三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「サルモン岬」 12

2010年12月27日 | 海南島史研究
 1969年2月に海上保安庁が出した海上保安庁水路部編『南支那海水路誌』第2巻(トンキン海湾北浜~香港島付近 海南島 西江 珠江)の「楡林湾」の項には、
     「鹿廻頭角 Lu-hui-tou Chao(Cape Saloman)は半島の南端で、高さ
    276mの鹿廻頭嶺 Lu-hui-tou Ling がある。
      三亜角 San-ya Ling はこの半島の西端で……」
と書かれています。同書でも、1954年版と同じく、鹿廻頭角=Cape Saloman と書かれていますが、1954年版にはなかった、鹿廻頭角の漢語音がアルファベットで付記されています。

 1981年1月に海上保安庁が出した海上保安庁水路部編『南支那海水路誌』では、地名はアルファベットで表記され、その漢字表記が付記されています。同書には、
     「Luhuitou Jiao鹿廻頭角は、Jinmu Jiao錦母角燈台の西北西方約5・7
    Mにあり、険しい海岸のある半島の南端で、その後方に峰(高さ275mがある。
      Dongmao Zhou東瑁州(東洲)はLuhuitou Jiao鹿廻頭角の西北西方約
    4Mにあり……
      Ximao Zhou西瑁州(西洲)はLuhuitou Jiao鹿廻頭角の西北西方約7M
    にあり……」
と書かれています。

 1991年3月に海上保安庁が出した海上保安庁水路部編『中国・台湾沿岸水路誌』には、
     「San-ya Chiangは、Chiao Lingとその南東方約9.5MにあるLu-hui
    -t’ou Chaoとの間に湾入している。
      Lu-hui-t’ou Chaoは半島の南端であり、その北方約1kmにあるLu-
    hui-t’ou Chao(高さ276m)の方へ隆起している。
      San-ya chiaoはLu-hui-t’ou Chaoの北北西方約1.5Mにあり、同
    半島の西端を成す」
と書かれています。
                                佐藤正人

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