こんにちは浦田関夫です

市民の暮らしを守るための活動や地域のできごとを発信・交流しましょう。

東電の賠償金、国民につけ回し

2011年04月22日 06時19分47秒 | Weblog



 政府は、福島第一原発事故の被害に対する損害賠償金が、東電の支払い能力を大きく超える恐れがあるとして、東電以外の利用者に負担を求めることになる「電気料金の引き上げ」に検討に入ったということです。

 一企業の責任賠償に利用者へ「つけ回し」には納得できません。

 原発事故がいったん発生すると巨額の賠償金が発生します。
「原子力損害賠償法」では、原発1カ所当たり1200億円まで国が補償することになっています。そこを上まわる場合は、第一義的に電力会社が負担します。ただ、それだけでも足りない場合は、国が援助することになっており、国民負担が発生することになります。
そのために、全国の電力利用者に負担を求める案が浮上しているものです。

 それでも足りずに「消費税増税案」も浮上して、責任も対策も棚に上げにして「国民負担」ばかりではやりきれません。



 写真は、湯野浦の「ひわの袋」の写真です。

 5月頃には美味しい「ひわ」(びわともいう)が食べられることでしょう。
 
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「天上がり」

2011年04月22日 06時15分27秒 | Weblog


「天上がり」という言葉をご存じでしょうか。

 官庁退職者が民間企業に再就職するのが「天下り」
民間企業から官庁に就職するのを「天上がり」といいます。

 経済産業省原子力安全・保安院に原発メーカーや電力会社などの企業出身者(東芝・電力・三菱など)が少なくとも82人採用されてるといいます。
 
 職種は、安全規制業務に当たる「原子力保安検査官」などの仕事をしています。
出身企業がつくった原発を担当する例や、退職後に元の企業に再就職した例もあり、これで安全規制の実効性が保てるか疑問です。

 そもそも、原発推進の経済産業省のなかに、「原子力安全・保安院」という規制機関が存在すること自体、「アクセルに補助ブレーキ」がついているようなものです。

 原発という危険なものを監督するためには「独立した規制機関」をつくることが世界の常識です。
 それをやっていない日本は、「世界の笑いもの」になっているです。
 
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