にか部屋に置いてあったぬいぐるみでした。ぬいぐるみは自分のことを「ソフィーティア」と名乗り、異世界のアーティファクトを管理する組織“セフィロト”の一員であることを明かします。アーティファクトもその世界から流入されたものであり、その回収のためにやってきたと説明します。そして、他人の物を奪うことが出来る都の力は切り札になると言うと、自分の能力に絶望していた都は、この力が人のためになるのならとアーティファクトの回収に協力することにするのでした。
炎を出した生徒のアーティファクトを都から預かった翔ですが、それをソフィーティアがすぐに回収。これでまずは1つ目。しかし、それから1週間、騒ぎが大きくなって他のユーザーが警戒を強めたのか、何も事件が起こらず平穏そのものでした。正義感の強い都は焦っていたようでしたが、翔は今の状況が続けば良いと思っていました。何故なら、バイトが無い日は都が夕飯を作りに来るようになったからでした。恋人との同棲生活みたい・・・と思っていたものの、何故かアーティファクトユーザーになってしまった天も一緒のため、それを味わうことが出来ず少しガッカリしていました。その後、都の作った夕飯を食べつつ作戦会議をする3人。「輪廻転生のメビウスリング」のファンサイト「アガスティアの葉」を監視していた3人はこの日もチェックしていました。そこの掲示板には時々本物のアーティファクトユーザーが書き込んでいることがあると判明したからでした。そして、この日は気になる書き込みがありました。「エデンの女王」という人の書き込みで、アーティファクトの力を上手く制御できない、力が暴走しすぎて男性が自分に夢中になるというもの。そのアーティファクトについてもアニメにはない設定を書き込んでいることからユーザーの1人に間違いなく、そして、翔も都もその人物に心当たりがありました。2人が登校しているときによく見かける逆ハーレムになっている女子のことでした。それはともかく、天はアニメを見てないから掲示板を見ても見落としがあるかもしれないからと都から街に伝わる伝承とアニメについて聞くことにします。都はそれをアニメの設定と混ぜて2人に話をします。
アニメでは過去にアーティファクト戦争というものがあって、聖女様(伝承では白蛇様)が戦争を終わらせます。聖女様のアーティファクトの力で異世界のゲートを開き、邪悪なアーティファクトをそこに封じた・・・その聖女様のアーティファクトが九十九神社の神器でした。それが壊れてしまったため、ゲートが開いて邪悪なアーティファクトがこっちの世界に戻ってきてしまった・・・それがアニメの冒頭であり、現在、翔たちが置かれている状況でもありました。アニメではその後、ゲートの監視をしていた「アガスティアの葉」に所属するユーザーが邪悪なユーザーと戦うという展開で、どうやってユーザーが選ばれるのか、善と悪の区別はどうなのか・・・そのへんがアニメでは曖昧で、結局アーティファクトユーザーは地道に捜すしかないようでした。都は1人、ナイトボールの常連のパフェクイーンがユーザーの1人かもしれないと言います。理由は、ナインボールで翔と都と天が集まって天が能力を披露したとき、話している声が大きくてパフェクイーンにも聞こえたのか、それ以降、従業員の都がパフェクイーンから睨まれるようになったからでした。そのとき魔眼の話もしていたことから、彼女が犯人でこちらを警戒しているからではないか・・・そう推察します。そして、今日も来ているかもしれないと思い、行ってみることにしますが・・・。
一緒についていこうとした天に賄賂を渡して都と2人きりでナインボールに向かった翔。店に入るとパフェクイーンはいつもの席に座っていましたが、翔たちが入ってくるなり睨めつけて敵意を剥き出しにしてきます。翔が彼女の方を見ると、パフェクイーンは翔に向かって口を動かし、席を立って会計を済ませ外に出て行きます。2人はその様子から彼女がユーザーの1人に間違いないと確信。彼女を監視することにします。その後、ソフィに協力してもらい、「エデンの女王」と「パフェクイーン」について調べてもらい、エデンの女王の名前のみ判明します。彼女の名前は香坂春風。翌朝、早速3人はエデンの女王の様子を見ますが、最初に翔たちが見たときはオドオドしていたのが今ではすっかり女王様になっていました。天は彼女のアーティファクトについて確かめるため、メモの紙にエデンの女王についてと翔の連絡先(無許可w)を書き、自分の能力を使って彼女のポケットに入れておきます。そして、昼休み、春風の方からメッセージが送られてきて、ナインボールで話し合うことになりました。先ずは翔だけで話してみて、都はウェイトレスとして普通にバイトをしつつ春風を監視することにし、春風と接触します(天は危険な目に遭わせたくないことから翔の部屋に待機させた)。最初は第一印象と同じ、オドオドした性格でしたが、途中から急に性格が正反対になり、翔に何故接触してきたのか聞いてきたため、翔は同じユーザーの仲間を捜していると答えます。そして、春風は翔のことを気に入ると翔を誘惑してきます。彼女が魅了の力を使ってきたため、翔は都に良いところを見せようと能力を解明するつもりでしたが、あっさり春風の手に落ちてしまいます。しかし、寸前のところで都が割り込んだため能力が解け、間一髪で助かりますが、都も仲間であることが知られ、春風は次会ったときに種明かしをすると言ってお店を出ていきます。春風が去ると今度はパフェクイーンが睨んでいたため、翔は思い切って彼女の隣の席に座り、話をすることにします。すると、彼女は先んじて「私は石化の能力者ではない」と話します。そして、能力のことを大っぴらに話せば問題になると翔と都に注意します。そして、石化の能力者は自分が裁くこと、翔たちを監視していることを告げ、翔たちを無視してパフェを黙って食べ続けるのでした。
ソフィの調査により彼女の名前は「結城希亜」と判明。アーティファクトは世界を越えて所有者の下へ移動できることから、魔眼のユーザーを希亜に殺されるとマズイため、彼女を仲間にするか彼女を出し抜いて魔眼のユーザーを見つけるか、そのどちらかで解決するしかありませんでした。ただし、ユーザーからアーティファクトを奪う方法はユーザーが死亡するしかなく、ユーザーを殺すかアンブロシアという霊薬を使って仮死状態にするしかないとソフィは言いますが、翔が殺すことはできないからアンブロシアを飲ませるか都の力で奪うしかないと言うと、それは同じことだとソフィは返します。何故なら幻の炎を使ったユーザーは、都がアーティファクトを奪って制御を失ったことで自身の炎に焼かれ魂が消し炭になっていたため、既に死亡していたのです。つまり、都が間接的に殺したようなものでした。翔はその事実に衝撃を受け、都には言うなよとソフィに口止めし、ソフィも都には役に立ってもらわなくては困るから言わないと約束するのでした。
ソフィから衝撃の事実を聞かされた翔は、都には手を引かせることを考えます。最低でもアーティファクトを奪うことは止めさせるべきだと。そしてまた、都の能力で奪うことでユーザーが死亡するということを翔に聞かれるまで話さなかったソフィを信用していいのかという疑問が沸きあがります。翔は合理的な考えとして、魔眼のユーザーを捜すという目的が同じである希亜とソフィを組ませれば魔眼のユーザーに関しては問題なく回収できるのはと考えますが、都の能力について話さない限り、それでは都が納得しないだろうと悩みます。そして、本当にあの男子生徒が死んだのかニュースで確認しようとネットを見ると、そこには2体目の石像が見つかったという見出しがあり、急いで都に連絡を入れ、翔の部屋で相談することにします。そして、2人で魔眼のユーザーについて分析し、都は自分に止められると思う?と翔に聞きます。翔は本来ならば励ますべきでしたが、ソフィから事実を聞かされていたため、希亜に任せて手を引こうと提案します。しかし、都は自分の能力を成長させる必要がある、このままでは魔眼のユーザーは止められないと真剣なまなざしを翔に向けます。そこで翔はどうしてそこまで都が真剣なのか問います。すると、都は祖父から“もらったものは返さなきゃダメだ”という言葉をいつも聞かされていたため、自分に力があるのなら、その力を持つ自分が人を助けるのは当然のことと言います。例えそれが見ず知らずの人のためでも。それを聞いた翔は自分とは根本的に考え方が違うと感じますが、彼女の信念を曲げさせたら友達にすらなれないと思い、引き続き彼女に協力することにします。その後、都の能力を解明するために色々と実験した結果、今までのは都の固定観念による能力の限界であることが分かり、かなり自由度の高い能力であることが判明するのでした。
翌日、ナインボールに遅めの昼食を食べに行くと、バイトが終わった都が同じテーブルについて一緒に昼食を食べます。その後、第二の石化事件が発生した場所を調査しようと外へ出ますが、途中で春風がうつむきがちにおどおどと歩いていました。しかし、翔の姿を見るなり人格が変わったため、翔は諦めて彼女に近づきます。そして、春風は翔の手を掴んで秘密を話すと言いつつ魅了の力を使ってきたため、都が割り込んで能力を止めさせます。一触即発状態の都と春風ですが、この場は春風が退き、2人は彼女から離れます。その後、第二の石化事件の現場を見ますが何も分からず、第一の石化事件の現場である公園にやってきます。そこでどんな犯人が推理しますが、結局アーティファクトの能力を複数持っていたと仮定してしまえば誰でも出来る犯行のため、現場を押さえる以外に方法がありませんでした。犯人を見つけ出せるとしたら都の能力で他人の記憶を奪ってその中を見ることですが、その話をしているとずっと後をつけていた希亜が話に割り込んできます。都は彼女に協力しようと言いますが、希亜は都の能力を「メルクリウスの指」と呼び、自分の能力「ジ・オーダー」には劣ると評します。2人は彼女のゴスロリ衣装と言動から希亜は中二病患者ではないかと疑いますが、突っ込むよりも先に彼女を仲間に引き入れることを優先します。希亜は犯人を見つけられる能力を持つ都と組むことが魅力的な提案と言いますが、そこへ翔が待ったをかけます。まだ希亜が犯人ではないという証拠がないからです。もしも手を組むのならそちらの能力を明かすべきと言いますが、希亜から翔の能力について聞かれ、翔は痛いところを突かれたと思いつつも、「わからない」と答えます。しかし、当然ながら希亜は信じず、逆に都に何故翔と手を組むのかと聞きます。すると、都はこの世で1番信用できる人物だからですと即答。しかし、希亜は翔を石化事件の犯人だから能力を明かさないのだと言ったため、都は本気で怒ります。翔は都を制止し、自分の記憶を奪えば無実が証明できると言います。そして、都は能力を使いますが、記憶を奪った都は激しく動揺し、翔を置いて帰ってしまい、ますます希亜に疑われてしまうのでした。
翌日、都は以前と同じ素っ気ない態度に変わり、翔と話をしようとしませんでした。しかも、授業中に何度も能力を使い、クラスメイトの記憶を奪っていたのです。翔がそのことを聞くと、都はこれが自分の責務だから1人でやらなきゃいけないと言い、翔に別れを告げます。それから数日、翔は腑抜けて何もしていませんでしたが、天に間を取り持ってもらおうとナインボールに夕飯を食べに行きます。そこで、都の祖父から最近帰りが遅いと言われたため、沙月からも夜に神社に来ていたことがあったと聞かされていたことから、天を駅まで送った後に、何となく都を捜していました。そして、神社に着いてひとまず休憩しているとソフィが久しぶりに姿を現し、話をしますが、そのとき、翔は1つだけ都に知られてはいけない記憶が自分にあったことを思い出します。それは、幻の炎の能力を使っていた生徒を都が間接的に殺してしまったとソフィに教えてもらった記憶でした。自分の迂闊さに気付いた翔は、ようやく都の最近の態度と行動に合点がいきますが、ソフィは都が能力を濫用していると聞くと、かつての男子生徒のように力に飲まれたと言います。翔はそれを否定しますが、ソフィはアーティファクトの強い力を持てば人は変わってしまうと忠告します。翔はソフィに協力してもらい、スマホでメッセージを送りながら都を捜します。すると、都から「魔眼のユーザーを見つけました。責任を果たします」とだけ返事がありました。嫌な予感がした翔は必死で捜しますが、ふと神社に戻ってみるとそこにはソフィがいて、ソフィの足元には石化した都の姿がありました。石化した都を見て立ち尽くす翔に今が覚醒のときとソフィは言いますが、翔は動こうとしなかったため、ソフィは2人を見限り次の可能性を探すと言って姿を消します。ソフィがいなくなった後、翔は物言わぬ姿となってしまった都に「帰ろう」と声をかけるのでした。
【2つ目の枝】
「輪廻転生のメビウスリング」のイベント中、大地震が発生したため急きょイベントは中止され、コスプレ姿の都が数少ない参加者を安全な場所へと誘導していましたが、それに従わない猛者からカメラで撮られていました。その様子を眺めていた翔は、カメラ小僧たちに写真を撮られて困っている都を置いて帰るのは気が引けたため、彼女のフォローに入ります。
翌日の放課後、与一と廊下を掃除していると、教室の中で都と何か話し合っていた沙月に呼び出されます。翔が2人のところへ向かうと、紗月は都が心霊現象に悩まされているからと翔に都を家まで送るよう命令します。沙月が教室を出て行った後、翔が校門前で集合でいいかと聞くと、都は頷き2人は一緒にナインボールに向かいます。そして、道中はあまり会話が盛り上がらなかったものの、お店に入った後は、さっきとは打って変わって会話が盛り上がり、楽しい時間を過ごします。その後、家に帰ると何故か天が待っていました。天のワガママで夕飯を奢るハメになった翔は、夕飯を天と一緒に食べ、彼女を駅まで送って家に戻ると、そこには昨日神社に落ちていたぬいぐるみが置いてありました。翔はとりあえず、それを棚の上に移動させますが・・・。
それから人体石化事件が起こり、学園でもユーザーの男子生徒が炎を出して暴れたため、その男子生徒を都と翔が協力して取り押さえ、都が男子生徒が持つアーティファクトを奪います。アーティファクトを奪われた男子生徒は炎に包まれ、その炎が爆発しますが、そのとき都が小さな悲鳴をあげたため、翔は咄嗟に都を庇います。その後、ソフィからアーティファクトのことを聞き、回収に協力することになった2人は、まず「魔眼」のユーザーを捜すことにしますが、3年の香坂春風、ナインボールの常連の1人・パフェクイーンの2人がユーザーの疑いがあったため、その2人を調べることに。そして、天の能力を使って春風と接触を試み、翔はナインボールで彼女と1対1で話をしますが、春風に手を握られ魅了の力を使われたため、必死に手を振り払い、魅了を防ぎます。そのとき、都もユーザーであることが知られてしまったものの、春風は次に会ったときに自分の能力を明かすと言って店を出ます。その後、自分を睨みつけていた希亜と話をして、家に戻ってくるとソフィが姿を現したため、希亜のことについて話すと、ソフィは魔眼のユーザーを殺されてアーティファクトが行方不明になったら困ると言います。そして、アーティファクトを回収する方法は、アンブロシアという霊薬で仮死状態にして切り離す方法で行うことを教えてもらい、その霊薬を使うか都の能力で奪うかという話を翔がしようとしたところ、都からメッセージが届いたため、話が中断し、ソフィは帰ってしまいます。ソフィが帰った後、翔は都への返事をしますが、どういう返事をしたらいいか迷っている間に彼女のことが好きになっていることに気付くのでした。
その後、第二の人体石化事件が発生。都は魔眼のユーザーに対抗するために自分の能力を向上させようとし、翔も自分の都への想いに気付かれないよう必死に表情を抑えながら彼女の能力向上に協力します。その後、2人で2つの石化事件を調査しますが、第一の事件があった公園で希亜と遭い、翔が犯人と疑われたため、犯人ではないことを証明するために都に記憶を奪ってもらいます。しかし、翔から記憶を奪った都が固まってしまったため、翔が声をかけると、彼女は何故か猛烈にオロオロし始めます。そして、お腹を押さえながら頭が痛いなどと意味不明な言動を繰り返し、ごめんなさいと謝って去ってしまいます。翔はまだ自分への疑いは晴れてないよねと希亜に言いますが、都の反応を見て翔の記憶の何を見たのか気付いた希亜は、鈍感な翔に呆れ、興が削がれたと言って去ってしまい、その場には翔1人が取り残されたのでした。
それから数日後。都は翔を避けるようになっており、翔もそんな都の態度から振られたものと思っていましたが、与一が皆で遊びに行こうと誘ってきたとき、翔は一旦断りますが、与一から都が翔が一緒なら行くという返事をしていたと聞き、行くことにします。そして、どこかのタイミングで2人きりにするからと言われます。これはクラスメイトの総意でした。そして、実際に都と2人きりになった翔は、もう彼女に自分の気持ちが知られているのならと玉砕覚悟で告白します。そして、下心があって都に協力したから、都が言うような男じゃない、だから忘れてくれと言ってその場を去ります。都の反応が薄かったことから振られたと思い答えを聞かずに逃げた翔ですが、帰り際、再び2人きりになったとき、翔が帰ろうとすると都が翔の腕を掴んできます。都は翔に自分だけ言いたいこと言ってずるい、まだ続きがあると思って待ってたのに話すだけ話して行っちゃうなんてずるいと、何度もずるいと口にします。翔は自分がハッキリと振られる怖さから逃げてしまったことを認め、今度は都が返事を出来る言い方で告白します。「俺と付き合ってくれ」と。都は翔のことを、自分にないものをたくさん持っていると言い、そんな新海くんと一緒にいたかった、だから協力をお願いした、新海くんが下心で私に協力してくれたならたぶん私も下心と言います。彼女は自分の行動に自覚がなくて翔の気持ちに気付いたのもつい最近のことでした。翔の記憶を奪って気持ちを知って初めて自分の気持ちに気付けたのです。そして、都も翔のことを好きだと言い、翔の付き合ってくれという告白に対し、「はい」と答えます。翔は都に対して背中を向けていたため、今度は目を合わせて言いたいと言い、振り向いて改めて告白します。こうして2人は恋人同士になったのでした。
恋人同士になった翌日2人はデートをしますが、その翌日は都がバイトだったため、日中は会えませんでした。しかし、夜になると都がケーキを持って翔の部屋を訪ねてきたため、2人でそのケーキを食べることにします。そのとき良い雰囲気になりキスするかどうかというタイミングでソフィが出現。ソフィはこの枝の都は無事のようねと言い、翔が枝のことを聞くと、ソフィは枝とは並行世界のことで、アーティファクト「世界の芽」の力によって枝の可能性を知ることが出来ると言います。そして、この枝の2人に別の枝で起こったことを話に来たと言います。そして、今から2日前・・・2人が恋人同士になった日、別の枝では魔眼のユーザーによって都が殺されたと教えます。別の枝で起こったことの詳細を話すと、魔眼のユーザーは成長しているから気を付けなさいと忠告します。魔眼のユーザーは最初は表皮だけしか石化できませんでしたが、その枝では3人目の犠牲者となった都は体の内部まで石化して砕かれていました。つまり、魔眼のユーザーはアーティファクトの力の全てを引き出しつつありました。それを聞いた都は並行世界では自分が殺されたことについてショックを受けましたが、ソフィから別の枝では魔眼のユーザーを見つけたことから、この枝でも魔眼のユーザーを特定できる可能性を残していると言われると、再び彼女の瞳に力が戻ります。上手く立ち回れば魔眼のユーザーを止められるかもしれない・・・しかし、都は身体の震えが止まらず、ソフィが去った後もケーキを食べようとして上手くフォークが使えませんでした。自分が死ぬとは思っていなかった・・・そこまで想像が出来なかった都は、並行世界では殺されたという事実に怖くなりました。しかし、翔に手を握られ、無理しなくていい、都に傷ついてほしくな、都に死んでほしくないと言われると、翔に握られた右手の震えが止まり、折れたくない、炎に恐れず立ち向かった翔くんに見合う彼女になりたいと覚悟を決めます。それでも左手はまだ震えていて、まだ怯えている彼女を翔は抱きとめ、俺が守る、都は死なせないと伝えて彼女を安心させ、彼女の不安を恐怖を払うことが出来るならと都にキスをするのでした。
週明け。翔は魔眼について推理しますが、そのときある違和感に気付いたため、放課後、都や天がいる前でソフィを呼び出し、その疑問点について聞きます。それは、都のアーティファクトには名前がないはずなのに、何故、ソフィは魔眼のユーザーのみ“魔眼”と呼んだのか・・・ということでした。アーティファクトはセフィロトが管理している物とそうでない物の2種類あり、都や天の持つアーティファクトは後者、魔眼のみ前者でした。そして、ソフィが魔眼のユーザーを優先しているのもセフィロトが管理しているアーティファクトが流出したからでした。翔は魔眼のユーザーについて知っていることがあるなら教えろとソフィに要求しますが、ソフィは機密事項だと言って話そうとしませんでした。しかし、翔が都の命がかかっているんだと激昂すると、ソフィは都には死なれたら困るとしぶしぶ魔眼について1つだけ情報を与えます。それは決して1人で対峙してはいけない、2人以上いれば魔眼の能力を防ぐことは容易いというものでした。ソフィが去った後、魔眼のユーザーは誰か話し合いますが、天は「アガスティアの葉」の掲示板でエデンの女王・・・春風がオフ会の話をしていたことを思い出します。そのオフ会はユーザー同士のオフ会の可能性が高く、その中に魔眼のユーザーもいたかもしれないと考え、先ずは春風の記憶を都の能力で読み取り、オフ会の中にいた人たちの記憶を1人ずつ洗い出ししようということでその日は話がまとまります。翌朝、天の能力で都の存在感を薄くし、翔が春風に話しかけてオフ会のことを聞き、オフ会の記憶を取り出しやすくした結果、記憶の読み取りに成功します。春風は確かにオフ会に参加しており、男女4人の人間と会っていました。その内、男1人、女1人と3人でオフ会後も会っており、その場所は夜遅くの神社でした。別の枝で都が殺されたのも神社であり、何か関係があるのではないかと考えます。放課後、ナインボールで希亜を待ってた翔たち。いつも通りお店に入ってきた希亜に声をかけ、魔眼のユーザーについての情報を餌に頭数が欲しいと希亜に協力を要請します。すると、希亜が見返りを要求してきたため、1週間パフェを奢ると言うと、希亜はアッサリと引き受けるのでした。
その日の夜、4人は張り込みをしますが、時すでに遅く、3人目の犠牲者が出ていました。その石化した男子生徒は白泉の生徒で春風が会っていた人物の1人でした。それだけじゃなく男子生徒は遺書を残しており、自分が魔眼のユーザーであることと、罪の意識から逃れるために自分自身を石化すると書かれていました。翔はとりあえず、都と天に沙月にこのことを報告するように言い、自分は石化した男を調べてみることにします。そして、ソフィを呼び、アーティファクトがどうなったか聞きますが、ソフィはここにはないと答えます。次のユーザーを探しに移動したか、もしくはこの石化した男は魔眼のユーザーではないか・・・いずれにせよ、翔たちが動き回ってることが相手に察知されていたことは明白で、すっきりとしない幕引きとなるのでした。
それから数週間後。結局何も分からないまま日にちだけが過ぎていました。翔の部屋で半同棲生活状態となっていた2人。石化した男子は「アガスティアの葉」の管理人で、魔眼のユーザーかどうかは不明。まだ魔眼のアーティファクトは回収されていないため、どこかに新しい・・・もしくは本当の魔眼のユーザーがいるはずでしたが、3人目の犠牲者以降、誰も石化していませんでした。ソフィは2人の前に久しぶりに姿を現し、この枝での役目は終わったから次の枝に行くことにすると言って、翔たちに別れを告げます。都のアーティファクトもまだ必要になるかもしれないからと、都に預けたままで。ソフィが去った後、翔は少し不機嫌でした。それは自分自身に腹が立っていたから。都の手元にアーティファクトがある限り、いつ魔眼のユーザーに狙われるか分からない。彼女を守る力が欲しいのに、何故自分の能力は不明のままなのかと。頭を冷やすために1人でベランダで涼んでいると、都が心配して声をかけます。そして、都は違う枝で殺された自分が何故仲違いして単独行動していたのか話します。それは仲違いではなく、翔に良いところを見せたかったからではないかということでした。翔の気持ちを知ったから、翔と釣り合う自分になるために単独行動を取ったのではないかと。翔はその理由を聞くと、都は翔が火事のとき天のために必死になってただのクラスメイトだった自分のことまで守ってくれたため、そのときに尊敬すると同時に好きになっていたから。翔の気持ちを知って、自分の気持ちに気付いて・・・だから自分も頑張らなきゃと思って暴走しちゃったのではないかなと話します。そして、1人で魔眼のユーザーに挑んで殺されてしまった・・・だから私は翔くんと一緒にいなきゃダメなんだと言って、翔の手を握ります。そして、翔くんがいるから私は大丈夫と言うと、翔は絶対に都を守ると約束するのでした。
それからもイチャイチャと恋人生活を続けていた2人。そんなある日のこと、エッチして中出しされた精液を都がアーティファクトで取り出そうとしたところ、自分のスティグマが広がっていることに気付きますが・・・。
9-nine-ここのつここのかここのいろ 感想
都ちゃんが可愛すぎる件。体験版のときからそう思ってましたが、体験版以降のお話の中では更にパワーアップしてもっともっと可愛くなっていました。いやー、この子はマジ天使やわ~。もう可愛すぎて何度悶えたか分からんw しっかりしているように見えて天然でうっかりさんで、お腹押さえながら「頭が痛い」とか、翔のことを名前呼びにしようとして何故か名字で呼んじゃったりとか、そのありとあらゆる言動が男心をくすぐりましたw もう本当に可愛かったわ~(*´Д`*)b(語彙力低下
シナリオの方は面白かったんですけど、結局何も分からず終いです。すっきりしません。完全に続編モノになってます。全て終わるまで待てる!っていう人は、シリーズが完結するまで待った方が良いかもしれませんねw だって次はいつ出るか分からないもの(´ー`) Campusのウソシリーズみたいに半年毎に続編を出してくれるなら良いですけどね~。まぁでも、面白さは保証するので、興味があったら是非やってほしいですな。ちなみに、1つ目の枝が“都の死”という衝撃的な結末なので、多少覚悟して見る必要がありますね。ショックでした。あんな姿の都ちゃんはもう2度見たくないです(;´д⊂) 並行世界のお話になるので、今後もヒロインが死ぬパターンがあるということは心構えとして持っていた方が良さそうですね。
Hシーンは3回。本番Hは4回。最後に2連発あります。1回目は正常位、2回目はフェ○→対面座位、3回目はウェイトレス騎乗位→お風呂場バックです。都ちゃんはおっぱいがそこそこ大きいので期待してましたが、おっぱい見せたのは最初の正常位と最後の騎乗位の2回のみ。対面座位は腕が邪魔で見えず、バックはお尻からのアングルだったため見えず。シーン回数からすれば半分なので、まぁこんなもんかなと。せめて最後のバックがなぁ・・・正面からだったら良かったのに。騎乗位もウェイトレス姿のためメガネしてるし・・・。メガネの脱着可にしてほしかったわw でもまぁ、Hシーンは全てアニメーションで動いてくれるのでそこは良かったですね。すごくエロかったし、実用性もバッチリでした。何よりHシーンでも都ちゃんが可愛すぎるので良かったですw 個人的には有料でもいいので、Hシーン追加パッチをお願いしたいw
まぁそんな感じで。ストーリーは面白かったし、シリアスな内容の中にもイチャラブが結構あったし、ロープライスという点を考えれば長さも充分な内容だったと思います。中二病設定とか好きな人にはオススメ。まぁでも、やっぱりフルプライスにして一気に終わらせる方が良かったなぁっていうのはありますね~。分割商法はあまり好きじゃないなぁ。今回限りにしてほしいですね。
さてさて、お次も2017年4月発売タイトルになります~。
「9-nine-ここのつここのかここのいろ」の公式サイトはこちらから↓
都ちゃんはマジ天使!可愛すぎます!!(*´Д`*)b
一言で、まあなんとも惜しい作品ですね。
ストーリーもキャラクターも、さすが有名メーカー「ぱれっと」だけあって、不満の一つもない満足な出来だったのに、
今作で完結しない分割作品のために、イマイチな評価になってしまっている気がします。
正直、絶対分割してロープライス作品にするべきじゃなかった作品ですよね。
これ、都編ですら本当に完結したのか疑問のままですし(本当の犯人がいるかもしれないのに一旦放置とかありなんですか?w)。
最終的には全ての謎が解けるんでしょうけど、一応はそれぞれのエピソードで完結しておかないと、このパターンでそれぞれの世界で放置を重ねていると、最終エピソードが大変になる気が……。
あと、ストーリーとは別に、それぞれ終わらせていないと、最終エピソードで、それぞれのヒロインがそれぞれの主人公とイチャラブするのを回収することになる気がするんですけど。
順番的に、「希亜編」でしょうけど、いいのかな~。
さすがにこれは消化不良ですので、続編は急いで欲しいですね。Campusのウソシリーズと同じ半年は結構微妙な長さの気がします。普通に内容忘れません?ww
>都ちゃんが可愛すぎる件
激しく同意。体験版未プレイでしたが一発で堕ちました。
お嬢様なのに感覚が庶民ぽいのも好みです。
どてら姿もきっと似合うに違いないw
>シナリオの方は面白かったんですけど、
>結局何も分からず終いです。すっきりしません。
1作品毎にテーマが違うのかなと思っていたので、
完全に予想外でした。
黒幕が裁かれるまで最低でもまだ3回もあるのか…。
あと都ENDのエピローグも後味がちょっと…
>Hシーンは全てアニメーションで動いてくれるのでそこは良かったですね。
>すごくエロかったし、実用性もバッチリでした。
>何よりHシーンでも都ちゃんが可愛すぎるので良かったですw
>個人的には有料でもいいので、Hシーン追加パッチをお願いしたいw
「おじさん、いくらでもチップ払っちゃう!」
和泉つばす先生の絵の可愛さを損なわない
よく出来たアニメで私も満足です。
>やっぱりフルプライスにして一気に終わらせる方が
>良かったなぁっていうのはありますね~。
>分割商法はあまり好きじゃないなぁ。
開発期間と資金の都合もありますが先が気になるので
早いうちに続編出して欲しいですね。
まぁ都ちゃんが期待以上に可愛かったので
作品的には満足していますが。
そうですね~。私もこれお話が面白いなぁ~と思ってたので、これがフルプライスで1度に終わらせていれば名作と言われてたかもしれないですね。
とりあえず自分は追い続けますが、完結したら今度は完全版商法になるんですかねぇ・・・w
今回のエピソードを次回までに忘れてしまうなら、当ブログのあらすじを読めばある程度は思い出せると思いますので、是非ご活用下さい(爆)
>お嬢様なのに感覚が庶民ぽいのも好みです。
>どてら姿もきっと似合うに違いないw
可愛いですよね。なんか見てると、ましろ色の愛理ちゃんに通じるものがありますwwwww
>1作品毎にテーマが違うのかなと思っていたので、
完全に予想外でした。
>黒幕が裁かれるまで最低でもまだ3回もあるのか…。
>あと都ENDのエピローグも後味がちょっと…
1つ1つで完結するみたいなコンセプトのはずが、次回へ続く的な終わり方になってて、ダメじゃんwwwって思いましたw
恐らく、2人以降も他の枝の話になって、最終的に都エピソードの枝に戻って解決させるっていうお話になるような気がします。
まぁでもどんな結末にはるかは楽しみです。
>「おじさん、いくらでもチップ払っちゃう!」
>和泉つばす先生の絵の可愛さを損なわないよく出来たアニメで私も満足です。
和泉つばす先生の絵が動くだけでも感動でしたw
ぱれっと作品は今後もアニメーションを導入してくれると嬉しいですね。動きも滑らかでしたし。
>開発期間と資金の都合もありますが先が気になるので早いうちに続編出して欲しいですね。
>まぁ都ちゃんが期待以上に可愛かったので作品的には満足していますが。
ですね~。Campus並に早ければ文句はありませんw
個人的には、春風さんが本命なので、それまでは楽しみにしています。けど、今回ので都ちゃんが1番好きになったかもしれないw
買う気ないから体験版やるか~ってノリだったんですが、主人公喋る都可愛い天最高で光の速さで購入を決定してしまいました。
ぱれっとはキャラの魅力が安定して高いからその辺は安心ですよね。天…こんな妹キャラをずっと待ってた気がするっ!!これが本当の兄妹の距離だよ!!って感じしてすごく好きです。
物語はすごく面白かったです。アクションよりサスペンス色の強いのがまた自分の好みです。
ただ、何も解決せずに「to be continue」ってこの先の商品展開とか大丈夫なんだろうかって思いますね…。
ロープライス分割はちょっと今手元が怪しい自分にとっては手が出しやすい形態で助かりましたけど、頼むから開発中断はやめてくれよ…?って内容なのは否めないですね。
完結してないことを除けばコスパは最高だと思います。
天ちゃんの距離感は自分も好きですね~。
ただ、ぱれっと×和泉つばす先生の妹ヒロインってシナリオがものすごく重くて基本的に妹が泣く運命にあるので、天ちゃんのエピソードはちょっと心配です。
大手のぱれっとなので開発中断はないと思います。今回は導入部だって思えば問題ないかと。個人的にはフルプライスで一気にやってもらった方がいいですけどね~。
まぁぶっちゃけ、元々続編モノって分かっている作品なので、こういうのは最後にまとめてやるのが1番だと思いますw
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